仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第十章/アギト×とある魔術の禁書目録の世界⑤

 

 

その頃、G3-Xを装着し現場へやって来た大輝はバイクを全速力で走らせグロンギ達に突っ込もうとしていた。だが、グロンギはG3-Xのバイクを片腕で軽々と受け止め、G3-Xを殴ってバイクから引きずり降ろして攻撃し、G3-Xはそれらをかわしながら銃を出しグロンギ達を狙い撃っていく。

 

 

―ダンッダンッダンッダンッ!!―

 

 

『ヌンッ!ヌアァァァァッ!!』

 

 

G3-X『ッ?!―バキィッ!―グッ?!』

 

 

だが、グロンギ達はG3-Xの射撃にビクともせず、再びG3-Xに容赦なく殴り掛かり吹き飛ばしてしまう。そしてG3-X…大輝は態勢を立て直して立ち上がると、なんと自らアーマーを外し地面に脱ぎ捨ててしまった。

 

 

優矢「か、海道さん?!一体何を…?!」

 

 

今現場に着いた優矢はいきなりグロンギの目の前でG3-Xを脱ぎ捨てた大輝を見て困惑してしまうが、大輝は無言のまま変身ツール……ディエンドライバーを取り出し、カードをセットしてスライドさせそれを空へと掲げていく。

 

 

大輝「…変身ッ!」

 

 

『KAMENRIDE:DI-END!』

 

 

大輝がディエンドライバーの引金を引くと電子音声が鳴り響き、大輝はディエンドへと変身していく。そして大輝の変身を初めて見た優矢は突然のことに驚愕し唖然としてしまっていた。

 

 

ディエンド『うん、こっちの方が一番しっくり来る♪』

 

 

ディエンドはスッキリした様に言いながら腰のカードホルダーから二枚のカードを取り出しそれをドライバーへと装填してスライドさせていった。

 

 

『KAMENRIDE:DRAKE!KAMENRIDE:DELTA!』

 

 

『ッ?!ヌオアァァッ!!』

 

 

ディエンド『…フッ!』

 

 

電子音声が響くとグロンギ達はソレを危険を感じたのかディエンドへと突っ込んでいき、ディエンドはそれをあしらいながら後退してディエンドライバーの引金を引くと辺りにビジョンが走り、それがそれぞれ重なるとディエンドの前にトンボをモチーフにしたライダー『ドレイク』とギリシャ文字のΔをモチーフにしたライダー『デルタ』が姿をを現した。

 

 

ディエンド『さっきのお返しだ…ハッ!』

 

 

―ズガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!!―

 

 

『ヌ、ヌアァァァァァァァァァァァァァーーーーーッ!!?』

 

 

―ドゴオォォォォォォォォォォォォンッ!!!―

 

 

ディエンドがそう呟くとディエンド、ドレイク、デルタはそれぞれの武器を構えグロンギの一体に向かって一斉射撃を放ち、一斉射撃を受けたグロンギは悲痛な叫び声を上げながら爆発し跡形もなく散っていった。

 

 

優矢「これは…海道さん!これは一体…『現場!一体どうなってるの?!状況は?!』…ッ?!」

 

 

グロンギを倒したディエンドに優矢がどういう事なのか訳を問い問いただそうとするが、そんな優矢の言葉を遮るかの様に大輝が地面に捨てたG3-Xのマスクの通信機から綾瀬の声が聞こえ、ディエンドはマスクを手に取り状況を説明する。

 

 

ディエンド『おそらく接触不良ですね、現在グロンギを確実に殲滅中です』

 

 

優矢「海道さんっ…これは一体どういうことなんだ?!貴方は一体?!」

 

 

ディエンド『…黙っていてくれるね?別に誰かが損するワケじゃないし。それにホラ、もう終わりだ』

 

 

怒りを見せて詰め寄る優矢にディエンドはそう言って残ったもう一体のグロンギを指鉄砲で指差す。すると、何処からかグロンギとは違うアリの様な姿の怪人…アントロードが集団で現れグロンギを始末していた。

 

 

優矢「…グロンギ?いや、違う…なんだあいつ等?!」

 

 

まだアンノウンの存在を知らない優矢は突然現れたアントロード達を見て困惑してしまい、グロンギを始末したアントロード達は次にディエンド達に標的を変え、ディエンド達に襲い掛かっていった。

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

一方その頃、謎のライダーに変身した上条を止める為に零と幸村は自分達のドライバーを装着し、零はドライバーにカードを装填してスライドさせ幸村はベルトの両側のボタンを叩くように押していく。

 

 

『変身ッ!』

 

 

『KAMENRIDE:DECADE!』

 

『GATE UP!EDEN!』

 

 

電子音声が鳴り響くと零はディケイド、幸村はエデンへと変身し、二人は上条に歩み寄りながら語り掛けていく。

 

 

ディケイド『俺達はお前と戦いに来たんじゃない…』

 

 

『黙れっ!俺は…―キイィィィィン―…ッ?!ウ…ア…ガアァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!?』

 

 

『ッ?!』

 

 

上条が敵意を剥き出しにして叫ぼうとした瞬間、上条は突然頭を抱えながら悲痛な叫び声を上げて苦しみ出し、それを見たディケイド達も思わず動きを止めてしまう。

 

 

『や、止めろ…呼ぶなっ…俺を呼ぶなァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーッ!!!!』

 

 

インデックス「と、とうまっ!?」

 

 

エデン『チィ!零っ!!』

 

 

ディケイド『分かってるっ!!』

 

 

頭を抱えて暴れ出した上条を見てディケイドとエデンは直ぐさま上条に向かって駆け出し上条を抑え付けようとするが、上条は二人を放り投げ全く取り付く島もない状態となっていた。

 

 

『ウ、ガ…ウアァァァァァァァァァァァアッ!!!』

 

 

―ガギィンッ!ガギィンッ!ガギャアンッ!!―

 

 

エデン『グッ!チィ!手の付けようがないとはこの事かっ!!』

 

 

ディケイド『仕方ないっ…異形には異形と行くか!』

 

 

全く寄り付く事が出来ない上条にエデンは思わず舌打ちし、ディケイドはライドブッカーからカードを一枚取り出しディケイドライバーに装填してスライドさせる。

 

 

『KAMENRIDE:FIRST!』

 

 

電子音声が響くとディケイドはDfirstへと変身し、Dfirstは更にライドブッカーからカードを取り出しディケイドライバーに装填していく。

 

 

『ATTACKRIDE:ELECTRO FIRE!』

 

 

Dfirst『悪いが少し痺れててもらうぞ!ハアァァァァァァァァァァッ!!』

 

 

―バチバチィ!ズガアァァァァァァァァァンッ!!―

 

 

Dfirstはそう言いながらバチバチと青白い火花を散らせる左手を上条に向けて突き出すと、左手から青い雷撃が放たれ上条に向かって襲い掛かった。だが……

 

 

『グッ!ガアァァァァアッ!!』

 

 

―バシュゥゥゥゥン!!―

 

 

『なッ?!』

 

 

Dfirst『なっ…雷撃を…無効化した?!』

 

 

エデン『…幻想殺し(イマジンブレイカー)…馬鹿な!あれが健在してる状態でライダーに変身したのか?!』

 

 

Dfirstの放ったエレクトロファイヤーが上条の右手に触れた瞬間、上条の幻想殺し(イマジンブレイカー)が発動し雷撃を無効化してしまい、それを見たエデンは信じられないものを見たかのような表情を浮かべていた。

それもその筈……本来幻想殺し(イマジンブレイカー)とはあらゆる異能の力を無効化してしまうモノだ。だが上条は変身能力が無効化されることなくライダーへと変身し、更には変身した状態のままソレを発動させたのだから当然の反応だろう。

そしてエデンが上条のソレに驚愕しているとDfirstは属性攻撃が通用しないと理解して小さく舌打ちしながら上条へと駆け出し拳を振りかざしていく。

 

 

Dfirst『デアァァァァァァァァァァァァッ!!』

 

 

―ドゴオォンッ!!ドゴオォッ!!ドゴォンッ!!―

 

 

『ガァッ?!ヌアァァッ!!』

 

 

―ズガアァンッ!!ドゴォドゴォッ!!ドガアァンッ!!―

 

 

Dfirst『グッ?!チィ!!』

 

 

駆け出したDfirstは上条にダメージを与えて大人しくさせようと殴り掛かっていくが、上条はそれを受けながら両腕の爪でDfirstを殴り付け、Dfirstは上条のパワーに圧されがらも何とか反撃しエデンもすぐにその戦いに加わり背後から上条に掴み掛かり動きを封じようとする。だが……

 

 

―キイィィィィィンッ!―

 

 

『ッ!?ガ、ア…グアァァァァァァァァァアーーーーーーーーッ!!?』

 

 

エデン『?!何?―バキッ!―グッ?!』

 

 

Dfirst『幸村?!―ドガァッ!―グゥッ?!』

 

 

上条は悲痛の叫び声をあげながらDfirstとエデンを突き飛ばし、そのまま苦しそうに頭を抱えながら何処かへと走り去っていった。そして上条が走り去ったのを確認したDfirstもディケイドへと戻りディケイドとエデンはなのは達の下へと歩み寄っていく。

 

 

ディケイド『…大丈夫か、なのは?』

 

 

なのは「う、うん、なんとか大丈夫……けど、さっき私が捕まった時に言ってたアレはどう言う意味なのかな…?」

 

 

ディケイド『は?…ああ、いや勘違いするな?あれは単なる言葉の絢であって…特別深い意味とかは…』

 

 

スバル「ま、まあまあ!…それより零さん…あれもライダーなんですか…?」

 

 

スバルはジト目でディケイドを睨むなのはを宥めながらディケイドにそう言うとトンネルの外に向かって走り去る上条の後ろ姿を見つめ、ディケイドはすずかに支えられながらその姿を呆然と見つめるインデックスに視線を移す。

 

 

インデックス「……とうま……どうしてっ……」

 

 

ディケイド『…すずか、スバル、先にインデックスを連れて写真館に戻ってくれ。どうやらショックが大き過ぎて混乱してるようだ…』

 

 

すずか「え?う、うん…」

 

 

なのは「けど、零君はどうするの?…やっぱりあの子を…?」

 

 

ディケイド『あぁ、アイツをこのままほっとくワケにはいかないからな…幸村』

 

 

エデン『あぁ…急いで奴を追いかけるぞ』

 

 

上条をこのまま放って置く訳にはいかないと判断し、ディケイドとエデンはインデックスをなのは達に任せると上条を追いかける為にトンネルの外へ出ていき、二手に別れて上条を探しに向かったのであった。

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

そして場所は先程の場所に変わり、そこでは今ディエンド達とアントロード達が攻防を入れ替えながら戦いを行なっていた。ディエンド達は自分の武器を使ってアントロード達の攻撃を防ぎながら反撃を繰り返し、徐々に追い込まれ始めている事に気付いたアントロード達は少し焦りを浮かべていた。そんな時……

 

 

『ガアァァァァァァァァァァァーーーーッ!!!』

 

 

『ッ?!』

 

 

突如その場に先程ディケイド達と別れた上条が現れ、アントロード達に背後から強襲を仕掛けてまるで獣のような戦い方でアントロード達を力任せに殴り飛ばしていく。

 

 

優矢「あ、あれは…?」

 

 

ディエンド『あれは…ギルスだ』

 

 

優矢「…ギルス?」

 

 

ディエンド『そう…アギトになれなかった者さ』

 

 

ディエンドは目の前でアントロード達と戦う上条……『ギルス』について優矢に説明しながらドレイクとデルタと共に後退し、ギルスの戦いを観戦するかの様にジッと眺めていく。そしてギルスは両足の踵に生えた鋭い刃でアントロード達に回し蹴りを放って倒していき、最後のアントロードに踵落としを喰らわせて倒し跡形もなく消滅させた。そしてアントロード達を倒したギルスはディエンド達に気付いて振り返り、優矢はギルスに向けて銃を構えていく。しかし…

 

 

『待て!』

 

 

優矢「…え?」

 

 

その場に突然制止の声が響き、その方からギルスの後を追ってきたディケイドがディケイダーに乗って現れギルスを庇うようにギルスの目の前に停まり、ディケイダーから降りてディエンド達と対峙していく。

 

 

優矢「れ、零…?」

 

 

ディエンド『…なんの真似かな、零?』

 

 

ディケイド『悪いが、こいつはお前にやらせない。俺はこいつを守る』

 

 

優矢「ッ?!何言ってんだよ零?!なんで?!」

 

 

突然ギルスを守ると告げるディケイドに優矢は意味が分からず困惑し、ディエンドは険しげに繭を寄せながらディケイドにディエンドライバーを向けていく。

 

 

ディエンド『そこを退きたまえ、零。俺の邪魔はしないでくれないか?』

 

 

ディケイド『ほぉ?それは丁度いいな。こいつを守る事がお前の邪魔をする事に繋がるなら、俺は喜んでこいつを守ろう…』

 

 

ディエンド『……ふぅ……そうかい。なら、こっちも遠慮はしないよ?』

 

 

あくまでも引こうとしないディケイドにディエンドは深い溜め息を吐きながらまた新しいカードを取り出し、ディエンドライバーへと装填しスライドさせる。

 

 

『ATTACKRIDE:CROSSATTACK!』

 

 

電子音声が響くとドレイク、デルタは自分達の武器にエネルギーを溜めディケイドへと向けていく。対するディケイドもライドブッカーを開き、カードを出してディエンド達に対抗しようとするが……

 

 

ギルス『…フンッ!』

 

 

―ガシッ!バッ!カシャァァァァンッ!―

 

 

零「っ?!お、おい?!お前何を…?!」

 

 

なんと、ギルスがいきなりディケイドの腰からディケイドライバーを奪ってしまい、ディケイドは強制的に変身が解除され零に戻ってしまったのだ。そしてそれと同時にデルタの銃から放たれたエネルギー弾が零を捕らえてしまい動きを封じてしまった。

 

 

零「ぐッ?!し、しま…ッ!」

 

 

デルタ『フンッ!ハアァァァァァァァァァァァーーーーーーッ!!!!』

 

 

優矢「ッ?!れ、零ぃ!!」

 

 

ディエンドの目の前にいたデルタはエネルギー弾が零を捕らえた事を確認すると上空へと跳んで生身の零に向かって飛び蹴りを放ち、それを見た優矢は動き封じられた零に向けて悲痛な叫び声を上げたのであった…

 

 

 

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