仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT 作:風人Ⅱ
エクス『ハアァッ!!』
エクシード『オラァッ!』
シュバリエ『フッ!!』
―ドゴォッ!!バキッ!!ズザアァァァァンッ!!―
ベリアル『ヌグアァッ!?ク、クソォッ!!』
そしてその頃、戦闘を開始したエクシード、シュバリエ、エクスがベリアルへと突っ込み攻撃してダメージを与えていき、ベリアルも大剣を振り回し何とか反撃していくが既にベリアルの動きを見切ったエクシード達にはまったく通用せず、巧みな連携を繰り出す三人に少しずつ追い詰められていた。
ベリアル『グッ!ふざけんじゃねぇぞガキ共っ…この俺様が!テメェ等なんかにコケにされてたまるかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!』
―ブオォンッ!ズババババババババババァッ!!!―
エクス『ウァッ?!あっぶな?!』
シュバリエ『チィッ!まだこれだけの力を隠し持っていたのか…!』
エクシード『なら、此処は俺達の出番だ…いくぞシグナム!』
シュバリエ『ああ、任せろ!』
怒りで半ば自棄になりながら新たに取り出した大鎌をがむしゃらに振るい鎌鼬を放つベリアルに対し、エクシードはシュバリエに呼び掛けながら一本のメモリを取り出し右腕にセットしていく。
『ARMS!』
電子音声が響くとエクシードの右腕が蒼い剣へと変化し、シュバリエも剣の刀身に炎を纏わせエクシードと共にベリアルへと向かって突っ込んでいく。
『ウオォォォォォォォォォォォォォオッ!!!』
ベリアル『しゃらくせぇっ!全員纏めて消えろやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!』
―ズガガガガガガガガガガガガガガガアァッ!!―
向かって来るエクシードとシュバリエに向けてベリアルは大鎌から大量の魔力球を放ち、魔力球は全て二人へと真っすぐ向かっていく。しかし……
―ズドドドドドドドドドドドドドドォッ!!―
『ハアァァァァァァァァァァァァァアァッ!!』
ベリアル『ッ?!な、何!?―ズバアァッ!!―ウグアァッ!?』
なんとエクシードとシュバリエは魔力球を身体で受けながらも構わず疾走し、ベリアルの身体に剣を突き刺し動きを封じていったのである。
ベリアル『ガハアァッ!?テ、テメェ等あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!』
エクシード『稟!今だ!』
エクス『ッ!おう!』
エクシードはシュバリエと共にベリアルの動きを止めながらエクスに呼び掛け、エクスはその隙に腰のフエッスルの中からウェイクアップフエッスルを取り出し、ベルトの止まり木に止まっているエクトキバットに吹かせていく。
エクトキバット「ウェイクアップッ!」
掛け声と共に笛の音が響くとエクスは一度カリバーンをアヴァロンに納め封印を解き、カリバーンをエクスカリバーへと変えていく。そしてエクスはエクスカリバーを両手で握り締めベリアルへと向かって勢いよく駆け出した。
エクス『ハアァァァァァァァァァァァァアッ!!!』
ベリアル『グッ?!は、離せお前等!来るな!!来るなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!?』
エクス『エクスッ!!カリバアァァァァァァァァァァァァァァアァッ!!!』
―ズザアァァァァァァァァァァァァァァアッ!!―
ベリアル『グアァァァァァァァァァァァァアッ!?』
動きを封じられたベリアルはエクシードとシュバリエからなんとか逃れようとするも間に合わず、エクスはベリアルに向けて上段からエクスカリバーを勢いよく振り下ろしベリアルを後方へと吹っ飛ばしていった。
『なッ?!ベリアル!?』
ディメンション『よそ見なんてしてる場合かよ!』
セイヴァー『貴様の相手は私達だ!』
『クッ?!』
一方、隣でディメンション達と戦っていたドクトルGは吹き飛ばされたベリアルを見て動揺してしまうが、ディメンション達はその隙にドクトルGへと攻撃し、ディメンションとディケイド(紫苑)は自分のブッカーをGモードに替えながらドクトルGから距離を離すとそれぞれカードを一枚ずつ取り出し、シャイニングもパスを取り出してバックルへとセット&セタッチする。
『FINALATTACKRIDE:DI・DI・DI・DIMENSION!』
『Full Charge!』
『FINALATTACKRIDE:DE・DE・DE・DECADE!』
『…ハァッ!!』
―ズドオォォォォォォォォォォォォオンッ!!!―
『ヌッ?!』
電子音声が響くとディメンションとディケイド(紫苑)はドクトルGとの間に現れたディメンジョンフィールドに向けてブッカーの引き金を引き、シャイニングもパスを投げ捨てデンガッシャーGモードの銃口をドクトルGに向けて引き金を引き砲撃を放った。しかし、それに気付いたドクトルGはすぐに盾を構えて三人の砲撃を受け止め、そのまま足を引きずりながら後方へと後退していく。
―ガガガガガガガガガガガガガガガァッ!!!―
『ヌッ…!!こんなっ……モノでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!』
ディメンション『今だシグナム!ヴィヴィオ!』
セイヴァー『ああ!ヴィヴィオ、行くぞ!』
ナンバーズ『はい!』
ドクトルGが三人の砲撃の処理で身動き出来ない間にセイヴァーは右手に持った紅い剣…セイヴァーラウザーを開いて二枚のカードを取り出すとセイヴァーラウザーにラウズし、ナンバーズはバックルのKナンバーに000と番号を入力してエンターキーを押した。
『KICK!FIRE!――BURNING BLAST!』
『Cord Up!Full Charge!』
それぞれの電子音声が響くとセイヴァーはラウザーを地面に突き立て右足に炎を纏いながら跳び、ナンバーズも両足に虹色の光を纏いセイヴァーと共にドクトルGへと跳び蹴りを放った。そして……
セイヴァー『ハアァァァァァァァァァァァアッ!!』
ナンバーズ『デエェェェェェェェェェェェイッ!!』
『ヌ、ヌオォォォォォォォーーーーーーッ!?』
―ズガァァァァァァァァァァァァァァァァアンッ!!―
セイヴァーとナンバーズのダブルキックが炸裂し、三人の砲撃により回避が出来なかったドクトルGは爆発を起こしながら吹き飛ばされていったのだった。
―ズガァンッ!!ズガァンッ!!ズガガガガガガガガガガガガァッ!!―
ディエンド『グゥッ!』
クラウン『フフフ、どうしました大輝氏?ただ避けてるだけでは私に勝てませんよ!!』
一方その頃、クラウンとの戦闘を開始したディエンドはクラウンの投げ放つナイフ攻撃に圧され防戦一方となっており、クラウンはそんなディエンドに容赦なくナイフを投げ続けていく。そしてその内の一本の直撃を受けたディエンドは後方へと転がるように吹っ飛ばされ、クラウンは不気味に微笑みながらナイフをディエンドに向けて歩み寄っていく。しかし…
ディエンド『―――成る程ね……どうやら、君には零のように手加減する必要はなかったみたいだ…』
クラウン『…ん?』
ディエンドはそう言ってふらつく身体を起こしながら近づいてくるクラウンを睨みつけると懐を漁り出し、そこから一本のメモリを取り出すと人差し指でボタン部分を押す。
『WIND!』
クラウン『…ッ?!そ、そのメモリは?!』
ディエンド『とある世界で受けた依頼の報酬としてもらったモノさ。光栄に思いたまえ…コレを見せるのは君が最初なんだからね!』
ディエンドはそう言いながらメモリをディエンドライバーの上部分に取り付けられたスロットにインサートし、ドライバーをスライドさせて引き金を引いていった。
『WIND DI-END!』
電子音声が響くと風を切り裂くようなメロディーが辺りに響き渡り、それと共にディエンドの身体が薄緑と白のツートンカラーを持った姿……ディエンド・ウィンドフォームへとフォームチェンジしたのであった。
クラウン『っ?!姿が……変わった?!』
ディエンドW『君には特別に見せてあげよう…俺の力の一端をねぇ!』
姿を変えたディエンドを見て驚愕するクラウンだが、ディエンドWはそんな事はお構いなしにとディエンドライバーを一回スライドさせながらクラウンへと突進していく。
『WIND SHOT!』
ディエンドW『ハァッ!』
―バシュンバシュンバシュンバシュンッ!!―
クラウン『ッ?!クッ!!』
電子音声と共にディエンドMがドライバーの引き金を引くと風を纏った複数の弾丸が物凄い速さでクラウンへと襲い掛かり、クラウンは一瞬驚愕しながらそれを紙一重で避け再びナイフを放つ。が、ディエンドWはドライバーを使ってナイフを全て弾き、今度はドライバーを二回スライドさせていく。
『SKY WIND!』
再び電子音声が鳴り響くと今度はディエンドWの背中に四枚の羽根が現れ、ディエンドWはディエンブレードを取り出しながら羽根を羽ばたかせて上空へと飛翔し、クラウンに向かって突っ込みながらディエンドライバーを連射させていく。
ディエンドW『ハアァァァァァァァァァァァァアッ!!!』
―ズガガガガガガガガガガガガガガァッ!!ガギイィィィィィンッ!!!―
クラウン『グゥッ?!アァァァァァアッ?!』
クラウンの周りに向かって撃ち出される銃弾によってクラウンはその場から動く事が出来ず、ディエンドWはそのまま銃を乱射させながら突っ込みクラウンをディエンブレードで斬り飛ばしていった。そしてそれを見たディエンドWはすかさずドライバーを三回スライドさせ最後の攻撃に入る。
『WIND!MAXIMUM DRIVE!』
鳴り響く電子音声と共にディエンドWは上空へと高く飛翔し、クラウンに向けてディエンドライバーの銃口を構えエネルギーを溜めていく。そして……
ディエンドW『これで終わりだ……ウィンド!ファイナルバーストッ!!』
―シュウゥゥゥゥ…ズガアァァァァァァァァァァァァァァァァアンッ!!!―
クラウン『クッ?!ツアァァァァァァァァアァッ!!』
―ドゴオォォォォォォォォォォォォォォォォォォオンッ!!―
ディエンドライバーの銃口から巨大な緑の閃光が放たれ、クラウンはすぐに防御態勢を取るが勢いを殺す事が出来ず吹き飛ばされた。そしてクラウンは身体から煙を立たせふらつきながらディエンドWと向き合っていく。
クラウン『ッ…なるほど…中々…やりますね…まさか此処までの力を持っていたとはっ…』
ディエンドW『ッ!チッ…そっちも中々しぶといじゃないか…あれだけの攻撃を受けてまだ立てるなんて』
クラウン『フフフ、まだ私も倒れる訳にはいきませんからね……さて、本当なら最後に零氏へ挨拶しに行きたかったのですが、どうやらそれどころでは無くなったようです…』
そう言いながらクラウンは背後へと視線を向け地面に倒れるベリアルとドクトルGが歪みの壁に回収されて消えていくのを確認すると、ディエンドWへと視線を戻し懐から数枚のトランプを取り出す。
クラウン『…ベリアル氏とドクトルG氏も戦闘不能のようですからね。私もコレで失礼させて頂きましょうか…?』
ディエンドW『ッ!逃がすか!!』
―ドシュウゥンッ!ドシュウゥンッ!―
手元にあるトランプを広げて見せるクラウンに対し、ディエンドWはディエンドライバーを乱射させてそれを阻止しようとするもクラウンはトランプを上空へと放り投げ、トランプに包まれてそこから消えていってしまった。
―またお会いしましょう…大輝氏。次はfirstの世界で零氏の因子を賭けて、ね。フフフフ…―
ディエンドW『クッ!あの糞ピエロがっ…』
何処からか聞こえてくるクラウンの声を聞きながら辺りを見渡してクラウンの姿を探すディエンドWだが、その声も次第に聞こえなくなってしまう。おそらく既に逃げてしまったのだろうと予想したディエンドWは舌打ちしながらドライバーからメモリを抜いて元の姿へと戻り、それと同時にエクシード達がディエンドの下に駆け寄っていく。
エクシード『大輝!あのピエロライダーは?!』
ディエンド『…逃げられたよ。ホント、腹が立つぐらい逃げ足が早い奴だ』
ディメンション『そうか…クソッ!アイツ等にはまだ聞きたい事が山ほどあったのに!』
クラウン達に逃げられてしまった事にディメンションは毒づいてしまい、他のメンバーも同じなのか肩を落として腑に落ちないような様子を見せる。そしてディエンドはそんなメンバーを横目に見るとそのまま何処かへと去ろうとする。
ディメンション『お、おい大輝!何処にいく気だ?!』
ディエンド『…そんなの決まってるだろう?この世界にはもうめぼしいお宝はないみたいだし、次の世界にでも行ってまたお宝でも探す……………ん?!』
引き止めるディメンションに何かを言いかけた瞬間、ディエンドは突然その場に立ち止まり何かを探すように辺りを見渡していく。
ディケイド(紫苑)『?どうしたんですか?』
ディエンド『……こ…この気配は……まさか…そんな馬鹿な…?!』
ディメンション『?何いきなりワケの分からないこと言って………って、稟?』
エクス『う、嘘だ……あ、ああああああの人がこんな所にいる訳が!?』
エクシード『お、おい稟?!どうしたんだよいきなり?!』
何故かいきなり震え出したディエンドとエクスを見てエクシード達は困惑してしまうが、とにかく二人を落ち着かせようと何とか宥めていく。だがその時……
―シュウゥゥゥゥンッ……ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガアァッ!!!!!!!!―
『…え?』
―ズガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアンッ!!!!!―
『ΣΣウアァァァァァァァァァァァァァァァァアァッ!!?』
突如彼方から降り注いできた桜色の閃光。突然のソレはメンバーの周りに直撃して巨大な爆発を起こし、メンバーは全員それに巻き込まれ吹き飛ばされてしまった。そしてソレが撃ち出された方から危険な雰囲気をビンビンに感じさせる一人のライダーが現れメンバーの前に降り立った。其処に現われたのは語るも恐怖の仮面ライダー…幸助の世界から跳んできた冥王であった。
冥王『うふふ~♪大輝くんみ~つけたぁ♪』
ディエンド『め、めめめめめめめ冥王ォッ!!?』
エクシード『な、何で冥王がこんな所にッ!!?』
ディケイド(紫苑)『えっと……誰?』
エクス『冥王怖い冥王怖い冥王怖い冥王怖い冥王怖い冥王怖い冥王怖い冥王怖い冥王怖い冥王怖い……』
ナンバーズ『Σ稟さん?!』
ディメンション『ΣΣあぁ?!稟のトラウマが再発した?!』
予想もしていなかった冥王の突然の登場にパニックに陥るメンバー……というか約一名は既に失神寸前だ。
ディエンド『な、なななななんで…あ、貴方がこんな所に?!』
冥王『んふふ♪大輝くん?確か君はこの世界の電王をファイナルフォームライドさせてデンライナーを手に入れようとしたでしょ?』
ディエンド『な、何故その事を?!』
冥王『私達に知らない事はないの♪それでそれを見てた幸助君が「お願いの仕方がなってない、的確に脅さないと駄目だろ。ってことで今から拉致してフルボッ……もとい修行して鍛えなおさないとな」だって♪』
ディエンド『ΣΣ理由が目茶苦茶理不尽すぎる?!というか今言い直してましたよね?!』
冥王『うふふ~♪帰ったら全員で一時間模擬戦なの♪だ・か・ら、大輝くん強制連行~♪』
『Full Charge!』
天使のような笑顔で言いながらパスをベルトにセタッチするとメイオウガッシャーに膨大なエネルギーが溜まっていき、そして……
冥王『エンドオブワールド!ブレイカアァァァァァァァァァァァァァァァアァッ!!!!』
―チュドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオンッ!!!―
ディエンド『ΣΣう、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!?』
エクシード『ΣΣって何で俺達までえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!?』
↑
巻き添えその1
エクス『ΣΣうぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!?』
↑
巻き添えその2
ディメンション『ΣΣうわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!?』
↑
巻き添えその3
シャイニング『ΣΣぎょえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!?』
↑
巻き添えその4
ディケイド(紫苑)『ΣΣ嫌あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!?』
↑
巻き添えその5
冥王の放った凶悪な砲撃に飲み込まれたディエンド+巻き添え五人。そしてその場には変身が解除され黒焦げとなった六人の屍?が転がり、冥王は大輝の屍?を拾い幸助達の待つ世界へと戻っていき、その端っこでは身体を寄せてその光景に震えるナンバーズ達の姿があったとか……
◆◇◆
一方その頃、ディケイドと電王はライオトルーパーとショッカーライダー達と共にアリゲーターイマジンと奮闘していた。だが、アリゲーターイマジンの猛攻は止まることを知らず、ライオトルーパーとショッカーライダーはアリゲーターイマジンの斬撃を受けて爆発し散ってしまった。
電王『チィッ…!あのワニ野郎!』
全く衰える様子がないアリゲーターイマジンの猛攻に電王は思わず舌打ちしてしまうが、ディケイドは冷静にライドブッカーから一枚カードを取り出しディケイドライバーへと装填しスライドさせていく。
『FINALFORMRIDE:DE・DE・DE・DEN-O!』
ディケイド『モモタロス、ちょっとくすぐったいぞ』
電王『…んお?』
ディケイドの発言に電王は間抜けな声を漏らしてしまうが、ディケイドは構わず電王の背後に回って頭を抑え、そして…
ディケイド『そらっ!』
―ガゴンッ!―
電王『んごぁ?!』
―スポォーーーンッ!!―
優矢「ΣΣぬおぉーーーー?!」
なんとディケイドは電王の頭をいきなり後ろに引き、それと同時に電王の身体から優矢が飛び出し、電王の身体は徐々に赤い身体へと変化していく。そしてディケイドが電王の頭部を元の位置に戻すと、電王の頭は身体と同じ赤色の鬼のような顔となった。これが電王の本来の自分であり、電王がファイナルフォームライドした姿…『デンオウモモタロス』へと超絶変形したのであった。
モモタロス『ウォッシャアッ!俺、参上!!』
ディケイド『……どうやら取り戻したらしいな?』
モモタロス『ヘヘ…あぁ、ちょっとは恩に着るってとこか。お前、名前は?』
ディケイド『通りすがりの仮面ライダーだ…憶えなくていい』
モモタロス『ヘッ、なら聞かねぇよ』
モモタロスはディケイドにそう返しながら目の前に目を向けると、アリゲーターイマジンがデンガッシャーを振り回しながらディケイド達の下に近づいてきた。
モモタロス『よぉ!待たせたなぁ!こっからが本番だ!』
『貴様等ぁ…!何処までも邪魔をする気か?!』
ディケイド『当たり前だ、俺達が世界を救う前に全部消されちゃ堪らないんだよ』
モモタロス『いいかワニ野郎?俺は最初から最後までクライマックスなんだ。途中で泣き言は聞かねぇぜ!いくぜいくぜいくぜぇぇぇぇぇぇぇぇーーーー!!』
モモタロスはアリゲーターイマジンにそう言いながら自身の武器である赤色の刀、モモタロスォードを振り回しながらアリゲーターイマジンに突っ込んでいく。そしてそれを見たディケイドも近くに倒れている優矢に声を掛けていく。
ディケイド『おい、お前も何時まで寝てるんだ?』
優矢「ん………はぇ?此処何処?」
ディケイドに起こされた優矢は寝ぼけてるかのように身体を起こし目を開くと、目の前でアリゲーターイマジンとモモタロスが剣と剣をぶつけ合い戦ってる光景が目に移った。
優矢「…ッ!変身ッ!」
それを見た優矢は意識を完全に覚醒させてすぐ立ち上がり、腰にアークルを出現させてクウガへと変身していった。
ディケイド『よし、いくぞ!』
クウガ『あぁ…状況は大体分かった!ハァッ!』
クウガはディケイドにそう言いながら高く飛んでそのまま跳び蹴りを放ち、ディケイドと共に二人へと突っ込んでいく。そして…
クウガ『ウオリャアァァァァァァァァァァアッ!!』
―ゴキャアァッ!!―
『ΣΣんがぁ?!』
クウガの跳び蹴りは見事に炸裂したのであった――――――何故かモモタロスの頭へと。
クウガ『よし!『って馬鹿?!こいつは敵じゃない!』…………へ?え嘘ぉッ?!』
モモタロス『……何やってんだよこの野郎ぉ……俺は主役だぞぉぉぉぉ……』
『貴様等ぁ……ふざけるなあぁ!!』
余りにも間抜けなその光景にアリゲーターイマジンは痺れを切らして思わず怒鳴り、ディケイドは溜め息を吐いた後モモタロスの肩を軽く叩く。
ディケイド『しっかりしろモモタロス、同時に攻撃しろ!』
『ハアァッ!!』
―ドガアァッ!!―
『ガハアァッ?!』
ディケイドの合図で三人はアリゲーターイマジンを同時に蹴り飛ばしそれと共にモモタロスはアリゲーターイマジンから奪われていたデンガッシャーを取り戻していき、その首が曲がったままディケイドと向き合っていく。
モモタロス『わ、悪りぃけどよ?この頭どうにかしてくんねぇか?―ゴキッ!―ヨイショ……何処に目ぇつけてんだこの野郎ぉ!?』
クウガ『う、うわぁ!ご、ごめんなさい!ごめんなさいって!』
モモタロスはディケイドに曲がった首を治してもらうとクウガへ詰め寄って文句を言い出し、クウガもモモタロスへと何度も平謝りしていく。そしてディケイドはそんな二人を他所にライドブッカーから一枚カードを取り出しディケイドライバーへと装填する。
『FINALFORMRIDE:KU・KU・KU・KUUGA!』
電子音声が響くとモモタロスに平謝りしていたクウガはクウガゴウラムへと超絶変形し、クウガゴウラムはアリゲーターイマジンへと突撃した後ディケイド達の上空へと飛んでいく。
モモタロス『あぁ?なんだありゃあ?』
変形して上空を飛ぶクウガゴウラムを不思議そうに見上げるモモタロスだが、ディケイドはライドブッカーから更にカードを取り出しディケイドライバーへ装填してスライドさせていく。
『FINALATTACKRIDE:DE・DE・DE・DEN-O!』
―バシュウゥッ!!―
モモタロス『ΣΣうおぉッ?!』
電子音声が響くと共にモモタロスの持っていたデンガッシャーの刃が突然飛び出し、そして…
―ガギャアァンッ!!―
クウガ(G)『Σへぅッ?!』
アリゲーターイマジンへと突撃しようとしたクウガゴウラムの尻に突き刺さっていったのであった。
モモタロス『必殺……俺の必殺技!!』
―ズガァンッ!ズガァンッ!ズギャアァンッ!!―
『ぐおぉッ?!ウガァッ?!』
クウガ(G)『ゲフゥッ!?ちょ、止めっ…!?』
モモタロスは高らかに叫びながらデンガッシャーを力強く振り回し、それと共にデンガッシャーの刃が尻に刺さったクウガゴウラムも振り回されアリゲーターイマジンを叩きつけていく。そして…
モモタロス『ディケイドバァーーーーージョーーーーーーーンッ!!!』
クウガ(G)『ΣΣ嫌あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーッ!!!?』
『ΣΣヌアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアッ!!?』
―ドガアァァァァァァァァァァァァァァァァァアンッ!!!―
ディケイドとモモタロスの必殺技、DCDR(ディケイドライナー)が炸裂し、アリゲーターイマジンは断末魔と共に爆発を起こし跡形もなく消滅していった。そしてそれに巻き込まれた優矢は目を回しながら気絶し、大の字になって倒れてしまったのであった。
モモタロス『ふぅ~、一丁上がりっと!ヘヘッ♪』
そんな優矢の事も気に止めず、モモタロスは満足したように身体を伸ばしディケイドの肩を叩いていた。