真の勇者なら1人で魔王に勝てるよね   作:お茶に煎餅、お酒にチーズ

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ドラゴンクエストⅪの二次小説です。Fate/との微クロスなどもありますのでお気をつけ下さい。

初投稿なので至らないところが多いかと思います。とりあえず1月の1日、2日、3日とそれぞれ1話ずつの合計3話を投稿したいと思うのでよろしくお願い致します。





序章 勇者と不気味な大国
勇者、大地に誕生す


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 緑豊かな草原に緩やかな風が吹き抜ける。連なり聳え立つ山々には青々しい葉を付けた木が生い茂り、生物たちに自然の恵みを与えれくれていた。

 

 

 

 荒れ果てた山岳地帯に流砂が舞う。激しく照りつける太陽によって水と植物は枯れ果て、故に人間は自然の摂理と生命の尊さを知る。

 

 

 

 見渡す限りの雄大な大海原に波がさざめく。世界の大半を占める海は広く大らかで、生きとし生けるもの全てを包み込むかのようだ。

 

 

 

 晴れやかな青空に白い雲が流れる。朝になって太陽が昇り、夜になって太陽が沈み、代わりに月が浮かんでは再び朝が来て、それを繰り返していく。

 

 

 

 世界が滅びない限り、時は常に巡り続けていく。

 五大国と称される強国が魔物の大群によって滅亡しても。かつて世界に光を取り戻したと伝説の〈勇者〉が生まれ変わっても。〈魔王〉と名乗る絶大な悪が大陸に君臨しようとも。なにも変わらず時を刻んでいくのみ。

 

 

 

 光と闇は表裏一体────故にこそ、光がある限り闇の脅威が消えることはない。

 ロトゼタシアに生きる者たちのため、世界を見守る〈命の大樹〉は新たな〈勇者〉となるものを選び出した。

 

 

 

 徐々に闇が世界に迫りつつある中、大樹が導く希望の光はユグノア王国に灯る。

 アーウィン王とエレノア王妃の間に生まれ落ちた赤子の左手の甲には〈勇者の紋章〉が痣となって存在した。王と王妃は歓喜すると同時に、愛しき我が子に課せられた重すぎる使命を憂いた。

 それでも〈勇者〉の誕生は世界にとって祝福すべきものであり、残る五大国に急ぎ通達を出した。通達を聞いた各国の王は喜び、これからの未来に希望を見出す。

 

 

 

 ところが、〈勇者〉の誕生を心待ちにしていたのは光の世界に住む者たちばかりではなかった。

 紋章には大いなる力が宿るとされており、一説によると〈命の大樹〉と繋がっているという説もあるらしい。

 闇に生きる者たちにとって、それが真実ならばとても魅力的に映るだろう。特に現時点で絶大な力を持ちながら尚も力を求め続ける強欲な者であれば、なんとしても手に入れたいと考えても可笑しくはないのかもしれない。

 そのため、ユグノア王国で四大国会議を行った日に魔物の大群が襲来したのはある意味で当然と言えた。

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 嵐による雨と風が吹き付ける月夜に、2つの人影が暗い森の中を駆けていた。雷光により絹のフードの奥に一瞬だけ見えたのは美しい女性と年端もいかない少女だった。

 2人はぬかるんだ地面を気にする余裕もないとばかりに走っている。女性の腕には揺り籠に入れられた赤子の姿があり、慌ただしい空気を感じ取っているのか、不思議と騒ぐようなこともなく大人しくしている。

 遠くから聞こえる雷鳴があっても濡れた地面を走る足音を消すには至らず、追っ手が掛かるのは時間の問題だった。

 

 

 

「はっはっは………うぅっ!」

「マルティナ! 諦めたらダメよ、頑張って!」

 

 

 

 激しい馬蹄の音と馬の嘶き。魔物たちの怒号が背後から響いてくる中、2人は必死に逃げ延びていた。断続的な雷鳴により音が、大雨により臭いが感じ取りづらくなっていることが彼女たちに味方していたのだ

 しかし、それも長くは続かないことは一目瞭然だった。刻一刻と魔物の姿は近づいて来ており、あと少しもしない内に追いつかれてしまう距離にいる。なにより女性が手を引いていたとはいえ、幼いマルティナの体力は限界近いと見て間違いなかった。

 

 

 

「──っ! マルティナ! 右の草陰に飛び込みなさい!」

「右!? ……はいっ!」

 

 

 

 運良く見つけた隠れられそうな草陰に身を潜めることに成功するも、やはり時間稼ぎにしかならないだろう。

 憂慮する女性は腕の中で大人しく、自らを真剣な瞳で見つめている愛しい息子。実の子と同じように大事に想っているマルティナを確認する。此処まで一度も泣き叫ぶこともしない愛息子。現実的に考えてあり得ない話だが、まるで“現在の危機的状況を正確に認識している”かのように冷静な息子は正直なところ異常だった。

 それでも彼女にとってはお腹を痛めて産んだ愛しい子供に変わりなく────故に、覚悟を決めた。

 

 

 

「……よく聞いて。このままでは魔物たちに捕まってしまう。それは分かるわね?」

「は、はい。エレノア様、一体どうすれば………」

「大丈夫よ。貴女たちは絶対に死なせたりはしない。私が囮になるわ。その隙にマルティナはこの子を────レイブンを抱えて逃げるのよ」

 

 

 

 命を賭した強い覚悟を決めた眼差しがマルティナを射抜く。

 マルティナは一瞬なにを言われたのか理解出来ず呆然としていたが、有無を言わせぬ眼光に意識を取り戻す。しかし、それはエレノアの提案を受け入れるという意味ではなく、彼女は年相応の少女のように涙ながらに抱きついてイヤイヤと首を横に振った。

 今よりも幼い時分に実の母を亡くしたマルティナにとって、エレノアという女性はもう1人の母親とでも言うべき存在だった。ユグノア王国へと遊びに来る度に護衛の騎士すら振り切って王妃の部屋に駆け込んでは護衛を困らせていた。優しく賢く美しいエレノアは彼女にとって理想の大人の女性像で、彼女を慕うまでに大した時間は必要なかった。

 だからこそ、それ程までに慕うエレノアを囮にして、自分は安全に逃げ延びるなんて許容できるはずもない。

 

 

 

 だが、譲れないのはお互い様でもある。

 エレノアは言葉ほどには、自分が囮になったところでマルティナたちが確実に逃げ延びられると楽観視はしていなかった。

 魔物たちが狙うのは〈勇者〉の生まれ変わりであるレイブンであることは明白。先程までレイブンを抱えて逃げて来たのはエレノアだったので、自分が囮になることはできるはず。

 だが、元々どうやって魔物たちが〈勇者〉の存在を嗅ぎつけたのかも判らない。なにかしら特定する方法があるならば、最悪の結末を迎えてしまう可能性があるのだ。

 ある意味で賭けの意味が強いと言わざるを得ない。博打にも等しい決断をしなければならない状況だった。

 

 

 

 それでいて妙に確信もあった。魔物たちに〈勇者〉の存在を特定する方法があるのは間違いない。魔物特有の探知方法とかであれば、今こうして隠れている場所が見つかっても不思議ではない。

 でも、そうはならなかった。一時的であっても魔物たちの目を誤魔化せている。要するに、魔物たちの〈勇者〉を見分ける方法はとても限定的な力であるのか、どこか漠然とした感覚を頼りにしているのかもしれない。

 博打であることは否定のしようもないが、決して分が悪い賭けではないはずという判断ができる。

 

 

 

「え……? で、ですが、それではエレノア様が危険です!」

「……ふふっ、マルティナ。貴女は本当に優しい子ね」

「笑い事ではありません! ……そうです! こうして隠れていればアーウィン様が助けに来てくださるはずです! ですから、エレノア様が囮になる必要なんて…………!」

「それが難しいことは賢い貴女なら分かるでしょう。此処までどうやって逃げて来たのか私だって覚えていないもの。あの人が私たちを見つけるためには、奇跡でも起きなければ無理よ」

「エレノア様……!私は……いえ、なんでもありません…………。ですが、どうしても一緒に逃げることはできないのですか!?」

「お願い、マルティナ。聞き分けの悪いことを言わないで。これしか貴女たちが助かる方法は………………」

「だぁぁうー! ぇうあー! ばぶばぶっ!!」

 

 

 

 互いを想い合うが故に意見が喰い違う。幼く未熟なマルティナは、大人であるエレノアの正論に強く反発することも出来ず、諦めと共に悲壮な覚悟を決めようとした時のことだ。

 それまで大人しくしていたレイブンが突如言葉として意味を成さない声を上げて、なにかを訴えるように手足を頻りに動かし始めた。何事かと驚いて視線を向ける2人だが、真剣な目で「あぅあぅ」と喋り(?)ながらモゾモゾと小さな手足を一生懸命に動かししているだけ。それでもなんとなくだが、2人の言い合いを制止しようとしているように見えなくもない。

 なにはともあれ、レイブンの可愛らしい姿に気勢が削がれてしまい苦笑を交わした、その時────草陰を横切った魔物と視線が合ってしまった。

 

 

 

「ひっ!?」

「──っ、逃げるわよ!!」

 

 

 

 咄嗟に揺り籠を保持している腕とは反対の手でマルティナを引っ張り、草陰から勢い良く飛び出す。

 獣道を縫うようにして宛てもなく逃げることだけを考えて走っていると、背後から先程の魔物と思われる嗄れた声が聞こえて来た。

 

 

 

「見つけたゾ! 勇者をこちらに渡せェェ──ッ!!」

 

 

 

 激しい雨音を切り裂くような甲高く耳障りな声に思わず振り向けば、首無しの騎士が禍々しい馬を駆って追いかけてきていた。

 ユグノア王家に生まれたエレノアは本格的ではないとはいえ、可憐な容姿に反して戦闘の心得もある。その彼女から見ると、2人を追撃している首無しの騎士は相当な難敵であることが読み取れてしまった。

 倒せないことはないのかもしれないが、幼いマルティナと赤子のレイブンを庇いながらではエレノアも無傷で撃退とはいかないだろうし、なにより後続の魔物を消耗した状態で相手出来るとは思えない。現実的な手段としては、このまま逃げ続ける以外に良案は思いつかなかった。

 

 

 

「あー、だぅ! ばーぶっ!!」

「大丈夫よ。レイブン、怖がらなくても大丈夫よ」

「あぅだぁー! あいっ! あーぶっ!」

「………レイブン? 貴方、一体なにを……?」

 

 

 

 そのとき、レイブンが再び声を上げる。

 怯えているのだろうと考えたエレノアは、背後の魔物を気にしながらも優しく宥めようとする。しかしながら、肝心のレイブンはそうじゃないと言わんばかりに小さな手足を動かして必死になにか訴えているようだった。

 けれど、息子の行動にエレノアは気が付けない。

 逃走経路を瞬時に選択して、腕に抱えたレイブンと手を引くマルティナの存在、追跡者に対する警戒に意識の大部分を用いており、賢王と呼ばれた父の血を継いだ聡明なエレノアでも他に気を回す余裕がなかったのだ。

 しかし、マルティナは無意識に凶悪な魔物に襲われている恐怖から意識を逸らすため2人を気にしていたお陰で、レイブンに起きた異変に気がつくことが出来た。

 

 

 

「あのっ! ……あ、あの、エレノア様? なんと言いますか、レイブンの左手にある痣が光っているようなっ?」

「えっ? 〈勇者の紋章〉が………っ!?」

 

 

 

 マルティナの言葉に驚いて確認すれば、左手の痣が神秘的で優しい雰囲気の温かい輝きを放っていた。見る者の暗い絶望を掻き消すが如く、眩くも聖なる光は2人の心に巣くった恐怖を消し飛ばす。

 遥か昔にロトゼタシアを闇で覆い尽くした邪悪の神を討ち滅ぼし、世界に光を取り戻した〈勇者〉には大いなる力の源となる紋章が有ったと言い伝えられている。聖なる光を放つ紋章を宿した〈勇者〉は〈闇を祓う者〉として、この世界に生きる人間たちの生きる希望と平和を守るために生まれてくるのだ。

 その希望の象徴が、誰にでも分かるほどに光り輝いているのはなにを暗示しているのか。愛息子の異変に、さしものエレノアと言えども思考のリソースを割いてしまったのは責められないだろう。

 

 

 

「きゃあ──ッ!!?」

 

 

 

 それが、致命的な事態を招いた。ただでさえ足場の悪い森、更には薄暗い夜半かつ豪雨によりぬかるんだ地面に足を取られやすいという最悪のコンディション。まともに走っていられた此れまでが奇跡のような有様だ。

 その上でエレノアに手を引かれて自身の全力で走り続けていたマルティナは、異常な光景に一瞬だけ足下の注意を疎かにしてレイブンたちに意識を向けてしまった。

 本来なら人の通らない獣道を走っていたことも要因として数えられるだろう。視界は効かず、足場は泥濘み、複雑な道という3コンボに加えて僅かに生まれた意識の間隙と常ならば小さな不運が重なり────木の根に足を引っ掛けた。

 

 

 

「──っ!? ………マルティナ……ッ!!」

 

 

 

 不運というものは重なるもので、ちょうど2人が走っていたのは崖にほど近い場所だった。

 不意の衝撃に手を離してしまったマルティナは呆けた表情のまま空中に身を投げ出してしまうが、エレノアという女性はどこまでも情の深い人間であった。咄嗟に揺り籠を片腕に抱えて、そのまま勢いよく崖下に向かって飛び降りたのだ。

 

 

 

「せめてっ……2人だけでも────ッ!!!」

 

 

 

 エレノアは落下中に加速することでマルティナをもう片方の腕で抱き締める。そして、悲痛な覚悟と共に眼下に見える荒れた大河を見据えた。

 3人が大河に飛び込む直前、彼女たちを中心として激しい光が放たれた。夜空を吹き飛ばすような発光の後────先程の発光にも劣らない光が空に幾つも瞬き轟音が世界を震わせた。

 エレノアたちが荒波によって姿を消した後、森の中の至る所に落雷によるものか焼け焦げた跡があった。しかし、不思議なことに樹々に落ちた雷はないようだった。代わりに、まるで“なにかの意志により狙い澄まされた”かのように落雷を受けた魔物たちが黒焦げになって散乱していた。

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 

 

 昨夜の嵐が嘘のような快晴の中、とある滝で腰を下ろして釣りに勤しむ老齢の男がいた。一向に釣れない魚にも焦る様子はなく、泰然とした様子で早朝の麗らかな日差しを楽しんでいるようだ。

 それだけで老齢の男が穏やかな人物であることが見て取れるだろう。昔の彼しか知らない者であれば大層驚くであろうが、それもまた笑い話になる。

 伝説のトレジャーハンターとして名を知られた男の姿は既になく、しかし結果よりも過程こそを重視した在り方は損なわれていない。釣りとはなにも釣果を求めるだけでなく、釣れなくてもその雰囲気を甘受することが肝要であるとか。その観点からすると、老齢の男はこれ以上ないほどに釣りというものを楽しんでいるのだった。

 

 

 

「──ゃー!」

 

 

 

 彼が釣りを始めてから幾ばくか過ぎた頃、不意に赤子の泣き声のようなものが耳に入った。

 そんなまさかと耳を傾ければ「おぎゃー! おぎゃー!」と切羽詰まったような声が川の上流から聞こえる。半信半疑で立ち上がると、ちょうど川の中にある岩の陰から赤子の入った揺り籠が流れてくるではないか。

 

 

 

「なんと……赤ん坊がこんなところに………!」

 

 

 

 男は大慌てで釣竿を放り捨て、脇目も振らずに水を掻き分けて駆け寄る。長時間座り続けていた所為か、身体が重いような気もするが形振り構わない。

 流される揺り籠をそっと掴んで覗き込んで見れば、生後半年にもならないであろう赤子が助けを求めるように泣いていた。なぜという疑問は取り敢えず捨て去り、しかし昨夜が近年稀に見る嵐だったことを思い出す。

 

 

 

「あの嵐の中、無事でおったとは………」

「あー、あぅー!」

「……ははは。笑っておる」

 

 

 

 幾つかの推論を立てながらも、男が手をそっと差し伸べたところで赤子が笑い声を上げた。赤子は嵐により荒れ狂った川を下ってきたとは思えないほどに元気だった。不安だったろうに不憔悴したような様子もなく、愛らしい姿に思わず男も笑いながら抱き上げようとして、ふと揺り籠の中に手紙を見つけた。

 気になって手紙を注視するところ、なにやら紋章のようなものが象ってある。それはトレジャーハンターとして世界中を旅していた男にとっては………いや、余程の田舎者でない限りは知っていて当然のユグノア王国を表す紋章だった。

 そういえば滝の先に延びる川をずっと遡った先にはなにがあっただろうと考えて、自らが導き出した推論に大きく目を見張った。

 

 

 

「もしや、この子は……」

 

 

 

 国の証である紋章を手紙に押印する権限を持つ者といえば一定以上の高貴な身分の者のみである。この滝につながる川を遡れば彼の国があり、即ちこの赤子はユグノア王国に関わりのある存在というだけでなく、まず間違いなく国で最も高貴な──────これ以上はやめておこう

 明晰な男の頭脳は瞬時に赤子の出自を導き出したのと同時に、つい最近耳にした“噂”から昨夜の嵐の中で起きた事件に限りなく近づいた。推測通りであればこの世界に生きる者全てにとって看過出来ないことで、しかし男にはどうすることも出来ないほどの大きな問題になるはずだ。

 それならば、今は自分に出来ることをするために。いつか伝えるその時のために、頭に留めておくだけで良い

 

 

 

「ひとりで、心細かったじゃろう」

 

 

 

 手紙を揺り籠に置き直して、赤子を優しく抱き上げる。グッと頭より高く掲げるようにして怪我がないか確認する間にも、赤子はどこか嬉しそうに笑い声を上げている。

 その様子に安心して、穏やかに語りかけた。

 

 

 

「────もう心配いらんぞ」

 

 

 

 そう言って更に高く持ち上げれば、赤子がキャッキャと楽しそうに笑って、釣られた男も軽やかに笑う

 赤子の無邪気な笑みを見て男は心に決めた。例え未来でこの子にどんな運命が待ち受けていても、少なくとも自分だけはタダの祖父でいようと。今日の出会いが〈命の大樹〉による導きであるのならばこんなにも嬉しいことはないと。

 老齢の男は、晴れ渡る大空に遥かな古代から浮かび、世界を見守り続ける巨木に溢れんばかりの感謝を捧げた。その姿を────〈命の大樹〉は常と変わらず見守っているのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







ここまでが1話目になります。
明日にもまた投稿するので面白いと思っていただけた方は是非読んでくれると嬉しいです。

それでは本日はありがとうございました。


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