仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第十章/アギト×とある魔術の禁書目録の世界①

 

 

そして約数十分後、零の手から銀髪のシスターを離れさせた幸村達は栄次郎作の料理を"インデックス"と名乗るシスターに食べさせながら話を聞いてる所であった。(因みに零はインデックスに噛まれた右手をシャマルに治療してもらった)。

 

 

なのは「…つまり、インデックスちゃんは数ヶ月前にいなくなった大事な人を探して街中を捜し回っていたんだけど、捜す事に夢中になり過ぎたせいで道に迷ってしまい、あっちこっちさ迷ってる間に此処で行き倒れてしまった…って事?」

 

 

インデックス「うん…だからなのは達のおかげで助かったよ♪あのままだったら空腹でお腹と背中がくっついちゃうかもって、焦ったからね♪」

 

 

セイン「いやいや、普通焦るとこはそこじゃないでしょ…」

 

 

零「……というか、空腹のあまり人の手まで食おうとするなんてシスターのやることじゃないだろ……」

 

 

すずか「ま、まあまあ…!インデックスちゃんも悪気があってやった訳じゃないんだし」

 

 

インデックス「そーだよ、れい?あんまりカリカリしてると短気だと思われるから気をつけた方がいいかも」

 

 

零「今お前にソレを言われたくない!!」

 

 

スバル「れ、零さん!落ち着いて!」

 

 

インデックス「そうそう、怒ってもあまりいい事なんてないんだから♪…それにしても…お腹空いたなぁ…」

 

 

ティアナ「…って、今料理を食べた直後じゃないのアンタ!?」

 

 

包帯を巻いた右手を摩りながら怒る零を尻目にテーブルに俯き伏せるインデックスの言葉に反射的に叫ぶティアナ。そしてインデックスはテーブルに伏せながら何か期待するような瞳で零の顔を見上げていく。

 

 

零「………言っておくが、これ以上お代わりはやらんぞ」

 

 

インデックス「えぇ?!何で?!どうしてぇ?!」

 

 

零「どう考えても食い過ぎだからだ!!第一さっきからどれだけ食ってると思ってる!?これ以上食われたらうちの食い物が全部無くなるだろう!?」

 

 

インデックス「ぶぅ~……なら出前ならいい?このチラシのGreen Cafeっていう喫茶店♪」

 

 

零「だから取りあえず食う事から離れろ!!というか少しは自重しろ!!」

 

 

なのは「ま、まあまあ!零君も落ち着こう!ね?ね?」

 

 

先程から食べる事しか口にしないインデックスに零は思わず怒りの叫びを上げ、なのはが横からそんな零を宥めていく。そしてインデックスは少し不満そうに頬を膨らませた後仕方ないと言ったように溜め息を吐きながら椅子から立ち上がり、そのまま部屋から出て行こうとするが、幸村がインデックスの肩を掴んで引き留めた。

 

 

幸村「待て……お前、これから何処に行く気だ?」

 

 

インデックス「?何処って……勿論人探しだよ?早くあの人を見つけないといけないし…何か色々迷惑掛けちゃったけど、ごはんありがとうね♪」

 

 

スバル「ちょ、待ってって!行くアテなんてあるの?!事情は良く分かんないけど、行くアテがないなら此処に残った方がいいよ!」

 

 

写真館から出ていくと言うインデックスを何とか引き止めようとするスバルだが、インデックスはそれに首を左右に振った。

 

 

インデックス「駄目だよ…だって私"追われてる"んだもん。だから此処にいたられい達やゆきむら達まで巻き込んじゃう…」

 

 

幸村「?追われてるだと?誰にだ…?」

 

 

インデックス「それは…言えない。でも此処にいたらいつアイツ等が襲って来るかわかんない。だから此処には残れないの…」

 

 

零「…?アイツ等だとか追われてるだとかは知らないが、取りあえずお前は今危険な目に合ってるってことなんだろ?だったら尚更、危険な目に遭うと分かっててお前を外に放り出せる訳ないだろう」

 

 

インデックス「…ッ?!」

 

 

疲れた様に溜め息を吐いてそう答えた零の言葉にインデックスは驚いた表情を見せる。だが、インデックスはすぐに優しげに微笑みながら両手を後ろに回すと…

 

 

インデックス「――じゃあ…私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」

 

 

『……え?』

 

 

零「…何?」

 

 

意味深な言葉を言い放つインデックスに零や幸村達は疑問そうな表情を浮かべ、そんな零達の表情を見たインデックスは若干苦笑した後部屋から飛び出した。

 

 

零「お、おい待て!お前これからどうするつもりだ?!」

 

 

インデックス「だいじょーぶ!街に行けばこもえっていう知り合いがいるから何とかなるよ!それと…いきなり噛んだり迷惑掛けたりしてごめんね、れい!」

 

 

玄関までの通路に飛び出したインデックスは零にそう言いながら手を振り、そのまま扉を開けて外へと出ていってしまった。

 

 

零「おい!……ハァ…優矢といいアイツといい、何でこう勝手な奴ばかり…」

 

 

幸村「今更どうこう言っていても仕方ないだろう……それで、どうするつもりなんだ?」

 

 

零「…まあ優矢の事もあるし、インデックスのことも放っておく訳にはいかないだろう。俺達も行くぞ」

 

 

フェイト「へ?あ、うん!」

 

 

取りあえず優矢とインデックスをこのまま放っておくワケにもいかないと思い、零達は栄次郎とキバーラ達に留守番を任せこの世界の事を調べる事も兼ねて外へと出ていった。

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

零「…………んで、これが俺達のこの世界での役目というワケか…」

 

 

なのは「みたいだね……というかコレは…」

 

 

幸村「なんというべきか…ハッキリと役割が分けられているな…」

 

 

写真館を出た瞬間、零達の服装がまたもや変わっていた。今回服装が変わったのは零となのはとすずかとスバルに幸村となのは(幸)が郵便局員、そしてヴィータとシャマルとティアナが婦警というモノであった。

 

 

零「まさか…俺が郵便局員なんて役割をする羽目になろうとはな…」

 

 

すずか「ア…アハハハ…で、でも幸村さんとあっちのなのはちゃんは結構喜んでるみたいだよ?」

 

 

なのは(幸)「ユキくん、どうかな?似合ってる?//」

 

 

幸村「似合ってるに決まってるだろう?お前に似合わない服なんてこの世に存在する筈がないさ…」

 

 

なのは(幸)「ユキくん…//」

 

 

零「…………悪いすずか…生憎俺はあんな風には喜べない……」

 

 

すずか「…あの…えっと…ごめんなさい…」

 

 

『(いいなぁ…)』

 

 

幸せ臭全開でイチャつく幸村となのは(幸)を見て零はウンザリしたように言い、すずかはそんな零に思わず謝ってしまい、なのは達は幸村達のラブッぷりに何処か羨むような顔をしていた。

 

 

ティアナ「…それにしても、私達のこの格好は何なんですかね?」

 

 

シャマル「うーん…見た感じ…婦警って所かしら?」

 

 

零「婦警か…もしかしてあのG3-Xとかいうロボットと何か関係してるんじゃないのか?………ん?」

 

 

ティアナ達の婦警の格好について考えていると、零は自分のポケットに何かが入っているのに気付き、ポケットから取り出して見るとそれは一通の転居先不明と書かれた手紙であり不思議そうにそれを眺めた後名前を確認する。

 

 

零「上条当麻……成る程、どうやらコレを届けろって事らしいな」

 

 

スバル「?でもこの手紙…転居先不明ってなってますよ?」

 

 

なのは「うん、これじゃあどうやって届けたらいいのか分からないよね…」

 

 

転居先不明と書かれた上条当麻という人物に宛てての手紙を見つめながら困った表情を見せる一同。すると零はその手紙をポケットに仕舞いながら口を開いた。

 

 

零「まあ、確かにこの世界についてはまだ分からないことだらけだが…一つだけ分かった事があるぞ」

 

 

フェイト「?何が分かったの?」

 

 

零「…このアギトの世界と混ざったもう一つの世界の方だ。この世界は恐らく…とある魔術の禁書目録とかいうアニメが混ざった世界なんだろう」

 

 

なのは「とある魔術の禁書目録……あれ?でも、どうしてライダーの世界と混ざった世界まで分かるの?私達まだこの世界に来たばかりだよね?」

 

 

零「さっきのインデックスを覚えているだろう?それにこの手紙に書かれている上条当麻とかいう奴…この二人はそのアニメの一番中心に立つ人物らしい。だからアイツの名前とこの手紙の名前を見てすぐに検討が付いたんだよ……祐輔からもらったDVDがなければ全く分からなかったがな…」

 

 

何処か遠い目をして明日の方を見つめる零。ライダーの世界と繋がっている世界についてちゃんと分かる様、祐輔からもらったDVDを全て一夜で見終えた甲斐があったようだ……ぶっ通しで見たから内容は全く覚えていないが。

 

 

零「…まあ取りあえず、此処からは別行動で動くぞ。俺と幸村達はこの上条当麻を探しに行くから、ティアナ達は警視庁に向かってくれ。きっと優矢もそこに向かったと思うし…それと、他の奴らはインデックスを探しに行ってくれ」

 

 

ギンガ「?インデックスをって…どうしてですか?」

 

 

零「…アイツが行っていた追われているという言葉がどうも気になる…それに、アイツなら上条当麻の居場所を知ってるかもしれないだろう?どうやらあの二人は知り合いみたいだし……それに街に向かう道中また腹を空かせて食い倒れる可能性だってあるしな?」

 

 

ウェンディ「いや、それは流石に………ありそうッスねっ」

 

 

溜め息を吐きながら呟いた零の言葉に何名かが有り得そうだと苦笑していた。どうやら彼女達も零と同じくアニメを見ていたらしく、インデックスという少女についても知っていたらしい………特に"大食い"という部分について。

 

 

スバル「……え?あれ?」

 

 

ヴィータ「な、何で皆してこっち見んだよ…?」

 

 

ギンガ「…?!わ、私は大食いなんかじゃありませんよ!?ホントですよ!?」

 

 

セッテ「いえ…特に何も言っていませんが…」

 

 

なのは(幸)「……焦ってる辺り、それなりに自覚は合ったって事かな……」

 

 

零「…まあいいか…じゃあ此処からはさっき言った通りに動くぞ。何かあったら必ず連絡しろ、いいな?」

 

 

ティアナ「了解です!」

 

 

フェイト「あ、うん…分かった!」

 

 

取りあえず動かなければ何も始まらない。そう思った零はティアナ達に優矢、フェイト達にはインデックスの捜索を任せると幸村達と共に上条当麻という人物を探す為、バイクを走らせて街へ向かったのであった。

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

零達が写真館を出てから数十分後。この世界の舞台である学園都市へとやって来たティアナ達は先程出ていった優矢となんとか合流を果たし、優矢と共に警視庁へとやって来ていた。そして優矢達はバイクを押しながら警視庁の入口にやって来ると優矢は門の前にいた警備員に近づき声を掛ける。

 

 

優矢「あの!未確認生命体対策本部って、此処にもありますか?」

 

 

「?…さあ、知らない」

 

 

優矢の質問に対し警備員は意味が分からないという様に首を傾げてそう答え、警備員のその態度を見て優矢達は疑問そうに首を傾げるが、取りあえず中に入ってみようと思い未確認生命体対策本部を探すため警視庁へと入っていった。

 

 

 

 

 

 

そして優矢達は警視庁地下駐車場へと訪れ警視庁への入口を探して辺りを見回しながら歩いていた。

するとそんな時、奥の方から一人の青年が怯えた様子で早歩きしてくる姿があり、その後ろから先程テレビに映っていた女性…綾瀬が険しげな表情で青年を追い掛け、更にその後ろからは先程のグロンギとの戦いの現場にいた中学生位の茶髪の短髪に『未確認生命体対策委員』という腕章を右腕に付けた少女が小走りで綾瀬達を追い掛ける姿があった。

 

 

優矢「あれは……姐さん!姐さんだ!」

 

 

シャマル「え?じゃああの人が、さっきテレビに映っていた…?」

 

 

ティアナ「…ホントに綾瀬刑事と似てる…って、平行世界の私達もいるんだから珍しくないか…」

 

 

綾瀬を見つけて嬉しそうに叫ぶ優矢にシャマル達は綾瀬の姿を目で追い、綾瀬は逃げる青年に追い付き襟を掴んで無理矢理引き止めようとする。

 

 

綾瀬「コラァッ!待てって言ってるでしょ青髪ピアス!G3-Xの装着員を辞めるってどういう事よ?!」

 

 

青髪ピアス「も、もう堪忍して下さいよ班長!グロンギは倒せても被害は大きいしマスコミには叩かれるし、もう装着員なんてゴリゴリです!すんません!!」

 

 

綾瀬「ちょ、ちょっと待ちなさい!!コラアァァーーっ!!」

 

 

逃げ去っていく青髪ピアスに向かって力の限り怒鳴り叫ぶ綾瀬だが、青髪ピアスはそれを無視して信じられないスピードでその場から走り去ってしまった。そしてそれを見た綾瀬は悔しげに地面を蹴り付けてガクリと肩を落とし、それを隣で見ていた少女は若干苦笑しながら綾瀬に近づいて声を掛ける。

 

 

「あの、綾瀬刑事…やっぱりG3-Xは見送りましょうよ?別にアレがなくてもグロンギとは私みたいな能力者や神経断裂弾があれば充分に戦えるわけだし…」

 

 

綾瀬「…美琴さん…G3-Xは必要よ。それにグロンギの強靭な戦闘力に対抗出来る能力者なんて学園都市には極少数しかいないわ。たださえレベル5である貴女の超電磁砲(レールガン)でもダメージを与えられるのがやっとなんだから…」

 

 

美琴「だけど!G3-Xによる被害はグロンギによる被害より大きいんですよ?!それに、今警察やアンチスキルの中にG3-Xの装着員になれる人は他にはいないし…」

 

 

綾瀬「…装着員についてはこちらで新たに募集するわ。警察やアンチスキルだけに限らず、一般からも広く…ね」

 

 

美琴「綾瀬刑事…!」

 

 

美琴と呼ばれた少女はG3-Xを見送るべきだと綾瀬に訴えるが、綾瀬は頑なにそれを認めようとはせず逆にいなくなってしまったG3-Xの装着員の代わりを集めると告げ上に上がろうとする。そんな時…

 

 

優矢「あ…あの!だったらそれ、俺が応募します!」

 

 

『…へ?』

 

 

突然背後から声が聞こえ、二人はそれが聞こえきた方へと振り向くとそこには今の会話を聞いて走り寄って来る優矢達の姿があった。

 

 

綾瀬「?君達は…?」

 

 

優矢「あ、えっと…さっきたまたま通り掛かって今の話を……じゃなくて!その装着員の募集って奴、俺に受けさせて下さい!お願いします!」

 

 

ティアナ「優矢さん……私達からもお願いです!優矢さんにやらせてあげて下さい!お願いします!」

 

 

美琴「そ、装着員をやりたいって……どうします?」

 

 

頭を下げて頼み込む優矢とティアナの姿を見て美琴は戸惑いがちに綾瀬に耳打ちする。そしてそんな二人を見た綾瀬は何かを感じたのか、顎に手を添えて少し考える様な仕草を見せると…

 

 

綾瀬「………分かったわ。事情は良く分からないけど、装着員候補が増えるのはこちらに取っても有り難い事だしね」

 

 

優矢「っ!あ、ありがとうございます!姐さ……綾瀬刑事!」

 

 

微笑みながら応募に承諾してくれた綾瀬に優矢は嬉しそうに頭を下げ、それを隣で聞いたティアナ達もまるで自分の事のように喜びを見せていた。そして綾瀬は優矢達を手招きし、美琴と共に四人を連れて上へと向かっていった。

 

 

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