みなさん…俺が今なにをしているか…わかりますか?
水遣りでしたぁ~
いやぁ、このめっちゃ広いゆうかりんランドに水遣りするのは疲れるぜ~
それにしても…寒いなぁ…
はやく家に帰ろう
「ただいま~」
しーん…あれ?幽香は?
リビングに行ってみると…
ソファーで寝ている…
この時代になんでソファーがあるかだって?
魅魔が作ってくれた、魔法で
幽香が寝ている隣に座る…
寝顔かわいいなぁ…
もう本当にかわいい…
頭を撫でたい…!
右手が勝手に動く…!
左手でそれを阻止しようと止める…!
いや、幽香寝てるのに起きたらどうするんだよ!
おこしちゃダメだって!幸せそうに寝てるんだから!
あぁ…ダメだ…止められない…!
「すぅ…すぅ…」
かわいいな…幽香…
あっ…なでてる…
しらない間に右手が幽香の頭をなでている…
あ、ありのまま今起こったことを話すぜ
左手で止めてると思ってた右手がいつのまにか幽香を撫でていた
なにをいってるかわからねぇと思うが俺もなにが起こったかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった……催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなものじゃあ、断じてねぇ
愛の力ってもんの片鱗を味わったぜ…
幽香の髪…さらさらだなぁ…
髪の毛ちょっとウェーブかかってるのに全然ひっかからないし…
本当にさらさらしてて気持ちいい…ずっと触ってたい…
「あぅ…うぅ…」
?幽香がなんかうめいている…かわいい…
いや、俺が頭撫でたから目が覚めそうなのか?
どちらにしろめっちゃかわいい!!!!!!!!
ちなみにみんな!俺の反応が落ち着いてきたとか思わないか?
前まで叫んでいたのにこの頃かわいい!ですんでるとか
俺もな、精神が成長して心の中で叫ぶことができるようになっているのだよ…
まあ、そんなことはいいや
「ん…とう…む…?」
幽香は眠たそうに目を細めながら起きる
かわいいおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!
ん?抑えられてない?何を言ってるのかちょっとわからないですね…
「ああ、おはよう」
「ええ…おはよう…」
なにか寂しそうな、名残惜しそうな感じの雰囲気を出しているので聞いてみる
「いい夢見た?」
「ええ、そうね…いい夢だったわね」
なにか楽しい夢を見ていたようだ…
夢の内容を覚えているみたいだな
「どんな夢を見たんだ?」
「……そ、それは…わ、忘れたわ」
なぜか俺を見て赤くなってそういう
どんな夢見たんだ…
まあ、楽しかったって言ってるし、よかったのかな?
「さてと…することも無くなったな…水遣りはしたし…」
とか考えていると…
「島夢…?」
「ん?なに?」
幽香に声をかけられたので幽香のほうを向く
すると、幽香は
「はい、あげるわ」
といって俺の手に花形の箱で、緑色のラッピング…されたものをくれた
チョコだ!わぁい!
だが俺にもやることはある
というか、幽香、チョコ渡すときはクールに渡してきたな…こういう幽香もかわいい…!
「幽香?」
「なに?」
幽香は不思議そうにこっちを向く
俺は幽香にチョコを渡す、これは俺が作ったものだ
「バレンタインってのは元々男女関係なく愛情表現というか、大切な人におくりものをする機会だからな、俺も幽香が大切な人だからさ、だからおくりものだ」
いつものテンションの高い好きだ!とかじゃなく、静かに、でもちゃんと自分の愛情を幽香に伝える
幽香は赤くなりながら
「そう…ありがと…私も」
そう言って、少し間を開けたあと
「―――」
小さい声で何かをいったが…聞き取れなかった…
?なんと言ったのだろうか…
それをたずねる前に幽香は自分の部屋へ急ぎ足で行ってしまった
窓から外を見るとマーガレットがたくさん咲いていた…
えぇと…花言葉は確か『心に秘めた愛』…
まあ、今は関係ないかな?