仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第十五章/カブト×コードギアスの世界⑧

 

一方その頃……

 

 

ナナリー「ハァ…ハァ…ハァ…!」

 

 

なのは「頑張ってナナリーちゃん…!写真館に着けば大丈夫だから!」

 

 

ナナリー「ッ…は、はい!」

 

 

ディエンドとカブトの戦いが始まった頃、廃ビルから脱出したなのはとナナリーは一度写真館に避難しようと考え、なのはは隣で走るナナリーを労りながら写真館に向かって急いで走っていた。しかし……

 

 

 

 

 

 

―バッ!!―

 

 

『グゥルルルルゥ……』

 

 

 

 

『……なっ!?』

 

 

突如目の前から先程なのは達を追ってきていたワームが現れ、写真館に向かおうとしていた二人の行き先を阻むように立ち塞がったのである。突然現れたワームに二人も思わず足を止めてしまうが、ワームは構わずナナリーの前に立つなのはを問答無用で突き飛ばしてしまう。

 

 

なのは「キャアァッ!」

 

 

ナナリー「な、なのはさん?!」

 

 

ワームに突き飛ばされたなのはを見てナナリーは慌ててなのはに駆け寄ろうとするが、それを邪魔するかのようにワームが腕を向けてナナリーへと迫っていき、ナナリーを建物の壁際へと追い詰めていってしまう。

 

 

『グゥルルルルゥ……』

 

 

ナナリー「ぁ……あ……」

 

 

なのは「ッ!ナ、ナナリーちゃんっ…!」

 

 

徐々にワームによって追い詰められていくナナリーを目にしたなのはは直ぐさま身体を起こし、ナナリーを助け出そうと破れかぶれでワームに体当たりしようとした。が、その時……

 

 

 

 

 

 

―…………シュパアァァァァァァァァアァッ!―

 

 

 

 

 

 

『ッ?!』

 

 

なのは「……え?な、なに?!」

 

 

突如ワームに追い詰められたナナリーの身体が緑白色の輝きを放ち出し、ナナリーに襲い掛かろうとしたワームも突然の事態に驚愕し動揺していた。とその時、先程なのはから連絡を受けた零とエリオとキャロがその場に現れ、身体から緑白色の輝きを放つナナリーを目の当たりにし驚愕した。

 

 

エリオ「ナ、ナナリー?!」

 

 

キャロ「こ、これって一体?!」

 

 

『ウッ……アギィ……ガァッ……?!』

 

 

零「……ッ?!!なのはッ!!」

 

 

なのは「……へ?キャアァッ?!」

 

 

緑白色の光を放つナナリーを見てなのは達が驚愕する中、零はその光を浴びて何やらもがき苦しむワームを見ていち早く何かに気付き、直ぐ様なのはをナナリーとワームから離れさせた、その瞬間……

 

 

『ギ、アガ……ギガアァァァァァァァァァァァァァァァァアッ?!!』

 

 

―ドッガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアンッ!!!―

 

 

『ッ?!ウワアァァァァァァァァァアッ!!』

 

 

ワームは緑色の火花を散らせながら断末魔と共に爆発して散っていき、その近くにいた零達は爆風に巻き込まれて吹っ飛ばされ地面に叩き付けられてしまった。そして零達は何が起きたのか理解出来ないままふらつきながら起き上がり、ナナリーの方へと視線を向けていく。其処には……

 

 

 

 

 

 

 

 

『………………え……………ぁ………えっ……?』

 

 

 

 

 

 

 

 

零「……ッ?!ナ、ナナ…リー…?」

 

 

 

 

其処にいたのは、背中から四枚の羽根を生やしたカゲロウのような姿の異形へと姿を変えたナナリーが呆然と立ち尽くしていたのだ。それを見た零は呆然とした表情を浮かべ、なのは達は信じられない物を見るような目で異形へと姿を変えたナナリーを見つめていた。

 

 

なのは「う、嘘っ……」

 

 

エリオ「ナナリーがっ……ワーム?!」

 

 

『……あっ……あぁ……』

 

 

カゲロウのような姿の異形……ワームへと姿を変えたナナリーを見てなのは達が驚愕の声をあげる中、ナナリーはワームとなった自分の姿を見下ろして戸惑いと動揺を浮かべながら自分を見て驚愕している零達の方を見つめ……

 

 

『――いや……嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!』

 

 

―シュンッ!―

 

 

キャロ「ッ?!ナ、ナナリーちゃん!!」

 

 

零「待て?!ナナリィーッ!!」

 

 

ナナリーは悲痛な悲鳴をあげながらクロックアップを発動させて零達から逃げるように何処かへと走り去り、それを見た零達は慌ててナナリーを追おうとするも見失ってしまい、ナナリーが走り去った方を見つめて呆然と立ち尽くしていたのだった。

 

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

 

そして場所は戻り、廃ビルでカブトと戦っていたディエンドはエグザムとラムダを一瞬の内に倒されてしまい、クロックアップを使ったカブトの動きに翻弄され圧されていた。

 

 

―シュウゥン……ガキィッ!!―

 

 

ディエンド『グゥッ?!クッ……何なんだっ……これは一体ッ……―ガギィ!!―ウグアァッ?!』

 

 

ディエンドはカブトの動きを追い迎撃をしようとするも、それよりも早くカブトの攻撃がディエンドを吹っ飛ばしていき、そんなディエンドの目の前にクロックアップを解除したカブトが漸く姿を現した。

 

 

ディエンド『ッ!馬鹿な……何なんだ、この強さはっ……!』

 

 

カブトR『…………』

 

 

予想外だと言うようにディエンドは後退りしながら目の前に立つカブトを見上げ、カブトはそんなディエンドを無言のまま見つめると再びクロックアップを使用しそのまま何処かへと走り去っていった。

 

 

ディエンド『まっ?!……クソッ!!どうしても……手に入れたいっ……』

 

 

カブトに逃げられたことにディエンドは悔しげに地面を蹴り付け、カブトが走り去った方をジッと睨みつけていたのだった。

 

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

 

それから数十分後、零達の下から逃げるように去ったナナリーはとある高層ビルの螺旋階段の上にまで逃げ込み、人間体に戻ると信じられないような表情で呆然と立ち尽くしていた。

 

 

ナナリー「……うそっ……わ、わたし……わたしが……ワームっ……?」

 

 

自分でそう口にすると身体の力が抜けた様にナナリーは力無く地面に座り込み、顔を俯かせていく。自分がワームである上に、自分のそんな姿を零やエリオ達に見られてしまった。きっと彼等はこんな自分を軽蔑してしまったに違いないし、自分がワームだと知ってしまった以上家に帰る事など出来ない。動揺と戸惑いが未だに落ち着かないまま、友達や家族、帰る場所までも失ってしまったとナナリーは顔を俯かせながら瞳から涙を流していく。そんな時……

 

 

 

 

 

 

「……俺と一緒にいこう、ナナリー」

 

 

 

 

 

 

ナナリー「……え…?」

 

 

顔を俯かせて涙を流していたナナリーの耳に聞き慣れた、だけど何処か懐かしいような声が届きナナリーは思わず顔を上げた。すると目の前の階段の下から右目に眼帯を付けた一人の青年……ルルーシュがゆっくりと上がってきた。

 

 

ナナリー「ッ?!お兄……様……?」

 

 

ルルーシュ「…さぁおいで、ナナリー。俺ならお前を受け入れてやれる……俺も……」

 

 

突然姿を見せたルルーシュにナナリーが動揺する中、ルルーシュは優しげな笑みでナナリーに手を差し延べながら近付きそう言うと、その姿を葡萄根アブラムシに酷似した怪人……フィロキセラワームへと変化させていった。

 

 

ナナリー「ッ?!お、お兄様…?!」

 

 

『一緒にいこう。大丈夫、俺はお前を拒絶したりしないよ、ナナリー』

 

 

フィロキセラワームへと姿を変えたルルーシュを見たナナリーは驚愕したように後退りしていき、フィロキセラワームはルルーシュへと戻りながらそんなナナリーに手を差し延べて近付いていくと、ナナリーはルルーシュの右目に付けられた眼帯を見て目を見開いた。

 

 

ナナリー「そ、その傷……もしかして……」

 

 

ルルーシュ「え?……あぁ……あの時の……カブトに付けられた傷だ」

 

 

右目の眼帯について問い掛けられたルルーシュはそう言って眼帯に触れていき、再びナナリーに向けて手を差し延べながら語る。

 

 

ルルーシュ「だけど、俺はこうして生きている。本当にすまない、ナナリー……今までお前の下に帰ってこなかったのは、今の俺をお前に拒絶されるのが怖かったからなんだ……こんな俺を受け入れてくれるのか、怖かったから……」

 

 

ナナリー「…………」

 

 

ルルーシュ「……だけど今なら、今のお前となら一緒にいられる。だからいこう?また昔みたいに……これからはずっと、俺がお前の傍にいる」

 

 

ナナリー「……ずっと……傍に……?」

 

 

こんな自分を受け入れてくれる。そう言って優しげに手を差し延べてくれるルルーシュの言葉にナナリーは希望を見出だしてしまい、その手をゆっくりと掴んでいったのだった。

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

丁度同じ頃、零達は廃ビル近くからおでん屋にやって来ていた。その理由はC.C.に先程の出来事……ナナリーがワームだったという事を伝える為だった。

 

 

エリオ「……あ、あの……C.C.さん……」

 

 

C.C.「…ん?なんだお前達か。今度は何の用だ?」

 

 

なのは「いえ……その……実はナナリーちゃんが……えっと……」

 

 

C.C.「…………」

 

 

ナナリーについてどう説明するべきかとなのは達はしどろもどろになって表情を暗くさせていってしまい、C.C.はそんななのは達からなにかを悟ったような表情を浮かべながら止めていたテーブル拭きの手を再び動かし、そんなC.C.の様子を見た零は両目を細めてC.C.に近づいていく。

 

 

零「――お前、もしかして全部知ってたな?」

 

 

C.C.「……あぁ、ナナリーがワームだという事だろ?最初から知っていたが、それがどうかしたか?」

 

 

『……えっ?!』

 

 

ナナリーがワームだと最初から知っていた。C.C.の口から出たその言葉になのは達は思わず驚愕の声を上げてしまうが、C.C.は特に気に止めた様子もなく台所へと戻っていく。

 

 

C.C.「ワームだろうがなんだろうが関係ない、あの子はこの家の家族だ。あの婆さんが生きてた頃から……ルルーシュと一緒に暮らしていた頃からな」

 

 

零「……ルルーシュ……ナナリーの兄さんか」

 

 

零がそう聞き返すとC.C.は「あぁ」と軽く頷き返し、何処か遠くを見つめるような目をしながら再び話し出した。

 

 

C.C.「昔、あの婆さんが死んだ時、私はアイツとある契約を交わした。もし自分の身に何かあった時には、その時はあの子を頼むと……自分の代わりにあの子の帰る場所になってくれ、とな……」

 

 

零「……もしかして、気付いていたのか?ナナリーの兄さんも」

 

 

C.C.「恐らくな……アイツは優し過ぎる奴だ。だからアイツは自分が護りたいと思う物の為に……それだけの為に戦い続けて……一人孤独の世界へと取り残されてしまった」

 

 

そう言いながらC.C.は指に嵌めた指輪へと視線を落としていき、なのは達は指輪を見つめるそんなC.C.の顔が何処となく淋しげに見えていた。

 

 

なのは「……後悔、してるんですか?その人を好きになったこと……」

 

 

C.C.「――いいや。アイツやあの子の傍にいてやると決めたんだ……この選択をした事に後悔などしていないし、してやるつもりなどサラサラない」

 

 

零「……強い女なんだな、お前は」

 

 

C.C.「そうとも。私はC.C.だからな」

 

 

そう言ってC.C.は零達に向けてニヤリと不敵な笑みを向けていき、それを見た零達は一瞬唖然となりつつも思わず笑みを漏らしていくのだった。

 

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

 

一方その頃、ナナリーはルルーシュに連れられZECTの本部へと続く地下駐車場を歩いていた。初めて訪れた兄の仕事場にナナリーが物珍しそうに辺りを見渡していく中、ルルーシュは突然ピタリと足を止めてしまった。

 

 

ナナリー「…?お兄様?」

 

 

ルルーシュ「…………」

 

 

不意に足を止めたルルーシュにナナリーは不思議そうに首を傾げながらどうかしたかのかとルルーシュに呼びかけるが、ルルーシュはそれに何も答えないままおもむろに片腕を上げて指を鳴らし、それと共に奥から数人のZECTの隊員が現れてナナリーを拘束し出したのである。

 

 

ナナリー「ッ?!お、お兄様!これは一体?!」

 

 

ルルーシュ「…………」

 

 

突然拘束された事にナナリーは動揺しながらルルーシュに呼びかけるが、ルルーシュはそれに答えず無言のまま本部へと戻ろうと歩き出した。その時……

 

 

「ルルーシュッ!!」

 

 

ルルーシュ「……ん?」

 

 

ナナリー「…!ス、スザクさん?!」

 

 

怒鳴り声に近い声を響かせながら地下駐車場の奥から青年……スザクが現れ、隊員達に拘束されるナナリーを見て険しい表情を浮かべながらルルーシュへと詰め寄っていく。

 

 

スザク「ルルーシュっ…これは一体何のつもりだ?!」

 

 

ルルーシュ「何のつもり?決まってるだろう、これもカブト捕獲作戦の為だ」

 

 

スザク「そんなっ…そんな作戦今すぐ中止するんだ!カブトは何度も僕達を助けてくれたし、そんな作戦の為にナナリーを使うなんて間違ってる!君は間違っても、こんな事をするような奴じゃなかった筈だ!」

 

 

ルルーシュ「…作戦は決定事項だ、予定通り行う」

 

 

作戦を止めさせようと必死に説得するスザクの言葉にも耳を貸さず、ルルーシュは冷たい表情でそう告げると共に隊員達にアイコンタクトを送り、スザクまでも拘束していってしまう。

 

 

スザク「なっ?!は、離せ!まだ話は終わっていない!ルルーシュ!!ルルーシュゥッ!!!」

 

 

ナナリー「スザクさん!!は、離して下さい!!お兄様!お兄様ぁッ!!」

 

 

隊員達に連れてかれる中でスザクとナナリーは必死に抵抗をしながらルルーシュを呼び続けるが、ルルーシュはそんな二人に対してただ鼻で笑い、スザクはそのまま駐車場の外へ、ナナリーは本部へと連行されてしまった。

 

 

ルルーシュ「………これで"餌"は手に入った……後は……フフフフッ……」

 

 

スザクとナナリーが連行された後、ルルーシュは静かにそう呟きながら口の端を吊り上げて不気味に笑うとナナリーが連行された本部へと戻っていった。

 

 

 

 

 

◆◇◇

 

 

 

 

 

―光写真館―

 

 

それから数時間後、写真館へと戻ってきた零達は行方を眩ませたナナリーをどうやって探そうかと皆で対策を練っていた。がしかし、零達は作戦会議の最中丁度テレビで流れていたニュースを見て驚愕してしまっていた。その理由は……

 

 

 

 

 

 

『全国の皆さん、皆さんはもうカブトの影に怯える事はありません。異なる時間の流れの中から我々の生活を脅かしていたカブトですが、当局は遂にカブト捕獲作戦を実行します。クロックアップで高速移動を続けるカブトを断固として許さないという当局の決定により――――』

 

 

 

 

シャマル「そ、そんな?!」

 

 

優矢「カ、カブトを捕まえるだって…?!」

 

 

そう、テレビに流れていたのはカブトを捕獲するというZECTからの臨時ニュースだったのだ。テレビに流れるその内容になのは達は驚いてしまい、零も栄次郎が煎れてくれた珈琲を飲みながら両目を細めてニュースを見ていた。その時……

 

 

―ガチャッ!!―

 

 

セイン「ちょ、みんな大変だよ!!」

 

 

突然セインが焦った様子で部屋の扉を勢いよく開けて中へと駆け込み、今までテレビを見ていた零達全員の視線もセインへと集まっていく。

 

 

チンク「セイン?どうした、何かあったのか?」

 

 

セイン「あったもあった!なんか良くわかんないけど写真館の外に人が倒れてたんだよ!しかもなんか傷だらけになってるし!」

 

 

シグナム「なに?」

 

 

全身傷だらけになった人が写真館の外に倒れていた。半ばテンパりながらそう告げたセインの言葉に一同の表情も自然と険しくなっていき、その時扉の方からノーヴェが誰かを抱えて部屋の中へと入ってきた。

 

 

ノーヴェ「ほら着いたぞ!しっかりしろ!」

 

 

スザク「……うっ……ぐっ……」

 

 

優矢「ッ!ア、アンタ?!」

 

 

ノーヴェが抱えて連れてきた傷だらけの人物、それはルルーシュと同じくZECTのライダーであるスザクだったのだ。何故ZECTの一員であるスザクがこんな怪我を負って写真館の外に倒れていたのか?疑問に思う一同を他所にシャマルは慌ててスザクへと駆け寄り、全身の怪我の具合を見て眉を険しく寄せていく。

 

 

シャマル「酷い怪我っ……早く治療しないと!誰か、救急箱を持ってきて!」

 

 

ディード「は、はい!」

 

 

スザク「ッ……ぼ、僕の事はいいんですっ……それより、ディケイドは何処にっ……?」

 

 

零「……ほぉ、俺に用があって来たのか?」

 

 

ディケイドは何処かと質問してきたスザクに零はそう言いながらテーブルからおもむろに立ち上がってスザクへと近づいていき、スザクは零を見つめて傷が疼く身体を抑えながら喋り出した。

 

 

スザク「お願いだディケイドっ……ルルーシュを止めてくれ!アイツは普通じゃないっ……カブトを捕まえる為にっ……自分の妹まで利用してっ……」

 

 

はやて「妹って……まさか、ナナリーちゃんの事か?!」

 

 

零「……どうやってカブトを捕まえるつもりだ?」

 

 

カブト捕獲の為に妹であるナナリーまでも利用しようとしている。そう聞かされたなのは達は驚愕し、零は微かに眉根を寄せながらどうやってカブトを捕まえるつもりなのかと聞き返していく。

 

 

スザク「ZECTはっ……クロックアップを無効化する為のクロックダウンシステムを開発したっ……システムが稼動すれば……カブトはクロックアップ能力を失う……」

 

 

零「……そういうことか。確かにそんなシステムを使えばカブトの動きは止まるだろうな……勿論、お前達ライダーも例外なく」

 

 

『……え?』

 

 

スザク「ッ…!な、なんだってっ…?」

 

 

零の意味深な言葉にスザクだけでなくなのは達も疑問を思い浮かべていくが、零はそれ以上語らずソファーに掛けておいたコートを手に取りスザクの方へと振り返る。

 

 

零「――――奴の居場所を教えろ。あの子は俺が……いや、"俺達"が救い出す」

 

 

そう言って零は両目を鋭く細めながら真剣な目つきでスザクを見据え、ナナリーが捕われているというZECTの居場所を問いただしていくのだった。

 

 

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