やはり俺の夫婦生活はまちがっている。   作:Seli

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メインヒロインが息をしてないだと!?


3話

〈八幡 Side〉

 

 

 

桜坂「渡辺星(わたなべあかり)ちゃん、可愛いよね。脚長くてスタイル良いし、オシャレだし。」

 

 

ふーん。ビッチっぽい感じがするし、俺みたいな奴とは合いそうに無いな。ああいう奴と関わると、絶対にろくなことが起こらない気がする。ってか、誰だ? あんな奴クラスにいたか?

 

 

桜坂「八幡くん? もしかして、知らないの?渡辺星ちゃんはクラスメイトだよ。

八幡くんって昔からクラスメイトの顔とか覚えないよね。」

 

 

 

桜坂が呆れた顔をしながら言った。

 

 

え、どうして俺の考えていることが分かったの?

桜坂さんエスパーなの?

 

 

桜坂「それぐらい分かるよ~。八幡くんたら考えていることが、すぐに顔に出るんだもん。

しかも付き合い長いしね。」

 

 

「そうですか…………。」

 

 

 

俺は考え事をしないと心で誓うのだった。

 

 

 

桜坂「八幡くんに聞きたいんだけど、星ちゃんみたいな子に話しかけられる方が嬉しい?」

 

 

桜坂は顔を赤くしモジモジしながら聞いてきた。

 

 

何で顔赤くなっているんですか、桜坂さん?

そんな怒らないでください。

 

 

 

「どうして、そんなこと聞いてくるんだ?」

 

 

 

桜坂「それは……………私が知りたかったからなんだけどダメかな?」

 

 

彼女は涙目で上目遣いをしながら言った。

なんなんですか、その目は。反則過ぎますよ、詩織さん? おっと、動揺のあまり名前で呼んでいたぜ。

どこかのあざとい後輩の攻撃を受けてなかったら、危うく勘違いするところだったぜ。

本当「詩織は可愛いな、ちくしょう。」

ん? 桜坂の顔が更に真っ赤になった気がするんだが気のせいか?

 

 

桜坂「急には反則だよ、八幡くん。いきなり名前で呼ばれて可愛いって言われたら驚くよ?」

 

は? もしかして口に出てたのか?

完全にやらかしちゃってるじゃねーか。

だから、桜坂さんは顔を真っ赤にして怒ってるんですね、分かります。

とにかく謝らないと。

 

 

「急に変なことを言って悪かった。さっきの答えだが、俺はああいうタイプはどちらかと言えば苦手な方だ。ビッチすぎて間違いなく無理だ。」

 

 

桜坂「そうなんだ…………。でも、八幡くんと仲が良いかおりちゃんやいろはちゃんは、星ちゃんにタイプが似てるよね?」

 

 

どうして折本と一色のことが出るんだ………?

まあ、言われてみれば似てる所もあるな。

 

 

 

「賑やかな点は似ているな。ってか仲良くは無いぞ。アイツらが、やたらと絡んでくるだけだで、俺は極力関わらないようにするまであるぞ。」

 

 

 

俺がそう言うと桜坂にジト目で見られた。

 

 

桜坂「そう言いながらも、中学の時はほとんど一緒に居たよね。あの2人と。よく遊びにも行っていたみたいだし……………。」

 

 

 

「それは桜坂にも言えることだろうが………。お前ら三人揃って、休日になったら俺の家に突撃してきたりしてただろうが。出かけるのを嫌がったら小町にめちゃくちゃ怒られるし、散々だったんだぞ?」

 

 

 

桜坂「それは……………八幡くんといたかったからで、かおりちゃんやいろはちゃんに負けたくなかったといいますか…………。

もしかして迷惑だった………?」

 

 

頼むからその泣きそうな顔は辞めてくれよ。完全に俺が悪いことしたみたいになってから………。

ってか、迷惑だったの前に何て言ったんだ?

小声で言っていて全然聞き取れなかったんだが。

 

 

「…………はぁ。別に迷惑じゃねぇよ。」

 

 

俺の返答を聞き桜坂は嬉しそうに言った。

 

 

桜坂「そっか。 やっぱり、八幡くんは捻デレだね!」

 

 

捻デレってなんですか、桜坂さん?

新しい言葉すぎて私気になります!

 

 

「捻デレって何だよ。そろそろチャイムなりそうだし、教室入るぞって…………何だ?」

 

 

俺は視線を感じそちらを見てみると、渡辺という女子が俺の方をジト目で見ていた。

 

 

やべぇ。ビッチとか言っていたの聞こえていたのか?

何か言われたらとりあえず土下座しよう。

 

 

俺が考え事をしていると、俺の方を見ていた渡辺という女子がパァァァと明るくなり、

 

 

渡辺「岬波(みなみ)くん!」

 

と言い、いつの間にか俺達の隣に来ていた、男子生徒に近づき話しかけていた。

 

 

うわぁ、俺は完全に勘違いしてたよ。恥ずかしくて痛い奴じゃねーか。

 

しかも岬波に対する態度が、ネコ被りすぎて恐ろしいまであるな…………。

おうおう、あんなに照れた顔までして。

あざとすぎて逆に感心するレベルだぞ。

 

ちなみに俺のクラスは、岬波と葉山という2人のイケメン男子がクラスの人気者となっている。

俺が絶対に関わり合いたくない人物達でもある。

 

「はぁ、アホくさ。ああいうことをしていて疲れないもんかね。女子が恋に落ちると、本当恐ろしいもんだな。」

 

俺がそう言うと渡辺から睨まれた。

解せぬ。

まあいい。早く教室に入って席に座るか。

 

俺は教室に入り、自分の席についた。

すると、隣に座っていた詩織が話しかけてきた。

 

 

桜坂「八幡くん、あんなこと言ったらダメだよ。後で謝っておいた方が良いよ。

 

渡辺さん、天神くんと夫婦実習一緒になれると良いね。私は人見知りだから、知らない人となるとちょっと怖いかも………。

だから、知ってる人と一緒が良いかな。」

 

彼女は笑顔でそう言った………

 

 

「ははは、完全に夫婦実習のこと忘れてたぞ。優秀な成績収めないと、平塚先生と結婚コースじゃねーか」って、この俺が知らない人と夫婦実習とか絶対捕まるパターンだぞ。

本当どうしたら良いんだよ…………。

 

ってさっきから制服引っ張るの誰だよ。

俺は誰がそんなことをするのか確認してみると、笑顔の桜坂さんがオーラを出しながら此方を見てました…………。

えっと、桜坂さん笑顔なのに凄く怖いんですが…………。

何で怒ってるの?

とりあえず、俺が何か悪いことをしたなら謝らないと!

 

 

「さ、桜坂さんど、どうしましゅた?」

 

 

緊張しすぎて噛んでしまったじゃねーか。

 

 

 

桜坂「さっきの平塚先生と結婚がどうこうって話を、詳しく教えてもらえるかな? 八幡くん♪ ちなみに、後でかおりちゃん、いろはちゃんにも伝えるから。」

 

 

はい、俺が口に出してたみたいですね。

 

俺は、これから起こる出来事に頭を悩ませながら机に頭を打ちつけるのだった…………。

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