仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第十一章/電王×鋼毅のレギオスの世界⑨

 

 

そしてそれから数十分後、アリゲーターイマジン達との戦いを終えた一同はデンライナーへと戻り、モモタロス達は仲間達とはしゃぎ回っていた。その様子を零は写真館の窓から見て微笑しながらカメラのシャッターを切っていく。

 

 

なのは「でも良かったね、これで時間の歪みも戻ったみたいだし」

 

 

零「そうだな……だが…」

 

 

隣で微笑しながらデンライナーの乗客室を見るなのはにそう返しながら零は部屋の中へと目を向ける。そこには……

 

 

 

 

優矢「うぅ…尻が…尻がぁぁぁぁぁぁ……�」

 

 

宗介「冥王…なんて奴だ……ガクッ…」

 

 

シグナム「宗介?!しっかりしろ宗介!宗介!!」

 

 

稟「冥王怖い冥王怖い冥王怖い冥王怖い冥王怖い冥王怖い冥王怖い冥王怖い冥王怖い冥王怖い―――」

 

 

海人「冥王がぁ…冥王が来るぅぅぅぅ……」

 

 

慧「あんなん…無茶苦茶やないかぁぁぁ……」

 

 

紫苑「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい――――」

 

 

光「し、紫苑君?!どうしたの紫苑君?!」

 

 

 

 

零「………こっちは物凄い惨状になってるがな…」

 

 

はやて「ア、アハハ…�」

 

 

先程の戦闘で現れた冥王による被害を受けて体中包帯だらけとなった宗介達や優矢を見て零は若干顔を引き攣りながら呟き、はやてやなのは達はそんな光景に若干苦笑していた。

 

 

すずか「で、でも!これで電王の世界での役目も終わったんだし、一件落着だよね�」

 

 

栄次郎「……いいや、まだ終わってないかもしれませんよ?」

 

 

『……え?』

 

 

電王の世界での役目を終え、これでこの世界も救われる。そう思って一安心していた一同に栄次郎はリュウタロスに落書きされた背景ロールを拭きながら呟き、それを聞いた零はまさかと思いデンライナーの乗客室に視線を戻すと、デンライナーに二人の青年が慌てた様子で乗車してきた。

 

 

「皆!時間の歪みの原因が分かったよ!」

 

 

フェリ「あ、レイフォンにライ。その件でしたらもうこちらで解決して……」

 

 

ライ「そんな筈ないじゃん!街にはまだ鬼の一族がうろうろしてるんだ!」

 

 

『…ッ?!』

 

 

デンライナーに乗って来た青年達、レイフォンとライがそう言うとさっきまではしゃいでいたモモタロス達は驚愕の表情を浮かべながら静かになっていく。

 

 

モモタロス『お、おい!本当なのかレイフォン?!ライ?!』

 

 

レイフォン「うん、異変はまだ続いてる!―ギギイィィィィッ!―うわぁッ?!」

 

 

モモタロス『ッ?!な、何だ?!―バチィッ!―があぁッ?!』

 

 

『うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?』

 

 

モモタロスからの問いにレイフォンが焦りを浮かべた様子でそう言ったその時、デンライナーが突然大きく揺れだし、その際に倒れたモモタロス達は光に包まれ何処かに消えてしまったのであった。

 

 

レイフォン「モ、モモタロス達が消えた…?!」

 

 

ライ「これはっ…父さん!オーナー!」

 

 

オーナー「えぇ…どぉやら、時間の歪みの本当の原因は別にあるよぉですねぇ。また、旅にでなければなりません……時間の旅に…」

 

 

突如消えてしまったモモタロス達、時間の歪みの本当の原因、鬼の一族、そしてオーナーのこの言葉の意味とは一体なんなのか?この先にレイフォン達を待ち受けている試練とは……?

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

はやて「そ、そんな…まだ異変が続いてたやなんて?!」

 

 

フェイト「ど、どうしよう零?!」

 

 

零「…別にどうもしない。後はアイツ等の物語なんだ…それを続けるか続けないかもアイツ等次第だろう」

 

 

まだこの世界の異変が解決していなかったことに焦るフェイト達だが、零はただデンライナーの車内で撮った写真を眺めながら後の事は彼等に任せるべきだと告げる。そしてその時……

 

 

―ガチャ!ガララララララッ…パアァァァァァァァアンッ!―

 

 

栄次郎「おっと?!これは…?」

 

 

ティアナ「あ、背景ロールがまた…?!」

 

 

なのは「?これって……緑の鳥?」

 

 

部屋にあった背景ロールが突然降りていき、写真館はまた新たな世界へと移っていったのだ。新たに現れたその絵は銀色の羽根を羽ばたかせ空を舞う緑の鳥に、その鳥に向かって手を差し伸ばす少女達の絵だった。その世界の名は……

 

 

零「……ホルスの世界か」

 

 

フェイト「ホルスの…世界……?」

 

 

ホルスの世界……零が口にしたその名を聞いたなのは達は背景ロールの前に集まっていく。だがその時…

 

 

―ファサアァッ!―

 

 

『降臨!此処が何処か…分からぬままに!』

 

 

皇牙「や、やっと出てくれたっ…�」

 

 

零「ッ?!」

 

 

宗介「な、何だコレ?!」

 

 

ヴィヴィオ「わぁ~!おっきな鳥さんだ~♪」

 

 

突如部屋の中に白い鳥のような姿の怪人と疲労を浮かべる青年が現れ、突然現れたソレに零達は驚愕し唖然となってしてしまう。

 

 

『うん?此処は、デンライナーではないのか?』

 

 

紫苑「い、いえ…此処は写真館ですけど…�」

 

 

零「チィッ!はやて!このイマジンあいつ等のだ!今すぐ返してこい!!」

 

 

はやて「そ、そんなん言われたって~!!�」

 

 

海人「お、おいお前!しっかりしろ!大丈夫か?!」

 

 

皇牙「み、水…誰か水をぉ…�」

 

 

稟「み、水だな?!栄次郎さん水ください!!�」

 

 

『ほお!写真館であったか!では思う存分、私の姿を撮るがいい!!』

 

 

零「いいからさっさと出ていけえぇ!!�」

 

 

部屋に現れた白い鳥の怪人…ジークは部屋の中を自らの白い羽で散らかしていき、稟達はジークと共に現れた青年…皇牙の看病などでかなり疲労してしまうハメになってしまう。だがその時、部屋の片隅に落ちてた見覚えのない古い絵に何故かモモタロスの姿が浮かび上がっていたのだが、この時一同はジークや皇牙の事で手が一杯だったため誰も気づいていなかった……

 

 

 

 

 

 

その頃、とある高層ビルの屋上から何処かの街並みを見下ろす槍を持った緑のライダーの姿があった。果たして、このライダーは零達一行とどう関わっていくのだろうか?

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

その頃、とある平行世界に存在する廃墟の中では電王の世界から逃れたクラウン達の姿があった。

 

 

―ガシャアァンッ!!―

 

 

ベリアル『クソがあぁ!!なんでこの俺があんなガキ共にやられなきゃならねぇんだよッ!!』

 

 

『落ち着けベリアル!冷静になれ!!』

 

 

ベリアル『うるせぇっ!!あのクソガキ共っ…今度は絶対にぶっ殺してやる!!』

 

 

ベリアルを宥めようと呼び掛けるドクトルGの言葉も聞かず、ベリアルは苛立ちをぶつけるかのように大剣を振り回し周りの物に八つ当たりしていく。しかし、クラウンはそんなベリアルに対し冷静に声を掛ける。

 

 

クラウン『落ち着きなさいベリアル氏…そんな事をしても見苦しいだけですよ?』

 

 

ベリアル『ッ!んだとテメェッ……』

 

 

クラウンの言葉にベリアルは苛立ちクラウンの首元に大剣を突き付ける。だが、クラウンはそれに対しても動揺する事なく片手で大剣を退けベリアルの横を通り過ぎながら語る。

 

 

クラウン『確かに、我々は彼等に敗れてしまいました……ですがそれは、我々が彼等の力を侮ってしまった事が原因でもあります』

 

 

ベリアル『…ケッ、あんなガキ共がなんだってんだ…古代の闇の力を持つ俺様なら、あんなガキ共がいくら集まった所で…!』

 

 

クラウン『えぇ…確かに彼等一人一人の力に対してなら貴方だけの力で戦えるでしょう。ですが彼等はあのように力を合わせて戦い、更に御友人達から貰った力で日々力を上げてきている……ならば、我々もそれに勝る力を持った方達から力を貸りましょう』

 

 

『…?どういう意味だ?』

 

 

怪しげに微笑みながら呟いたクラウンの言葉にドクトルGが疑問そうに聞き返すが、クラウンはそれに答えず廃墟の入り口の方に目を向けていく。そこには…

 

 

 

 

―カツッ…コツッ…カツッ…コツッ……―

 

 

 

 

『…ッ!あれは……』

 

 

ベリアル『…クッ…ククッ…なるほどなぁ…面白そうな展開になりそうじゃねぇかぁ…』

 

 

入り口の方から現れた数人の人影。それを見たドクトルGは驚愕の表情を、ベリアルは狂気の笑みを浮かべながら大剣を肩に担いでいく。そしてクラウンはその人物達のリーダーらしき男の下へと近づき頭を下げていく。

 

 

「……お前か?俺達を呼び出したクラウンとかいうのは?」

 

 

クラウン『えぇ…本日は足を運んで頂き、ありがとうございます。ダークライダーの皆様』

 

 

「挨拶はいい…それより、貴様が言っていた事は本当だろうな?破壊の因子を持つ者が、あの黒月零だというのは……」

 

 

クラウン『はい…ですから貴方方のお力を貸して頂きたいのです。零氏達の中学時代の御友人である、貴方達のお力をね…』

 

 

「…いいだろう。アイツには魔界城の時の借りもある……話を聞かせてもらおうか?」

 

 

リーダーらしき男は冷たい表情でクラウンにそう答え、クラウンは下げていた頭を上げると男と男の仲間達と話を始めるのであった。

 

 

 

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