[裏技]仮面ライダーゲンムVS魔法少女おりこ☆マギカ ロンリー・プレイヤー 作:柳川 秀@尾上 愛【新人Vtuber】
MOTIVE 00-00 (once:upon-a time)
灰色の空の下、崩れいく街の中。
たった数人で強大な存在に挑む少女たちを、私はただ黙って見ている。
どれだけ彼女たちが多くの武器と多くの策を以てしても、倒すことはできないだろう。
古から幾度も現れ、人々には自然災害として認識されている程の存在。
数人で倒すことができるなら既にそうした者たちがいるハズだ。
過去には彼女たちより秀でた者もたくさんいたのだろう。
けどその誰もがアレには敵わなかったのだろう。
足掻き、挫け、絶望し、悲劇のための舞台装置に組み込まれていった。
彼女たちもまたここで敗れて呑まれる運命だ。
この
彼女には魔女にして世界の破壊者【Kriemhild-Gretchen】となる未来が待っていた。
それを未来から阻止に来た【暁美ほむら】。
だが鹿目まどかはどうしても魔法少女になることを選び、
その運命もようやく転び翻る時が来た。
滅びの運命へ逆らい叛く時、救済がやって来たのだ。
何故鹿目まどかは魔女にならずに、世界が救われるのか。
何故暁美ほむらの旅が終わるのか。
何故それを私が知っているのか!
その答えはただ一つ……。
私が――
おっと。先まで言い過ぎました。
ここから先はまだ未来の
生きる意味を知りたかった。
私は決して許されない罪を犯した、気がする。
未来か過去か……それとも現在進行形かはわからない。
本当は罪を犯したという感覚さえない。
それを過ちだとは微塵も感じていないから。
許しを請う気もないから。
私はただ純粋な願いに従って、それが人類の救済になると信じて行動していたに過ぎない。
そのために多少の犠牲は止むを得ないと考えたのは確かだ。
そのせいで大勢の人々を巻き込み傷付けたのも確かだ。
時には私自身も深く傷付いた。
幻の如き夢を見る程に傷が増えていくのは、何故なのだろう?
より良い未来を目指しているだけなのに、何故なのだろう?
気付けば私の周りには誰もいなくなっていた。
いいや、いるじゃないか……。
たったひとり、祈りを捧げ続ける者が!
※※※※※!!
この世界のありとあらゆるものにはストーリーがある。
1人の人生にも、1つのゲームにも。
生まれた意味、込められたメッセージ……それを探る過程こそストーリーだ。
だから、今私もストーリーを始めよう。
愚かで脆弱な人間には絶対に届かない運命というものがある。
しかし、その運命を変えるだけの力が私にあるのだから……!
滅び急ぐ世界の理を破壊するのは他でもない。
この私だ!