やはり俺の夫婦生活はまちがっている。   作:Seli

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PSO2、テイルズオブヴェスペリアリマスター、キングダムハーツ3といい今月はやりたいゲームが多すぎて時間が足りない(´・ω・`)


4話

〈八幡 Side〉

 

朝の出来事の後に、授業が始まり夫婦実習のペアも決まったことにより、桜坂が更に不機嫌になり昼休みになった瞬間、一色を召喚しやがった。

ってか、桜坂はどうしてあんなに不機嫌になったんだ?

 

そして、俺は現在教室で正座させられている。

え、何で正座してるかって?

一色に言われたからだよ。反論しようとしたら、物凄い圧力かけてくるんだよ………

だから無闇に反抗せず、大人しく従い教室で正座して尋問を受けている訳だ。

 

 

怖すぎてすぐに逃げ出したいんだけど………。

 

俺の近くに、桜坂、一色、戸塚、材木座がいて、その集団をクラスメイト達が様子を伺っている感じだ。

 

 

おい、見世物じゃねぇから見るんじゃねーよ!

なんなら代わるか? 寧ろ代わってください、お願いします!

 

 

一色「先輩ー 平塚先生と結婚がどうたらってどういうことか教えてくれますかー?」

 

 

一色は黒いオーラを発しながら、ニコニコ笑顔でそう言った。

一色さん、笑顔がすごく怖いですよ?

 

 

一色は俺の一歳下の後輩だ。

中学の時のある出来事によってやたらと俺に絡むようになってしまった。

外見はよく男子に人気が出る容姿だが、いかんせん性格に難ありで非常にあざといのだ。

何も知らない男子は彼女の術中にはまり騙されているが、人間観察を極めた俺はその性格を瞬時に見抜き、離れようとしたのだがいつも捕まってしまう為に諦めた。

どうしてこうなった。

あざとすぎる後輩に絡まれるとか本当なんなんだよ…………。

戸塚、材木座と同様に付き合いが長い人物の一人でも

 

考え事をしていると桜坂が俺のことを心配しながら言った。

 

桜坂「い、いろはちゃん? そ、そこまではしなくても良いんじゃないかな? 八幡くんが流石に可哀想だよ…………。」

 

 

もっと言ってやってください、桜坂さん!

 

 

一色「詩織先輩は、先輩に甘すぎるんですよ!

厳しくいかないとまたどこぞの女の子を引っかけてきますよ? それにかおり先輩からもメールが来てるので、私はそれに従って先輩とお話してるだけです。」

 

腰に手を当てて、可愛らしい声を出しながらどや顔で俺と桜坂に携帯の画面を見せてきた。

そこには、一色さん宛に折本から送られたメール文があった。

 

えっと、なになに?

 

 

from:かおり先輩

 

「比企谷マジウケないわー。詩織ちゃんだと何だかんだで許しちゃいそうだから、いろはちゃんが比企谷から詳しく聞いて、しっかりお話してあげてねー。いろはちゃんが頼りだよ!

私は、放課後になったら合流するからそれまでよろしくね!」

 

 

一色「だそうです。なので、私は先輩に詳細を聞かないといけないんですよ♪

だから教えてくださいね、セ・ン・パ・イ♪」

 

 

えー、折本さん何を送っているんですか………

マジウケないんですけど。

ってか一色さん笑顔なのに怖いよー。

 

 

 

「何を送っているんだ、折本の奴は。ってか、一色は何で俺のことを知りたがるんだよ?

まあ、良いか。平塚先生に国語の課題で提出した作文について怒られて、罰として夫婦実習で良い成績取らないと、平塚先生に結婚しろとか言われたんだよ。何て罰ゲームなんだよ、マジで……………」

 

 

一色「うわぁ。あの先生容赦無いですね………

そこまでして結婚したいんですか。

ん? 夫婦実習良い成績取るってことは、ペアの人とイチャイチャするってことですか!? 先輩は誰となったんですか! まさか………?」

 

一色は桜坂の方を見ながら言った。

その瞬間、桜坂がムッとした顔をしながら

 

桜坂「私じゃないよ、いろはちゃん。私は、戸塚くんとなんだよ。八幡くんは、すごく可愛らしい人とペアなんだよ。」

 

 

あれれ? 言葉にトゲがあるぞ?

桜坂さんがまた不機嫌になったよ?

 

 

一色「詩織先輩じゃないんですか!? だ、誰なんですか? 」

 

 

一色は顎に手を当てて、ぶつぶつ言いながら考え始めた。

 

本当それだよな。ペアがまともな人だったら助かったのに…………

はあ、

「戸塚ならどれだけ幸せだったことか………。だが、詩織と戸塚のペアは、天使と天使の掛け合わせで天国だから、どっちにしても俺得だな」

 

 

桜坂「きゅ、急に名前で呼ばれたらビックリするよ。それに天使って……………」

 

 

桜坂が顔を真っ赤にしていた。

 

 

 

戸塚「八幡………。」

 

 

 

材木座「声に出てたぞ、お主。」

 

 

 

戸塚と材木座が呆れながら言った。

 

 

「マジかよ…………。」

 

 

俺がそう言うと、一色に両頬をつかまれ、彼女が頬を膨らませながら言った。

 

 

一色「むー。先輩は、何でナチュラルに詩織先輩口説いてるんですか! 私には言ってくれないのに…………。

それで、先輩は結局誰とペアになったんですか?」

 

 

「いひゃいぞ、いっひき。」

 

 

戸塚「一色さん、それだと八幡は喋れないよ?

それと、八幡のペアは渡辺星さんだよ。」

 

 

その名を戸塚から聞いた瞬間、頬を掴む力は更に強くなった。

 

 

一色「へー。あの後輩人気も高いギャルの渡辺先輩ですかー。それはまた面白いですね。先輩と全く真逆のタイプじゃないですか。あの人なら、先輩と間違いは起こらないですね♪」

 

 

 

一色は手を離して言った。

いろはす怖っ! 笑顔なのに声が凄く低いよ!

 

 

「いてて。だから嫌なんだよ…………。ああいうキャピキャピとしたギャルみたいな奴は合わんし、似たようなタイプでもお前の方が100倍マシだ。」

 

 

一色は顔を赤くして

 

 

一色「はっ!? 急になんなんですか! 私の方が可愛いって口説いてるんですか? そういうのは、みんなの前でなく2人っきりの時に言ってくれますか? ごめんなさい!」

 

 

「何でマシって言っただけで、フラれるんだよ…………。これでお前にフラれるの何回目だよ。」

 

 

一色「ご、ごほん。とにかく、続きは放課後にしましょう! もうお昼休みが終わるので、それでは失礼します!」

 

 

一色はそう言い自分の教室に戻っていった。

アイツ引っ掻き回すだけ引っ掻き回して、戻っていきやがった……………。

 

 

 

戸塚「一色さんすごかったね…………。

ところで八幡、お昼ご飯は食べたの?

食べたなら良いんだけど………」

 

 

 

昼休みが終わる予鈴のチャイムが鳴り響いた。

 

 

 

材木座「一色嬢は相変わらずの台風であるな。桜坂嬢も八幡の言葉によってトリップしているな。

八幡、強く生きろよ。

はあ、リア充爆発しろ……………」

 

 

「……………………ちくしょう。」

 

 

俺は、昼は抜きになったことを受け入れて詩織の正気に戻させ、昼からの授業を受けるのだった。

 

授業の途中でお腹が鳴ったのは言うまでもない…………。

 

 

 

 

 


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