仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

115 / 519
第八章/ファイズ×CLANNADの世界⑧

 

 

零「ッ…海道の奴…何処に行った…?」

 

 

大輝を追い掛けて来た零はファイズブラスターの砲撃によって破壊された学園の一部に来ていた。零が辺りを見回して大輝の姿を探していると、瓦礫の山の近くでベルトのような物を手に持ち何かをしている大輝の姿を見つけた。

 

 

零「海道!一体何をしてる?!」

 

 

大輝「…スッゲェ…スッゲェ!宝の山だよ此処!」

 

 

零「…?なんだと?」

 

 

ベルトを手にしながら嬉しそうに笑う大輝の言葉が理解出来ず零は疑問そうに首を傾げ、大輝はベルトを零に見せながら説明し始める。

 

 

大輝「嘗て、オルフェノクと戦う為に作られたベルトだ…その中でもこの帝王のベルト!これに比べたらファイズのベルトなんて!」

 

 

零「お前なぁ……」

 

 

大輝「ファイズのベルトより価値のあるもの…こういう意味だったんだな零♪」

 

 

零「ッ!違う!俺が言いたかったのは…!」

 

 

帝王のベルトを持って子供の様にはしゃぐ大輝に自分が伝えたかったことを伝えようとする零だが、大輝は背後に出現した歪みの壁を通りそれと共に消えていってしまった。

 

 

零「クッ…アイツ…!」

 

 

大輝を逃がしてしまった零は思わず舌打ちし、腑に落ちないような気分になりながらも、取り敢えず写真館に戻る事にしたのだった。

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

―光写真館―

 

 

それから数時間後、写真館に戻って来た零は先程撮った写真を現像し終え、それらをテーブルの上に広げて皆に見せていた。

 

 

栄次郎「オォ…零君のこの写真、中々いい感じに撮れてるじゃないかぁ」

 

 

なのは「そうだね…これからも朋也君達は、同じ物を見て行けるのかな?」

 

 

零「さぁな…それはアイツ等が決める事だ。これからの道をどうやって物語っていくのか…それはアイツ等次第なんだし」

 

 

優矢「とか言いながら本当は気になってるくせに~♪ってあ、そうだった…お前に渡してといて欲しい物があるってさっき海道さんと紫さんから預かったもんがあるんだけど?」

 

 

零「あの二人から?…ってか紫の奴、いつの間に帰ったんだ?」

 

 

どうりで紫の姿がなかった筈だと納得しながら、零は優矢から一枚の紙を受け取りそれに目を通していく。そこに書かれていたのは…

 

 

 

―零へ、次の世界ではせいぜい邪魔だけはしないでくれよ?ナマコも食べれないクセに♪―

 

 

 

零「……海道の野郎ォ…!あからさまに喧嘩売ってるなぁ…!」

 

 

シャマル「ま、まあまあ!零君落ち着いて!」

 

 

フェイト「そ、そうだよほら、次は紫からの手紙も読まないとっ」

 

 

紙に書かれた内容に零は苛立ちを露わにして紙を握り潰し、フェイトは気を取り直そうと今度は紫の書き置きを手に取ってそれを読んでいく。しかし…

 

 

フェイト「えぇっと、なになに?うんうん…………………………………………」

 

 

なのは「……?どうしたのフェイトちゃん?えーと………………………………………………………」

 

 

紫の手紙を目にした瞬間、フェイトやなのは、そしてそれが気になって手紙に目を通した者達はその手紙を読んだ途端イチミリも動かなくなり、何故かプルプルと震え出した。

 

 

零「?どうしたんだ皆…?いきなり震え出して…手紙にはなんて―――」

 

 

―…グシャァッ!―

 

 

零「……え?」

 

 

手紙の内容を聞き出そうと近づいた瞬間、フェイトが突然手に持っていた手紙を握り潰しなのは達は零に近づいて肩を掴んで来た。

 

 

零「へ?あの…一体どうし…?」

 

 

なのは「零君、ちょっとあっちでOHANASIしようか♪」

 

 

零「はっ?いやちょ、いきなり何言って…というか何か怒ってませんか!?何か目が恐い!?」

 

 

フェイト「大丈夫大丈夫♪いいからこっちに来ようか♪」

 

 

零「ちょ!まっ、待て!!全然話が見えな―――!?」

 

 

―バタンッ!!―

 

 

意味も分からぬまま零はなのは達に襟を掴まれ、無理矢理引きずられながら部屋を出て別の部屋へと逝ってしまい、室内に残された優矢等は気まずそうな顔を浮かべていた。…というか、何かデジャブを感じるのは気のせいだろうか?

 

 

栄次郎「いやぁ~なのはちゃん達は相変わらず元気でいいねぇ~」

 

 

優矢「いや…あれは元気の部類に入るかどうか…というかいきなりどうしたんだなのはさん達…?」

 

 

手紙を読んだ途端に阿修羅モード(優矢命名)になってしまったようだが、手紙にはなんと書かれていたのだろうか?気になった優矢は床に落ちたくしゃくしゃの紙を広げてそれを読み始める。そこには…

 

 

 

―零さんへ、私は少し用事を思い出したので先に自分の世界に帰りますね。中々楽しかったです♪それと、ルナティックのカードは置いていきますのでご自由に使っちゃってください♪

 

それとなのはさん達へ、私は先程の戦闘の際に零さんに"セクハラ"されたので、今後一切こういう事が起きないようOHANASIしといて下さいね?それじゃ、またお会いしましょう~♪―

 

 

 

優矢「………………………………………………………………あれ?紫さんって…こういう人だったっけ?」

 

 

キバーラ「優矢が知らなかっただけでしょ?あの女…絶対"S"だわ…しかも多分無自覚っていう質の悪い…」

 

 

手紙に書かれていた内容に優矢はタラリと冷や汗を流し、キバーラはそれだけを告げると優矢から離れて栄次郎の下に飛んでいってしまった。とそんな時…

 

 

 

 

―ドゴオォォォォォォォォォォォォォォォオンッ!!ドゴオォォォォォォォォォォォォォォォオンッ!!―

 

 

『うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?何故だ!?何故こんなことにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!?』

 

 

『言いなさい!!紫さんに一体何をしたの!?』

 

 

『知るかぁ!!俺は何も知らんぞ!?というか一体何の話しだぁ!?』

 

 

『あくまでシラを切るつもり?!こっちには被害者からの証言もあるんだからぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

 

『だから一体何の話…って待て待て待て待て待て!?それは流石にマズイっ!!本当にマズイって!?ちょ、―ドゴオォォォォォォォォォォォォオンッ!!!―グアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!?』

 

 

 

 

…………………………。

 

 

 

 

優矢「……さぁ!そろそろ次の世界に行きますか!」

 

 

別室から聞こえてきた断末魔に近い悲鳴を振り切るように明るく振る舞いながら室内にある背景ロールへと近づいていく優矢。そうして背景ロールを操作する鎖を掴んで操作していくと…

 

 

―ガチャッ…ガラガラガラガラガラッ!パアァァァァァァァァァアァァンッ!―

 

 

優矢「お!降りた降りた!えーっと、この世界は…」

 

 

新たに降りてきた背景ロールを眺める為に優矢は一度背景ロールから離れそれを眺めた。新たに現れた背景ロールには、何処かの街の高速ビルの屋上から背中を見せて夜の町並みを眺める左右違う色の少女と、その少女の周りに六つのメモリが描かれているというものであった。果たして、この絵が意味するものとは何なのか?そして零は……

 

 

 

 

―ドッガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!!―

 

 

零「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!?紫ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!コイツ等に一体何を吹き込んだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」

 

 

 

 

…世界を救う前に、無事に生きていられるのだろうか…?

 

 

 

 

 

その頃、何処かの街の一角にある高層ビルの屋上では、銀色のマフラーを靡かせる左右違う色の少女が背景ロールの絵と同じく夜の町並みを見下ろしていた。果たしてこの少女は何者なのだろうか?そして、零はこの少女とどう関わって行くのか…?

 

 

 

 

 

―???の世界―

 

 

 

クアットロ「…ディケイド達があの世界に?」

 

 

同時刻、薄暗い闇に包まれたとある一室では、クアットロが通信パネルに映った自分の部下から零達の動きについて報告を受けていた。そしてクアットロは通信パネルを閉じると顎に手を添えて何かを考え始める。

 

 

クアットロ「(可笑しいわね…ディケイドは本来あの世界には干渉しない筈なのに…まさか、外史のライダー達と関わったせいで本来の歴史とズレてきてる…?……まあでも、これはある意味良い機会かもしれないわね…)」

 

 

そこまで考えるとクアットロは妖しく微笑みながら振り返り、自分の背後に立つ少女達…銀髪の少女と金髪の少女と向き合った。

 

 

クアットロ「今から貴方達に任務を与えるわ。任務の内容はあのディケイドの向かった―――の世界に向かいディケイドの捕獲…出来なければそれでも構わない。ただし、あの男には必ず例の細工をしておくこと、そして間違っても殺しては駄目よ…いいわね?」

 

 

クアットロの説明する任務の内容を一つ一つ聞き逃さず頭の中に叩き込み、ちゃんと理解出来たか確認を取るクアットロに向けて頷く少女達。そうして少女達が部屋から出て行くと、クアットロは妖しく微笑みながら振り返り一枚のモニターを開いていく。

 

 

クアットロ「フフフ…中々面白い展開になって来たわね~♪ロストの力がディケイドに何処まで通用するのか、そしてあの二人を相手にディケイドがどう戦うのか…フフフ♪」

 

 

モニターに映っているのは零達の映像、それを見つめるクアットロの笑みは、ただ何処までも邪であり続けていた…

 

 

 

 

 

 

第八章/ファイズ×CLANNADの世界END

 

 





オリキャラ設定③


【挿絵表示】


海道 大輝 (カイドウ ダイキ)

年齢:19歳

性別:男

容姿:深蒼の瞳に目に少し掛かるくらいの黒い髪。顔立ちは良く、どちらかと言えばイケメンの類に入る。


解説:零の前に突然現れた青年。零達一行と同じくライダーの世界を回っているらしいがその目的は不明、何処から来たのかも分からないすべてが謎に包まれた青年。


ディケイドと同系統のライダーである『仮面ライダーディエンド』の変身者であり、あらゆる世界に存在するお宝を手に入れようと旅をしているらしい。


零達と出会う前に断罪の神の天満幸助の弟子(強制)となり、その実力は零の実力を軽く上回っている。


ツルギさんのエレンさんとソウルさんのハルカさんとは旅の中で知り合い、今では一緒に飲みに行ったりする飲み仲間のようだ。


輝鬼さんの作品のヒロインの一人、ベール=ゼファーとは恋人同士。


以前何処かのドS神と共にとあるラーメン屋のマスターを鍛えた事があったらしく、現在はそのラーメン屋を風麺と改め屋台をしてるらしい。


以下、ツルギさんに送って頂いたオリジナル武器。



ディエンブレード

解説:煌一がメビウスの光の力で創った剣。刀身と柄の間にカードドライバーが組み込まれており、そこにカードを入れ横に一閃すると、ライダーを召喚したり出来る。ディエンブレードはメテオールとメビウス、アレス、フォルツァ、エヴォル、ディセイドを召喚するための物だが、他のライダー達の召喚も可能で、光の力により多少力が上がっている。そして、ライダー達の最強フォーム又は強化フォームも使え、コンプリートフォームと違い、自立的に行動させれるが実体化は5分~10分が限界でそれ以上はディエンブレードに負荷がかかる。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。