完成されており、不完全の魔導書。   作:ゴールド@モーさん好き

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今回最後に流血表現ありますので御注意


3話

1番早く声をかけれたのはシャマルだった。職業柄自身の驚きよりも患者を優先する事が多い為であろう。

 

「ユーノ君?!気がついたんですね、気分はどうですか?」

「シャマル、先生?という事はここは…医務室?」

 

ユーノは意識が戻ってきて、現状把握に頭をまわそうとした所に…

 

「ゆぅぅのくぅぅうん!!」

「え?!なのは?!」

「よかった、よかったよぉぉ!」

「え、え?なに、どうゆう事?!とにかくなのは落ち着いて…」

「ゆーのグゥん!」

「はやても?!」

 

なのはとはやてが急に泣き始めた事により困惑しながらも宥めるユーノと、涙目ながらもユーノと一緒に宥めるフェイト。そして彼女らの心境をなんとなく察しながらもそうなった原因には言わずに2人を宥めるシャマル。

ユーノは2人を宥める最中現状把握を済ませていた。

 

 

 

「「お恥ずかしい所を見せました…」」

「いやまぁ私もユーノが目覚めないかもって聞いた直後だったから気持ちは分かるよ…」

「え"?!そんな話になってたの僕?!」

「そうよ、ユーノ君。貴方、物凄く危険な状態だったのよ分かってる?」

「え、えっと…アハハハ」

 

その後シャマルはユーノ君に自身のの体に何が起きているかを話した後、探索中何があったかを聞いた。

 

「ユーノ君、無限書庫の奥部で一体何があったの?君程の実力なら大抵の事は大丈夫だと思うんだけど。」

「君程の実力って、買いかぶり過ぎですよ。」

「ユーノ君はいっつもそうやって…まぁ、この事はまた今度話すとして本当に何があったの?」

「その前に確認ですけど、僕が倒れてた周りに覚醒済みの魔導書の類は無かったんですよね。」

「そうね、そういう報告は無かったわ。もしあったら倒れた原因の1つとして考えられるから報告があると思うけど無いって事はそういう事なんだと思うよ。」

「そうですか…じゃあやっぱり…」

「やっぱり?」

「いえ、そうですね…簡潔に述べるとしくじっちゃったんですよ。」

「しくじった?あの慎重さが服を着てるようなユーノ君が?」

「なのはそれは酷くないか?っと話を戻すよ。探索中に巨大な魔力反応を示す魔導書があって、僕が近ずいたせいなのか分からないけどそれが覚醒しちゃってね。本部の方にも空気中の魔力が高かったせいで連絡も出来ずにそのまま僕一人で封印しようとしたんだよ。そしたら…」

「そしたら?」

「本に吸収されちゃったんだ。」

 

 

 

「「「えええ?!」」」

「いやだからァ本に」

「違う、そういう事じゃないよユーノ。私達は何も聞き漏らしてないよ。」

「えっじゃあどうゆう事?」

「どうゆう事はこっちのセリフなの!」

「本に吸収ってどういう状況や!」

「そう言われても僕にはそうとしか言えないし…」

「ハイハイみんな落ち着いて、このままだと進まないから。それでユーノ君本当に吸収ってどうゆう事?詳しく教えて。」

「分かりました、と言ってももうそのまんまと言いますか…さっきも言った通り魔導書の放出魔力が高くて、僕が使える封印魔法で1番効果があるものを使おうとしました。それは効果が強い分ゼロ距離で発動しないといけなく、本に触れて発動しようとしたら…」

「吸収されてしまった。」

「その通りだよ、フェイト。直ぐに離れようとしたけど体は動かなくて、体もだんだんと光となって消えて行ってしまったんだ。完全に消える前にその光が本に吸収されるのを見たから事の顛末はこれで合ってると思う。」

「うーんなんとも奇天烈やな、そもそも本当に吸収されてしまったんならなんでその後吐き出したんやろ?」

「吐き出したって…いやまぁ吸収されたお陰でその魔導書の目的は分かったけどさ」

「へぇーなんやったんやユーノ君。」

「うん、それは……」

 

この時私達はユーノ君の余りにもいつも通りな態度に失念していた。

彼が先程まで起きるかも分からないような状態だったのを。

そして知らなかった、リンカーコアの変質の本当の意味を。

 

 

その後ユーノ君の口から発さられたのは言葉ではなく

 

 

 

「ゴパァッ!」

 

 

大量の真っ赤な血だった。

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