仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第十六章/NXカブトの世界⑤

 

 

―機動六課・食堂―

 

 

それから三日後の朝、あれから光達の力を借りては街に出てアズサに関する情報を探し回っていた零だが、それらしい情報はまだ一つも得られてなかった。そして今はクラナガンに向かう前に皆で食堂に集まり食事を取っている最中だった。

 

 

はやて(別)「――んでぇ、どや?なんかアズサちゃんについて分かったか?」

 

 

零「いいや、全然……」

 

 

勇司「色んなとこ回ってはいるんだけど、それらしいもんはまだ見付からないんだよ……やっぱ情報が少な過ぎるからさυυ」

 

 

フェイト(別)「まぁ、今のところ手掛かりになるのは名前だけだもんね……アズサはどう?何か思い出した?」

 

 

食事をしていたフェイトは手を止めてアズサになにか思い出したかと聞いていくが、アズサは無言のまま首を左右に振ってその問いに答えた。

 

 

なのは(別)「そっかぁ……やっぱり、そう簡単に思い出せる筈ないよね……」

 

 

アズサ「……ごめんなさい……私の為に、皆が必死に頑張ってるのに……」

 

 

ギンガ(別)「あ、謝る事なんてないですよ!一番大変なのはアズサさんなんですから、そんな気にしないで下さいっ」

 

 

アズサ「……でも……」

 

 

零「…………」

 

 

この三日間、皆が自分の為に記憶探しを手伝ってくれているのに自分は何もしてやれない。その事に対して罪悪感を感じてしまってるアズサは表情を曇らせながら俯き、隣でそれを聞いていた零は目を細め、何も言わずに自分のおかずを一つアズサの皿に移していく。

 

 

アズサ「……?零?」

 

 

零「……悪いと思っているなら早く食って街にいくぞ。今日は昨日より捜索範囲を広げるからハードになる……倒れられても困るからそれ食って力でも付けとけ」

 

 

アズサ「………ん。ありがとう」

 

 

零の言葉に一瞬呆然としてしまうアズサだが、それが彼なりに元気づけているのだと気付きコクッと小さめに頷いた。零はそれを横目で見ると再び視線を落として料理を食べようとフォークを動かすが、はやて達がニヤニヤと笑いながら自分を見ている事に気付き目を細めた。

 

 

零「……何だ?」

 

 

はやて(別)「んー?べっつにぃ~♪ただ零君、アズサちゃんに対しては妙に優しいんやなぁ~と思って♪」

 

 

零「は?」

 

 

スバル(別)「そうそう♪前までは迷惑がってたのに、最近は何て言うかこう……二人の間に私達じゃ分からない絆?があるみたいな♪」

 

 

アズサ「…?」

 

 

はやて達の言ってることが良く分かっていないのか、不思議そうに小首を傾げるアズサ。隣に座る零もその意味は余り分かっていないが、何となくからかわれている事は分かり片眉を器用に動かしていた。

 

 

零「一応聞きたいんだが、それは俺をからかっていると取ってもいいのか…?」

 

 

スバル(別)「まっさかー♪そんな事ないですよ?ですよねぇ、八神部隊長♪」

 

 

はやて(別)「せや♪単純に二人が仲良くなって喜んどるだけやで?ムフフフ♪」

 

 

零「…………………」

 

 

勇司「え、えーっと…と、とにかく食おうぜ?なっ!早くしねぇとアズサの記憶探しも出来ないし!υυ」

 

 

明らかに自分達を見て面白がっているスバルとはやてをジト目で睨みつける零を見て流石にマズイと思ったのか、すかさず間に入って話題を逸らそうと必死になる勇司。が、そんな時……

 

 

 

 

 

 

―ビー!ビー!ビー!!―

 

 

『緊急事態!緊急事態!市街地にてワームが出現しました!数は現在40~50!更に増え続けている模様!』

 

 

『…ッ?!』

 

 

突如食堂内にアラートと共にワーム出現の警報が鳴り響き、その内容に零達は思わず驚愕してしまう。

 

 

なのは(別)「またワームっ…?!」

 

 

光「チッ…勇司、いくぞ!」

 

 

勇司「分かった!ワリィ零、アズサの記憶探しは後だ!お前は此処でアズサと待ってて……」

 

 

零「いいや、俺も一緒に行かせてもらう」

 

 

勇司は零にアズサと一緒に此処で待っているように言おうとするが、零はそれに対して自分も一緒に行くと告げながら席から立ち上がっていく。

 

 

勇司「で、でもよ……」

 

 

零「ライダーなら多いに越した事はないだろう?それにワームが早く片付かないとコイツの記憶探しにも行けない。邪魔になるつもりはないから安心しろ」

 

 

光「……分かった。だが、無理はするなよ?」

 

 

光は零の同行を許可すると勇司と共に食堂を出て市街地へと向かっていき、零もすぐに二人の後を追おうとするが……

 

 

―……キュッ―

 

 

零「……ん?」

 

 

アズサ「…………」

 

 

食堂から出ていこうとする零の服の袖をアズサが掴み、それを引き止めていったのだ。零はいきなり引き止められた事に対し訝しげな表情をしながらアズサの方へと顔を向けると、アズサは何処か不安げな瞳で零を見上げてきていた。

 

 

零「お前……?」

 

 

アズサ「…………」

 

 

そんな目を向けてくるアズサに零は更に訝しげに眉を寄せるが、その目には何処か見覚えがあった。それは以前、自分が強くなろうと良く無茶ばかりしていた時……疲労で倒れそうな身体で任務に向かおうとした時に仲間達から向けられた目に何処となく似ていた。

 

 

零(……チッ……めんどくさいなホントに……)

 

 

おそらくこの少女は不安なのだろう。もしもこのまま自分が帰って来なかったら、と。そんなアズサの心境に気づいた零は内心舌打ちしながら軽く溜め息を吐くと、首に掛けていたカメラを外してアズサの首に掛けていく。

 

 

アズサ「?何…?」

 

 

零「……ちょっと出てくるから預かってろ。帰ってきた時に返してもらうから、傷なんか付けるなよ?大事な物なんだからな」

 

 

アズサ「…………」

 

 

そう言いながら指を指してくる零にアズサは何も言わず、無言のまま首に掛けられたカメラを手に取った。おそらく彼がこのカメラを預けてきたのは……『絶対に帰ってくる』……という意思表示のつもりなのだろう。その意味に気付いたアズサは小さく頷き、再び零を見上げていく。

 

 

アズサ「――分かった……大事に預かってる。だから……早く帰ってきて」

 

 

零「……あぁ、言われなくてもそのつもりだ……」

 

 

軽く頬を掻きながらそう言うと、零はアズサから背中を向けて今度こそ食堂から出ていき、それを見送ったアズサは預けられたカメラをギュッと大事そうに片手で握り締めていく。

 

 

シャマル(別)「……アズサちゃん。此処は少し騒がしくなるから、一度部屋に戻りましょう?」

 

 

アズサ「……うん」

 

 

周囲を見渡してみれば、今まで食事をしていたハズのなのは達を含む局員が全員いなくなっている。恐らくワームの出現に伴い自分達の持ち場に向かったのだろう。ならば此処にいても他の局員の邪魔になるだけだとすぐに分かり、アズサはシャマルの言う通り部屋に戻ろうと席から立ち上がっていく。しかし……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―……キイィィィィィィィィィィィィィィイン!!―

 

 

 

 

アズサ「――ッ?!!ぅっ……ぁ……!」

 

 

―ドサッ!!―

 

 

シャマル(別)「…え?ア、アズサちゃん?!」

 

 

突然アズサの耳に耳鳴りに似た不愉快な音が届き、それを聞いたアズサは両手で頭を抱えて悶え苦しみながら膝を付いていったのだ。

 

 

―キイィィィィィィィィィィィィィィインッ!!―

 

 

アズサ「ぁ……ぁあ……うあぁ!」

 

 

シャマル(別)「ど、どうしたのアズサちゃん?!しっかりして!アズサちゃん!」

 

 

突然膝を付いて苦しみ出したアズサを見てシャマルは慌ててアズサに駆け寄って必死に呼び掛けていくが、アズサはただ両手で頭を抱えながら耳鳴りに似た不快な音に苦しんでいた。そんな時……

 

 

 

 

 

 

 

 

『――時は来た……』

 

 

 

 

 

 

 

 

アズサ(ッ!だ……れ…?)

 

 

 

 

 

 

 

 

『茶番は終わりだ……自らの役目に戻れ、β。お前の宿命は……お前が造られた意味は――――』

 

 

 

 

 

 

 

 

―キイィィィィィィィィィィィィィインッ!!!!―

 

 

 

 

 

 

 

 

アズサ「――ッッ?!!!ぁ……あぁ……うっ………あああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!!?」

 

 

シャマル(別)「?!アズサちゃん?!」

 

 

より一層激しく鳴り響いた耳鳴り。それと共にアズサは断末魔にも似た悲鳴を上げながらその場にうずくまり、次第に悲鳴も止まってピクリとも動かなくなってしまった。

 

 

シャマル(別)「……ア……アズサ……ちゃん……?」

 

 

アズサ「……………」

 

 

うずくまったまま動かなくなったアズサにシャマルが心配そうに恐る恐る呼び掛けると、アズサはゆったりとした動きで上体を持ち上げていき、閉ざしていた瞳を開いていく。だが、その目は先程までの赤い瞳ではなく、妖しげな輝きを放つ金色の瞳へと変化していた。

 

 

シャマル(別)「ア、アズサちゃん?大丈夫なの…?」

 

 

アズサ「…………私の宿命…………私の造られた意味…………私の存在意義…………それは…………」

 

 

シャマル(別)「え……ってアズサちゃん?何処に行くの?!待ってアズサちゃんっ!」

 

 

アズサは機械のような淡々とした口調でボソボソと何かを呟くと共に立ち上がり、そのままシャマルの静止も聞かずに食堂から飛び出し何処かへと走り去っていってしまった。

 

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

 

そしてその頃……

 

 

 

光「――これは……」

 

 

零「……また随分と大勢の団体さんでいらっしゃったな……」

 

 

ワーム出現の警報を聞き、ワームが出現した区域へとやって来た零達。勇司は別の区域に現れたワーム達の討伐の為に二人と別れ、零と光は市街地を埋め尽くすほどの数で押し寄せてくるワームの集団と対峙していた。

 

 

零「……んで、どうする?どうやらまだ増殖し続けてるみたいだぞ、コイツ等」

 

 

光「のようだな……なら、コイツ等を纏めている親を倒せばいい。それでコイツ等の進行や増殖も止まる筈だ」

 

 

零「成る程、わかりやすくて気に入った……そういうことだ!隠れてないで出て来たらどうだ?」

 

 

光の提案に頷きながら零がワームの群れに向かって叫ぶと、それと共にワーム達の中から一人の女性が現れた。黒いローブを身に纏い、耳にピアスを身に付けた女性……それは、数日前にもミッドに大量のワーム達を放った二人の女性の内の一人だった。

 

 

「あらあら、随分と安く見られたものね?私がそんな簡単に倒されるような女に見えるのかしら?」

 

 

光「……お前か?コイツ等を纏めている親は?」

 

 

「えぇ、ご察しの通りよ。私の名はカラフィナ。以後お見知りおきを、カブトに世界の破壊者様?」

 

 

零「…?俺達を知ってるのか?」

 

 

この世界の住人である光はともかく、自分の名前まで知られているとは思ってもいなかったのだろう。零が怪訝な表情でそう聞き返すと、カラフィナと名乗った女性はクスッと笑いながら告げた。

 

 

カラフィナ「えぇ、貴方のことも良く知ってるわよ。世界を破壊する存在、ディケイド…それが貴方の本性だという事もね」

 

 

零「初対面の人間に随分な言い草だな……まあいい。それで、お前の目的はなんなんだ?これだけのワームを動かして、一体何を企んでる?」

 

 

カラフィナ「企む?別に何も企んでなんかないわよ?ただそう……少し手に入れたい物があってね。それを探しに来ただけよ」

 

 

光「手に入れたい物……だと?」

 

 

どういう意味だ?と訝しげな表情を浮かべてカラフィナを見つめる零と光だが、カラフィナはそれ以上答える様子もなく軽く手を上げていく。

 

 

カラフィナ「さて、お話は此処までよ。そろそろ始めましょうか?例の物を見つける為にも、貴方達にはどいてもらわなければ困るのだから」

 

 

カラフィナは薄い笑みを浮かべながらそう告げると共に、その姿を徐々に変化させていった。背中に二枚の羽根を持ったクロアゲハのような姿をした異形の怪人……アゲハワームは上げていた手を二人に向けて振り下ろし、それと共にワームの大群が二人に向かって突っ込んで来た。

 

 

光「チッ!零、いくぞ!」

 

 

零「あぁ、了解だ!」

 

 

二人は向かってくるワームの攻撃を退けながら後退し、零はディケイドライバーを腰に巻いてディケイドのカードを構え、光はジャケットを翻して腰のベルトを露出させると上空から飛来してきたカブトゼクターを掴み取った。そして……

 

 

『変身ッ!』

 

 

『KAMENRIDE:DECADE!』

 

『Henshin!』

 

 

二つの電子音声が鳴り響くと同時に零はディケイド、光はカブトへと変身していき、カブトはベルトに装填したカブトゼクターのゼクターホーンを掴みながら叫ぶ。

 

 

カブトM『キャストオフ!』

 

 

『Cast Off!』

 

『Change Beetle!』

 

 

ゼクターホーンを反対側に倒すと共に再び電子音声が響き、それと同時にカブトのマスクドアーマーが飛び散りライダーフォームへと変わっていったのである。そしてディケイドは左腰のライドブッカーをSモードに展開し、カブトはクナイガンを構えながらワームの大群に突っ込んでいった。

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

一方その頃……

 

 

 

ガタックR『オリャアァ!セアァッ!!』

 

 

―ガキィ!!ガキィン!!ガギャアァンッ!!―

 

 

『シャアァァァァァァァァァァァァアッ?!』

 

 

―ドッガアァァァァァァァァァァァァアンッ!!―

 

 

零と光と別れた勇司は既にワームが出現したという別の区域へと到着し、ガタックに変身してワームの群れと戦闘を開始していた。そしてその様子を眺める一人の女性……カラフィナと共に行動していたスカートを縦に破って太股を露出させた女性はガタックを眺めたまま口を開いた。

 

 

「へぇ~、中々頑張るじゃない?でもどんなに頑張ったってこの数を前にしたら無謀としか言えないでしょ?やられちゃう前にさっさと逃げちゃえば?」

 

 

ガタックR『デェアァ!!……へ、悪いな?生憎俺はそこまでビビリじゃないんだよ。お前こそ、さっさと尻尾巻いて帰ったらどう、だぁ!!』

 

 

「ムカッ……お前じゃないわ!私にはリリスって名前があんのよ!もうあったまキたぁ……いいわ、先ずはアンタから潰してあげるわよ!」

 

 

馬鹿にするかのように叫んだガタックの言葉に女性、リリスは苛立ちを露わにしながらその姿を徐々に変化させ、蛾のような姿をした怪人……モスラワームへと姿を変えてガタックに襲い掛かろうとする。だが……

 

 

 

 

 

 

―ズガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!―

 

 

『え……キャアァ?!』

 

 

ガタックR『?!何?』

 

 

ガタックに襲い掛かろうとしたモスラワームに突如無数の弾丸が降り注ぎ、突然の不意打ちに対応が送れてモスラワームは防御も出来ずに吹っ飛ばされていったのだ。ガタックは吹っ飛んだモスラワームを見て唖然となりつつも弾丸が放れてきた方に振り返ると、建物の物陰から銃を構えた青年がゆっくりと現れた。

 

 

ガタックR『?!そ、その銃……お前まさか?!』

 

 

大輝「――クロックアップシステムに加え、他のゼクターの技が使えるコンバインシステムやフォームチェンジまで搭載された、NEXTマスクドライダーシステム……最高のお宝だ。カブトの世界で頂き損ねたお宝、此処で頂こうかな?」

 

 

ガタックが青年の持つ銃を見て驚愕する中、青年……大輝はニヤリと不敵な笑みを浮かべながらポケットから取り出したディエンドのカードをドライバーに装填し、スライドさせた。

 

 

『KAMENRIDE――』

 

 

大輝「…変身ッ!」

 

 

『DI-END!』

 

 

ドライバーの銃口を頭上に向けて引き金を引くと電子音声が響き、それと同時に大輝はディエンドへと変身していった。そして変身を完了すると共にディエンドは左腰のホルダーから二枚のカードを取り出しディエンドライバーにセットしてスライドさせていく。

 

 

ガタックR『や、やっぱりディエンドかよ?!』

 

 

『く、ぐぅ…な、何なのよアンタは?!』

 

 

ディエンド『あぁ、いきなり割り込んですまないねお嬢さん?でもそのクワガタ君は俺の獲物だから、君はコレと遊んでてくれないかな?』

 

 

『TOUHOURIDE:FRANCDOLL!SAKUYA!』

 

 

ディエンド『フッ!』

 

 

電子音声と共にドライバーの引き金を引くとディエンドの目の前を無数の残像が駆け巡り、それらがそれぞれ重なると一つは金髪の髪に幼さが残る顔立ちをした少女。もう一つはメイド服を身に纏った銀髪の少女となって姿を現していった。

 

 

『?!な、何よコイツ等っ?!』

 

 

ガタックR『ラ、ライダー以外の戦士を……呼び出しただと?!』

 

 

ディエンド『おっと、まだまだ終わりじゃないよ?更に……』

 

 

『ATTACKRIDE:TRANS!』

 

 

ディエンドが召喚した二人の少女……フランドールと咲夜を見てガタックとモスラワームが驚愕してる中、ディエンドは構わず新たなカードを装填すると同時にもう二枚のカードをディエンドライバーに装填しスライドさせていった。

 

 

『TRANSRIDE:KIVA!KABUTO!』

 

 

ディエンド『痛みは一瞬だ』

 

 

―バシュウゥッ!―

 

 

『ウグッ?!』

 

 

そう言いながらディエンドが二人に向けて発砲すると、撃たれたフランと咲夜の腰にそれぞれ赤いベルトと鉄製のベルトが現れ、それと共にフランの元に黄金のコウモリ、咲夜の元に赤いカブトムシが飛来し、フランは黄金のコウモリに左手を噛ませて構えていく。そして……

 

 

『変身ッ!』

 

 

『Henshin!』

 

 

同時に叫ぶと共にフランと咲夜が黄金のコウモリと赤いカブトムシをそれぞれのベルトにセットすると、フランは黄色の瞳に赤い鎧を纏った戦士、咲夜は青い瞳と赤いボディを持った戦士……キバとカブトに変身していったのであった。

 

 

『なっ…?!』

 

 

ガタックR『キ、キバとカブトに……変身した?!』

 

 

ディエンド『ふふん。何、そんな驚くことじゃない。ただなのはさんのトランスの本来の力を使っただけなんだからね。まぁ、本来のトランスみたいな力じゃないから十五分しか持たないのが欠点だけど……それでも元々の身体能力にライダーの力をプラスさせたからかなり強いよ?』

 

 

そう言いながらディエンドがモスラワームとワームの群れに指鉄砲を向けて指示を出すと、フランと咲夜が変身したキバとカブトはモスラワーム達に向かって突っ込んでいった。

 

 

ディエンド『さてと、それじゃあ君には俺のお相手を願おうかな?異世界のクワガタ君!』

 

 

―バシュンバシュンバシュンバシュン!!―

 

 

ガタックR『ッ!クソッ!何なんだ次から次へと?!てかもうチートだろうこのディエンド?!』

 

 

ライダー以外の戦士を呼び出し、更にその戦士を仮面ライダーに変身させたりなど目茶苦茶なことをやって見せたディエンドに思わず絶叫するガタック。しかしそんなのは関係ないと言わんばかりに、ディエンドは連射を続けながらガタックに突進していったのであった。

 

 

 

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