仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第八章/ファイズ×CLANNADの世界③

 

 

数分後。目的地へと着いた零とギンガは校舎の離れにあるテニスコートに立っていた。勿論その対戦相手はあのラッキークローバーの男達である。

 

 

「ほぉ、我々からの勝負に逃げずに来るとは…」

 

 

「有り難く思えよ?我々がお前達みたいな落ちこぼれに勝負を挑んでやってるんだからなぁ」

 

 

零「…一々面倒くさい奴らだな…始めるならさっさとしてくれないか?こっちはお前等の遊びに付き合ってる暇はないんだよ」

 

 

零はラケットを肩に担ぎながら面倒臭そうに告げる。その物言いが気に入らなかったのか、男子生徒は零の顔面目掛けてボールを思いっ切り打つ。しかし、零はそんなボールを軽く返してラッキークローバー達から一点を奪った。

 

 

「な、なんだと…!?」

 

 

零「フンッ…この程度か?ラッキークローバーというのも案外大したものではないな。この程度の力量であんなに意気がるとは、笑いぐさだ」

 

 

「き、貴様ぁ…手を抜いてやればいい気になって…!最早手加減など無しだ!」

 

 

ラッキークローバーの実力を鼻で笑う零を見て激怒したのか、男子生徒達は先程の非にもならないショットを打ち始める。だが、零とギンガも負けじとそれらを打ち返していく。

 

 

ギンガ「クッ…!凄い力ですね…やっぱり、この中にファイズがいるんでしょうか?」

 

 

零「その可能性は高いな…だが今は、アイツ等を叩き潰す方が先だ」

 

 

ギンガ「……何か零さん、ノリノリじゃないですか?」

 

 

相手から点を取っていく度に楽しそうに笑う零にギンガは苦笑し、零はこの中にファイズがいるのだと予測しながら男達が放つ並外れたショットを打ち返していく。だが対するラッキークローバー達も…

 

 

「コイツ等の力…やはりファイズか…!」

 

 

と、零達のことをファイズだと思い込み始めていたのだ。その為か、男達はラケットを振るう力に更に力を込め、ボールを打ち込む。するとボールは炎を纏い、そのまま零達に猛スピードで向かってきた。

 

 

ギンガ「ッ!?ボールが…燃えてる!?」

 

 

零「チッ…!下がれギンガ!ハアァッ!」

 

 

零は向かってきたボールが燃えている事に驚いていたギンガを下がらせ、ラケットを全力に振るってボールを受け止めた。そしてそれに少し押されながらも何とか男達の立つコートに向けて押し返し、一点を手に入れ勝利した。

 

 

零「(…今の並外れた力、やはりそうか。コイツ等の誰かがファイズ…!)」

 

 

零はあの人間離れしたショットでこのラッキークローバーの中にファイズがいると核心を得ていた。だが…

 

 

「クッ!とうとう我々の前に姿を現したな…ファイズ!」

 

 

零「…ファイズだと?」

 

 

零達に敗れたラッキークローバーの男達は零をファイズと呼び睨み付けていたのだ。そして…

 

 

「惚けるな!正体を現せ!ウオォォォォォ…!」

 

 

男達は雄叫びを上げると共にその姿を徐々に変えていき、灰色の姿をした怪人…オルフェノクへと変わっていったのだった。

 

 

フェイト「姿が変わった…!?」

 

 

ヴィヴィオ「もしかして、あれがオルフェノク!?」

 

 

零「そういう事か…どうりで気に喰わなかった筈だな。行くぞ、ギンガ」

 

 

ギンガ「はい!」

 

 

零とギンガは手に持っていたラケットを投げ捨て、零はポケットからディケイドライバーを腰に装着してディケイドのカードを構え、ギンガは左腕に装着しているKウォッチを操作し画面に浮かび上がったエンブレムをタッチした。

 

 

『RIDER SOUL REISU!』

 

 

『変身ッ!』

 

 

『KAMENRIDE:DECADE!』

 

 

電子音声が響くと零はディケイドに、ギンガは腰に薄紫色のベルトが現れると共に変身の構えを取り、両側のボタン状の箇所を押すとエンジン音と共に光に包まれ薄紫色の装甲に青い瞳をした仮面ライダーに変わっていった。ギンガの変身したその姿はアギトに酷似しているが装甲などの至る所が響鬼のものに近いものとなっている。これがギンガの変身するアギトタイプのライダー、『レイス』である。

 

 

『ッ?!ファイズではない?!』

 

 

ディケイド『残念ながら…お互い検討外れをしてたようだな』

 

 

『チッ…!だがファイズで無かろうと、我々の正体を知った!絶対に生かしては帰さん!』

 

 

レイス『いや…先に正体を明かしたのはそちらの方でしょう…?』

 

 

至極真っ当なツッコミを返すレイスだが、そんな指摘も虚しく、オルフェノク達は構わずディケイド達に迫って攻撃を仕掛け、ディケイドとレイスは半ば呆れながらも反撃を開始した。

 

 

ディケイド『フッ!デェアッ!』

 

 

レイス『ヤアァッ!セイッ!』

 

 

ディケイドはオルフェノクの攻撃を弾きながら回し蹴りを放ってオルフェノクを怯ませ、レイスはオルフェノクに素早いラッシュ攻撃を仕掛けてオルフェノクを少しずつ後退させていく。そしてディケイドはオルフェノクを吹き飛ばしてライドブッカーを開き、一枚のカードを取り出した。

 

 

ディケイド『どうせだ、演劇部の奴らの借りも返させてもらう。変身ッ!』

 

 

『KAMENRIDE:BLADE!』

 

 

カードをバックルにセットすると電子音声が響き、それと同時にディケイドの目の前にカブトムシの紋章が刻まれたオリハルコンエレメントが出現した。そしてディケイドがオリハルコンエレメントに向かって駆け出し潜り抜けると、ディケイドの姿が前の世界で刹那が変身したのと同じブレイドへと変わったのだった。

 

 

『す、姿が変わった?!』

 

 

『チィ!小賢しい奴め!』

 

 

姿が変わったディケイドに驚くオルフェノクだが、もう一体の方は構わずDブレイドに向かって攻撃を仕掛け、動揺していたオルフェノクも気を取り直し鞭のような武器を取り出してDブレイドに放った。だがDブレイドはライドブッカーをSモードに切り替えながら冷静にカードを出し、ディケイドライバーに装填してスライドさせた。

 

 

『ATTACKRIDE:METAL!』

 

 

電子音声が響くとDブレイドの身体が鋼ような身体となり、襲い掛かってきた二体の攻撃を弾き、その隙にもう一体のオルフェノクにライドブッカーでカウンターを仕掛けて怯ませる。

 

 

『ウグォッ!?』

 

 

Dブレイド『ここから反撃だ』

 

 

オルフェノクが怯んだ隙にDブレイドは再びライドブッカーから一枚のカードを取り出し、ディケイドライバーに装填してスライドさせる。

 

 

『ATTACKRIDE:MACH!』

 

 

電子音声が響くと同時にDブレイドは物凄いスピードで動き出し、目で追えない斬撃を繰り出しオルフェノクを斬り飛ばしていく。そしてレイスも華麗な蹴り技でオルフェノクを蹴り飛ばし、Dブレイドが戦っていたオルフェノクの下へと吹き飛ばした。

 

 

『ガハアァッ!?』

 

 

『グゥッ?!な、なんなんだそのベルトは?!』

 

 

オルフェノク達はふらつきながら立ち上がりDブレイドとレイスの力に恐怖して怯えていた。そしてDブレイドはライドブッカーからカードを取り出しディケイドライバーに投げ入れ、レイスは体制を低くして身構える。

 

 

『FINALATTACKRIDE:B・B・B・BLADE!』

 

 

レイス『ハアァァァァァァ……』

 

 

―ジャギィッ!―

 

 

電子音声が鳴り響くと共にDブレイドは右足に雷を纏い、レイスは大きく息を吐くと共にレイスの角、クロスホーンが開きレイスの足元にアギトの紋章が現れ、紋章は徐々にレイスの右足へと吸収されていく。そして二人は同時に上空へと跳び、オルフェノク達に向けて飛び蹴りを放った。

 

 

Dブレイド『デアァァァァァァァァァァッ!!!』

 

 

レイス『ハアァァァァァァァァァァァァッ!!!』

 

 

―ドゴオォォォォォォォォォォォォオンッ!!!―

 

 

『グ、ヌアァァァァァァァァァァァァァッ!!?』

 

 

Dブレイドとレイスのライダーキックがオルフェノク達に炸裂し、オルフェノク達は断末魔と共に吹き飛びながら青い炎を噴き出して爆発していった。そしてそれを確認したDブレイドもディケイドへと戻り、両手を払いながら一息吐く。その陰では……

 

 

「…見つけたぞディケイド…今日こそお前を…!」

 

 

テニスコートのフェンスの奥から零達の旅を妨害していた謎の男が現れ、険しい表情のまま、また何かをしようとディケイドに近づこうとする。だがその時…

 

 

―バッ!―

 

 

「ッ!?」

 

 

不意に男の頭上を何かが飛び越え、その何か…大輝は男の目の前に着地し、爽やかな笑みを浮かべながら男に指鉄砲を向けた。

 

 

大輝「やぁ、鳴滝さんじゃないですか」

 

 

「君は……」

 

 

大輝「…まさかとは思いますけど、貴方も俺の邪魔をするワケじゃないですよね?」

 

 

大輝は先程までの爽やかな笑みを消して低い声で問い掛ける。すると謎の男……"鳴滝"はそんな大輝から何かを感じ取ったのか、少し後退してしまう。そして…

 

 

鳴滝「…君の恐ろしさはよく知っている。今は止めておくよ…」

 

 

鳴滝はディケイドを見ながら悔しげに告げ、歪みの壁を発生させてそれと共に消えていった。そしてその場に残された大輝は再び笑みを浮かべながらディケイド達へと視線を移し、様子を伺っていく。

 

 

ディケイド『さあ、そろそろ吐いてもらおうか?一体この学園に潜り込んで何を……ん?』

 

 

ディケイドが残ったラッキークローバーからこの学園に潜り込む目的を聞き出そうとするが、ディケイド達の前にラッキークローバーのリーダー各が現れ、自身の姿を虎のような姿をしたオルフェノク…タイガーオルフェノクへと変えていき、青い炎を噴き出して倒れているオルフェノク達に向けて触手を伸ばすと、灰と化していたオルフェノク達が更なる力を得て復活していった。

 

 

ディケイド『ッ?!オルフェノクに…命を吹き込んだ?!』

 

 

『…貴様等が何者かは知らないが、我々の目的はファイズだけだ……消えてくれないか?』

 

 

タイガーオルフェノクがそう言うと残りのラッキークローバーもオルフェノクへと姿を変え、タイガーオルフェノク達と肩を並べてディケイド達と対峙する。

 

 

レイス『?!あの人もオルフェノクッ?!』

 

 

ディケイド『チッ…全員がオルフェノクだったワケか…お前等の目的はなんだ?この学園に潜り込んで何をする気だ?』

 

 

『…オルフェノクが人類を支配し、我々だけの楽園を作り上げる事…それが我々の目的だ。ハァッ!』

 

 

タイガーオルフェノクは高らかにそう告げると同時にディケイドとレイスに攻撃を仕掛けていく。不意による攻撃にディケイドとレイスは反応が送れ、タイガーオルフェノクの攻撃を防げず後退させられてしまう。そして…

 

 

『ヌンッ!ウオォォォォォォォォォォォオッ!!!』

 

 

ディケイド『クッ?!下がれギンガッ!!』

 

 

―ズドオォォォォォォォォォォォォオンッ!!!―

 

 

ディケイド『ウグアァァァァァァァァッ!!』

 

 

レイス『?!零さんッ!?』

 

 

フェイト「零ッ!?」

 

 

ヴィヴィオ「パパッ!?」

 

 

ディケイドはタイガーオルフェノクの放った攻撃からレイスを庇い代わりにそれを受けて吹き飛んでいき、その衝撃で変身が解除されて零に戻ってしまった。それを見たレイス達は慌てて零に駆け寄り、零の身体を起こしていく。

 

 

レイス『零さん!しっかりして下さいッ!零さんッ!』

 

 

フェイト「…ッ?!れ、零!血がっ!」

 

 

零「グッ…お…俺の方はいい…それより、奴等は…?!」

 

 

額から流血しながら零は身体を起こして先程までオルフェノク達がいた場所に目を向けるが、そこには既に誰もいなかった。どうやらレイス達が零に意識が向いている間に姿を消してしまったらしい。

 

 

零「チッ!逃げられたか…まだ遠くには行ってない筈だ!早く後を…!」

 

 

フェイト「駄目ッ!零は今怪我してるんだよ?!今は治療の方が先!保健室に行こう?!」

 

 

零「ッ…こんなのどうってことはない!それより今は奴等を見つけないと、もし今逃がして学園の生徒が襲われてでもしたら…!」

 

 

レイス『そんな怪我で深追いしてどうするんです!?お願いですから言う通りにして下さい!』

 

 

ラッキークローバー達の後を追おうとする零を必死に食い止めようとするフェイト達。その表情から必死さが伝わり、どうしても行かせてはくれないという頑固さが伝わってくる。そんなフェイト達を見て零は少したじろぎ、次第に押され始めてしまう。そして…

 

 

零「……ハァ…分かった…これ以上深追いはしない…保健室に行こう…」

 

 

諦めたかのように溜め息を吐きながら零がそう言うと、フェイト達は安息の溜め息を吐いた。そしてレイスが変身を解除してギンガに戻ると、一同は零の怪我の治療の為に校舎の中へと戻っていったのであった。

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

同時刻、人間体に戻ったラッキークローバーは学園内に戻り、何処かに向かって渡り廊下を歩いていた。その途中、そんな彼等の前に明らかにこの学園の生徒ではない青年…大輝が何かを持ちながら現れた。

 

 

「…貴方、誰?この学園の生徒じゃないわね?」

 

 

大輝「フッ、俺の事はいいだろう?それより…昨日の夜、落とし物を拾ったんだよねぇ」

 

 

大輝はそう言ってラッキークローバーのリーダー各にファイズの落とし物…一枚の写真をちらつかせるように見せる。他のメンバー達がそれを聞いて驚く中、リーダー各の男だけは怪しく微笑みながら大輝に近づいていく。

 

 

「…昨日の夜…つまりそれは、ファイズが落とした物だと……ッ!?」

 

 

男は大輝の手から写真を取り上げようとするが、大輝をそれ避けてリーダー各の男と向き合った。そして、大輝は爽やかな笑みを浮かべながらラッキークローバー達に告げる。

 

 

大輝「その前に一つ条件がある。俺を…ラッキークローバーに入れて欲しい♪」

 

 

 

 

◇◇◆

 

 

 

 

それから数分後。先程の戦闘で怪我を負った零はフェイト達に引っ張られる形で保健室の前に来ていた。

 

 

フェイト「ほら、零。中に入ろう?早く怪我の治療をしないと」

 

 

零「…………出来れば此処には行きたくなかったんだよな………昔の古傷が疼くから………」

 

 

主になのはとかフェイトとかはやてとかその他諸々からの半殺しにより出来た傷が。アースラや六課でよくお世話になった場所だから、周りから医務室と赤い糸で繋がってるんじゃないかと言われてたのを思い出し、憂鬱げに黄昏れる零を他所にギンガが保健室の扉を開けていく。

 

 

―ガラガラガラッ―

 

 

ギンガ「すみませ~ん、誰かいませんか~?」

 

 

零の心境など他所にフェイト達は保健室の中に入り、零も嫌々ながらも中へと入っていく。すると保健室の中にはデスクに座って何やら雑務をこなしていた先生らしき人物がおり、零達に気付いて振り返った。だが…

 

 

「は~い、どうしました?あっ…先に行っておきますけど、また心の病が~みたいな症状の方ならご遠……慮……」

 

 

と、先生らしき人物は零達の顔を見た途端固まってしまった。だがそれは零達も同じらしく、先生らしき人物の顔を見て石のように固まってしまう。何故ならその先生とは…

 

 

 

シャマル「れ、零君ッ!?それにテスタロッサさんにギンガにヴィヴィオちゃん!?どうして此処に!?」

 

 

零「シャ、シャマルッ!?こんなところで何をやってるんだ!?」

 

 

そう…その先生とは、自分達の世界で逸れた仲間の一人であり、ヴィータと同じヴォルケンリッターの泉の騎士である"シャマル"だったのだ。

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

数十分後……

 

 

 

零「――なるほど…つまりお前とザフィーラはあの滅びの現象でこの世界へと飛ばされ、他に行く当てがなかった為にこの学園の先生として住み込みで働かせてもらってた…ってことか」

 

 

シャマル「えぇ。あれ以来デバイスも魔法も使えなくなって、元の世界に帰る方法も分からず仕方なくね…」

 

 

ザフィーラ「俺も何故か、あれ以来獣人化が出来なくなってしまってな。周りに怪しまれないようにとシャマルと二人でいる時以外はああやって……な……」

 

 

零「……やはりあれは現実だったワケか…」

 

 

ヴィヴィオ「…あれ?」

 

 

あれから時間が経ち、零は傷の治療を受けながらシャマルと先程呼び出したザフィーラからこれまでの経緯を聞いていた。二人が自分達の世界で滅びの現象に巻き込まれ、この世界に飛ばされたこと。魔法を使えなくなった二人がこれからどうしようかと途方に暮れていた時にこの学園の理事長と出会い、保健医の先生としてスカウトされたこと。

 

 

そしてザフィーラがこの学園の生徒達に大層気に入られ、シャマルの住む場所が決まるまで特別に学園で"飼わせてもらう"事になったことなど……

 

 

零「事情は何となく掴めたが…ザフィーラ…お前は平気なのか?いくらなんでも、あれは流石に洒落にはならなかったぞっ?」

 

 

ザフィーラ「……………」

 

 

零の言うあれとは、テニスコートに向かう途中に見たあの光景。最初見た時には色んな意味で衝撃を受け、きっとザフィーラに似た犬だろうと思っていたが、やはり自分の仲間を見間違う筈がない。敢えて触れないようにいたが、こうして合流した今聞かずにはいられず、なんとも言えない顔で問い掛ける零の疑問に対し、ザフィーラは零達に背中を見せながら話し始めた。

 

 

ザフィーラ「仕方ないではないか…他の生徒達から"犬"として扱われ…ああするしかなかったのだから……確かに今の俺は犬として振る舞っている…だがそれは…主達に会う為にとっ…主達に再び会う為にという一心の為にっ…俺はずっと恥を忍んでっ…狼としての誇りを内に仕舞い込んで…犬を演じてきたのだ…俺とて…俺とて好きでっ…あんな事をしてたのではないっ……う…うぅっ……」

 

 

零「………………………………えぇと……な、泣くなザフィーラ…お前はよく頑張ったよ、うん…アルフには黙っておくから…そんな気にするな……なっ?」

 

 

悲壮感を漂わせながら静かに泣き始めたザフィーラが余りにも気の毒に思い、零はザフィーラの肩を叩きながら慰めていく。そんな光景にシャマルやフェイト達は顔を引き攣らせ、二人から顔を背けていたのだった。

 

 

 

 

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