カチャ
ドン
ピーポーピーポー
「そんなバナナ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」
黒人系アメリカ人の青年が何故か手錠をかけられ、パトカーに押し込まれる。涙目になりながら、必死で無罪を訴える青年。どうやら先程、放ったとっておきのギャグが通じなかったらしい。
「君たち、早く家に帰りなさい!!」
先ほどもまで真紀たちをパトカーの中に押し込んでいた警官が鋭い口調で言った。
「『「は、はい・・・・・・。」』」
そして警官たちは去っていった。残されたのは未だに唖然としている真紀、絵理、希の三人であった。
そして数時間後。
「いや〜、助かったぜ!」
苦笑いしながら、警察署の玄関から出てくる黒人青年。そしてその後ろから
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
トンガリ頭の青年が出てくる。
「一時はどうなるかと思ったぜ!」
笑いながら言う黒人青年に対してトンガリ頭の青年は
ブチッ
バコン
切れた。
「いい加減にしろ!何故俺や姉さんがお前の身元保証人にならなければいけないんだ!」
ドス黒いオーラを纏いながらそう言うと、剣を取り出し、黒人青年に向ける。そしてあまりの恐怖に尻餅をつきながら後ずさりする黒人青年。
「い、いいじゃねえか。『チームTHE蓮』で一緒に戦った仲間だろ?」
あはははと笑いながら何とかトンガリ青年を宥めようとする。
「あの!」
「『!?』」
突然声をかけられ、二人は振り向く。するとそこには
「『「・・・・・・・・・・・・・・・・。」』」
真紀、絵理、希が立っていた。流石にあのまましておくわけにはいかなかったので様子を見に来た三人。
「貴様らは?」
「あ、私、音ノ木坂大学に通っている絢瀬絵里といいます。そして友だちの東條希と・・・・
「西木野真姫よ!」
「『「先程は助けていただいてありがとうございました。」』」
三人とも丁寧に頭を下げる。
「そんなことをいうためにわざわざ来たのか?ご苦労なこった!」
「ちょっと!!そんな言い方はないんじゃない!?」
トンガリ頭の青年の言い分に真紀は食ってかかる。そしてにらみ合う二人。
「まあ良い。用は済んだんだ、俺は帰らせて貰う。」
そう言いながらその場を後にするトンガリ頭の青年。
「お、おい!待ってくれよ!」
そして黒人青年もその後を追う。
「『「・・・・・・・・・・・・・・・・。」』」
カチャ
「ただいま、姉さん!!」
「おかえり蓮!!」
店に入るなり、姉に出迎えられる蓮。
「あ!お客さんが来てるわよ!」
「客?俺に?」
そう言いながら店の奥をみると、
「よぉ!」
頭にヘッドホン、足に木製の便所サンダルを履いた青年がテーブルに座っていた。