【完結】赤のキャスターは蓬莱山輝夜   作:木工用

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トラブルメーカーとお留守番

 

 

「.....................」

 

 焔の少女、藤原妹紅。

 大平洋横断を半ばに力尽きて着水し、二十七回の溺死と三十二回の衰弱死、そして捕食されての脱出のための自爆死を六回ほど経験しつつも、何とか北アメリカ大陸にたどり着いた。

 陸さえ繋がっていればこっちのもの。橋の下で一晩爆睡して完全回復した妹紅は、わからない言葉や文字に翻弄され、お金がないことで問い詰められて、某米国中で犯罪行為をするゲームに近いことをやりつつも、何とか大陸の東端まで到達した。

 

 

 zabaaaan............zabaaaan............

 

 

「......潮風が気持ちいいぜ......」

 

 そして、眼前に広がる大西洋(第二ラウンド)。

 『口元に 滴り落ちる 水蜜よ 潮水よりも 塩を応うる』

 と、後に妹紅は輝夜への頭グリグリの刑とともに訴えたという。

 

 

 

 

   ×   ×   ×   ×

 

 

 

 

「なあ姐さん」

「我が名はアタランテだ」

「姐さんの目から見ても、俺って斥候(せっこう)に向いてねえか?」

「そうだな。私が知る者の限りでは下の上といったところだ。もっともアルゴノーツの者たちを含めての話だが」

「父上らと比べられてもなあ、誉められてんだか貶されてんだか。じゃあ赤の陣営でいったらどのへんだ?」

「最下位だ」

「......へへっ、正直に話してくれる姐さんは「最下位だ」............」

 

 赤のアサシンが操る空中庭園、そのバルコニー。

 アサシンの転移魔術で地上に向かおうとするアーチャーに、ライダーが見送ると言ってついてきた。

 

「いいかライダー。斥候というのは―――」

「わかってるわかってる。どうせ『汝には自分を抑える力ガー』とか『姿を隠すという基本姿勢ガー』とか言いたいんだろう。まさにその通りだろうからいちいち言ってくれるな」

「......身の程をわきまえてるな。では行ってくる」

「おう、気を付けてな」

 

 こうして、正史通り赤の陣営からはアーチャーが斥候としてトゥリファスに向かうことになった―――

 

「―――さて、()()()

 

―――だが、ここに一つのイレギュラーが発生した。

 

「待ってろ、カグヤ。最速で助けに行く」

 

 天草四郎は言った。赤のキャスターは一度敗退し、何故か生き返って、今は黒の陣営についている、と。

 赤のライダーは考えた。赤のサーヴァントとしてあれだけ楽しそうに過ごしていたカグヤが、そう簡単に寝返るものか、と。

 拘束され、拷問され、魔術的契約でもされて仕方なしにあちらについているのでは、と。

 

 

―――許さねえ

 

 

 そこまで考えた―――考えてしまった大英雄は、ハラワタ煮えくり返る思いを胸に、単身ミレニア城塞への突撃を決意したのだった。

 

 

 

疾 風 怒 濤 の 不 死 戦 車 (トロイアス・トラゴーイディア)ッ!!』

 

 

 

 赤のライダーは知らなかった。

 赤のキャスターがそこらへんを何も考えずに自ら志願して黒の仲間になったこと。

 赤の陣営と対立すること、昔の仲間と対峙し、故あれば倒すことに、何のためらいもないこと。

 そして何より、彼女のもつスキルに、自身が影響されまくりなことを。

 

 

 

 

   ×   ×   ×   ×

 

 

 

 

「ここが......」

「はい。黒のアサシンに殺められたと見られる、ユグドミレニアの協力者だった男の家です」

 

 話は前回の翌日、黒のアーチャーが指揮する黒のアサシン捜索に移る。

 キャスターが要求してきた五千食は、不幸にもちょうど手が空いていたカウレスが一晩でやってくれた。そのときに少しキャスターと話をしたらしく、何やら考え込んでいるところが目立つカウレスである。

 

「なら、とっとと始めましょう。城で"カグヤ様"が待ってるわ」

 

 そう言うやる気マンマンのウーマンは、なんとセレニケ。

 "カグヤ様"などという違和感バリバリのワードを言いはなった彼女だが、これにはワケがあり......

 

(セレニケさん、ショックでおかしくなったって聞いてたけど、本当みたいだな......)

(アサシンに追い詰められ、一度愛して捨てた自分のサーヴァントに助けられ、そのサーヴァントも失い、後には"魅了"によって執着しているキャスターのみが心の拠り所......ということでしたよね、アーチャー)

(はい。生と死の狭間であまりに多くの感情を持った結果、人格にまで影響が出てしまったと見ています。

 今の彼女はああ見えて精神的に不安定です。くれぐれも今の彼女を否定したり、拒絶したりといった姿勢を見せないでください)

((わかりました......))

 

 まあ、そういうことである。

 

「ごほん。では、対魔力を持つ私が先行します。合図をするまで待機していてください」

 

 そして今に至り、魔術師の工房に入るということでルーラーが乗り込む。

 セレニケ、カウレス、アーチャー、ルーラー。この四名が本日のアサシン捜索隊である。残るフィオレ、ゴルド、ロシェ、アカ、セイバー、そしてキャスターはお留守番である。

 フィオレは脚が悪く、ゴルドは貯水槽の調整、ロシェはまだ精力的に動く気分にはなれず、アカとセイバーは城の修繕をしている。

 そして、キャスターはというと......

 

 

 

 

   ×   ×   ×   ×

 

 

 

 

「よっしゃあ!! いっちょ上がり!! 赤の陣営にいたときにクリアしてなかったやつ、ぜーんぶやったったわ! アッハッハッハ!!」

「何これ......へえ、町中で犯罪行為をするゲームかしら? 法規的に問題ありそうなゲームね。よし、キャラクターネームは"Mokou"っと」

「たまにはこの"すーぱーふぁみこん"のほうもやってみましょう。どれどれ......千回遊べるゲーム? ほう、この私に向けてそんな永遠チックなことを言うワケね......上等じゃない!!」

 

 キャスターは、カウレスから借りたパソコンを駆使し、極秘で密林からお急ぎで仕入れた大量のゲームとたわむれていた。

 実は彼女、カウレスの部屋に挨拶に行ったときに......

 

『ん? その密林ってなあに?』

『ああ、このサイトか。簡単に言えばネットのお店だ。この画面にあるものを注文すれば、ここまで届けてくれるんだ』

『うわー、すっごい! 私もやりたい! 教えて♪』

『......まあ、いいだろう。ただし、無駄遣いはするなよ? ネット上で手軽にできるけど、お金はかかるってことは覚えておくんだぞ?』

『はーい♪』

 

 なんてやりとりをしてしまった故に......現在カグヤの工房もとい汚部屋には、棚にバイキングのように並べられた五千食分の食事と、人をダメにしそうなソファー、そして山のように積まれたゲームのパッケージソフトと、それを起動するゲーム機と画面を写すスクリーンがある。

 

「わっはっはー! "永遠と須臾"さえ使えれば、こんなもんよ!」

 

 しかもこの部屋は月の光が届かないので、夜中でも永遠と須臾の能力が使いたい放題ときたものだ。

 永遠とは読んで字の如く。カグヤはこの部屋の空間を切り取り"永遠"として、時間を止めた。

 そしてその中で活動をする、つまり止まっている時間の中を動くという矛盾を覆すための"須臾"の能力まで彼女は有しているということだ。

 

「お次は~......なにこれ、しぇんむ~?

 の前に~、お食事ね!」

 

 キャスターは工房にて最強というが、この部屋にて彼女は確かに無敵だった。

 

 

 

 

   ×   ×   ×   ×

 

 

 

「......これで十件目。拷問された形跡は、無しね」

「......そんな馬鹿な」

 

 こちらは黒のアサシン捜索隊。

 アサシンに殺されたと思われる者の工房を訪れ、そこにあった魔術師の亡き骸に黒魔術を駆使。亡き骸の記憶を追うことで、とある謎を解こうとした。

 その謎とは一つ、"黒のアサシンと思われる存在はどうやってミレニア城塞に侵入したのか"。

 

「セレニケさん、それは本当ですか?」

「嘘はつかないわよ。残留思念の再生にも問題は無かったわ。アサシンと見られるやつは、魔術師への拷問とは別の方法でミレニア城塞への侵入方法を見つけたと見て間違いないわ」

 

 それが、殺された魔術師全員を調べ尽くして、わからなかったのだ。

 彼ら魔術師は侵入方法を聞き出そうとアサシンに拷問されたがために殺されたと決めつけていたカウレスら一行は、驚きの色を隠せない。

 

「何か、他にミレニア城塞への侵入方法を知っている人がいたか、もしくは何かスキルや宝具で侵入したのか、考えられるのはこの二つね」

「スキルや宝具で侵入されている場合、対策のしようがありませんね」

「対策できないものを考えてもしょうがない、か」

「はい。私もそう考えます」

 

 とはいえ、他にミレニア城塞への入り方を知る者など思い付かない。

 四人の考えは、ここで行き詰まってしまった。

 

「......一度、城に戻りましょう。これ以上ここにいてもアサシンにとって良い獲物になるだけです」

「アーチャーに賛成。物的な手掛かりが無いなら話が変わるもの。追跡調査用の魔術や道具を準備するわ」

「そっちの方向からの調査はセレニケに任せる。俺はこれまでの調査から、アサシンと思われる者の情報を洗い直して、真名を特定してみようと思う」

 

 だかしかし彼らは魔術師。あの手この手と可能性を探れば、やりようはいくらでもあるのだ。

 

 

 

―――なるほど。神父の言ってた通り、黒の者たちはまずアサシンへの対処を優先するようだな。

 さて、私の取りうる選択肢だが......アサシンを泳がせ同士討ちを狙うか、厄介なことになる前に見つけ次第私が討つか......今はまだ判断のときではないな。

 

 

 そんな彼らを物陰から見るものが一人。

 赤のアーチャー、アタランテである。

 赤を代表して斥候の任務に付いた彼女は、狩人として鍛え上げた目と耳でもって、黒の者に気付かれぬように聞き耳をたてていた。

 

 

―――しっかし......まあ......

 

 

 そんな彼女の、脳裏にこびりついて離れない不安要素が一つ。

 

 

―――果たしてあの韋駄天バカは、大人しくしてくれているのだろうか......

 

 

 そんな彼女の心配を嘲笑うように、ミレニア城塞に轟音と共に現れ、バカでかい声を荒らげた者が一人。

 

 

「ユグドミレニアのバカども!! 預けた赤のお姫様は何処や!! 取り戻しに来たぞッ!!」

 

 

 赤のライダー、アキレウスである。

 

 

 

 

   ×   ×   ×   ×

 

 

 

 

「ゴルドおじさま! 黒のセイバーを早く!」

「もう向かわせとる! 全く、いきなり何だと言うんだ!」

「すぐにアーチャーを呼び戻します! それまではお願いします!」

「セイバー! 頼むぞ!」

 

 赤のライダーの余りにも突然の襲来に、黒の陣営の者はてんやわんやである。

 現在城にいる戦力は、サーヴァントが二騎にホムンクルス戦闘兵とロシェのゴーレムくらいのもの。

 それも、ホムンクルス戦闘兵が赤のライダーに敵わないことは明らかで、ロシェのゴーレムもアヴィケブロンのような高度なものではない。

 そしてサーヴァントの内の一人であるアカのキャスターは使い物にならないことがわかってるため、必然的にライダーの相手をするのはこの騎士、黒のセイバーであった。

 

「......赤のライダー、真名()()()()()。何用だ、ここにはもう貴殿の求める聖杯は無い」

「ハッ、俺が求めてるのは生前も今もただ一つ! 英雄として生きることだけだ!

 黒のセイバー、真名()()()()()()()! 互いにデカイ弱点を抱える者、ここで一発お前に勝って、赤のキャスターを取り戻すとしよう!!」

 

 ジークフリートは天草四郎の真名看破によって、アキレウスは黒のアーチャーによって真名を見破られ、既にそれぞれの陣営に周知されていた。故にジークフリートは背中が、アキレウスは踵が弱点だということも。

 セイバーは両手で持った剣を正眼に構え、ライダーは戦車を霊体化させて短槍を取り出し先端をセイバーに向ける。

 フィオレとゴルド、さらには多くのホムンクルスたちが固唾を飲んで見守るなか、遂に戦いの火蓋が切って落とされ―――

 

 

 

―――赤のキャスターを取り戻す??

 

 

 

   ×   ×   ×   ×

 

 

 

 

「もーちょい......もーちょいで......!」

「カグヤ!」

うわぉ!?......その声はアカ君か、どうしたの?」

 

 ぐっはあ! 一瞬の隙を突かれてブレス攻撃!?

 ハンターくんが死んだ! この人でなし、もといモンスターでなし! あーもういったい何なのよ、あの空飛ぶエリマキトカゲは!? 私の考えた最強の"双剣うぇ~い戦術"がまるで通用しないやないかい!......これはもう一度作戦を考え直したほうがいいかなあ。なんか耳がデカかったし、音の出る武器とか探してみようかな~。

 

 ってなわけで、アカくん用事はなあに? 何やら厄介なものを持ってきちゃったみたいだけど......

 

「赤のライダー、アキレウスが攻めてきたんだ!」

 

 わーお、ライダーのにぃちゃん豪快!

 んーでも聖杯はもう盗られちゃったんだよね、何が目的で来たんだろ? 暇つぶし? 遊びに来たのかな?

 とりあえず、まずは一番大事なことを聞いておこう。

 

「うーんと、アカくん。今って聖杯盗られちゃった日から何日後の何時何分?」

「えっと......聖杯盗られたのは昨日のことだろ? それで時間はちょうど正午の頃だ」

 

 うわ、マジで?

 私のゲームと食事に費やした()()も皆には須臾の間の出来事ってことか。孤独を感じちゃうなあ。泣けてきちゃうなあ。

 

「そっか、なら―――それが貴女の死亡推定時刻ってことで♪」

 

 

 狂姫

 

 

 竹取飛翔

 

 

 

「っ!? カグ―――」

 

 

 

「ひやっ!?」

「......あちゃー、外した。一回くらい()()()()ってやつを逆に奇襲してみたかったんだけどなあ」

 

 そう思わないかな?

 アカくんの後ろに着いてきてた厄介なもの、もといアサシンちゃん?

 

「......いきなり殴りかかってくるなんて、ひどいことするね」

「ライダーちゃんにブスリとやっちゃった貴女には言われたくない!」

「あれ? どうしてそれが私だと思うのかな? かな? そんな証拠はどこにもないのに? 変だよね? おかしいよね?」

「惚けないのっ。たとえ記憶に残ってなくたって、ライダーちゃんをコロコロする人なんて貴女しかしないんだから。

 私は元々赤の陣営にいた。そこにいたアサシンは空中庭園で胡座かいてるやつだった。

 他に暗殺する人の候補が思い付かない以上は、加害者は貴女で決まりだよ!」

 

 ビシッ、と指さしてやるんだからっ。ふんっ。

 

「......消去法、か。うーん、あんまり美しい見つかりかたじゃなかったなあ。ガッカリ......」

「うるさいわ。こちとら絶世の美女なんだから、多少やり方が汚くても見て見ぬふりしてくれるんじゃい。

 アカ君、今の内に逃げといて。できれば外から扉に鍵掛けちゃって」

「あ、ああ。わかった。

 カグヤ、死ぬんじゃないぞ!」

「ん、りょーかい!」

 

 ガチャ、と扉閉めてやるんだからっ。ふんっ。

 

「......へー? 自分から密室殺人を希望してくるの? お姉さん変わった人だね!」

「あら? 嫌いになっちゃった?」

「んー、全然? お姉さんのことは大好きだよ♪

 "魅了"かけてお姉さんのこと探しやすくしてくれるとことか、男に穢されてない綺麗な死体ができそうなとことか。あと、お姉さんからは二人分の女の人の反応がするから、二倍の解体欲求がするところとか!」

 

 カチャ、と凶器構えられたんだから。ヒエッ!

 モワッ、と霧が立ち込めてきたんだから。コワイ!

 

「なんかもう勝った気でいるところ悪いけど......今日の私は一味違うよ?

 ここは密室。姫が地上からも月からも身を隠すための完全なる密室。いわばシンデレラケージ。

 いらっしゃい、後ろの正面の来訪者さん♪ 私の退屈を忘れさせてくれたら、お礼に密葬してあげる♪」

 

 ビシッ、と決めてやるんだから。来イッ!

 バチッ、と電気走ってるんだから。イタイ!

 

 

 

......あれ、そういえばなんでアカくんはここに来たんだっけ......まあいいや♪

 

 

 

 

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 "アカのキャスター"能力更新

 

 

 【マスター】アカ

 【クラス】キャスター

 【真名】:×××(地上の言葉で発音不可能)

 【中身】:蓬莱山輝夜

 【属性】中立・狂

 

 【ステータス】

 筋力:B 耐久:D+ 敏捷:D+ 魔力:C+ 幸運:A 宝具:A

 

 カグヤの持つ"成長"スキルにより、元が低かったステータスが上昇している。現在カグヤが成長に使ったのは、大量の食料を元に生成した魔力と、一年という時間。

 

 

 

 【クラス別能力】

 陣地作成:ー キャスターとしての能力だが、自らの手で住み処を作ったことがないことから適用されず、失われている......が、カグヤはそんなの知るかと陣地らしきものを作ってしまった。

 

 

 道具作成:ー(A)キャスターとしての能力。自らの手で道具を作ったという話が無いので失われているが、下記宝具を作成するときに限り、Aランク相当の力を発揮する。

 

 

 単独行動:D 姫としての自由さ、貴族に言い寄られても結婚しなかったことなどからアーチャーでないが獲得している。マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。Dランクなら一日の半分ほどは現界可能。

 

 

 

 

【固有スキル】

 

 成長:C 子供だったカグヤが竹のように急成長したことから獲得。時と共に自身のステータスが上昇する。使用する魔力量に比例して上昇速度が上下し、アカをマスターに迎えた現在は、おおよそ五百日でワンランクアップ。もしイリヤがマスターだと百日程度まで速くなる。"永遠と須臾"が無ければ間違いなく死にスキルになっていた。

 

 

 魅了:B 平安中の貴族をたちまち虜にしたことから獲得。異性からの敵意を和らげ、自分への守護意識と仲間意識を植え付ける。悪化すれば言うことを何でも聞く下僕と化す。幸運判定で回避可能。何故か同性相手にばかり効いているあたり流石トラブルメーカーである。

 

 

 トラブルメーカー:A 彼女に関わったもの全てが何らかのトラブルに巻き込まれていることから獲得。意図してかせずかに関わらず、接した者は近いうちに何らかのトラブルに巻き込まれる。幸運判定で回避可能だが、カグヤのスキル"魅了"に当てられている者は回避不可能。全ての元凶。

 

 

 狂姫:B 幸運判定、トラブルメーカー、『五つの難題』......様々な要素が組み合わさり、結果としてカグヤの中にバーサーカーがインストールされたことで発現したスキル。

 バーサーカーの持つスキルや宝具を使用可能。ただしカグヤの体はバーサーカーの力を発揮するのに最適では無いため、Bランク以上の力は発揮できない。また、使用中のカグヤにはDランクの"狂化"が強制的に付与される。

 

 

 竹取飛翔:A "狂姫"に"永遠と須臾"の力を組み合わせて発動。電気を身に纏い、魔力放出(電)による直線的な超加速と超減速を急速に繰り返すことで、目に見えぬスピードで空を飛ぶ。さながら電光石火の如く。

 魔力放出(電)のタネは"狂姫"によるガルバニズムである。ここまでスキルを同時に使うこの竹取飛翔、燃費が凄く悪い。しかしマスターがアカなので、カグヤは安心してバンバンこのスキルを使うのであった。

 

 

 

 補足:宝具『五つの難題』はここまで三回使用。一回目は戦いに行こうとする天草四郎に。二回目はバーサーカーとの合体のとき。三回目はアカとの再契約のとき。

 バーサーカーとカグヤの合体は、正史のジーク君とすまないさんのようなものです。ちゃんと言えば、磔刑の雷樹(ブラステッド・ツリー)でカグヤの中に作られた[第二のフランケンシュタイン]の器に、何故かフランちゃんご本人が入れられた状態、という風な設定です。意識も有りますし感情も持ってます。

 あまり本編に影響しない裏設定なので、そーなのかーって軽く受け止めてもらえればと思います。

 

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