仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第十六章/NXカブトの世界③(前編)

 

カブトR『フンッ!ハァッ!!』

 

 

ガタックR『ウオォォォォォォオッ!!』

 

 

―ザシュンッ!ザシュンッ!ジャキィィンッ!!―

 

 

『ギシャアァッ?!』

 

 

カブトはワーム達の振りかざす爪を最小の動きで回避しながらクナイガンKモードでワーム達を斬り裂き、ガタックはワーム達に突進しながらダブルカリバーでワーム達を斬り伏せダメージを与えていた。

 

 

フェイト(別)「ハーケン、セイバー!!」

 

 

ヴィータ(別)「ラケーテン、ハンマァァァァァ!!」

 

 

ギンガ(別)「リボルバァァァァァ……シュウゥゥゥゥゥゥゥトッ!!」

 

 

スバル(別)「デリャアァァァァァァァアッ!!」

 

 

その一方でなのは(別)達もそれぞれワーム達へと攻撃していき、ワームの大群に突っ込むカブトとガタックのフォローに回っている。そしてワームの大群を斬り伏せていたカブトとガタックはそれぞれワームを一体ずつ斬り倒すと、ベルトを操作していく。

 

 

『クロックアップ!』

 

 

『Clock Up!』

 

 

―シュンッ……ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガァッ!!!―

 

 

『シャアァァァァァァァァァアッ?!』

 

 

―ドゴオォォォォォォォォォォォォオンッ!!―

 

 

電子音声が響くと同時にカブトとガタックはクロックアップ空間へと突入し、猛スピードでワームの大群へと突っ込みそれぞれの武器でワームの大群を撃破していった。

 

 

『Clock Over!』

 

 

ガタックR『っと、サナギ体はこれで粗方片付いたな?』

 

 

カブトR『あぁ、後は残りのサナギ体と奴を倒せば終わりだ……』

 

 

『グルルルルゥ……!』

 

 

クロックアップを解除したカブトとガタックは残ったワーム達を見渡しながらそう言い合い、二人はクナイガンKモードとダブルカリバーの切っ先を成虫体へと向けながら一気に畳み掛けようと身構えていく。だがしかし……

 

 

 

 

 

 

 

 

『ギシャアァァァァァァァァァァアッ!!』

 

 

カブトR『ッ?!』

 

 

フェイト(別)「えっ?な、何?!」

 

 

突如カブト達の周りにいたサナギ体のワーム達が一斉に奇声を上げ始め、成虫体を警戒していたカブト達は慌てて周りにいるサナギ体のワーム達へと目を向けていく。それと同時にサナギ体のワーム達が一斉に脱皮を始め、なんと残った全てのサナギ体達が成虫体へと変わっていったのである。

 

 

ガタックR『なっ…サナギ体が全部脱皮した?!』

 

 

なのは(別)「そ、そんな!一同にこんな数も?!それに何でこのタイミングで?!」

 

 

『グゥルルル……シャアァッ!!』

 

 

突如成虫体へと脱皮してしまったワーム達に動揺を隠せない一同だが、ワーム達は成虫体に脱皮したと同時に一斉にクロックアップを発動させてカブト達に襲い掛かってきた。

 

 

カブトR『チッ!勇司!』

 

 

ガタックR『分かってる!クロックアップ!!』

 

 

『Clock Up!』

 

 

クロックアップを発動したワーム達を見てカブトとガタックも直ぐさまクロックアップを発動し、超高速で襲い掛かるワーム達の攻撃を武器で弾きながら何とか反撃していく。だが……

 

 

『キシャアァッ!!』

 

 

―シュルルルゥ……ガシィッ!!―

 

 

ガタックR『アグッ?!なっ?!』

 

 

カブトR『何ッ?!』

 

 

二人と戦っていた成虫体の一体が背中から無数の触手を伸ばしてカブトとガタックの背後から首と両腕に絡み付き、動きを拘束してしまったのだ。そして拘束されてしまった二人は触手に驚きつつもなんとか触手を払い除けようと身体に力を入れていくが……

 

 

ガタックR『……ッ?!な、何だ?身体に力が入らねぇ?!』

 

 

カブトR『ッ!まさかこの触手……俺達のエネルギーを吸収している?!』

 

 

『グルルルルゥ……!』

 

 

何故か身体に上手く力が入らない事にガタックは驚愕して戸惑ってしまうが、カブトは自分の体に絡み付く触手が自分達のエネルギーを吸収してると気付き慌てて触手を払おうともがいていく。が、他の成虫体達はその隙を逃すまいと触手に拘束されるカブトとガタックへと一斉に襲い掛かっていった。

 

 

『シャアァッ!!』

 

 

―ガキィッ!!バキィ!!ガギャアァンッ!!―

 

 

ガタックR『グアァッ?!ガッ!』

 

 

カブトR『グゥッ!』

 

 

『Clock Over!』

 

 

フェイト(別)「――…?!あ、光ッ?!」

 

 

なのは(別)「ゆ、勇司君ッ?!」

 

 

ワーム達の猛攻を受け続けている間にクロックアップの効力が切れてしまい、それと共になのは(別)達の目にワームに拘束され一方的に痛め付けられるカブトとガタックの姿が目に映って顔色を変え、二人を救出しようと走り出そうとした。その時……

 

 

「はいはーい、ちょっと失礼するぞー」

 

 

『……え?』

 

 

不意になのは(別)達の背後から聞き慣れない声が聞こえ、それを聞いたメンバーは二人の下に向かおうとした足を止めて背後へと振り返っていく。すると一同の背後から一人の青年……零がなのは(別)達の間を擦り抜けて一同の前へと出ていき、カメラを構えてカブトとガタック、そしてワーム達を撮影していく。

 

 

零「ほぉ……あれが魔力の影響を受けて突然変異したワーム達……ジェノサイドワームか。そして、あっちのカブトとガタックがジェノサイドワームと戦うこの世界のライダー達……か」

 

 

なのは(別)「ちょ、何ですかアナタ?!」

 

 

シグナム(別)「民間人か?とにかく早く避難しろっ!此処は今危険だ!!」

 

 

零「はいはい……あ、一枚貰うぞ?はいチーズ」

 

 

フェイト(別)「…ってそうじゃなくて!今はアナタに構ってる場合じゃないんです!いいから早く避難して―――って、危ない?!」

 

 

シグナム(別)の怒声を軽く聞き流し今度はなのは(別)達をカメラで撮影していく零にフェイト(別)が焦ったように言うが、その時零の背後からクロックアップを使用したワームが迫ってきていることに気付き慌てて零を庇おうと動き出した。が……

 

 

零「――フンッ!!」

 

 

―バキャアァァンッ!!―

 

 

『ギギャアァッ?!』

 

 

―ガシャアァァァァアンッ!!―

 

 

零を振り返らないまま身体をコマのように回転させ、そのまま回転を利用した上段回し蹴りをワームの頭に打ち込み、近くの建物の窓ガラスへとワームを吹っ飛ばしていった。

 

 

フェイト(別)「なっ?!」

 

 

スバル(別)「ク、クロックアップを使ってたワームを……」

 

 

ティアナ(別)「ただの蹴りで……」

 

 

『吹っ飛ばした?!』

 

 

零「……あ、しまった……窓ガラス壊してしまった……これって器物破損になるのか?」

 

 

肉眼でも見えないスピードで襲ってきたワームをただの回し蹴りで吹っ飛ばしたという有り得ない業を為した零に驚愕するこの世界のなのは達だが、当の本人の零はワームを蹴り飛ばしたせいで窓ガラスを壊してしまったことに対し、建物に謝るように両手を合わせていた。

 

 

零「あー……まあいいか、金を下ろせるようになったら修理代は払おう。取りあえず、今はあっちか」

 

 

なのは(別)「あ……あの……」

 

 

零「む?」

 

 

フェイト(別)「何者、なんですか……アナタは……」

 

 

ワームを蹴り飛ばした零になのは(別)達は驚いた様子のまま聞くと、零は軽く手を振りながら答える。

 

 

零「気にするな、ただの通行人だ」

 

 

「つ、通行人…?」

 

 

零「そう、通りすがりのな……変身ッ!」

 

 

『KAMENRIDE:DECADE!』

 

 

零はそう言うと取り出したディケイドのカードを構えながら叫び、腰に巻いていたディケイドライバーへと装填してディケイドに変身していった。

 

 

なのは(別)「えっ?!」

 

 

ギンガ(別)「な、なに!?あの姿!?」

 

 

シグナム(別)「変身した……だと?!」

 

 

ヴィータ(別)「コイツ……まさか仮面ライダー?!」

 

 

アズサ「……ディケイ……ド?」

 

 

零が変身したディケイドを見て驚愕の表情を浮かべるなのは(別)達と、ディケイドの名を聞いて何処か聞き覚えがあるような顔を浮かべるアズサ。ディケイドは特に気にした様子も見せずに両手を叩くように払い、左腰のライドブッカーをSモードへと展開しながらカブトとガタックを拘束する触手とワームへと駆け出し斬り付けていった。

 

 

『アガアァッ?!』

 

 

ガタックR『クッ?!ゲホッゲホッ!ハァ……ハァ……ッ?!お、おい光!アイツって?!』

 

 

カブトR『……ッ?!あのライダーは……まさか?!』

 

 

ワームの触手から解放されたカブトとガタックは何度か咳込みながらワーム達を斬り飛ばしていくディケイドを見て驚愕して戸惑い、ワーム達をライドブッカーで斬り付けていたディケイドはライドブッカーを左腰に収め一枚のカードを取り出した。

 

 

ディケイド『とっととカタを付けてやる……』

 

 

『KAMENRIDE:FIRST!』

 

 

カードをバックルにセットしてスライドさせるとディケイドライバーから光りが放たれ、ディケイドは光りに包まれるとDfirstへと変身していった。

 

 

スバル(別)「変わった?!」

 

 

ティアナ(別)「な、何なのよアイツ?!」

 

 

ガタックR『あれって……初代一号?!』

 

 

カブトR『いや、あれは滝のfirst…?ということは……まさか奴が……?』

 

 

Dfirstに変身したディケイドを見てガタックとなのは(別)達が再び驚愕する中、カブトだけは何かを思い出したように仮面の下で眉を寄せていた。そして変身したDfirstはワーム達の攻撃を退けながら鋭い脚技でワーム達を吹っ飛ばし、ライドブッカーからカードを取り出していく。

 

 

Dfirst『この前カードを整理してた時に見つけた新しいカード……お前等に見せてやるよ』

 

 

Dfirstはカードの角を軽く叩きながらそう言うと、ディケイドライバーに装填しスライドさせていった。

 

 

『AMAZINGATTACKRIDE:FIR・FIR・FIR・FIRST!』

 

 

Dfirst『フッ!ハアァァァァァァァアッ……!!』

 

 

電子音声が鳴り響くと同時にDfirstは右手に風を、左手に雷を、右脚に氷を、左脚に炎を纏わせながら腰を屈めていく。そして四肢のエレメントをドライバーに集約し全身にエネルギーを覆わせ、Dfirstは上空へと高く飛び上がりワーム達に向けて跳び蹴りを放っていった。

 

 

Dfirst『セアァァァァァァァァァァァァァァァアッ!!!!』

 

 

―ズドオォォォォォォォォォォォォォォォォォオンッ!!!―

 

 

『アガッ?!ガ…ギギャアァァァァァァァァァァァァァァァァアッ!!!?』

 

 

 

―ドッガアァァァァァァァァァァァァアンッ!!!―

 

 

Dfirstの必殺技、first Extreme shotがワーム達の内の一体に炸裂すると共に巨大な爆発が発生し、周りにいたワーム達すらも飲み込んで跡形も残さず完全に消滅していったのであった。そしてそれを確認したDfirstはディケイドへと戻り、両手を軽く払いながら奇跡的に生き残った一体のワームを見据えていく。

 

 

ディケイド『さて、残ったのはお前だけのようだな?次は……どうする?』

 

 

『グウゥゥゥゥゥ……シャアァッ!!』

 

 

―シュンッ!―

 

 

このまま正面から突っ込んでも勝機はないと悟ったのか、ワームは悔しげに唸り声を上げながらクロックアップを発動させて牽制でもするかのようにディケイドの周りを超高速を移動していく。それを見たディケイドはガッカリしたとでもというように肩を竦めながら更にカードを取り出した。

 

 

ディケイド『やれやれ……考えた結果がそれか?幻滅だな。その選択をした先に待っているのは……』

 

 

『KAMENRIDE:KABUTO!』

 

 

そう言いながらディケイドがバックルにカードを装填すると電子音声が鳴り響き、それと同時にディケイドの姿が赤いボディと青い瞳を持ったカブトムシに酷似したライダー……前の世界でルルーシュが変身したのと同じカブトへと変わっていった。

 

 

エリオ(別)「?!あ、あれって?!」

 

 

フェイト(別)「光と同じ……カブト?!」

 

 

カブトに変身したディケイドを見て信じられないものを見たような顔を浮かべる六課の面々だが、Dカブトはライドブッカーから更にカードを取り出しディケイドライバーへと装填しスライドさせていった。

 

 

『ATTACKRIDE:CLOCK UP!』

 

 

Dカブト『…フッ!』

 

 

電子音声が響くと同時にDカブトはクロックアップの効力により肉眼では捉えられない超スピードで動き出し、牽制を仕掛けていたワームの背後へと一瞬で回り込みながら一枚のカードを取り出しバックルに装填した。

 

 

Dカブト『――the・end…だ』

 

 

『FINALATTACKRIDE:KA・KA・KA・KABUTO!』

 

 

『ッ?!』

 

 

不意に背後から響いた電子音声にワームは驚愕しつつも慌てて振り返っていくが、時は既に遅く……

 

 

Dカブト『…ハァッ!!』

 

 

―ドゴオォンッ!!―

 

 

『アギッ?!ガ…アガ……ガアァァァァァァァァァァァァァァァァアッ?!!』

 

 

―ドッガアァァァァァァァァァァァアンッ!!!―

 

 

Dカブトの上段回し蹴り、ライダーキックがワームの頭部を捉えて蹴り飛ばし、ワームは数歩後退りながら断末魔の悲鳴を上げて爆散していったのだった。そしてそれを確認したDカブトはディケイドへと戻っていき、それと同時にクロックアップの効力も切れて周りの時間の流れも正常に戻っていったのであった。

 

 

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