仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第九章/ライダー少女Wの世界⑧

 

 

零「おい、アンタ?!」

 

 

「キャッ?!な、なんですかいきなり?!」

 

 

零「ッ…また違う…!」

 

 

教会の外へと出ると同時に行き交じる招待客達の間を抜けて目的の人物を懸命に探す零。その目的の人物とは勿論、教会の窓から見つけたあの少女達である。

 

 

零「ハァ…ハァ…何処だ…一体何処にっ…」

 

 

招待客の顔をひとりひとり確認しながら探していく。だが、どんなに辺りを探し回ってもあの二人の影すら見付ける事も出来ない。

 

 

零「くっ…何処にいるんだ…?確かこの辺にいたはずなのに…!」

 

 

一通りこの辺りを全部見て回ったが、どこを探してもそれらしき人物は見られなかった。そうなると、既に教会の中か別の場所にでも移動したのだろうか―――いや、それ以前に……

 

 

零「はぁ……はぁ……ま…まさか……ただの……人、違い……?」

 

 

力無くそう呟きながら零は動かしていた足を止めた。冷静に考えてみれば此処は平行世界なのだ。自分達の世界で消えた筈の彼女達が生きて、しかもこんな場所にいる訳がない。

教会の中から見た女性達も、もしかしたらあの二人に似た別人だったのかもしれない。落ち着きを取り戻してそう考えてみると、今の自分を見て笑いが込み上げてきた。

 

 

零「…ハ…ハハハ…馬鹿か俺は…?もっと冷静に考えれば直ぐに分かることを……死んだ女の面影を追ってこれとは…滑稽だな…」

 

 

恐らく、今朝の夢の影響であの二人と招待客の姿を無意識の内に重ねてしまったのだろう。よりによって、あの二人が生きてるかもしれないなどと馬鹿げた妄想に突き動かされるとは……今日の自分はホントに可笑しいようだ。

 

 

零「…そうだ…ありえない…あの二人は死んだんだ…そして俺は……あの二人を救えなかった…フェイトとはやての為にと馬鹿みたいに必死に考えたくせに……結局……何もしてやれなかったんだ……」

 

 

あの時の後悔が今になって蘇ってくる。なのはの時にも感じたことだが、あの時もっと力があれば彼女達を救えてたかもしれない――しかし、そんな事は現実に考えて無理な話しだ。

 

一人は自分達と出会う前に既にこの世から去り、一人ははやてを助ける為に自ら消滅の道を選んでしまったのだから。

 

幸助達のように特別な力を持たない自分が何をしようが、結局そんな考えは無駄でしかない。そして…今も…

 

 

零「…今も…目の前で苦しんでる人がいるのに…俺は何もしてやれない……これじゃ昔と変わらないじゃないか…」

 

 

誰かに助けて欲しいと願っている望と、あの二人の姿がどうしても重なって見えてしまう。

 

何とか助けてやりたい…だが今の自分の立場ではそれは許されない。

 

そうしてまたあの時のように、自分は何も出来ずただ見てるだけだ。

 

今朝の夢のせいもあって…そんな自分が余計に腹立たしく感じていた。

 

助けたい、でも助けられない。自分の中でせめぎ合う二つの感情にいつしか苛立ちが生まれ、先程は思わず誠にその苛立ちをぶつけてしまった。

 

 

零「……もう、止めよう…今更何になると言うんだ…彼女達はもういない…それだけの話だろう?」

 

 

今更ウジウジ考えたところで何かが変わるワケでもない。まるで自分に言い聞かせるかのようにポツリと呟き、零は教会の方へと足を向け優矢達の待つ控室へと戻ろうとする。だが……

 

 

 

 

 

 

 

 

―ドガアアァァァァァァァァァァァァンッ!!―

 

 

零「――っっ!?なっ?!」

 

 

教会の方から突然聞こえてきた巨大な爆音。それが耳に届いたと共に顔を上げると、教会の一角から巨大な爆煙が立ち込めているのが視界に映った。

 

 

零「爆発…だと?……っ!まさかっ!?」

 

 

脳裏を横切った予想に零は慌てて走り出し、ざわめく招待客の間を抜けて教会の中へと乗り込んでいった。

 

 

 

 

霧奈「…フフフ。どうやら上手く行ったみたいね……さぁ、私達も行きますよ」

 

 

??「………………」

 

 

??「………………」

 

 

そしてその影では、豪華なドレスを身に纏った三人の女性が空に向かって立ち上る黒煙を見つめ、その内の一人である園咲霧奈は二人の少女を連れて教会の外へと出ていった。

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

―教会内・花嫁控室―

 

 

 

優矢「この野郎ォ!」

 

 

カノン「くそっ!」

 

 

『チッ!邪魔するなぁ!』

 

 

―ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンッ!!―

 

 

けむ苦しい煙が漂い、ズタボロとなった花嫁控室の室内では今、気を失った望を抱えるバラの様な姿をした怪人…ローズドーパントと優矢達が奮闘していた。

だが、ローズドーパントの身体から放たれる棘を模した弾丸の雨により思うように動けず、優矢達は室内にあった机を盾にしてそれを防ぐが、同時に動くこともままならないでいた。

 

 

―ズガガガガガガガガガガガガガガガガァ!!!―

 

 

ツカサ「あぁ~もう!これじゃあ全然近づけないじゃんっ!�」

 

 

カノン「ど、どうしよう…望さんだって捕まったままなのに!�」

 

 

翔子「クッ!こうなったら…正面から突っ込んで奴を押さえ込むしか…!」

 

 

裕一「バカッ!それじゃあ飛び出した瞬間直ぐやられちまうだろう!」

 

 

なのは「で、でもこのままこうしてても何時かやられちゃうよ!�」

 

 

優矢「ちくしょう!こんな非常事態って時に…何やってんだよ零っ!!」

 

 

何とか反撃の機会を伺って敵の隙を突こうとする一同だがドーパントは全く攻撃の手を止めようとはせず、一同は身動きひとつ出来ず机の影に隠れているしか出来ないでいた。そんな時……

 

 

 

 

『BEETLE!』

 

 

―ビュウンッ!ズシャァッ!ズシャァッ!―

 

 

『グァッ?!』

 

 

『…っ!?』

 

 

不意に入り口の方からビートルフォンが飛来しローズドーパントに突貫して吹き飛ばしたのだ。そしてそれと同時に零が息を切らしながら部屋の中へと入って来た。

 

 

零「皆!無事かっ?!」

 

 

翔子「っ!零!」

 

 

優矢「おせぇよ馬鹿っ!!何やってたんだ!?」

 

 

零「説教なら後で聞く!今はこっちが優先だ!」

 

 

そう言いながら零は手元に戻って来たビートルフォンを回収して仕舞い、一同も机の影から飛び出して吹き飛んだローズドーパントに向かって身構えていく。

 

 

『クッ…!まだ仲間がいたのか…!』

 

 

翔子「……貴方だね?最近噂になってる連続花嫁誘拐事件の犯人は?」

 

 

『ふんっ…だったらなんだと言うんだ?』

 

 

零「回りくどい言い方は無しで単刀直入に言わせてもらう…その女性とさらった花嫁達を解放し、メモリを捨てろ」

 

 

『…そいつはお断りだ……花嫁は……望は誰にも渡さない!渡してなるものかあああぁぁぁぁぁーーーーーっっ!!!』

 

 

―ズガガガガガガガガガガガガガァッ!!!―

 

 

『クッ!?』

 

 

ローズドーパントの身体から放たれた棘の弾丸の雨を紙一重で避け一気に畳み掛けようと態勢を立て直していくが、その時にはもうローズドーパントは望は抱えたまま壊れた窓を飛び越え外へ飛び出していた。

 

 

カノン「し、しまったっ!望さんが!?」

 

 

優矢「お、おい!どうすんだよ一体!?」

 

 

零「ちっ……とにかく奴を追うぞ!今から追えばまだ追い付ける!」

 

 

翔子「っ!分かった!裕一、後の事はよろしく!」

 

 

裕一「あぁ、任せろ!」

 

 

ツカサ「それじゃ、俊介と裕香も裕一の手伝いお願いね!」

 

 

俊介「…ハァ?!ちょ、待ってってツカサ?!」

 

 

裕香「勝手に決めて行かないでよぉ!?」

 

 

逃げ去ったローズドーパントを追う為、裕一達に後のことを任せて教会の外へと向かう翔子とツカサ。そしてそれを見た零も…

 

 

零「っ…とにかく俺達も行くぞ!なのは、お前は写真館に連絡してシャマルや人手になりそうな奴らを呼んでおいてくれ!此処に来るまで何人か負傷者を見つけたし、救急車が病院から此処に着くまで時間も掛かる筈だからな。お前はそっちを頼む…!」

 

 

なのは「うん、分かった!こっちは任せて!」

 

 

零「頼んだ…行くぞ優矢!カノン!フェイト!」

 

 

カノン「はい!」

 

 

フェイト「うん!」

 

 

優矢「え?お、おう!」

 

 

なのはにシャマル達を呼ぶように告げると零は優矢とカノンとフェイトと共に部屋を飛び出し、残されたなのは達はそれを見ると零に言われた通りシャマル達を呼ぶため写真館へ連絡する事にしたのだった。

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

教会を出ると共に、零達は建物の屋上等を渡って逃走するローズドーパントを辿って道を全力で駆けていた。しかし、こちら側の方は人ゴミを避けながら進んでいる為中々速く進めず、ローズドーパントとの距離も徐々に開き始めていた。

 

 

優矢「くっ!やべえ…このままじゃ犯人に追い付けねぇぞ!」

 

 

ツカサ「ねぇ翔子!なんか他の道とかないの?!こう、近道的な物とかさぁ!�」

 

 

翔子「他の道……っ!確かこの辺りに裏道があった筈だよ!それを使えばアイツの行き先にまで近道できるし、上手く行けばアイツを回り込めるかも!」

 

 

零「!そうか…よし!なら二手に別れて奴を追うぞ!ツカサとカノンとフェイトはこのまま奴を追ってくれ!俺と翔子と優矢はその道を通って奴を回り込む!」

 

 

カノン「分かりました!」

 

 

フェイト「三人とも、気をつけてね!」

 

 

零「そっちもな…!翔子、その裏道は?!」

 

 

翔子「えぇっと、確かこの辺……あった!あれだよ!二人とも付いて来て!」

 

 

言いながら翔子はビルとビルの間にある路地裏までの道を駆けていき、零と優矢もそれを追って走り出し、残った三人はそのままローズドーパントの追跡に向かった。

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

路地裏に入り込めば、そこには複雑に入り組んだ道が何処までも続いており、三人は何とか走るスピードを落とさずその道を走り抜けていく。

 

 

零「クッ!走り難いなこの路地裏っ!」

 

 

翔子「まぁ普段は誰も使わない道だからね…でもその分さっきの道よりかは速く先に進めるよ!」

 

 

優矢「そうかもしんないけどさぁ…�Σてかクセェ!臭過ぎるよここ!?」

 

 

零「それぐらい耐えろっ!我慢できない臭いでもないだろう!」

 

 

路地裏を充満しているドブの臭いが鼻を突きながらも足は止めず、ただこの路地裏を一早く抜ける事を優先に周りの障害物にぶつからぬよう意識を集中させる。

 

 

優矢「ハァ、ハァ、なぁ!そういえば一つ気になってることがあんだけどさ!」

 

 

零「なんだこんな時に?!」

 

 

優矢「いやほら、さっきのドーパント!逃げる前に最後言ってたよな?!『望は誰にも渡さない』って!」

 

 

翔子「ハァ、ハァ、それがどうかしたの?!」

 

 

優矢「いや、だってなんか可笑しくないか?!なんであのドーパント…望さんの事知ってたんだろうって!」

 

 

翔子「…!それ…は…」

 

 

優矢「あのドーパント……もしかしたら望さんと何か関係があるんじゃ…」

 

 

『……ッ』

 

 

難しげな表情で呟いた優矢の言葉に零と翔子は暗い表情を浮かべて顔を俯かせてしまい、三人の間に重苦しい沈黙が流れ始める。

 

 

翔子「……と、ともかく!今は速くあのドーパントに追い付く事だけ考えよう!ほら、もうすぐ路地裏を抜けるし!�」

 

 

零「……そうだな。考えるだけ後でいくらでも出来る……とにかく今はこっちを優先するぞ!」

 

 

優矢「あ、あぁ!」

 

 

此処から数十メートル先にある路地裏の出口を指差した翔子に二人も一気に出口まで辿り着こう走るスピードを速めていき、もうすぐ路地裏を抜けようと―――

 

 

 

 

 

 

―ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!!―

 

 

『ッ?!なっ?!』

 

 

――した瞬間、突如三人の真上から青い光弾が放たれ零達の動きがストップしてしまった。そして零達がそれの放たれてきた真上に目を向けると、空から何かが降りて三人の目の前に立ち塞がった。

 

 

『…ふふふ…残念だったわね。此処から先は通行止めよ』

 

 

翔子「なっ…!」

 

 

零「っ!何だお前は…?」

 

 

三人の目の前に立ち塞がった物は水色のボディスーツの上に青いアーマーを着込み、銃と一体化した様な形をした剣を右手に持ち、顔にバイザーを付けて口元が見えている青いドーパントであった。声や体格からしてどうやら女性のようだが、それから放たれる雰囲気は明らかに『敵』を思わせるモノである。

 

 

『ふふ…暫くぶりねライダー少女?また貴方に会えるなんて嬉しいわ』

 

 

翔子「くっ!まさか…貴方がこんな場面に出て来るなんてねっ…!」

 

 

零「…?翔子、お前アイツと知り合いか?」

 

 

翔子「まあね……正直知り合いたくもなかったんだけど!」

 

 

言いながら翔子はポケットからダブルドライバーを取り出し、それに応じて零も優矢も目の前にいる相手が敵なんだと再確認して自分のドライバーを取り出そうとするが……

 

 

―バッ!!―

 

 

『ヌアァァァッ!!』

 

 

―ブオォンッ!―

 

 

翔子「うわぁっ?!」

 

 

優矢「うお?!な、何だ?!」

 

 

零「っ?!コイツ等…レジェンドルガ?!」

 

 

突如周りの物陰やビルの屋上から異形の怪人達…レジェンドルガ達が飛び出して三人に襲い掛かって来たのだ。突然の奇襲に驚きながらも三人は必死にレジェンドルガ達の攻撃をかわしていき、そんな様子を見物していたドーパント…ナスカドーパントは怪しく微笑みながら言う。

 

 

『今回は何時ものようには行きませんよ?今日の私には、心強いクライアントが付いているんですからねぇ』

 

 

翔子「クッ!クライアント…?!」

 

 

零「レジェンドルガに関係するクライアント…まさか、スカリエッティか?!」

 

 

ナスカドーパントが言ったクライアントという人物がスカリエッティだと予測した零が問い掛けるように叫ぶが、ナスカドーパントはただ微笑みながら手に持つ剣を撫でるだけであった。

 

 

『フフ。今日この時をどれだけ待ったことか……今日こそ決着を付けてあげるわ…ライダー少女!』

 

 

優矢「って!狙いが翔子なら俺達関係ないじゃん!」

 

 

翔子「っ…本当なら望む所なんだけど、今日は遠慮させてもらうよ!フィリス!」

 

 

フィリス『漸く出番だね?待ちくたびれたよ』

 

 

零「そっちの事情は知らんが…こっちは先を急いでるんだ!無理矢理にでもそこを通らせてもらう!」

 

 

言いながら零と優矢はレジェンドルガを吹き飛ばして自分の腰にベルトを巻き、翔子が腰にダブルドライバーを装着すると探偵事務所で留守番していたフィリスの腰にもダブルドライバーが現れ、零と翔子達はそれぞれカードとガイアメモリを取り出し構えていく。

 

 

『変身ッ!』

 

 

叫びながら優矢はベルトの左腰のボタンを押し、零と翔子達も掛け声と共にカードとメモリをバックルへと装填し、フィリスのメモリが翔子のダブルドライバーへと転送されると翔子はバックルをWの形に開いていく。

 

 

『KAMENRIDE:DECADE!』

 

『CYCLONE!JOKER!』

 

 

電子音声が響くと零はディケイド、優矢はクウガ、翔子はダブルへと変身し、探偵事務所にいたフィリスは精神が抜けてその場に倒れた。そしてダブルとクウガはそれぞれレジェンドルガを殴り付け、ディケイドはライドブッカーSモードを構えてナスカドーパントに突っ込んでいく。

 

 

ディケイド『ハアアアァァァァーーーーーっ!!』

 

 

『まずは貴方が相手ね……良いわ、返り討ちにしてあげる!』

 

 

ナスカドーパントは剣を水平に構え、片手突きの構えを取る。そしてディケイドも勢いを付けたままライドブッカーSモードを両手で握り、ナスカドーパントが勢いよく剣を横薙ぎに払った瞬間……

 

 

ディケイド『―――掛かったなぁ!』

 

 

―ブォンッ!バッ!―

 

 

『…っ?!なっ?!』

 

 

ナスカドーパントが剣を横に振った瞬間、ディケイドは態勢を低くしてナスカドーパントの放った斬撃をかわし、そのままバネのようにジャンプしてナスカドーパントの真上を飛び越え、地面に着地すると同時にそのまま出口へと突き進んでいく。

 

 

『チッ?!そうはさせな『CYCLONE!METAL!』ッ?!』

 

 

ナスカドーパントがディケイドを止めようと右手から光弾を放とうとした瞬間背後から電子音声が響き、ナスカドーパントは直ぐさま身体ごとひねって背後に剣を振るう。

 

 

―ガキイィィィィンッ!―

 

 

『グッ!?』

 

 

W(翔子)『貴方の相手は私達だよ!零には手を出させないっ!』

 

 

振り返った先にいたのは、左半身が先程の黒ではなく銀色へと変化し両手に銀色のロッド…メタルシャフトを構えたダブル・サイクロン・メタルの姿があった。そしてダブル(翔子)はメタルシャフトでナスカドーパントと激突し、クウガは一人ディケイドを追撃しようとするレジェンドルガ達を足止めしている。

 

 

ディケイド『っ…すまない三人共、此処は任せた!』

 

 

仲間を置いていくのは心苦しいが、今自分達のすべき事は望とローズドーパントに追い付くこと。ダブル達の作ってくれた機会を無下にはしない為にも、ディケイドは一直線に出口へと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『SHOT!MAXIMUM DRIVE!』

 

 

『―――ショット、アルザードブラスター…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディケイド『――っ!?』

 

 

刹那、背後から突き刺さる様に感じた無機質な殺気。それに気付いて振り向いた時には……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ドッガアアアァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーンッ!!!!―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

W(翔子)『――――え?』

 

 

クウガ『なっ…れ、零イイイィィィィィィィィィーーーーーーーー!!!!』

 

 

それに気づいた時には、ディケイドはもう爆発の中に飲み込まれていた。

 

 

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