霊と戯れるアイドル   作:雛月 加代

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第六廻:神社と占い

神田明神、ここはかつてμ'sのメンバーが練習として使用していた場所。そしてこの場所に今、足を踏み入れた二人。

 

「懐かしいわね。ちょっと前までここで練習してたのに。」

 

「そうやね。なんか何年も前のことに感じるわ。」

 

神田明神の階段を見ながらそう呟くのはμ'sの元メンバー、絢瀬絵里と東條希の二人である。

 

「今日は買い物に付き合わせちゃってごめんね、希。」

 

「ううん、気にせんといて。ウチもここに寄りたいって言ったんやし。」

 

「それより聞いた?穂乃果たちが警察に補導されたった話?。」

 

「補導?」

 

「何でも幽霊青年を尾行してたんだって。」

 

「幽霊青年?」

 

絵里の話に首を傾げる希。すると

 

ヒュン

 

何かが頭上から降ってきた。よく見るとそれは頭にヘッドホン、足に木製の便所サンダルを履いた青年だった。

 

ダンッ

 

青年はそのまま絵里の目の前に足を曲げて着地する。

 

「キャッ!」

 

いきなりのことで絵里は小さな悲鳴をあげ、その場に尻餅をつく。

 

「・・・・・・・・・・。」

 

青年は立ち上がると、何事も無かったかのように歩きだそうとするが

 

「ちょっと!」

 

「???」

 

いきなり声を掛けられ、青年はゆっくりと絵里に視線を向ける。

 

「どうしたんだ、お前?」

 

「どうしたじゃないわよ!あなた何処から現れたのよ!?」

 

その言葉に青年は階段の上にある神社を指差した。

 

「階段降りるより、オイラこの方が楽でいいんよ。」

 

そう言うとにししと笑う青年。

 

「・・・・・・・・・・・・・。」

 

「・・・・・・・・・・・・・。」

 

その言葉に二人は唖然とする。すると階段の上から

 

「待ちなさーーーーーい!!!!」

 

叫び声がした。

 

「!?」

 

青年は何かを思い出したように階段の上に目線を向ける。するとそこには

 

「あれって・・・・・・・」

 

「真紀ちゃん?」

 

真姫は物凄い勢いで階段を降りてくる。その光景に青年は

 

「何でだ?何であいつ(真紀)はオイラを追いかけて来るんだ?」

 

と呟く。そして追いかけてくる真姫から青年はわけもわからず逃げることにした。

 

「待てーーーーーっ!!!!」

 

そして真紀も急いでいるのかそのまま絵里たちの横を通り過ぎる。

 

「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

そして二人の後ろ姿を見ながら希はカードで二人の運勢を占ってみた。

 

「こ、これは・・・・」

 

「どうしたの希?」

 

「二人の運勢を占ってみたんやけど、あの二人・・・・これからすぐ恐ろしい目に合うわ・・・・・」

 

あまりの出来事に驚く希と絵里。 

 

「それ、本当!?」

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

そして心配になった希と絵里は二人の後を追いかけ始める。

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