仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT 作:風人Ⅱ
―風都公園・広場―
ディエンド『フッ!ハッ!』
―バキィッ!ドゴォンッ!ドゴォッ!―
ガリュウ『クッ…!』
その頃、ガリュウと戦っていたディエンドは素早い動きでガリュウを翻弄しながら打撃を打ち込んでいき、そしてある程度ダメージを与えるとガリュウから距離を離して腰のホルダーからカードを取り出し、ディエンドライバーへとセットする。
ディエンド『忍者が相手ならこっちも忍者だ』
『KAMENRIDE:REIYA!』
ディエンドがドライバーをスライドさせて引き金を引くと辺りに残像が走り、それらが一つに重なると黒のボディに忍者のような姿のライダー…ミユ・ナカジマが変身するレイヤが現れ、レイヤはムラサメを構えてガリュウに斬り掛かっていく。そしてレイヤがガリュウと戦ってる間にディエンドは再びカードを取り出しディエンドライバーに装填する。
『FINALFORMRIDE:RE・RE・RE・REIYA!』
ディエンド『痛みは一瞬だ』
レイヤ『…?ウアァッ?!』
電子音声と共にディエンドがレイヤに目掛けて発砲するとレイヤは手足が巨大な刃となりながら宙に浮いていき、漆黒の巨大な手裏剣『レイヤハリケーン』へと超絶変形したのである。
ゼロス『レ、レイヤが……変形した?!』
ディケイド(ツカサ)『オォォォッ!カッコイイ~!�』
超絶変形したレイヤハリケーンを見てゼロスとディケイド(ツカサ)がそれぞれ感想を漏らす中、ディエンドはホルダーから再びカードを取り出しディエンドライバーにセットしてスライドさせていく。
『FINALATTACKRIDE:RE・RE・RE・REIYA!』
電子音声と共にディエンドがレイヤハリケーンを手に持つとディエンドはなんと四人へと分身し、それぞれレイヤハリケーンを構えガリュウに向かって飛び出していく。
『ツオオオォォォォォォォォォォォォォッ!!!』
―ズバンズバンズバンズバンズバンズバンズバン!!ズババババババババババババババババァッ!!!―
ガリュウ『ッ!くっ?!』
四人のディエンド達はあらゆる方向から疾風の如くとも言える速さで舞いを踊るかのようにガリュウに斬り掛かっていく。そしてディエンド達はガリュウを包囲するように四方に散ると、それぞれの持つレイヤハリケーンが炎、水、雷、風を纏いディエンド達はそれを構えながら叫ぶ。
『炎神!』
『水神!』
『雷神!』
『風神!』
『超忍法・四重神爆裂!!でぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇいっっ!!!』
―バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!―
ガリュウ『―――あっ…』
―ドゴオオォォォォォォォォォォォォオンッ!!!―
ディエンド達はガリュウに向けてレイヤハリケーンを投げ付け、レイヤハリケーンはそのまま回転しながら猛スピードでガリュウに向かっていき、先程の攻撃で怯んだガリュウは回避行動が間に合わず直撃を受けていった。
そしてそれを確認したディエンド達は爆発の中から飛び出してきたレイヤハリケーンをキャッチして一人へと戻っていき、レイヤハリケーンを消していった。
ゼロス『ッ!や…やったのか…?』
ディエンド『……いいや、まだだ』
ディケイド(ツカサ)『…え?』
爆煙を見つめながら呟いたゼロスの言葉にディエンドはそう返しながら別の場所に視線を移し、二人はそれに疑問を浮かべながらディエンドが見つめる先………電灯の上に立ちディエンドの必殺技を受けたと思われたガリュウを抱える黒い物体に目を向け、驚愕した。
ディケイド(ツカサ)『…ッ?!そんな…あれって…?!』
ゼロス『……ガ…ガリュー……?』
ガリュー「…………」
電灯の上に立つ黒い物体…ガリューを見た二人は驚愕の表情を浮かべ、それを見たディエンドも難しい表情で呟く。
ディエンド『なるほどね、あの怪物君が彼女の本当の使い魔と言うわけか…』
ゼロス『っ?!彼…女?そ、それってどういう…?』
ガリュウ『ッ…ガ…ガリュー……』
ガリュー「……(コクッ)」
ディエンドの言葉にゼロスが反応して疑問そうに問い掛けるとガリューはガリュウを抱えながら近くのビルの屋上へと飛び移り何処かへ逃げていき、それを見たディエンドは小さく舌打ちしながら走り出した。
ゼロス『ちょ、大輝さん?!』
ディエンド『…悪いね。俺もまだやらないといけない事があるから、またね♪』
ディケイド(ツカサ)『ちょ、ちょっとぉ?!』
引き留めようとする二人にディエンドは軽い口調で言いながらガリュウ達の後を追い掛けていき、残されたゼロスとディケイド(ツカサ)は唖然としながらその方向を見つめて語り出す。
ゼロス『何で…ガリューが………まさか……』
ディケイド(ツカサ)『…あの仮面ライダーって……もしかして……そんな……』
ゼロスとディケイド(ツカサ)は何かに気付いたように呆然と呟きその場で立ち尽くしていた。
◆◇◆
一方その頃……
―ドゴオォッ!ズドォッ!ドゴオォンッ!―
ヴィヴィッド『ハッ!オラァッ!』
『アグゥッ!グッ?!』
『CYCLONE!TRIGA!』
『FREEZE!SHOT!』
―ズガガガガガガガガガガガガガガァッ!!!―
W(勇樹)『チィッ!』
ロスト『――――』
そして場所は戻り路地裏ではヴィヴィットとナスカドーパント、ダブル(勇樹)とロストが攻防入れ替えて激戦を繰り広げていた。ヴィヴィッドの方は問題なくナスカドーパントを追い詰めていくが、ダブル(勇樹)はロストに若干圧されて苦戦しているようだ。
W(美希)『クッ!勇樹、コイツって…!』
W(勇樹)『あぁっ…俺達と同じタイプのライダーみたいだな…しかもかなり強い…!』
ロスト『――――』
ダブル(勇樹)はロストの放つ氷を纏った弾丸をトリガーマグナムで相殺しながら精神体のダブル(美樹)と会話をし、ロストはダブル(勇樹)と徐々に距離を詰めながら両側のメモリを抜き取り別のメモリをセットしていく。
『GRAVITY!SPEAR!』
W(勇樹・美樹)『っ!?』
電子音声が響くとロストの右半身が黒のラインの入った紫、左半身が銀色へと変わり背中のスピアグレイブを引き抜いてダブル(勇樹)の弾丸を弾きながら接近していく。
W(勇樹)『こ、コイツ…?!―ガキィィンッ!!―グアァァァァァァァァッ!?』
ヴィヴィッド『?!勇樹!』
ロストの斬撃を受けて吹き飛んでいくダブル(勇樹)を見てヴィヴィッドは直ぐさま駆け付けようとするが、そんなヴィヴィッドを囲むようにレジェンドルガの大群が立ち塞がった。
ヴィヴィッド『チッ!邪魔すんじゃねぇよ!』
『W LUNA JOKER!LUNAMEMORI!TOUCH!TOUCH!TOUCH!』
ヴィヴィッドは立ち塞がるレジェンドルガの大群に舌打ちしながら左腕のタッチパネルを操作すると、隣にダブル ルナ・ジョーカーの幻影が現れヴィヴィッドに重なるように消えていく。そして…
ヴィヴィッド『フッ!ウオリャアァァァァァッ!!』
―ブォンッ!バシィンバシィンバシィンバシィィィィィィィンッ!!―
『グッ?!ヌ、ヌオアァァァァァァァァァァァッ!?』
―ドガアァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!―
ヴィヴィッドがジャンプしながら回し蹴りを放つと、右足がゴムのように伸びてレジェンドルガの大群を横殴りに弾いていき、レジェンドルガの大群は全て爆発を起こしながら吹っ飛んでいった。そして地面に着地したヴィヴィッドはそのままダブル(勇樹)の下に向かおうとするが……
―ガキイィィンッ!!―
ヴィヴィッド『グッ?!クッ……何?!』
不意に背後から誰かに斬り付けられ、ヴィヴィッドはそれに怯みながら後ろへと振り返ると、そこには剣の刀身を撫でるナスカドーパントの姿があった。
『何処に行こうというんです?貴方の相手は…この私でしょう!』
ヴィヴィッド『チィ!コイツ…!』
ナスカドーパントが振りかざす剣を避けながらヴィヴィッドは毒づき、その間にもロストはダブル(勇樹)を射撃で追い詰め吹き飛ばしていった。
ダブル(勇樹)『ウグァッ?!クッ…クソッ…!』
ロスト『――――』
吹き飛んだダブル(勇樹)は壁にもたれながら身体を起こしていき、ロストはそんなダブル(勇樹)にトドメを刺そうとショットマグナムを構えながらダブル(勇樹)に近づいていく。その時…
『HEAT!TRIGA!』
W(翔子)『ハアァァァァァァァァァァァッ!!!』
―ズドドドドドドドドドドドドドドッ!!―
ロスト『―――ッ!?』
突然横から飛び掛かってきたダブル ヒート・トリガーの火炎弾が上空から降り注ぎ、ロストはそれを防御しながら後退しダブルはその間にダブル(勇樹)の下へと歩み寄っていく。
W(勇樹)『ッ…お…お前…ライダー少女…?』
W(翔子)『状況はまだよく分からないけど…取りあえず手助けするよ。アイツ等を追い払わないと零を病院に連れて行けないしね…』
ダブルは物陰に隠れて零の左目を止血している優矢に目を向けながら話し、それを聞いたダブル(勇樹)は少し笑いながら首を縦に振った。
W(勇樹)『いいぜ…手伝ってもらえるなら、こっちも助かるからな』
W(美希)『ふふ…んじゃ、此処からはWWのタッグと行きますか♪』
W(フィリス)『……WW?…ネーミングセンスが全く感じられないね…』
W(美希)『ΣΣヒドッ!?それ初対面の人間言う台詞じゃないよね!?』
ダブルからの申し出にダブル(勇樹)は微笑し、ダブル(フィリス)とダブル(美希)は漫才のような会話をしていた。そんな中、後退したロストはレジェンドルガの大群を自分の周りに呼び寄せダブル達に向けて放っていき、それに気付いたダブル(勇樹)達は別のメモリを取り出していく。
ダブル(勇樹)『まあ、取りあえずアイツ等にはご退場してもらうとするか…一気にキメるぞ美希!』
ダブル(美希)『うん!』
二人はそう呼び掛け合いながらドライバーに装填されてる両側のメモリを抜き、また新たなメモリをドライバーにセットしていく。
『THUNDER!SABER!』
電子音声が鳴り響くとダブルの右半身が緑色から金色のラインが入った白、左半身が青から薄い緑の身体に背中に一本の剣が現れた別の姿…サンダーセイバーへと変わったのである。
W(翔子)『Σオォッ?!私の知らないメモリまで持ってんの?!』
W(フィリス)『なるほど…興味深いね、別世界に存在するメモリというのも』
W(勇樹)『それも含めて、話しは全部後だ。今は奴等を蹴散らすぞ!』
W(翔子)『へ?あっ…う、うん!�』
ダブルは見たことのない姿に変わったダブル(勇樹)に少々戸惑いながらも、二人はドライバーの左側にあるメモリを抜いてそれぞれの武器にインサートする。
『TRIGA!MAXIMUM DRIVE!』
『SABER!MAXIMUM DRIVE!』
それぞれの電子音声が鳴り響くと、ダブルはトリガーマグナムの銃口をレジェンドルガの大群に向け、ダブル(勇樹)はセイバーブレードの刀身に電流を纏わせると、ダブルの周りに幾つもの刃の形をした雷が現れていく。そして…
W『トリガー!エクスプロージョンッ!!』
W(勇樹・美樹)『セイバーヴァイザードッ!でぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇいっ!!』
『ウ、ウオオォォォォォォォォォォォォーーーーーーッ!!!?』
―シュウゥゥゥゥ…ドゴオォォォォォォォォォォオンッ!!!!―
ロスト『―――ッ!?』
ダブル達の放ったそれぞれの必殺技がレジェンドルガの大群に炸裂し、レジェンドルガ達は一片も残らず全て爆発していった。そしてロストは爆発から発生した爆風により吹き飛んでしまい、それを見たヴィヴィッドはナスカドーパントをロストの下へ蹴り飛ばし左腕のタッチパネルを操作する。
『W LUNA TRIGA!TRIGAFULLBURST!TOUCH!TOUCH!TOUCH!』
電子音声が響くとヴィヴィッドの隣にダブル ルナ・トリガーの幻影が現れヴィヴィッドに重なるように消えていき、右手にダブルの武器であるトリガーマグナムが握られていた。そしてヴィヴィッドはトリガーマグナムの銃口をロストとナスカドーパントに向けながら構えていく。そして……
ヴィヴィッド『さぁ、コイツでキメだ……トリガー!フルバーストッ!!』
―シュゥゥゥゥ……ズドオォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!―
ロスト『―――!』
『なっ?!クッ?!』
―ドッガアァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!―
ヴィヴィッドのトリガーマグナムから放たれた複数の金色の光弾がそれぞれ複雑に軌道を変えながらロストとナスカドーパントに向かっていった。が、ロストとナスカドーパントはそれらが直撃する前に真上に向かって跳躍し、そのままビルの屋上に飛び移って何処かへと逃げてしまった。
ヴィヴィッド『チッ!逃がすかよ!勇樹、美希、奴らを追うぞ!』
W(美希)『分かった!』
W(勇樹)『おう!ライダー少女、お前達は先にディケイドを病院に連れていけ。俺達はあの二人を追う!』
W(翔子)『えっ…?ちょ、ちょっと?!�』
ロスト達を追跡すると告げるヴィヴィッド達を慌てて引き留めようとするダブルだが、ヴィヴィッドとダブル(勇樹)はそれに構わず、美希の体を抱えてロスト達の後を追い掛けていった。
W(翔子)『もーっ!なんで勝手に行っちゃうのかな?!まだ聞きたいことが山ほどあったのにぃーーっ!!』
W(フィリス)『まあ、後の事は彼等に任せよう。それより今は……』
W(翔子)『…っ!そうだ……零っ!』
ダブル(フィリス)の言葉でダブル(翔子)は思い出したように慌てて変身を解くと、急いで零を抱える優矢の下へと走り寄っていく。
翔子「優矢っ!零は?!」
優矢「くっ…駄目だ…出血も止まらないし眼球も完全にイカれちまってる…このままじゃ零が…!」
翔子「っ…取りあえず病院に急ごう?!このままじゃ、ホントに手遅れになっちゃうよ!」
優矢「っ!分かった!」
取りあえず今は急いで零を病院に連れていかなければと思い、翔子と優矢は未だ左目から大量の血を流す零を抱え病院へと向かっていったのであった。
◆◇◆
―風都・高層ビル屋上―
先程の戦いから数十分後。とある高層ビルの屋上にはヴィヴィッド達とディエンドから逃れてきたロストとガリュウとガリュー、そして悔しげに唇を噛み締めるクアットロの姿があった。
クアットロ「くっ!後一歩という所だったのに…またあんな訳の分からない奴に邪魔されるなんてっ!!」
苛立ちをぶつける様にフェンスを殴り付けるが、それでも怒りは治まりそうにはない。するとそんなクアットロの目の前に一つの通信パネル…先程別れたナスカドーパントの人間体である園咲霧奈の姿が映った映像が現れた。
クアットロ「…あら、霧奈さんじゃありませんか」
霧奈『ハァ…ハァ……どういうことなのクアットロ…あんなライダー達がいるだなんて聞いてないわ!一体何がどうなってるの?!』
通信パネルに映し出された霧奈は怒りに染まった表情で吐き捨てる様に叫ぶが、それを聞いたクアットロは眉間にシワを寄せながら淡々と語り出した。
クアットロ「私だって何も知りませんでしたよ?あんな奴らがいると分かっていたなら、作戦を説明してる時に伝えていましたからね」
霧奈『そんなの理由にはならないわっ!これならあのライダー少女に勝つことが出来ると、貴女が提案した作戦だったじゃない?!ちゃんと一から説明して!』
クアットロ「(ッ…本当に面倒な人ですね……ガイアメモリのデータはほとんど手に入れてるからもう用もないし……これならさっさと始末しておけば良かったわ…)」
先程現れたヴィヴィッド達について説明を要求してくる霧奈を見て早く始末しておけば良かったと内心後悔するクアットロ。だがそんな時……
『ATTACKRIDE:BLAST!』
―ズガガガガガガガガガガガガガガガァッ!!!―
『っ!?』
突然聞こえてきた電子音声と共に背後から複数のホーミング弾が放たれ、それに気付いたロストとガリュウはクアットロを抱えてその場から飛び退くが、その内の一つが通信パネルに直撃しパネルが消えてしまった。
クアットロ「クッ?!い、今のは…?」
『やっと見つけたよ。本当に逃げ足だけは俺と同じ位速いよねぇ~…クアットロさん?』
クアットロ「……っ?!あ、貴方達は……」
クアットロ達がその愉快げな声が聞こえてきた方へと振り返ると、そこには屋上の扉の前でクアットロ達に向けて武器を構えるディエンド、そしてヴィヴィッドとダブル(勇樹)の姿があったのだ。
クアットロ「くっ…!な、何故この場所が?!」
ディエンド『ん?あぁ…実は零達に付けておいた監視に君達の追跡を任せてね?それを辿って此処まで来てみれば、簡単に君達の居場所を捜し当てたってところさ』
そう言いながらディエンドが手を突き出すと上空からシアン色のクワガタムシ…スタッグフォンが飛来して現れディエンドの手の平に乗り携帯へと戻っていく。
W(勇樹)『そういう事だ…観念するんだなクアットロ。もうお前に逃げ場はないぜ?』
ヴィヴィッド『捕らえた暁には、色々と話しを聞かせてもらうぞ?お前と、あのシャドウとか言う奴の関係もな?』
ディエンド『ま、俺は別にどうだっていいんだけど…依頼だから仕方ないんだよねぇ♪』
クアットロ「くっ…!」
徐々に押し寄せてくるヴィヴィッド達にクアットロは冷や汗を流しながら後ろへと下がっていき、ロスト達もクアットロを守るように身構えていく。そしてヴィヴィッド達は一気に畳み掛けようとクアットロ達に向かって走り出し、ロスト達もそれぞれ武器を構えながらそれを迎え撃とうとした瞬間……
―シュウゥゥゥゥ……ズドドドドドドドドドドッ!!ドッガアァァァァァァァァァァァァンッ!!!―
『っ?!な、ウアァァァァァァァァァァァァッ!!?』
『…ッ!?』
突如ヴィヴィッド達の上空から金色のエネルギー弾が複数降り注ぎ、突然の攻撃にヴィヴィッド達は無防備の状態で受け吹き飛んでしまった。そしてクアットロが突然のそれに唖然とする中、クアットロの前に一人の仮面の戦士……金色の鎧を身に纏ったアースが上空から下りてきた。
アース『全く…調子に乗りすぎたわねクアットロ…?様子見に来ておいて正解だったわ』
クアットロ「?!ドゥ、ドゥーエ姉様?!」
やれやれと言ったように首を振るうアースを見てクアットロは驚愕の声を上げていると、先程の攻撃で吹っ飛ばされたヴィヴィッド達が態勢を立て直してアースを睨みつける。
アース『…あら、あの攻撃でまだ生きてるなんてね…流石はライダーってところかしら?』
ヴィヴィッド『ッ…何なんだお前はっ…お前もクアットロの仲間か?!』
アース『生憎だけど、人間と話すことは何もないわ。クアットロ……此処は一度引くわよ、良いわね?』
クアットロ「っ…はい…分かりました」
アースからの問い掛けにクアットロは気まずそうな顔をしながら頷き、それを聞いたアースは左腰の笛の中から金色の笛を取り出し、それをベルトの止まり木に止まっているアースキバットに吹かせる。
アースキバット「ウェイクアップ!」
鳴り響くメロディーと共にアースキバットがそう叫ぶと、アースの胸に何重にも巻かれている鎖が弾けその下から巨大な宝石のようなモノが露出していた。そしてアースは胸部分の宝石に金色のエネルギーを集束させていく。
ヴィヴィッド『ッ!?ヤベェ!』
ディエンド『チィ!』
直感的に危険を感じ取ったヴィヴィッド達は攻撃から逃れるようにアースから距離を離そうとする。が、既に時は遅く……
アース『ハアァァァァ……ハアァァァァッ!!』
―ガシャンッ!ズバババババババババババババッ!!ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!―
『グ、グアアァァァァァァァァァァァァッ!!?』
アースの胸部分の宝石から放たれた巨大な金色の閃光が真っすぐヴィヴィッド達に向かって直撃し、その衝撃でヴィヴィッド達は吹っ飛び壁に叩き付けられてしまった。
W(勇樹)『グゥッ…クッ…チクショウォ…!』
ヴィヴィッド『ハァ…ハァ…や、奴等は…?!』
ディエンド『ッ…逃げられた…みたいだね…』
ふらつきながら立ち上がったヴィヴィッド達が目の前に視線を戻すと、そこには既にアースとクアットロ達の姿は何処にもなく、まんまと逃げられてしまったのであった。