仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第十一章/電王×鋼毅のレギオスの世界③

 

 

―ガアァンッ!!ガアァンッ!!ガギイィィッ!!―

 

 

Dアギト『チィッ!デェアァッ!!』

 

 

電王R『グゥッ!ハッ!!』

 

 

―ガキイィィィィィィィィィィィィンッ!!―

 

 

そして場所は戻り、先程の荒野ではDアギトと電王Rが互いにロッドを振り回してぶつけ合い、激しく激突していた。二人の持つ武器が火花を散らせてぶつかり合い激戦と化していく中、その戦いを電王Rの視界から見ていたなのはやフェイト達は力無く座り込み、ただ呆然と二人の戦いを見ているしか出来ずにいた。

 

 

なのは『…もう…この世界は…終わってるんだね……』

 

 

フェイト「…これじゃあ…あの時と同じだよ……」

 

 

『………………』

 

 

仲間達も帰るべき場所も消えてしまい、激しさだけが増していく戦いになのは達は既に立ち上がる気力さえなくなり、あの時の光景…夢に見たディケイドと無数のライダー達の戦いだけがなのは達の脳裏を埋め尽くしていた。そしてDアギトは電王Rから距離を離しながら元のグランドフォームへと戻り、二人はそれぞれ最後を決める為にDアギトはカードを、電王Rはパスを取り出しバックルへとセット&セタッチしていく。

 

 

『FINALATTACKRIDE:A・A・A・AGITO!』

 

『Full Charge!』

 

 

二つの電子音声が響くと共に双方は最後の攻撃の構えを取り、Dアギトと電王Rは同時に上空へ高く跳ぶと互いに向けて全力の跳び蹴りを放っていった。そして…

 

 

 

 

Dアギト『ハアァァァァァァァァァァァァアッ!!』

 

 

電王R『デエェェェェェェェェェェェェェイッ!!』

 

 

 

 

―ドガアァァァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーアンッ!!!!―

 

 

 

 

『グ、ウアァァァァァァァァァァァァァァアーーーーーーーッ!!?』

 

 

 

 

双方の必殺技の激突により巨大な爆発と轟音が巻き起こり、二人は反発し合って吹っ飛ばされてしまった。そしてそれと同時に…荒野の中心に置かれた時計の針が12時丁度を指した。

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは「………間に合わなかった……………あれ?」

 

 

零「グッ……な…なのは…?」

 

 

すずか「な、なのはちゃん!零君!」

 

 

ヴィヴィオ「パパー!ママー!」

 

 

必殺技同士がぶつかり合ったショックで二人の変身が解け、零はふらつきながら倒れているなのはの下へと駆け寄ると身体を起こしていき、ヴィヴィオ達もそれを見て小走りで零となのはの下に駆けつけていった。そしてその時……

 

 

 

 

―ファアァァァァンッ!―

 

 

 

 

『…………え?』

 

 

零「…?あれは……」

 

 

突如上空から電車の汽笛のような音が響き渡り、零達は上空を見上げると呆然としてしまった。何故なら、上空から一台の白い電車が汽笛を鳴らしながら走ってくるという常識ならあり得ない光景が目に映ったのだから。そしてその間に電車は徐々に地上へと降下していき、零達の目の前へ着くと次第に停車していったのであった。

 

 

 

 

◆◇◇

 

 

 

 

『フンッ!ハアァッ!!』

 

 

―ガキイィィィィィィィィィィィンッ!!―

 

 

電王『グアァァァッ!!』

 

 

そしてその頃、ディエンドの喚び出したライダー達と戦っていた電王はエデンとフェザーのコンビネーションに翻弄され、二人の攻撃を受け地面に叩き付けられてしまっていた。そしてその戦いをただ見ているだけで飽きてきたのか、ディエンドは何やらつまらなそうに電王へ語りかけていく。

 

 

ディエンド『いい加減諦めたらどうだい?これ以上やっても君が苦しむだけだ。さ、さっさとデンライナーにファイナルフォームライドしてみせてくれ』

 

 

電王『グッ!うるせぇんだよこの野郎っ!さっきから聞いてりゃワケ分かんねぇ事ばかり言いやがって!それにな…テメェのその口の聞き方ムカつくんだよ!』

 

 

ディエンド『あぁ、そいつは悪かった。けどこれは、生まれつきなんでね♪』

 

 

電王『ヘッ!そいつは可哀想になぁ!!』

 

 

余裕を感じさせるディエンドの口調に電王は苛立ち、再びその場から立ち上がってデンガッシャーを構え、エデン達に向かって斬りかかっていくのであった。

 

 

 

 

◆◆◇

 

 

 

 

そして同じ頃、白い電車へと乗車した零達は取り敢えず奥の車両へと進んでいた。そして乗客室へ入ると、いきなり奇抜な格好をした女性が笑顔で出迎えてきた。

 

 

「御乗車、有り難うございます♪デンライナーへようこそー♪」

 

 

ティアナ「デ、デンライナー?」

 

 

「はい♪ささ、奥へどうぞどうぞ~♪」

 

 

零「ちょ、お、おい?!押すな!」

 

 

女性は明るげにそう言って未だ戸惑う零達を奥の方へと押し出しながら案内していく。そして女性に流されるまま奥へ入っていくと…

 

 

「零、くーーーーーん!!」

 

 

『え…?』

 

 

零「へ?―ドゴシャアァッ!!―ガハァッ?!」

 

 

奥の部屋へ足を踏み込んだと同時に突然奥から現れた少女がロケットの如く飛び出し、突然の不意打ちに零は対応が遅れ、その何かを身体の上に乗せながら地面に叩きつけられた。そして突然の事態に驚き固まっていたなのは達だが、零の上に乗る少女を見てその表情が驚愕のモノに変わっていく。

 

 

「う~ん♪久々の零君の匂いと体温や~♪」

 

 

零「ゲホッ!ゴホッ!な、何だいきなり……ッ?!お、お前?!」

 

 

フェイト「は、はやて…?はやてなの?!」

 

 

はやて「うん!久しぶりやな、皆♪」

 

 

そう、零に飛び付いてきた少女とは零達の仲間の一人…零達の世界の機動六課の部隊長である八神 はやてだったのだ。はやての突然の登場に唖然となる一同だが、そこへ更にもう一人の少女がはやての下へと駆け寄っていく。

 

 

「は、はやてちゃん!いきなり飛び付いたりしたら危ないですよ~!」

 

 

はやて「あ、アハハ…ごめんな?漸く皆と会えたから、つい嬉しくて…」

 

 

奥の方から現れた小学生程の体型の少女の言葉にはやては苦笑しながら零の上から退き、その少女を見た零達は再び唖然とした表情になってしまう。

 

 

はやて「ホンマにごめんな零君?ちょっとやりすぎてしもたわ」

 

 

零「い、いや…別にそれはいいんだが……というか!なんでお前とリインが此処にいるんだ?!」

 

 

リイン「あ、え~と…確かにいきなり出てきたら混乱しちゃいますよね…」

 

 

はやての手を借りて身体を起こしながら零は困惑した表情を浮かべながらはやてとはやてのユニゾンデバイスであり、アギトと同じように子供位の大きさとなっているリインフォースⅡに目を向け、この場にいる一同の疑問を代弁するように問い掛ける。そしてその問いを受けたはやてとリインは若干苦笑しながらどう説明しようかと考えていると……

 

 

「――彼女達は、時の砂漠をさ迷っていたところを私達が保護したんです」

 

 

『…………え?』

 

 

奥から聞こえてきた少女の声がはやてとリインに代わって答え、零達はその声が聞こえてきた奥の部屋へと顔を向ける。其処には先程なのはに憑いたのと同じイマジンが実体化しており、その中にいた銀髪のロングヘアーの少女がイマジン達に包帯を巻きながら零達を見つめていた。

 

 

「よく来てくれましたね、貴方が世界を旅するライダー…ディケイドですね?」

 

 

零「?一応そうだが…アンタは…?」

 

 

「ああ、申し遅れました。私はフェリ・ロス、このデンライナーの乗客です」

 

 

フェイト「デンライナーって…この電車が?」

 

 

「そぉ、これがデンライナー…時を越える列車です」

 

 

フェリと名乗る少女が言葉にしたデンライナーという単語にフェイトが反応して呟くと、零達が入って来た扉とは反対の扉から一人のただならぬ雰囲気を放つ中年男性が姿を現した。

 

 

「どぉやら、大変な事が起きてるよぅです。ディケイドの世界も…我々、電王の世界も。早く、なんっとかしなくては……!」

 

 

現れた中年男性は意味深な言葉を放ちながら零を見つめ、それを聞いたなのは達は思わず息を呑み、零は目を鋭くさせ中年男性を見つめていくのであった。

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

エデン『フッ!ハァッ!』

 

 

フェザー『ハァッ!』

 

 

―ズバアァンッ!!ガギィンガギィンッ!!ズドドドドドドドドドンッ!!―

 

 

電王『ガアァッ?!ウグアァッ!!』

 

 

一方その頃、ディエンドとエデンとフェザーと戦っていた電王はデンガッシャーをがむしゃらに振り回しながら反撃していくが、やはり数で圧倒されているせいか勝ち目がなく追い詰められていた。そしてディエンドも電王にトドメを刺す為に最後のカードをディエンドライバーに装填しスライドさせていく。

 

 

『FINALATTACKRIDE:DI・DI・DI・DI-END!』

 

 

電子音声と共にディエンドライバーの銃口の周りにディメンションフィールドが展開し、ディエンドが銃口を電王に向けながら引金を引くと強力なエネルギー弾が放たれ、その軌道上にいたエデンとフェザーも銃弾に吸収され電王へと突っ込んでいく。そして…

 

 

―ドゴオォォォォォォォォォォォォォオンッ!!!―

 

 

電王『ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーッ!!!?』

 

 

ディエンドの必殺技、ディメンジョンシュートは電王に直撃して爆発を起こし、電王はそのまま緊張感のない悲鳴を上げながらビルから放り出されるように遥か地上へと落ちていってしまったのだった。

 

 

 

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