霊と戯れるアイドル   作:雛月 加代

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第八廻:誤解と少年

「う〜〜〜。」

 

しばらくして目を覚ます。

 

「!!!」

 

目を開けると辺りは真っ暗。

 

「ここは・・・・・・・・」

 

真紀は辺りを見渡すと先程の不良たちが全員倒れている。

 

「あっ、絵里!希!!」

 

隣で倒れていた友だちに気づき、彼女たちの体を揺さぶる。

 

ゆさゆさ

 

「う~ん・・・」

 

「・・・・・もう朝・・・・?」

 

真紀に起こされ、絵里と希も目を覚ます。

 

「あれ・・・・?」

 

「どうなったん?」

 

三人は立ち上がると辺りを調べ始める。

 

カタン

 

「何、これ?」

 

落ちていた物を手に取る。それは

 

「あっ、これ。あいつのだ。」

 

木刀だった。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

真紀は自分の記憶を手繰り、先程のことを思い出す。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

突然青年の背中から巨大な光が現れる。青年は右掌を天高くあげると、その光が掌に集まってきた。青年はその光を体内に取り込んだ。それと同時に不良たちは全員青年に飛びかかる。そこから先は頭に靄がかかったようにあいまいだ。

 

「あっ、そうだ!あいつは!?」

 

辺りを見渡すが少年の姿がない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピーポーピーポー

 

ピーポーピーポー

 

するとパトカーのサイレンがこっちに近づいてくる。

 

バタンバタン

 

パトカーから降りた警官たちがやってきた。良かったこれで助かる。心の底から安心した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君たちか!木刀振りながら暴れているっていうのは!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『「へっ?」』」

 

 

 

 

 

 

警官の言葉に三人は唖然とする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ、立って!!」

 

そう言いながら警官たちは真紀たちの腕を掴む。

 

「違います!!私たちはその・・・・・・」

 

「だから私たちは違いますって!!」

 

「犯人はとっくに逃げたの!!」

 

必死で弁解する三人だが

 

「はい、はい、犯人はみんなそう言うの!」

 

「言い訳は凶器隠してから言いなさい!」

 

そう言うと警官たちは真紀が持っていた木刀に視線を向ける。木刀には大量に血がついている。

 

「『「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」』」

 

物的証拠を出され、彼女たちの顔が青ざめる。

 

「じゃ、調書とるから交番まで来て!」

 

「待って下さい!!」

 

「お願いします、話を聞いてください!」

 

「私たちは違うんです!!」

 

警官に手を引かれ、パトカーに押し込まれそうになる三人。だが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「その喧嘩、ちょっと待ったーーーーっ!!!!」

 

「???」

 

振り向くとそこには黒人系アメリカ人の少年が立っていた。少年は警官たちと真紀たちの間に割り込む。

 

「喧嘩なんか止めて、俺のギャグでハッピーになろうぜ!」

 

「『「喧嘩?」』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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