真の勇者なら1人で魔王に勝てるよね 作:お茶に煎餅、お酒にチーズ
お気に入り登録者数が………遂に200人を突破しました!
率直にいって嬉しい限りであります!
まさか自分の初作品をこんなにも多くの人が見てくれているなんて、感謝感激雨霰とはこういう時に言うんですかね!?
190人を超えた辺りから、それから毎日増えていないかずっとソワソワしていた気がします(笑)
もっと私の嬉しさを伝えたいところですが、私が興奮していても気持ち悪いだけだと思うのでこの辺りにしておきましょう
前話で伝え忘れていましたが、今回の話で壱章は最後になります
というわけで、前書きから長くなってしまって申し訳ありませんが、どうか楽しく読んで頂ければ嬉しいです!
それでは、どうぞ!
無事に〈レッドオーブ〉を手に入れたレイブンたちの次なる目的地は旅立ちの祠になった
その過程に於いて、2人はデルカダール神殿で同じように〈レッドオーブ〉を狙う魔物に襲われるという思わぬ事態に見舞われた。どうにか力を合わせて打倒したもの、2人には少しの疑問が胸の中にシコリとして残ることになった
その日は夜も更けてしまっていたので、近くのキャンプで身体を休めている時、レイブンが切り出す形で2人は疑問を共有していた
なぜ魔物が〈レッドオーブ〉を狙っていたのか。厳重に管理されているはずのオーブの在処を知っていたことも腑に落ちない。まるで人間が如何やってか魔物に情報を伝えたかのようではないか
魔物たちは手に入れた〈レッドオーブ〉でなにをしようとしていたのか。イビルビーストがオーブを渡そうとしていた彼の方とは何者なのだろうか
結局のところ2人の中で答えが出ることはなかったが、お互いに似たような疑問を感じていたという認識を共有したことは良いことだったのだろう
レイブンとカミュは出会ってからまだ数日しか経っていないとは思えないほどに仲良くなっていた。元々気が合う性格だったこともあるのだろうが、短い時間に濃い経験を共有していたのが大きな要因だと思われる
その日2人は自然と眠くなるまで、焚き火を囲んで取り留めのない談笑に興じていたとか
明くる日、2人が旅立ちの祠に向かう日がやってきた。既に出立の準備は昨日の内に済ませている。武器や防具の手入れも忘れてはいない
レイブンもカミュも其々長期間の旅も経験しているので、この辺りは卒がないと言ったところだ。次の日に慌ただしく準備しながら片手間に腹を満たして、結局は出立の予定時間を超過するなんて遠足前の子供みたいな真似はしない
余裕を持って食事を摂り終わり、少し予定していた時間よりも早く出立することになった
旅立ちの祠までの道中にも当然ながら魔物はいるが、なるべく不必要な戦いは避ける形で先を進んで行く
とはいえ、2人が気をつけても魔物の方から襲ってくることは避けられない。丘陵地帯なので見通しが良く、姿を隠すことも儘ならないのだから仕方ないが
メソコボルトなんかは好戦的であるのか、レイブンたちに気がつくと集団で襲ってくることが多かった。戦闘中に仲間がやられて逃げることはないが、元から少数だと戦わずに逃げる姿を見る限り、群れを成すと強気になるタイプであることが分かった
そうして適当に魔物を斬り捨てながら進むこと暫く、2人は木立へと入った
この辺りはなぜか魔物の姿は見えなかったが、路とも言えない路は狭く、倒木なども多くて通るだけでも難儀する。途中でレイブンが倒木を大剣で叩き斬るという手段に出たりしたが、なんとか狭い場所で魔物に襲われるといった面倒な展開は避けられたようだ
木立を抜けた先は広い草原になっていた。視界を遮るものもないので、青空の下には鳥ではなくガルーダが何体も飛んでいる姿が見えた
「こっちで合ってるはずだよな………?」
「うん……多分。そうだと思うけど」
「おっ!アレじゃねえか?奥にある建物……!」
「本当だ……!それじゃあ行こう……っっ!?」
そんな会話をしながら、広い草原を見渡すようにして旅立ちの祠を探す。遠目にだが、カミュが其れらしき建物を発見した
レイブンも確認して、それじゃあ行こうかと言おうとした瞬間、背筋に電流のような感覚が走った。〈直感〉が反応した時に感じる寒気に従い振り返ると、此処より離れた丘の上に騎馬に乗って武装した兵士がいた
そして、兵士たちの中央に堂々とした様子で姿を現したのは、一際立派な黒毛の馬に騎乗したデルカダール王国将軍のグレイグであった
グレイグは馬に騎乗したまま丘の上から草原を睥睨すると、フードを脱いでいたがために素顔が露わになっていたレイブンを見つけて顔を険しく歪めた。まるで親の仇を見るような、暗い情念の篭った表情だった
「見つけたぞ。〈悪魔の子〉め………」
「くそっ!此処まで追ってくるとはな!」
レイブンが振り返ったことでカミュもデルカダール軍の存在に気づいて、悔しげに悪態を吐いた
その間にも、グレイグを筆頭としたデルカダール軍はレイブンを補足するや否や、馬に騎乗した状態のままで丘の上から駆け下りて来ている……!緩やかな丘というわけでもないのにこのような真似を容易く可能とするのは、グレイグたちが馬との間に強い信頼関係を持っているが故にだろう
馬を相手に走って逃げるのは分が悪い。必死の思いで周囲を見回す2人は少し離れた場所で草を食む2匹の馬を見つけると、一瞬の目配せの後に素早く動き出した
馬2匹は突然駆け寄って来たレイブンたちに驚きはしたもの逃げ出すことはなかった
運の良いことに鞍が着けられており、それを確認した2人は一息に馬へと飛び乗る。上腹もあるので思い切り走らせても鞍がズレるようなこともないだろう
手綱を捌いて向きを変えると、今は実際の距離よりも遥か遠くに思える旅立ちの祠に向かって馬を走らせるが、その背後からは既に丘を降り切ったグレイグたちが迫りつつあった
レイブンたちとグレイグ、両者が共に馬を駆ることにより互いの距離は大きく離れることも縮まることもなくなった
硬直状態になったと思われたが、直ぐに状況を見て取ったグレイグが動いた。自らより半馬身ほど遅れてついてくる部下に片手を上げて合図を送る。合図を受けた兵士が持ち出したのは弓、ではなく小型のボウガンだった
片手で扱えることができるように設計されたであろうボウガンに使われる矢は相応に短い。防具を纏った人間に痛打を与えるには少々弱いが、この場合に狙うべきはレイブンでもカミュでもない。馬の動きを止めてしまうだけで彼らの目的は達成できるのだから
レイブンたちの“脚”となっている馬を狙って、兵士がボウガンを構える
その攻撃の意志を〈直感〉により察知したレイブンが振り返り、素早く〈魔法の袋〉の中から鉄製の槍を取り出した。そして、槍の中程を握って水車のように豪快に手の中で回しすことで、レイブンが騎乗する馬の尻を目掛けて飛来したボウガンの矢を叩き落とした
神業といっても過言ではない芸当だが、騎乗している状態もあって仮に槍がなければ同じような真似は難しかっただろう。実際にはそうはならないと思うが、剣であれば勢い余って馬を傷つける可能性もあり、その点では穂先のみに刃があり長柄で取り回しやすい槍は最適な選択だったと言えるだろう
「おいっ!レイブン、大丈夫なのか……!?」
「問題ない……!危ないから振り向かなくて良い!前だけを見て走れ………ふっ!」
背後での攻防を悟ったカミュが振り返って尋ねる。場合によっては自分も加勢するつもりだったが、力強いレイブンの声が返ってきた
舌を打ちながらもレイブンに言われた通り、前を向いて馬を走らせることに注力する。短剣ではどうしたってボウガンの矢を叩き落とすにはリーチが短すぎる。カミュに今できることはただ馬を走らせることだけだった
その間にもレイブンは次々と放たれる矢を〈直感〉による擬似的な未来視の効果と自らの技量を駆使して、其れら全てを槍によって防ぎ切っていた
その時レイブンの腰の位置にある袋から青白い光が、膨大な魔力と共に放たれた。余りにも神秘的な光景にグレイグもデルカダールの兵士たちも手を止めてしまう
槍を持つ手とは反対の手で袋から取り出したのはレイブンが祖父のテオから譲り受けた〈魔法の石〉だった。徐々に発光は強くなっているのに眩しさはなく、優しく包み込むような光である
〈魔法の石〉を掲げるように持つと呼応するように、先程よりもかなり近づいた旅立ちの祠の扉が開く様子がその場にいる全員の目に入った
「逃すものかぁっ!!災いを呼ぶ〈悪魔の子〉め!!」
レイブンたちが馬の脚を早めた姿を見てグレイグが猛る。憎々しげに吐かれた言葉からは、やはり勅命以外にも極めて個人的な感情が窺えた
グレイグは素早くボウガンを取り出すとレイブンの馬を目掛けて矢を放つ。だが、其れも予見していたレイブンにより、片手でありながら見事と言うしかない槍捌きで叩き落とされてしまい届かない
妨害にも怯まず前に進み続けていたカミュが先に旅立ちの祠に続く石畳の通路に到達する。少しばかり遅れてレイブンも、更に遅れてグレイグ率いるデルカダール軍も迫って来ている
石畳の通路は幅も広いとは言えない。其れを見て取ったレイブンの行動は実に迅速なものだった
息が詰まりそうなほどの気合と共に右手に握る槍を大きく振り回すと、まるでブーメランのような容量で背後から迫るデルカダール軍に向けて投げつけたのだ
「ぬぅぅ……ぉぉおおおお────ッッ!!!!」
仮にも鉄製の槍をブーメランに見立て片手で投げたレイブンも大概だが、其れに対処したグレイグもまた尋常なものではなかった
通路は狭く背後には部下もいるために避けることが難しい状況。反射的に馬を止めてしまっても仕方ないと思わせるほどの勢いで飛来してくる〈鉄の槍〉を前にして、グレイグは一瞬も怯むような様子は見せず腰に帯びていた黒色の鞘に納まる剣を抜き放った
目の前に巨岩があれば其れすらも叩き斬ったであろうと幻視してしまいそうな裂帛に合わせて虚空に閃いた剣は、狙い違わず槍の中央を捉えて嘘のように遥か遠くへと吹き飛ばしてしまった
だが、元々レイブンの目的は攻撃ではなく、僅かでも時間を稼ぐための妨害に過ぎなかった
英雄の呼び名に相応しく足を止めなかったグレイグとは対照的に、陽光を反射しながら凄まじい風切り音と共に飛来する槍はデルカダールの精強な兵士と言えど恐怖を感じざるを得ないものであったのだ
微妙に思惑を外しつつも、確かに妨害の役目を果たしたお陰でレイブンはある程度の余裕を持って旅立ちの祠の扉の中に入ることができた
旅立ちの祠の中心部には〈魔法の石〉と同じ青白い光が柱のように立ち昇っていた。その光の中にいるカミュに続いて、レイブンも馬から飛び降りて光の柱へと到達する
すると、まるでレイブンを待っていたかのようなタイミングで青白い光の放出量が高まっていくのに合わせて扉が閉まり始める
グレイグは更に愛馬の脚を早める。しかし、後一歩のところまで迫ったところで青白い光が弾けるように光を放った瞬間、レイブンとカミュの姿はふっと霞のように消えて、旅立ちの祠もその役目を終えたように扉を固く閉ざしてしまった
「………………」
手綱を引いて愛馬を止めると、グレイグは鎧に身を包んでいるとは思えない身軽な動作で馬から降りる
ガシガシと重い足音を鳴らして旅立ちの祠へと近づいて………………その手前で屈みこんで地面に落ちていた布を手に取り立ち上がる。色褪せた深緑色の布切れは、レイブンが顔を隠すために使用していた物だった
手に持つ布を険しい顔で見つめた後、祠の扉を、その先で姿を消したレイブンを睨むようにして、グレイグは怒りに満ちた声で呟いた
「レイブン……。逃がしはせぬ。地の果てまで追いかけてやるからな…………」
自分自身に誓うかのような調子で呟いた言葉を最後に、グレイグは踵を返した
この件は一度王国に戻って報告する必要がある。場合によっては〈悪魔の子〉を逃した罪を問われるかもしれないが、それは致し方ないことである
しかし、なんとしてもレイブンだけはこの手で捕まえてみせる。確かな決意を滲ませるグレイグは手に持つ布切れを強く握り締めた
◇◇◇
一方、その頃────
青白い光に包まれて姿を消したレイブンたちは、気がつけば先程までいた旅立ちの祠と瓜二つの場所に立っていた
キョロキョロと周囲を見渡すも、グレイグは疎かデルカダールの兵士たちの姿も見受けられない。どうやら間一髪で逃げ切れたらしい。そう判断した2人は安心したような疲れたような顔を見合わせた
「ふぅ。なんとか助かったみたいだな」
「………もう少し判断が遅れていたら危なかったかもしれないね」
「だな……。取り敢えず、外に出てみるか………」
其れが物理的なものであれ、精神的なものであれ、なにかに追われるというのは酷く疲れるものだ。英雄グレイグとその精強な部隊に追われるという心理的圧迫感は相当なものであると思われた
レイブンは元より、カミュも〈悪魔の子〉の脱獄を手助けしたとして捕まれば死罪は免れないだろう。命が掛かっているのだから必死にもなる。その分の疲れは必然的に溜まるし、死が身近に迫るような感覚は暫く忘れられないものとなるに違いない
「しかし……此処は何処だ?見渡す限りなんにもねえぞ…………」
2人が外に出ると、其処は旅立ちの祠………………ではなく、デルカコスタ地方とは思えない見知らぬ山の中。樹々は疎か草花の一輪も見当たらない荒れた山の何処かに建つ祠にいた
カミュの言葉通り、遠くに見える風景にもなにかこの後の指針となりそうなものは見当たらない。村でも見えてくれたら、次の目的地としてまず其処に行くという選択が取れるというものなのだが。まあどちらにしても、山を降りるということは確定している
まだ陽は沈んでいない。山を降りるには時間が掛かるだろうが、今から休んで朝になるまで山で過ごすよりは麓まで降りてしまった方が安全だろう
とはいえ、流石に疲れが隠せない2人は暫しの休みを挟んだ後、重い腰を上げて下山のために足を動かしたのであった
◆ ◆ ◆
時は少し遡る────
それは、レイブンとカミュがデルカダール神殿の最奥部にてイビルビーストを打倒して〈レッドオーブ〉を手に入れた時と同時刻のこと
とある村で人知れず村の内部に侵入した魔物によって事件が起きていた
「くっ……しつこいのよ!このっ!あーもう、いい加減にしなさい!!」
ボンッ!ボンッ!と小さな、しかし鋭い破裂音が断続的に響く。その音に混じって人間のものではない、魔物の悲鳴が聞こえていた
その空間は霧が掛かったように視界が悪かったが、豊満な肢体に汗を滲ませる女性の姿だけは魔力の輝きによりハッキリと浮かび上がっている。頭の左右で2つに結われた美しい金色の三つ編みが揺れて、宝石のような紫の瞳が湯気に紛れた敵の姿を見据える
まるで舞い踊るように魔物の攻撃を躱して、詠唱もなしに掌から拳大の火球を放てば的確に魔物へと当たっていく
誰が見てもこの場に於いて有利であるのは女性の方だった。完全に流れを掌握しており、戦い方も危なげない慣れた様子だ。空間に立ち込める暖気により必要以上に体力を消耗しているようだが、それでもこのまま行けば時間は掛かっても女性の勝利は揺るがなかったはずだ
そう、何事もなくこのまま行くのであれば。外から聞こえてきた悲鳴に、心根の優しい女性は思わず手を止めてしまった
「な、なにをする!?止めろ、離せ……!!」
「おい女、これ以上の抵抗は止めろ!この男がどうなっても良いのか……?」
部屋の外からそんな声が聞こえてきたと思えば、影のような姿をした魔物に男性が引き摺られるようにして入ってくる
何処か粗野な印象であると共に、妙に陰気な雰囲気が特徴の中年の男性は抵抗しているが、魔物の力には敵わず引き摺られるがままだった。男性が此処にきた目的は装いを見れば明白である。少しおかしなところはあるが、この状況で其れを気にしていられる者はいない
「人質を取るなんて……!アンタたち卑怯よっ!!」
「へへへ……。そんなことはどうでも良い。無駄な抵抗は止めておけよ。おらっ!お前ら、捕まえろ!」
「ちょっ!?このっ、何処触ってんのよ!離しなさいってば!そもそもどうして魔物が里の中に…………むぐぅ!?」
絶体絶命の状態でも女性は怯まなかったが、しかし人質を取られてしまっては下手な攻撃はできない
影のような魔物の号令によって押し寄せた魔物たちが一斉に女性の動きを封じるべく掴み掛かってくる。胸や太腿を触れられたことに抗議の声を上げるが、それも直ぐに口を塞がれてしまい喋れなくなってしまう
上手く呼吸ができずに暴れるが、暫くして女性は気を失ってしまったのか、湯着に包まれた身体からは力が抜けていった
「……よし!漸く静かになったな。しかし、今日は運が良い!この女は上質な魔力をたくさん持ってやがる!これならデンダ様もお喜びになるぞ………!!」
魔物たちは嬉しそうな声を上げながらグッタリと力の抜けた女性とついでに気絶させられた男の2人を運んで部屋の外へと出て行った
其れから暫く経った後、再びその空間に人がやって来た。美しい金色の長髪に紫の瞳の女性は、入って来るなりキョロキョロと視線を彷徨わせながらなにかを探しているようだった
「あら……?お姉様ったら、何処に行ってしまわれたのかしら。此処から随分と離れた場所にお姉様を感じますし、もしかして私を探しに…………?少し残念ですが、お風呂はまた今度に致しましょう。まずはお姉様のところに向かわなくては……………」
髪型以外は先程までこの空間────お風呂で果敢にも1人で魔物と戦っていた女性に瓜二つの女性は何事かを呟きながら、言葉通りに少し残念そうな表情のまま部屋を出て行った
再び静寂の戻った部屋には纏わりつくような湯気だけが残る。それから暫くは店の女将が掃除のために現れるのみで、風呂に来る客はいなかった
どれくらい時間が経っただろうか。湯着に身を包んだ女性が1人で入ってきて腰を落ち着ける。肌を優しく撫でつけて汚れを落としながらお風呂を満喫していると、テラスに続く扉が開いた
恐る恐るといった感じに開かれた扉に視線を転じた女性は、サラサラの髪とツンツンの髪の男性2人が幼い少女を連れていることに驚いて。2人が自分とそう変わらない若い男性であることに気がつくと、揶揄うように悪戯っぽく笑って言った
「あら、やあねえ。女湯に入って来るなんて、お兄さんたら大胆なのね」
この後、直ぐに女湯に入ってきた理由を教えられて。2人の男性と少女という変わった集団が去ってから、妙な勘違いをしただけでなく、気取った台詞を言ってしまったことが恥ずかしくて1人悶えていたのは女性だけの秘密である
しかも、時間を忘れて悶えた所為で逆上せてしまい、女将に助けられることになってしまったりと、割と散々な目にあってしまい。今後は変なことを言うのは止めようと固く心に誓ったとか、誓っていないとか……………
これにて壱章の8話目、最終話が終わりました!
此処まで私の作品を読んで下さった皆様ありがとうございました!
前々話くらいからは少し早足気味に物語を進めてしまった気がします
相変わらず文章は安定していませんし、急に展開が進んで驚かせてしまっていたら申し訳ありません
もっと読んでいて手に汗握るような戦闘描写や日常的な話ではほのぼのできるようにしたいのですが、想像だけはできても実際に書くとなるとやはり難しいことだと再認識させられているところでございます
諦めずに書き続けていたら上手な作者様たちの領域にいずれは近づけるのか、最近は少し心配になったりもしますが、今はとにかく焦らずコツコツと続けていこうと思います
今回の話でグレイグから逃げるところなのですが、本当は此処でカミュが格好良く決めてくれる場面がありました
主人公の騎乗する馬の尻にボウガンの矢が突き刺さり、落馬してしまった主人公を颯爽と助かるというイケメンムーブは都合上なかったことにせざるを得ませんでした
期待していた方には申し訳ないのですが、どうしたって〈直感〉のスキルを持つレイブンが容易く落馬させられるとは思えなかったのです
ちなみに、実は槍を扱えるという設定にしたのはこの場面のためでした
逆に言えば、これ以降はレイブンが槍を使うようなことは現時点では考えていないので、私の気が変わらない限りはこれで見納めになりますね
最後の場面切り替えの後の話は原作では正確に描写されていなかったシーンなので、私が勝手に考えた展開となっています
弐章に続けるための伏線と言いますか、まあ実際のところ書きたくなってしまったので書いただけなんですけどね
原作での仲間会話などから大体あんな感じだったのではないかという、ただの妄想垂れ流しです
三つ編みの女性たちもレイブンほどでは勿論ないですが、密かに強化されていたりするので少し変だと思っても生暖かい気持ちで流して頂けると大変助かります
さて、長い後書きは此処まで、次話からは弐章に入っていくーーーーーのではなく、1話だけ閑話を挟みたいと思っています
序章から壱章に移り変わる時と同じだと思って頂いて間違いありません
閑話を1つ挟んだ後は直ぐに弐章に移る予定ですので「本編以外は興味ねえ!」という方がいらっしゃいましたら、大変申し訳ないのですが4週間後の投稿をお待ちくださいm(_ _)m
次の投稿日は2週間後の水曜日、6月12日になります
前述したように次話は本編ではなく閑話の予定ですので、興味のない方は読み飛ばして頂いても本編に差支えることはありません
それでは今回もお読み頂きありがとうございました