・本クエストの戦闘は、勝敗によってシナリオが分岐し、その後の報酬が変化します。
・本クエストは『撤退』することが出来ません。
・本クエストは、令呪および聖晶石による『コンティニュー』が出来ません。
・本クエストをプレイ中に、何らかの理由によりアプリが停止した場合、戦闘に敗北した事としてシナリオが進行します。電波が安定した場所でのプレイを推奨します。
本クエストを開始しますか?
▶「はい」
「いいえ」
藤丸立香。そして、マシュ・キリエライト。
彼らは、目の前で起きたあまりにも突然の出来事に呆然としていた。
『ヒーローショー』が終わり。ついに きれいなエリザの霊基を改造する為に、屋上を後にしようとした時、一緒に立ち上がった隣の きれいなエリザが
その崩れ落ちた彼女自身は、自らに起きた出来事が信じられないのか、目を見開いた状態のまま立ち上がる気配がない。
ただ、いきなりそんな光景を見た立香は、一体どうしたのかと座り込んだ彼女に近づいた。そして―――
―――――ドンッ!
胸に突然の衝撃を受けて、立香は後方に突き飛ばされた。
―――――ガシッ! ブンッ!
さらに、彼女の近くに居た いつものエリちゃんが掴まれると、抵抗どころか反応することすら出来ずに、マシュがいる方へ投げ飛ばされる。
デミではあろうとも、戦闘経験豊富なサーヴァントのマシュが反応できないほどの速度で投げつけられ いつものエリちゃんは目を回し、マシュ共々に後ろに吹っ飛ばされた。
そして、その次の瞬間
―――――キュピーン
そんな甲高い音が、彼らの周りから聞こえてきた。
「………あはは。死ぬ経験は何度もありましたが、走馬灯を見たのは初めてですね」
そんなことを呟く彼女の周りでは、つい先程までそこに居た観客たちが水晶のように固まり、砕け散っていた。
よく見ると、砕けた者たちが居た場所には、銀色の触手のようなモノがあり、少し前まで立香やマシュたちが居た場所を通って、彼らを突き飛ばした彼女の全身に突き刺さっていた。
「ッ!? きれいなエリザさん!」
「来るな」
ようやく、事態を認識したマシュが彼女を救助に向かおうとするが、魔力が込められた制止の声が彼らの身体を物理的に動けなくした。
「グッ………くっ…」
彼らは突然の出来事に、反射的に束縛から逃れようと全身に力を入れる。その結果、両足を床に着けて見上げるような体勢となった。
そんな彼らの瞳が捉えたのは、きれいなエリザを突き刺している触手の発生源であった。
あまりにも巨大な、円盤を背負った蜘蛛のようなナニカ。それに向かって、砕けた水晶が光となって吸い込まれていく光景は、根源的な恐怖を感じさせた。
「―――ッ! ―――ッ」
そして大量の汗を流しながら、歯を食いしばってソレを睨みつける彼女は、
どういう訳か、彼女だけは水晶化の影響を受けていないようだ。だが、逆に言えばソレは、攻撃を受けた彼女の怪我が明確に残っていることでもあった。
立香たちが今までに何度も経験した『血の匂い』が、彼女に少なくないダメージがあることを理解させられる。それでも彼女は、目の前に現れたのは正体不明のナニカから、一切目を背けようとしない。
「……システムへのハッキングから、集積した魔力を奪い取っての顕現。コレは私の落ち度ですね、仮想エネミーが自律行動することを想定していませんでした―――ですが」
彼女が、身体に突き刺さった触手を掴むと、触れた場所を起点として、銀色の触手が白く染まっていく。
「解析能力の強さが
触手が漂白される場所は、すぐにナニカの全体に広がっていき、最終的に立香たちの前に居た蜘蛛のようなナニカは、全身を白色に染め上げて動きを止めた。
「皆様から聞きました。本物のアナタには、地球のルールは一切通用しないと。
なら、私が設計したシステムで造られたアナタが、本物より明確に劣るのは当たり前です………。
本来のアナタならともかく、ただのプログラムでしかないアナタでは、私の持つ権限は超えられないし奪えません。
―――消えろ」
その言葉と共に、彼女は自身に刺さっている触手を握りつぶす。すると、潰された触手は砂のように崩れていき、立香たちの前にいた巨大な怪物は影もなく消えてしまった。
「カハッ――ハァ、ハァ……ウプッ」
身体に刺さっていた触手が消滅したことで、倒れ込みそうになる身体を、なんとか床に手を付いて支える。さらに彼女は吐き出すのを抑えるかのように、片手で口を塞いだ。
「―――――――――――――――ハァ…ハァ……フゥ」
「ッ――エリザさん!」
▶「(全力ダッシュ!)」
そして少しして、彼女が息を整えるのど同時に、立香たちに掛かっていた硬直が解ける。それを理解できた途端、立香たちはすぐさま座り込む彼女に駆け寄った。
「全身への刺傷。良かった、霊核までは届いていません。先輩!」
▶「うん! 『応急手当』!」
全身から血を流している彼女に、立香はすぐさま回復魔術を使用する―――いや、使用しようとした。
―――――ぎゅぅ
「ご無事ですね? マスターさん……マシュさん……」
そんなことを言いながら、まるで壊れモノに触るように優しく握られた彼女の手によって、立香が起動させようとした『応急手当』の魔術行使をキャンセルされた。
「治療は必要ありません。それより突然で申し訳ありませんが、お願いがあります。今すぐ、この特異点から退去して、カルデアに帰還してください」
▶「え?」
「エリザさん。いきなり何を言っているのですか?」
突然の申し出に、2人は困惑した。
「先程の怪物――私に攻撃を仕掛ける前に、自身にプロテクトを掛けていました。取り込んだのは良いモノの、消去ができません。なので―――取り込んだ私ごと、ダストデータにして処理します」
「エリザさん! どうか、情報の共有をお願いします!」
「………そうですね。時間に余裕があるのか分からないので、手短に説明します。
先程の怪物、どうやら私のシミュレーションゲームで出力された存在のようなのですが、生存本能なのか不明ですが、システムにハッキングして制御権を乗っ取ろうとしてきたのです」
先程の怪物が、ただの仮想エネミーだと聞かせれた2人は目を見開いた。
「どうやら、何か問題が起きた際に対処出来るように私の霊基へ移して置いた『最上級管理権限』を狙って攻撃を仕掛けて来たようですが……逆ハッキングして全部奪い取ってやりました」
「なら、問題は無いのでは?」
「いえ、全部奪い取りましたが。そもそも、この状態になるのが狙いだった可能性が高いです。私の中で消去できないように、こちらを侵食することもなく、一部を残して完全に閉じこもっています。
おそらく、私が眠るなり気絶するなりして、意識を失ったタイミングで乗っ取るつもりなのでしょう……」
「ッ!? だとしたら、尚更早く治療を!」
怪我をしている彼女が倒れれば、再びあの怪物が現れる。そう言われて治療を促すが、彼女は首を振って治療を拒絶する。
「むしろ丁度いいです……今の私には、先程の怪物の大部分を取り込んで魔力が潤沢。この怪物から奪った魔力で、この特異点ごと怪物を消し飛ばします」
「そんなッ!?」
ようやく、彼女の言葉を理解したマシュが愕然とする。つまり彼女は、自身の霊基に取り込んだ怪物を破壊する為に、このまま自爆するつもりなのだ。
▶「他に方法は無いの?」
「あるかも知れませんが、私は思いつきません。そもそも、こうして話している間にも、また暴れ出す可能性もあります。大人しくしている今のうちに、早くここから避難してください」
彼女の言葉は正しかった。
立香たちは知らないが、彼女が取り込んでいる存在は本物ではないとは言え、1サーヴァントでしかない彼女が抑えられていること自体がおかしい。
プログラムから生まれたから『最上級管理権限』に逆らえない?
そんなので抑え込めるのならば、アレは怪物などとは呼ばれていない。
あの怪物の同位体とも言うべき存在と面識のある彼女は、その危険性を特に理解していた。
あの怪物を倒せるのは、あの怪物のみ。
つまり今は、その力を取り込んでいる彼女しか居ない。
何かをされる前に、速攻で消滅させる。他の誰でもない自分の手で、閉じ込めた霊基ごと確実に、存在証明に成りかねない特異点ごと全部を消し飛ばす。
間違いなく最適解だった。
▶「『応急手当』! 起動!」
「えっ?」
だが、最適解が正解である保証はなく。そんなことに納得できるほど、彼らは行儀良くはなかった。
「何故、回復したのですか? 今の私へ下手に干渉すれば、マスターさんにも影響がでるかも知れないのに……」
▶「大丈夫だと思ったから」
「バカなの?」
純粋な罵倒をされた。
「そうですエリザさん。まだ、そうだと決まった訳ではありません。一緒に対策を考えましょう!」
「アレは、とても対策できるような存在では―――」
そこまで言って、彼女は唐突に言葉を遮って何かを考え始めた。
あの怪物の脅威は、言葉で説明できるモノではない。ならば、いっその事、直接体験させて理解させるのが手っ取り早い。
とにかく、今は1秒でも時間が惜しい彼女は、ある提案と言う名の取引をすることにした。
「対策と言っていいか分かりませんが。乗っ取られた私が主導権を取り戻すまで、暴れる私を無力化できるのなら、消滅させなくて済みます。
今の、怪物の魔力を取り込んで強化された私を、お2人は倒すことができますか?」
▶「それなら!」
「はい! レオニダスさん直伝の峰打ちで、エリザさんを無力化します!」
盾の峰打ちとは、いったい?
「成る程、自信はあるのですね? しかし、私はそれだと納得出来ません。実際に、先程のお2人は怪物の攻撃に反応できていませんでした」
「それはッ――」
「なので、私が今から全力で暴れてみます。本当に無力化できると言うのなら、私を倒してみてください」
▶「分かった!」
「では――」
彼女が立香たちから距離を取り、膨大な量の魔力を全身に
そのあまりの量に、彼女を中心に景色が歪み、極彩色の光が渦巻き始めた。
「これはッ――!?」
「殺さないように手加減しますが、今の私は物凄く強いですよ? 耐えられそうに無ければ無理矢理にでも退去させるので、そのつもりでお願いします」
「戦闘体勢に移行します! 先輩、指示を!」
殺されはしないが、負けられない戦いが始まった。
クエスト詳細
行動制限 クエストからの撤退を禁止
味方サーヴァントの全滅時に戦闘を終了
敵編成 wave 1 敵エネミー数 1体
敵エネミー詳細(wave1)
・名称 きれいなエリザ
クラス ルーラー
HP 200,000
チャージ攻撃
【EXアタック】
・敵単体への攻撃(ダメージは発生しない)
特殊ギミック
【これがあなたの望んだモノ】(開幕に付与)
・イベント中に交換された『エリちゃんスタンプの数』✕1のHPを毎ターン増やす状態を付与(永続/解除不可)
【これがあなたの求めたモノ】(開幕に付与)
・イベント期間中に消費した『APの合計』✕1のダメージを減らす状態を付与&攻撃を受けた時に中確率でチャージを1つ増やす状態を付与(永続/解除不可)
【私以外に不要なサーヴァントは居ない】(開幕付与)
・通常攻撃を行えなくする状態を付与&チャージ攻撃時に敵単体を退去させる状態を付与(永続/解除不可)
ドロップアイテム 特別再臨素材×4
分かりやすい解説
・戦闘開始時に永続効果の解除できないバフが、きれいなエリザに付与されます。
・交換所で使用した『エリちゃんスタンプ』の数だけ、きれいなエリザのHPが毎ターン増加します。
例)『選べる星5サーヴァント交換チケット(5000)』を2つ交換した場合、合計で「10,000」の『エリちゃんスタンプ』を使用したので
HP 200,000 + 10,000から戦闘が開始され、毎ターン10,000のHPが上限ごと増加します。
・イベント期間中に消費した『AP』の合計と同じ数が、きれいなエリザに与えるダメージから減少します。
例)『AP』を「40」消費するフリークエストを5回プレイした場合、合計で「200」の『AP』を消費したので、全ての攻撃&状態異常のダメージから、それぞれ200ダメージが減少します。
※イベント期間中に消費した『AP』なので、FGO本編でシナリオを進めるのに消費した『AP』なども加算されます。
・きれいなエリザが攻撃を受けると、中確率でチャージが1つ進みます。
・きれいなエリザは、通常攻撃を行いません。
・きれいなエリザから「チャージ攻撃」を受けたサーヴァントは、状態に関係なく戦闘から離脱します。
・きれいなエリザは、クラススキルに「対魔力 EX」をもっているので、一定の確率でデバフを
・使用サーヴァントが全員離脱すると敗北となり、バトルが終了します。リトライは出来ません。
・一度戦闘が始まると、途中で「撤退」することは出来ません。編成を組み直しての再出撃は出来ません。一発勝負です。
・きれいなエリザのHPを0にした場合、勝利シナリオに移行します。
・バトルに敗北した場合、敗北シナリオに移行します。
・バトル中に どのような理由でも、アプリが落ちた場合、敗北シナリオに移行します。
・きれいなエリザは戦闘中、極彩色の光を発生させ続けています。長時間の戦闘は、端末への負荷が大きい為、アプリが落ちる可能性があります。ご注意ください。