仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第十章/アギト×とある魔術の禁書目録の世界⑨

 

 

そしてその頃、ギルスの元へ辿り着いたG3-Xはバイクから降り、未だ他者を寄り付けようとしないオーラを放ち続けるギルスにゆっくりと近づいてく。

 

 

G3-X『見付けたぞ上条当麻…俺と一緒に来い!』

 

 

ギルス『ッ…何処へだ?!』

 

 

G3-X『そんなの決まってる……G3ユニット、そこがアンタの帰るべき場所だ!』

 

 

ギルス『ふさげるな!俺はもう帰れない…こんな化物に、居場所なんてないんだ!』

 

 

ギルスはG3-Xの説得も聞かずいきなり襲い掛かり、G3-Xはそれを防いでいきながらギルスへと掴み掛かっていく。

 

 

G3-X『そうやって!何かも自分から離れさせようとするな!綾瀬さんも御坂さんも…アンタの帰りをずっと待っているんだ!!』

 

 

ギルス『グッ…黙れっ……黙れぇぇぇぇぇっ!!!』

 

 

ギルスは拒絶するかのようにG3-Xを突き飛ばしていくが、G3-Xはそれでも諦めず何度もギルスに掴み掛かり必死に説得を続けていく。その様子をモニター越しで見ていた綾瀬と美琴は、G3-Xとギルスの戦いを見守りながら上条に戻って来てほしいという願いを込めてただ祈り続けていた。そしてG3-Xはギルスに掴み掛かって押し出し、ギルスとG3-Xは浅瀬の河に落ち再び対峙していく。

 

 

G3-X『アンタはっ…自分がアンノウンに追われている事を知って、姐さん達の前から姿を消した!あの人達を巻き込まない為に…!』

 

 

ギルス『ッ…それしか…それしか方法がなかったんだ!!アイツ等を守る為にはっ…そうするしか!!』

 

 

G3-X『…分かっていたよ…姐さんも御坂さんも…アンタが消えた理由にとっくに気づいてた…』

 

 

ギルス『…?!な、に…?』

 

 

G3-Xの言葉にギルスは驚愕して一瞬全身の力が抜けるが、其処へ再びアンノウン達が現れギルスに向かって襲い掛かろうとし、それを見たG3-Xは直ぐさまGX-05を構えてアンノウン達を乱れ撃ち、アンノウン達は悲鳴を上げながら散っていった。

 

 

ギルス『ッ!この力は…!?』

 

 

G3-X『…姐さん達は、この力をもっと強くしようとしている。何故か?…アンノウンを倒し、アンタを守る為だ!』

 

 

G3-Xはそう言ってギルスにあの手紙を渡すとギルスは上条に戻りその手紙を受け取って手紙を読み、そこに書かれてあったあの二人の気持ちを知り手紙を強く握り締めた。

 

 

G3-X『姐さんも御坂さんも強いんだよ…俺やアンタが思っているよりも、ずっとな』

 

 

当麻「……御坂……綾瀬班長……」

 

 

上条は綾瀬と御坂の名を呟きながら手紙を強く握り締めていく。そんな時……

 

 

 

 

「…とうまっ!とうまあぁぁぁぁーーーーっ!!」

 

 

 

当麻「…ッ?!」

 

 

G3-X『え…?』

 

 

突然橋の上から少女の声が響き、G3-Xと上条はその声が聞こえてきた真上を見上げた。するとそこには肩で息をしながら上条を見つめる少女……昨日行方不明となっていたインデックスが、うっすらと涙目になりながら橋の上に立っていた。

 

 

G3-X『あの子…確か零達が言ってた…?』

 

 

インデックス「ハァ…ハァ……とうまっ……ごめんね……ごめんねとうま!私、ずっととうまの傍にいた癖に…全然とうまのこと分かってなかった!何時も助けてもらってるのにっ…とうまが苦しんで、悩んでいたのにっ…全然気付いてあげられなかったっ!!」

 

 

当麻「…インデックス…」

 

 

インデックス「私も…私も頑張るから!!私もとうまが、とうまがもう苦しまずに済むように守るから!!だからもうっ…一人で悩まないでっ…抱え込もうとしないでっ……今度は私が!とうまを地獄の底から救い出してみせるからっ!!」

 

 

当麻「っ…!」

 

 

泣きながら必死に自分の思いを告げるインデックスの姿を見て上条は思わず顔を俯かせて泣き出してしまい、G3-Xはそんな上条をただ黙って見守っていた。だが……

 

 

 

『シャアァァァァ…』

 

 

 

G3-X『…ッ?!あ、危ない!後ろっ!!』

 

 

インデックス「え…?」

 

 

G3-Xがインデックスの背後を見て慌てて叫び、それを聞いたインデックスは疑問そうに呟きながら背後へと振り返ると、そこにはいつの間にかアンノウン達の群れがインデックスを包囲し迫ってきていた。

 

 

『シャアァァァァ…!』

 

 

インデックス「あ…あ……」

 

 

当麻「ッ?!イ、インデックスッ!!」

 

 

G3-X『クッ?!マズイ!此処からじゃ間に合わない!!』

 

 

橋の上でアンノウンの群れに囲まれるインデックスを見て焦りを浮かべるG3-Xと上条だが、その間にもアンノウン達はインデックスに迫り両手で殺しのサインを切りながら襲い掛かろうとした。そんな時……

 

 

 

 

 

―ズガガガガガガガガガガガガガガァッ!!―

 

 

『ギッ?!ギシャアアァァァァァァァァッ?!』

 

 

―ドゴオォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!―

 

 

『ッ?!』

 

 

インデックスを包囲していたアンノウン達の背後から無数の銃弾が放たれアンノウン達に直撃し、一体のアンノウンが爆発を起こして散ると残りのアンノウン達はその爆発に巻き込まれ橋の下へと落ちていった。そして橋の上で起きた爆発の中から何か……ディエンドに変身した大輝が脇にインデックスを抱えながら飛び出し二人の前に着地した。

 

 

当麻「インデックス!!」

 

 

インデックス「…あ、あれ?…とうま?」

 

 

G3-X『か、海道さん?!どうして貴方が…?!』

 

 

ディエンド『勘違いしないでくれよ?俺はただ、そこの彼が持ってるG4チップより価値のあるお宝とやらが見たいだけさ』

 

 

G3-X『…お宝?』

 

 

ディエンドの言葉にG3-Xは思わず首を傾げるが、その時橋の下に落ちたアンノウン達が一斉にディエンド達へと襲い掛かり、それを見たディエンドはインデックスを離して瞬時に一本の剣…ディエンブレードを取り出してアンノウン達を斬り伏せ、左腰のホルダーからカードを一枚取り出しディエンブレードに装填した。

 

 

『ATTACKRIDE:SLASH!』

 

 

ディエンド『新しいカードの威力を見たまえ…ハッ!』

 

 

―ズババババババババババババババァ!!―

 

 

『ギゴオォッ!?』

 

 

電子音声と共にディエンドがディエンブレードを横殴りに振るうと青い斬撃破が複数放たれアンノウン達を吹き飛ばしていく。そしてその間にディエンドは腰のホルダーからカードを取り出し、ディエンドライバーにセットした。

 

 

『KAMENRIDE:SEIーO!』

 

 

ディエンド『ハッ!』

 

 

電子音声と共にディエンドが引金を引くとディエンドの前にビジョンが駆け巡り、それが重なると薄緑色の姿をしたライダー…聖王が現れアンノウン達に向かって突っ込んでいく。そして聖王がアンノウン達を押していく間にディエンドはカードを取り出しディエンドライバーにセットしてスライドさせる。

 

 

『FINALFORMRIDE:SE・SE・SE・SEIーO!』

 

 

ディエンド『痛みは一瞬だ』

 

 

―ドシュウンッ!―

 

 

聖王『アウッ?!』

 

 

電子音声が響くとディエンドが引金を引き聖王を撃ち抜き、聖王は宙に浮かびその姿を巨大な剣…セイオウセイヴァーへと超絶変形させ、ディエンドは更にカードを取り出してディエンドライバーへとセットしスライドさせた。

 

 

『FINALATTACKRIDE:SE・SE・SE・SEIーO!』

 

 

電子音声と共にディエンドがセイオウセイヴァーを手に収めると、セイオウセイヴァーの刀身に辺りの風が集束して激しく輝き出し、ディエンドはセイオウセイヴァーをアンノウン達に向けて大きく振り上げていった。

 

 

ディエンド『ハアァァァァァァァァァァァアッ!!』

 

 

―ズバアァァァァァァァァァァアッ!!ズバアァァァァァァァァァァアッ!!―

 

 

『ヌオアァァァァァァ!?』

 

 

―ドゴオォォォォォォォォォォォォォオンッ!!―

 

 

ディエンドはセイオウセイヴァーを振り降ろしそれを受けたアンノウン達は悲痛な悲鳴と共に爆発を起こし完全に散っていった。それを確認したディエンドはセイオウセイヴァーを消して上条とインデックス、G3-Xの下に歩み寄っていく。

 

 

ディエンド『さぁ、助けてやったぞ。報酬としてG4チップよりも大切なお宝、見せてくれないかな?』

 

 

当麻「お、お宝…?」

 

 

G3-X『か、海道さん…さっきから一体何を…?』

 

 

突然G4チップよりも大切なお宝を見せろと言ってくるディエンドにG3-Xと上条は何の事が分からず唖然としてしまい、それを見ていたインデックスも話が見えない為頭上に疑問符ばかりを浮かべていた。だがその時……

 

 

 

 

―シュウゥゥゥゥンッ……ドガアァァァァァァァァァァァァァアンッ!!!―

 

 

『ッ?!ウアァァァァァァァァァァァァァァアッ!!』

 

 

G3-X達の頭上に突如光の十字架が現れ、その十字架が中心に振り降りると爆発を起こしG3-X達を吹っ飛ばしていった。G3-Xはふらつきながら立ち上がり吹っ飛ばされた上条とインデックスを起こしていくが、河の奥からとてつもない力を放つアンノウン……クイーンアントロード達を引き連れたバッファローロードが姿を現した。

 

 

『…人は力を得れば、必ず間違った道を選ぶ。何故なら!』

 

 

零「…何故なら、人は愚かだから…か」

 

 

バッファローロードがG3-X達に向けて淡々と語る中、G3-X達の目の前に零達が現れバッファローロードの言葉に続いた。

 

 

『そうだ!この都市に存在する人間達も、その男の持つ力も、そしてその少女が持つ十万三千の魔道の書はこの世界を歪める!そんなモノを持つ人間など、存在してはならないのだ!』

 

 

インデックス「ッ!」

 

 

当麻「てめぇ…何勝手な!」

 

 

インデックスに杖を向けるバッファローロードに上条はインデックスを庇うように立ちながら睨み付けるが、バッファローロードは臆する事なく上条達に近づいていく。

 

 

『人は我々が守る…力など必要ない!』

 

 

零「あぁ、確かに愚かさ…死んだ女の面影を追って、全てを捨ようとしてみたり…」

 

 

なのは「大切な人を巻き込まない為に、自分一人逃げ続けたり…ね」

 

 

G3-X『…友達を守る為に、身体を張ってみたり…な?』

 

 

零となのはが語った後にG3-Xも続けて語り、それを聞いた零は微笑した後バッファローロード達と対峙していく。

 

 

幸村「愚かだから、転んで怪我してみなければ分からないんだ」

 

 

なのは(幸)「時には道に迷い…間違えたとしても…それでも旅を続ける」

 

 

零「その旅路を、お前に道案内される必要はない!」

 

 

幸村となのは(幸)、そして零がそう言うと上条…当麻は零の隣に立ち腰にベルトを出現させる。だがそれはギルスのモノではなく黄金色に輝くベルト。それを見た零はライドブッカーから三枚のカードを出すと、シルエットだけだったアギトのカードを含むそれ等のカードに絵柄が浮かび上がっていく。そしてバッファローロードとインデックスは当麻の腰に出現した黄金のベルトを見て驚愕の表情を浮かべた。

 

 

インデックス「お、黄金のベルト……オルタリング?!まさか?!」

 

 

『馬鹿な…アギトだと?!』

 

 

零「…当麻、これがお前の本当の力だ」

 

 

当麻「…あぁ」

 

 

『ッ!貴様、一体何者だ?!』

 

 

バッファローロードが動揺した様子で零に問いかけると零となのははバックルを装着してカードを構え、幸村となのは(幸)はベルトを腰に出現させ、当麻は変身の構えを取っていく。

 

 

零「通りすがりの仮面ライダーだ、憶えておけ!変身ッ!」

 

 

『変身ッ!』

 

 

『KAMENRIDE:DECADE!』

 

『KAMENRIDE:TRANS!』

 

『GATE UP!EDEN!』

 

『GATE UP!FEATHER!』

 

 

電子音声と共に零となのははディケイドとトランス、幸村はエデンへと変身し、なのは(幸)は純白の装甲を纏い、エデンとは逆方向に翼を生やした片翼の天使、エデンと対を成すライダー『フェザー』へと変身し、当麻はベルトの左右両側のボタン状の箇所を叩くように押しエンジン音のような音と共に光りに包まれ金色の鎧に赤い瞳のライダー、『アギト』へと変身した。

 

 

インデックス「…龍の仮面を被りし、神へと進化せし伝説の戦士…アギト…」

 

 

アギト『…インデックス!今の内に早く隠れろ!』

 

 

インデックス「ッ!う、うん!」

 

 

ディケイド『優矢、行くぞ!』

 

 

G3-X『あぁ!守ってみせる…俺も!』

 

 

アギトはインデックスに隠れるように伝えるとインデックスは言われた通り物影に隠れ、G3-Xもディケイドに答えながら自身に気合いを入れ、六人はそれぞれ構えた後バッファローロード達へ突っ込んでいった。

 

 

ディエンド『…確かに大したお宝だけど、あれは持って帰れないな…』

 

 

バッファローロード達との戦闘が始まる中、ディエンドは当麻の変身したアギトを見て諦めたような事を言いながらその場から去っていった。

 

 

 

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