仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第十七章/桜ノ神の世界⑮

 

 

姫「―――れ……い?……零ィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィーーーーーーーッッ!!!!!」

 

 

方舟の主砲を受けて爆発の中へと姿を消したDサレナ。時の方舟のブリッジで、その様子を間近で見ていた姫は涙目になりながら悲痛な絶叫を上げた。

 

 

『ふ、ははははははは!!跡形も残さずに消え去ったか!!愉快な物だ!!存外傑作な最後を見せてくれたなあの蟲?く、ははははははははははははっ!!!』

 

 

姫「クッ!貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 

爆発を見て愉快げに高笑いを上げるフォーティンブラスに姫も完全に堪忍袋の尾がブチ切れ、床から立ち上がってフォーティンブラスに掴み掛かろうとした。その瞬間……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『FINALATTACKRIDE:SE・SE・SE・SELENA!』

 

 

―バシュウゥッ!!!!―

 

 

Dサレナ『嘗めるなああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーっっ!!!!!!!』

 

 

―ズガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアンッ!!!!―

 

 

『……ッ?!何?!』

 

 

姫「ッ!零?!」

 

 

 

爆発の中から突如ボロボロになったピンクの鎧に仮面が半壊して右目が露出してしまっているライダー……漆黒の重装甲をパージしたサレナ・ライダーフォームが勢いよく飛び出し、そのままブリッジ前の結界へと全力を込めた拳を叩き付けていったのであった。

 

 

―ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!―

 

 

Dサレナ『グッ!待ってろ咲夜っ……今っ……!!』

 

 

Dサレナは重量エネルギーを纏った右腕を結界へ捩り込むように突き出し、更に因子の力が加わってる事で激しく火花を散らせながら結界にも徐々にヒビが入り始めていた。

 

 

その様子を見た幻魔達はDサレナを止めようと慌てて上空を翔けるが、その前にエクスとアンジュルグが立ち塞がった。

 

 

エクスL『悪いけど、此処から先は通さない!!』

 

 

アンジュルグ『貴方達の相手は私達……零の邪魔はさせない……!』

 

 

そう言いながら二人はそれぞれ武器を構え直し、一斉に襲い来る幻魔の大群の中へと突っ込んでいったのであった。そして時の方舟のブリッジでは……

 

 

『――異空間に待機させてあるアレを出せ……数は十……あの三匹の蟲共は絶対に生きて帰すな……』

 

 

姫「ッ!な、何をする気だフォーティンブラス?!」

 

 

『……良く見ていろ桜ノ神。この我に刃向かうことがどれほど恐ろしい事か……その目でジックリとな』

 

 

何処かに命令を出しているフォーティンブラスを見て慌てて問い掛ける姫に対し、フォーティンブラスは不気味な笑みを浮かべながら答えて外の戦闘へと視線を戻した。その時……

 

 

 

 

 

 

 

 

―ブオォォォォォォォォォォォォオンッ……―

 

 

 

 

 

 

Dサレナ『――ッ?!』

 

 

エクスL『ッ!な、なんだ……コレ……?』

 

 

アンジュルグ『……これは……空間転移反応……?』

 

 

 

突如方舟の周りの空間に十の捩れが発生し、Dサレナ達は突然現れたそれに気付いて辺りを見渡していく。そして十の捩れの中から、ソレはゆっくりと姿を現した……

 

 

 

 

 

 

 

 

―ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ……!!!!!―

 

 

 

 

 

 

Dサレナ『ッ?!……これ……は……』

 

 

エクスL『……せ……戦……艦……?!』

 

 

 

捩れから次々と出現してきた巨大な物体達……無数の砲台が目立ち、邪悪な外見をしたソレ等は方舟よりも一回り小さい十隻の戦艦達だったのだ。

 

 

三人が突如現れたソレ等を見て呆然となる中、方舟のブリッジにいるフォーティンブラスは艦隊の到着を確認すると右手を大きく広げ……

 

 

『―――やれ』

 

 

―ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…………ッ!!!!!―

 

 

アンジュルグ『?!―ドガアァァァァァアンッ!!―キャアァァァァァァァァァァァァァァァアッ!!』

 

 

エクスL『アズサ?!―ズガアァァァァァァァァァァァァアンッ!!―ぐっ?!ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ?!!!』

 

 

Dサレナ『稟?!アズサァ!!―ドッガアァァァァァァァァァァアンッ!!!―ウグアァァァァァァァァァァァァァァァアッ?!!』

 

 

死の宣告が下されたと共に十の艦隊から降り注ぐ光の閃光達。

 

 

上下左右から無慈悲に放たれる高出力の閃光に三人は回避も出来ず次々と直撃を受けていき、そこへ追い撃ちを掛けるように幻魔達がエクスとアンジュルグに襲い掛かってきた。

 

 

―ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…………ッ!!!!!―

 

 

Dサレナ『ぐぁっ?!ぐっ……クソッ……あと少しっ……あと少しなのにっ……!!』

 

 

降り注ぐ閃光を全身に受けながらも右腕を突き出し続けるDサレナだが、結界は皹が入るだけでまだ壊れてはくれない。

 

 

―ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…………ッ!!!!!―

 

 

アンジュルグ『アウッ!!ウアァッ!!』

 

 

エクスL『クソッ!!具現【インバディ】―ズザシャアァッ!!―グアァッ?!』

 

 

Dサレナ(っ!アズサ……稟……!!)

 

 

後ろを見れば、アンジュルグは艦隊の一斉砲射を受け過ぎて装甲がところどころ破壊されボロボロになり、エクスは具現を使う暇すら与えられず幻魔達の数に押されている。

 

 

こちらはまだ二人が幻魔を引き付けてくれているから何とかなっているが、このまま戦いが長引けば二人の命が危ない。

 

 

Dサレナ(クソッ!目の前に……もう目の前まで来ているのにっ……!!)

 

 

咲夜のいるブリッジはもう目と鼻の先。

 

 

この結界さえなければ直ぐに彼処へ向かえるのに、道を阻む壁はそんな彼の心を嘲笑うかのように壊れてくれない。

 

 

それに因子の力の影響か、左目の複眼が徐々にひび割れて亀裂が広がりつつある。

 

 

このままでは因子が暴走を起こす可能性も高い。

 

 

此処まできて、諦めるしかないのかと……Dサレナが悔しげに唇を噛み締めた。その時……

 

 

 

 

 

 

『シャアァァァァァァァァァァァアッ!!』

 

 

 

 

 

 

エクスL『クッ……ッ?!零さん!!危ない!!!』

 

 

 

 

 

 

Dサレナ『――ッ?!!』

 

 

 

背後から聞こえてきたエクスの悲痛な怒号。

 

 

それを聞いたDサレナが慌てて振り返ると、其処には一体の幻魔が奇声と共に刀を振りかざしながらこちらへと向かってきていた。

 

 

Dサレナ『しま――?!』

 

 

気付いてももう遅い。幻魔は既に目の前まで迫って刀を振り下ろそうとしており、今から防御しても手遅れと悟ったDサレナは死を覚悟して顔を反らした。その時……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ズガガガガガガガガガガガガガッ!!―

 

 

『グヌォッ?!』

 

 

―ドガアァァァァァァァァァァアンッ!!―

 

 

Dサレナ『……え……?』

 

 

 

突然幻魔に向かって一筋の閃光が降り注ぎ、幻魔はそれを防げぬまま受けて爆散していったのだ。それを見たDサレナ達は半ば呆然となりながら閃光が放たれた先を見ると、其処には……

 

 

 

 

 

 

冥華『――やっぱり来てたわね、零』

 

 

ゼオ『おー、冥華の予想が当たったな?』

 

 

Dサレナ『ッ?!お前……冥華?!』

 

 

アンジュルグ『メルティア……?!』

 

 

エクスL『……誰?』

 

 

其処にいたのは二人の戦士……漆黒の鎧を身に纏って巨大なメガランチャーを構える紫音冥華と、メルティアが変身したゼオが浮遊してこちらを見据えていたのであった。

 

 

Dサレナ『お前達、なんで此処に……?!』

 

 

冥華『別に?ただ貴方達のこの世界での役目を見届けに来ただけ……あと、此処へ来たのは私達だけじゃないわよ?』

 

 

エクスL『え?それってどういう―ドガアァァァァァァァァァァアンッ!!!―……ッ?!!』

 

 

意味だ?とエクスが冥華に聞き返そうとした瞬間、砲撃を放ち続けていた艦隊の一隻が突然爆発を起こして粉々に砕け散り、そのまま他の戦艦に激突して地上に堕ちていった。そして遥か上空には戦艦を堕としたと思われる二人組の戦士……ディエンド・ウィングフォームとアストレアの姿があったのだ。

 

 

エクスL『大輝?!』

 

 

ディエンドW『……メモリガジェットに監視をさせておいて正解だったよ。予想通り、君達は勝手に部屋を抜け出して方舟に来てしまったし』

 

 

アストレア『さっすが師匠!二手三手先を読むって奴ですね♪『シャアァッ!』ってひょあぁ?!』

 

 

Dサレナ達の行動をあらかじめ読んでいたディエンドに尊敬の眼差しを向けるアストレアだが、不意を突くように幻魔が背後から斬り掛かってきて慌てて避け、ディエンドは幻魔に蹴りを入れて怯ませるとドライバーを乱射して吹き飛ばしていった。

 

 

Dサレナ『ッ!何しに来た?!俺を連れ戻しにでも来たのか?!』

 

 

ディエンドW『いや?此処まで来てしまった以上、このまま先に進むしか生きては帰れないだろう……不本意だけど、君に手を貸してあげるよ』

 

 

Dサレナ『っ……白々しい奴め……どうせまたお宝が欲しくて俺を利用するだけなんだろう?今度はフォーティンブラスが持ってる例の魔剣が狙いか?!』

 

 

ディエンドW『ほう、少しは頭が回るようになったじゃないか?ま、大体そんな所……さっ!!』

 

 

結界と激突し合うDサレナと会話をしながらディエンドはドライバーを乱射させて襲いくる幻魔達を次々と撃ち落としていき、エクスや冥華達の方にも幻魔達が一斉に襲い掛かろうとした。その時……

 

 

 

 

 

 

『ダアァァァァァァァァァァァァァァアッ!!』

 

 

『ハアァッ!!』

 

 

―ズザアァァァァァァァァァァァァァアンッ!!―

 

 

『ギアァッ?!』

 

 

『ッ?!』

 

 

 

上空から突然現れた紅と蒼の閃光。それは一同の前に突然現れたと共にその手に持つ刀を振るい、幻魔達を薙ぎ払い吹っ飛ばしていったのだ。その正体は……

 

 

 

 

 

 

龍王『――やっと追い付いたな……』

 

 

鬼王『全く、病み上がりにこの数はちょっとキツイんだけど……そうも言ってらんないわね』

 

 

Dサレナ『なっ……紗耶香?!桜香?!』

 

 

 

そう、幻魔達を薙ぎ払った紅と蒼の光りの正体は二人のライダー………紗耶香と桜香が変身した龍王と鬼王だったのだ。

 

 

Dサレナ『お前等まで……どうして……?!』

 

 

龍王『私達は桜ノ神様を守るという役目を果たしに来ただけだ……それと、お前にも借りがあるからな……ついでにそれを返しに来ただけだ』

 

 

鬼王『相変わらず素直じゃないわね……心配で居ても立ってもいられなかったって言えば良いじゃない?』

 

 

龍王『なっ、で、出鱈目を言うな桜香!!誰が黒月の心配など――!!』

 

 

鬼王『あら?私は零の事だなんて一言も言ってないわよ?』

 

 

龍王『ぐっ?!貴様!!//『キシャアァァァァァアッ!!』……チィ?!』

 

 

なんだか漫才のようなやり取りになり掛けた二人だが、幻魔の大群や残りの艦隊はそんな事もお構い無しにと一同へと追撃していき、ライダー達は散開してそれを回避すると幻魔達に反撃していく。

 

 

冥華『零!早くそんなものぶっ壊して先に行きなさい!あと20分で方舟は転移に入るわ!!』

 

 

Dサレナ『ッ!だが、こんな数お前等だけじゃ……!』

 

 

鬼王『いいから行きなさい!アンタは桜ノ神を助ける為に此処まで来たんでしょ?!』

 

 

アンジュルグ『だから此処は任せて、早く行って!』

 

 

Dサレナ『っ……桜香……アズサ……』

 

 

エクスL『もう後悔はしたくないんでしょう?!なら行って下さい!!手遅れになれば、救えなかったら!これからもずっと後悔する事になりますよっ!!』

 

 

龍王『あの方の事はお前に任せる!あの方に何かあった時には!私は貴様を許さんからな!』

 

 

Dサレナ『稟……紗耶香……』

 

 

アストレア『今回は特別に手伝ってあげるんだから!これ終わったら美味しい物いっぱい食べさせてもらうからね!』

 

 

ゼオ『ハハ、ルミナ姉さんは相変わらず食い字が張ってるなぁ……』

 

 

ディエンドW『ま、それが彼女だから仕方ないと言えば仕方ないけどねぇ?』

 

 

Dサレナ『お前等……』

 

 

空を舞い、降り注ぐ砲撃をかわし、幻魔を倒しながらそれぞれDサレナを後押ししていくライダー達。そんな彼等の姿を見たDサレナは顔を俯かせ、押し戻され掛けた右腕を再び結界へと突き出し……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Dサレナ『わかった……死ぬなよ……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エクスL『零さんも!』

 

 

アンジュルグ『頑張ってっ……!』

 

 

鬼王『手ぶらで帰ってきたら承知しないわよ!』

 

 

冥華『男を見せなさいよ!女を守るのは、男の役目なんだから!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Dサレナ『あぁ……行ってくるっ……!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決意の篭められた瞳で道を阻む結界を真っすぐ見据え、螺旋を描くエネルギーに包まれた右腕を奥へ奥へと押し込んでいく。

 

 

押し通ろうとする力と押し返そうとする力が反発し、辺りには巨大な火花が蛇のような生物的な動きで飛び散っていた。

 

 

『く、はははははははははははは!!馬鹿の一つ覚えとはこの事だなぁ?!まだ自らの無力さを認められんか?!』

 

 

姫「零っ……!」

 

 

白き異形は絶対の壁に全力でぶつかり合うDサレナの姿を愉快げに高笑い、その傍らには姫が不安な表情でその光景を見つめていた。そしてその姿を結界越しに見たDサレナは自然と拳に力が入り、火花の激しさもより一層強くなっていく。

 

 

―ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!!―

 

 

Dサレナ『ッ!邪魔をするなっ……俺はっ……アイツをっ……!!』

 

 

右腕のアーマーに亀裂が走り、粉々に砕け、右腕が血を噴き出しながら大きく弾かれた。

 

 

それでも残った左腕で結界を掴んで、後ろへと吹っ飛ばされ掛けた上体を辛うじて保ち、赤い粘膜に包まれた右手を限界まで固く握り締め、結界の奥を睨みつけながら――――

 

 

 

 

 

 

 

 

Dサレナ『アイツをっ……咲夜を!!迎えに行くんだああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーっっ!!!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴォッ!!という轟音と共に、赤い拳が空気を斬り裂き、再び壁に突き刺さる。その瞬間……

 

 

 

 

 

 

 

 

その怒号に呼応するかの様に、黒月零の"右目が紫色へと変化"した。

 

 

 

 

 

 

―バリイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィインッ!!!!!!―

 

 

『……ッ?!な、に?!』

 

 

 

戸惑いの声を上げたのは、今まで愉快げに笑っていたフォーティンブラスだった。そんな彼が信じられないように見つめる先には無数の破片……結界だった破片に包まれながら、結界内へと身体を投げ出すDサレナの姿があった。

 

 

まさかあの結界を破られるとは思っていなかったフォーティンブラスは想定外の展開に思わず後退りし、そんなフォーティンブラスの姿を捉えるようにDサレナは顔を上げ、紫色に輝く瞳をぎらつかせた。

 

 

『ッ?!チィ!来い桜ノ神!!』

 

 

その瞳から何かを感じ取ったのか、フォーティンブラスは傍らにいた姫の腕を掴んでブリッジを後にしようとする。だが、姫はそれに逆らうようにその場に踏み止まった。

 

 

『ッ?!貴様!!』

 

 

姫「嫌だっ……私はもう、彼等を殺そうとしたお前に従わない!私は……!!」

 

 

『コイツッ……何処までも我に逆らうかぁ!!』

 

 

姫「っ?!」

 

 

自分に従わない姫に完全にキレ、フォーティンブラスは姫を殴ろうと右腕を振り上げた。それを目にした姫は涙ぐみながら顔を反らし、次に来る痛みに耐えようと歯を食いしばった。その時……

 

 

 

 

 

 

―ガッシャアァァァァァァァァァァァァァァァアンッ!!!―

 

 

『……ッ?!』

 

 

 

フォーティンブラスが姫を殴ろうとした瞬間、それと同時にブリッジのガラスが悲鳴を上げながら破裂し、その奥からピンク色のライダー……Dサレナが血塗れの右拳を振り上げながら、背中のスラスターを全開にして突っ込んできており、そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Dサレナ『ソイツに―――!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姫「れ――?!」

 

 

『き、貴さっ―――?!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Dサレナ『触るなああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっっ!!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―バキイィィィィィィィィィィィィィィィイッ!!!!!!―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ガッ……グガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァアーーーーーーーっっ?!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴンッ!とDサレナの拳がフォーティンブラスの鼻っ柱に突き刺さった。フォーティンブラスの身体が数十メートルも飛んで壁に激突し、Dサレナも格好悪く床を転がりながらサレナからディケイド、そして変身が解除されて血まみれの零に戻り地面に倒れたのであった。

 

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

 

そして同じ頃、霊山近くの山の頂上では、黒いスーツの青年……慎二が時の方舟で行われているライダーと幻魔達の戦いを観戦していた。そして慎二は時の方舟に視線を向け、閉ざしていた口を僅かに開き……

 

 

慎二「――覚醒率51%……第二形態へ移行……フフ、フフフフッ……」

 

 

淡々とした口調でそう呟くと、慎二は不気味な笑みを浮かべながら時の方舟を見上げていたのであった……

 

 

 

 

 

 

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