仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第十章/アギト×とある魔術の禁書目録の世界③

 

一方、グロンギ?を川原付近に連れ出したディケイドとエデンはそれぞれ戦闘を開始し、ディケイドはその中でグロンギ?を殴り飛ばしながら語り掛ける。

 

 

ディケイド『ゴンゾバドギグゲゲルゾ?ボギゲセブセロ(今度はどういうゲゲルだ?教えてくれよ)』

 

 

なのは(幸)「…?!あのグロンギとかいう怪人と会話してる?!」

 

 

スバル「…クウガの世界の時と同じだ…でも、なんで零さんが…?」

 

 

ディケイドはグロンギ?と会話しようとクウガの世界の時と同じグロンギ語で喋り掛けグロンギ?の目的を探ろうとし、ディケイド達に追い付いたスバルは何故ディケイドがグロンギ語を喋れるのか疑問を感じていた。だが……

 

 

『グウゥゥゥゥ…キシャァァァァッ!!』

 

 

ディケイド『ッ?!何?!』

 

 

グロンギ?はディケイドの言葉に何の反応も示さずそのままディケイドへと殴り掛かってきたのだ。予想とは違う反応にディケイドは一瞬驚きながらグロンギ?の攻撃を避けていくと、エデンがもう一体のグロンギ?を斬りながらディケイドに向かって叫ぶ。

 

 

エデン『…そうか…零っ!コイツ等はグロンギじゃない!全く別の怪人だ!』

 

 

ディケイド『ッ!何だと?』

 

 

なのは「グロンギじゃないって…じゃあ、あの怪人は一体?!」

 

 

目の前にいる怪人はグロンギではない。エデンから聞かされたソレにディケイドは疑問を浮かべながら怪人の攻撃を素手で弾いていくと突如怪人の頭上に光の輪が出現し、其処から小型の斧が現れ怪人はそれを手にするとディケイドに向かって乱暴に振り回していく。

 

 

ディケイド『光の輪…そうか、確かアンノウンだったか!』

 

 

スバル「アンノウン…?」

 

 

アンノウンと呼ばれた怪人はディケイドに向かって斧をがむしゃらに振り回していくが、ディケイドはそれを紙一重で避けながら足蹴でアンノウンを怯ませ少し後退しながら瞬時にライドブッカーをGモードに切り替えてアンノウンに撃ち出す。

 

 

―ズガガガガガガガガガガガガガガァッ!!―

 

 

『ギガァッ?!』

 

 

至近距離から放たれたライドブッカーの銃弾を受けてアンノウンは吹っ飛んでいき、ディケイドは直ぐさまライドブッカーからファイナルアタックライドのカードを取り出しながらエデンに呼び掛ける。

 

 

ディケイド『まあこの際なんでもいい…取りあえず倒しておくか!幸村!』

 

 

エデン『あぁ!フンッ!』

 

 

―ブオォン…ズバアァンッ!―

 

 

『ギボァッ?!』

 

 

エデンはディケイドにそう答えながらその手に持つ刀…妖刀・正宗でアンノウンを一度宙に上げてそのまま勢いよく斬り飛ばすと静かに正宗を構えて力を溜めていき、ディケイドも取り出したカードをディケイドライバーへと装填しスライドさせていく。

 

 

『FINALATTACKRIDE:DE・DE・DE・DECADE!』

 

 

エデン『いくぞ…ライダースラッシュ!』

 

 

『Rider Slash!』

 

 

二つの電子音声が鳴り響くとディケイドとアンノウンの間にディメンションフィールドが展開されディケイドはそれに向かってライドブッカーGモードを構え、エデンは正宗を構えながら少し身を屈めると正宗の刀身が激しく輝き出していく。そして…

 

 

ディケイド『……ハッ!』

 

 

―ズドオォォォォォォオンッ!!―

 

 

『ヌッ?!グオォォォォォォォォォォオッ!!?』

 

 

エデン『ハアァァァァァ…ハァッ!!』

 

 

―フッ…ズババババババァッ!!ズバアァァァァンッ!!―

 

 

『ギッ?!ギャアァァァァァァァァァァァッ!!?』

 

 

ディケイドはライドブッカーGモードの引金を引いて一発の弾を撃ち出しディメンションフィールドを潜らせアンノウンへと命中させ、エデンはその場から駆け出すと共に一瞬でアンノウンの目の前にまで距離を詰め、素早く正宗を振るうとアンノウンに七度の斬撃を放って斬り裂いた。そして二人の必殺技を受けたアンノウン達は唸り声をあげながら頭上に光の輪を出現させ爆発を起こして散っていき、それを確認したディケイドとエデンも変身を解き零と幸村へと戻っていく。

 

 

なのは(幸)「やった!」

 

 

スバル「やりましたね二人共!」

 

 

幸村「あぁ、何とかな」

 

 

零「グロンギじゃなかったのが少し予想外だったが、取りあえずこんな所だろ……ん?」

 

 

アンノウンを倒した零達がなのは達と共に先程の上条当麻の部屋へ戻ろうとしたその時、先程の青年が険しい表情をしたまま零達の下へと走り寄ってきた。

 

 

「たかが二匹倒したところで何になる?奴等に目を付けられたらこんなもんじゃすまねぇぞ。さっさと消えろ…」

 

 

零「…ハァ…何をそんなに殺気立ってるか知らないが、俺達はただお前にこれを届けにきただけだ。ホラ」

 

 

そう言いながら零は懐からあの手紙を取り出し青年に突き出した。そして青年は名前を確認するとその手紙を手に取り険しい顔で眺めていく。手紙の名前を確認してから受け取ったところを見ると、どうやらこの青年が上条当麻で間違いないようである。

 

 

当麻「…数ヵ月前の消印?今更なんだ…」

 

 

―ビリッ!―

 

 

『あっ……』

 

 

だが上条は手紙を読もうともせず破ってしまい、それを零に押し返しながら睨みつけて来る。

 

 

当麻「二度と俺に近づくな。さもないと…―シュウゥゥゥゥン―…ッ?!」

 

 

―ヒュンッ…ドゴオォォォォォォォォォォンッ!!―

 

 

零「っ?!なッ!?」

 

 

幸村「何っ?!」

 

 

『キャアァァッ!!』

 

 

上条が零達に何かを言いかけた瞬間突然上空から光の十字架が現れ、上条と零達に向かって落下し大爆発を起こした。そしてなんとかそれを避けた零は爆煙に包まれながら目を開いていくと……

 

 

 

 

『………………』

 

 

 

 

零(…っ?!あれは……)

 

 

零が目にしたのは橋の上に立つ異形の者…三又の杖を持った一体のアンノウンの姿だったのだ。そのアンノウンは自身の頭上に光の輪を出現させ何処かへと消えていってしまい、そして零はそれを見て困惑しながら辺りを見回していくと、その場には既に上条の姿はなく自分と幸村達しか残っていなかったのであった

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

インデックス「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ……」

 

 

一方その頃。学園都市の中にある人通りの少ない広場では、先程光写真館を出たインデックスが何かを捜すように辺りを見回しながら走っていた。だが、長い間走っていたせいかインデックスは肩で息をしながらその場に立ち止まってしまい、建物の壁に手を付きながら乱れた呼吸を整えていく。

 

 

インデックス「ハァ…ハァ…とうま…何処行っちゃったの……こんなに心配掛けてるんだから…見付けたら一杯文句言ってやるんだからね……」

 

 

そう言いながらもインデックスは何処となく寂しげな顔を見せるが、すぐにまた真剣な表情へと変わり俯かせていた顔を上げそこから歩き出そうとする。だが…

 

 

 

 

―グルルルルルルル…―

 

 

 

 

インデックス「…ッ?!」

 

 

インデックスがその場から歩き出したその時、不意に後ろから不気味な唸り声が聞こえそれに気付いたインデックスは慌てて背後へと振り返る。するとそこには、先程零と幸村が戦ったのと同じ怪人…アントロード達がじりじりとインデックスに近づいて来ていた。

 

 

『グウゥゥゥゥ……』

 

 

インデックス「ま、また…なんで?なんで私を追ってくるの?!」

 

 

インデックスは脅えた様子でアントロード達にそう問い掛けるが、アントロード達はただ唸り声を上げながらインデックスに近づいていき、インデックスはどうにかこの場から逃れようと少しずつ後退していく。が……

 

 

―バッ!―

 

 

『キシャアァッ!!』

 

 

インデックス「え?―ドゴオォッ!―キャアァ!?」

 

 

突如インデックスの死角にあった物陰からアントロードが一体現れインデックスを殴り飛ばしてしまい、インデックスは壁に激突してその場に倒れ込んでしまう。そしてその場に倒れてしまったインデックスは何とか身体を起こして逃げようとするが、その間にも物陰から次々とアントロード達が現れ両手でサインを切りながらインデックスを包囲していく。

 

 

『シャアァァァァ……』

 

 

インデックス「ひっ?!……た、助けてっ……とうまっ……とうまあァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーッ!!!!」

 

 

『キシャアァァァァァァァァァァァァァアッ!!』

 

 

複数のアントロードの姿を見たインデックスは涙ぐみながら恐怖の悲鳴を上げ、それと同時にアントロード達が一斉にインデックスへと襲い掛かった。その瞬間……

 

 

 

 

 

 

『SAMON CINQUE!Set Up!』

 

 

「――IS!ランブルデトネイターッ!!」

 

 

 

 

 

―ヒュンッ……ズバババババババババァンッ!!!―

 

 

『ギ?!ギャアァァァァァァァァァァァァァァッ!!?』

 

 

―ドゴオォォォォォォォォォォォォオンッ!!―

 

 

インデックス「……へ?」

 

 

突如アントロード達の横から複数のナイフが飛来し、それが直撃すると同時にアントロード達は悲痛な悲鳴を上げながら爆発を起こして消滅していった。そしてそれを見たインデックスは一瞬何が起きたのか分からず呆然としてると、インデックスの目の前に黒い戦士と銀髪の少女…ナンバーズに変身したヴィヴィオとチンクが現れた。

 

 

ナンバーズ『インデックス!無事?!』

 

 

インデックス「…え?その声…もしかして、ヴィヴィオなの?!」

 

 

チンク「事情なら後で説明する!今はコイツ等を倒すのが先だ!」

 

 

ナンバーズを見て驚愕するインデックスにチンクは手に持つスティンガーを構えながら叫びアントロード達に向けて投げ付けていく。そしてナンバーズはインデックスに襲い掛かろうとするアントロード達を殴り飛ばしながらインデックスに叫ぶ。

 

 

ナンバーズ『インデックス!此処にフェイトママ達も向かってるはずだから、今は此処から逃げてフェイトママ達の所までいって!』

 

 

インデックス「へ…?う、うん!分かった!」

 

 

インデックスはナンバーズの言葉に一瞬戸惑いながらも言う通りにフェイト達がいる所まで走り出し、それに気付いたアントロード達はインデックスを追跡しようとするがアントロード達の前にナンバーズとチンクが立ち塞がった。

 

 

チンク「生憎だが、此処から先には行かせん!!」

 

 

ナンバーズ『そういう事。どうしても通りたいなら、私達を倒してから行ってよね!』

 

 

『グウゥゥゥゥ…キシャアァァァァァァァァッ!!』

 

 

身構えながら言い放ったナンバーズとチンクを見て自分達の障害になると認識したのか、アントロード達は頭上に光の輪を出現させそこからそれぞれ武器を取り出すと二人に襲い掛かり、ナンバーズとチンクもそれを見て反撃を開始した。

 

 

チンク「フッ!ハァ!!」

 

 

―ヒュンッ…ドゴオォォォォォォォォォンッ!!!―

 

 

『ギギャアァァァァァァァァァァァァアッ!!?』

 

 

ナンバーズ『ハッ!デェアッ!!』

 

 

『ギボォッ!?』

 

 

チンクは次々と両手にスティンガーを出現させアントロードの群れに投げ付けていき、ナンバーズは華麗な足技で襲い来るアントロード達を蹴り飛ばし建物の壁に叩き付けていく。そして粗方片付いたところでナンバーズはバックステップでチンクの隣にまで下がり、バックル部分のKナンバーを開き555と番号を入力しエンターキーを押した。

 

 

『Final Attack!Cinque!』

 

 

電子音声と共にナンバーズがKナンバーを閉じると、ナンバーズとチンクは同じモーションを取り始めおもむろに右手を掲げていく。するとアントロードの大群の周りに次々とスティンガーが出現していき、遂には百を越えるほどの数のスティンガーがアントロード達を包囲した。そしてそれを見たナンバーズとチンクはアントロード達に背を向けながら呟く。

 

 

『―――the、end…』

 

 

―ピキッ……ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァッ!!!!―

 

 

『ヌ、ヌアァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーッ!!!?』

 

 

―ドガアァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!―

 

 

ナンバーズとチンクがそう呟きながら指を鳴らすと、無数のスティンガー達は一斉にアントロード達へ降り注いで串刺しにしていき、最後は爆発を起こして跡形もなく消え去っていった。そしてそれを確認したチンクは光球となってKナンバーへと戻り、ナンバーズも一息吐いて構えを解いた。

 

 

オットー『お疲れ様です、何とか無事に終わりましたね』

 

 

ナンバーズ『うん、有り難うオットー……それにしても、さっきの怪人達はなんだったんだろう?何だかインデックスを狙ってたみたいだけど…』

 

 

チンク『さあな。恐らくこの世界の怪人だと思うが、黒月達から聞かされたグロンギという怪人とは何処か違う雰囲気をしていたな…』

 

 

セイン『あ、それ私も思ってた』

 

 

ノーヴェ『そうかぁ?私にはおんなじにしか見えたけどな…』

 

 

セッテ『ですがもし、本当にさっきのがグロンギとは違う別の敵だったとしたら…この世界にはグロンギとさっきの怪人達との二種類がいる…という事ですか?』

 

 

ディード『断言は出来ないけど、状況証拠から見たらその可能性も捨て切れませんね…』

 

 

ウェンディ『うえぇ…グロンギだけでも気持ち悪いのにまだあんな気味の悪いのがいるんスかぁ…』

 

 

ディエチ『まあ、あくまで仮説だから……』

 

 

ナンバーズ『…良く分からないけど、取りあえず今はフェイトママ達の所に戻ろう?インデックスもちゃんと逃げ切れたか確かめないといけないしね』

 

 

先程のアントロード達について話し合うナンバーズとチンク達だが、今此処で考えても答えが分かるはずもない。そう考えたナンバーズは取りあえずインデックスの安否を確かめる為フェイト達の所に戻ろうとその場から歩き出した。その時…

 

 

ナンバーズ『………ん?』

 

 

セイン『…?ヴィヴィオ?どうかした?』

 

 

ナンバーズ『……ううん、なんでもないよ(…何だろ…今誰かに見られてた様な…気のせいかな?)』

 

 

ナンバーズは頭上に疑問符を浮かべながらそう考えるとベルトからKナンバーを外して変身を解き、その場から走り去っていった。そしてその場から誰もいなくなると、そのタイミングを待っていたかのように近くの物陰から一人の男が姿を現した。

 

 

「―――なるほど。あれが零の娘か……何か予想してた以上に強そうだなぁ…」

 

 

現れた男はヴィヴィオが走り去った方向を見て苦笑しながらそう言うと建物の壁に背中を預け、真上の空を見上げていく。

 

 

「しっかし、因子を取り戻したって聞いて響鬼の世界から駆け付けたけど…どうやら記憶までは取り戻してないみたいだな。まあもしそうなってたなら俺が来る前にこの世界が無事だったかどうか……」

 

 

男は溜め息を吐きながら懐からタバコを取り出し、それを口に加えて火を付けると肺に溜まった紫煙を大きく吐き出し再びぼんやりと空を眺める。そして暫くそうしてると、男はおもむろにポケットから何かを取り出していく。

 

 

「――一応大輝の奴に頼まれたところの修理は済ませたけど、やっぱ再起動するのはまだまだ先になりそうだな………取りあえず後で大輝の奴に届けておくか」

 

 

AT『――――――――』

 

 

男は自分の手に握られている黒と赤のツートンカラーのネックレス…零のデバイスであるアルティを見つめながらそう呟くとアルティを仕舞ってタバコを加えながら歩き出し、その場から去っていった。

 

 

 

 

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