仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第四章/魔界城の世界②

第四章/魔界城の世界(前編)④]

 

 

あの戦闘から約二時間後。

 

アースとの戦闘で傷ついた零は優矢に連れられて写真館に戻り、栄次郎達に治療をしてもらって部屋で休んでいる。その後、優矢は何があったのか問い詰めてくるなのは達にナンバーズと呼ばれる少女達の事、その二人が連れていった少女の事、そしてアースとの戦闘で零が重傷を負った事を話した。

 

 

スバル「な、ナンバーズ…!?」

 

 

ティアナ「なんでよ!?確かあの二人は拘置所に収容されてるはずじゃ…?!」

 

 

なのは「それに…その二人が連れていった女の子って………まさか…」

 

 

ヴィータ「なのは……ッ……クソッ!」

 

 

話を終えた後、なのは達の表情は驚愕と困惑のものへと変わり、その場の空気も重苦しいものに変わる。

 

 

そんな中で、優矢は気になっている疑問をなのは達に投げ掛けた。

 

 

優矢「な、なぁ。あいつらは一体何なんだ?皆の知り合いか…?」

 

 

優矢がなのは達に聞くが、なのは達も色々と混乱している為どう答えていいのか分からず俯いてしまう。

その時…

 

 

零「…それについては…俺が説明する…」

 

 

『っ!?』

 

 

そこへ体中に包帯を巻いた姿の零が入り口から現れ、壁を伝ってなのは達の下へ歩いて来た。

 

 

なのは「零君?!駄目だよ!そんな身体で…ッ!」

 

 

零「いや…俺の方は大丈夫だ。というか、今の状況で大人しく寝てなんていられないだろ…」

 

 

零はそう言ってテーブルの椅子に座り、それを見た優矢も向かいの椅子に座った。

 

 

零「じゃあ説明の前に…以前俺達の世界について話した時の事を覚えてるか?」

 

 

優矢「?えっと、科学が発達していて…魔法が存在する世界…だったか?インパクトのある話だったからよく覚えてるよ」

 

 

零「そうだ…アイツ等はその俺達の世界で、ある犯罪者が造った魔導師…"人造魔導師"なんだ…」

 

 

優矢「人造…魔導師?」

 

 

零達は人造魔導師の説明も加え、ナンバーズ達について簡単に話を纏めながら優矢に話し始めた。

 

 

 

 

 

…………………

 

 

……………

 

 

………

 

 

 

 

 

 

零「これが、人造魔導師とナンバーズについての全てだ。…分かったか?」

 

 

優矢「あ、あぁ…」

 

 

ナンバーズと人造魔導師についての説明を終えた後、優矢は驚愕していた。人間の身体に機械を融合させ、人工的に魔導師を作り上げる。その内容に優矢は信じられないといった表情を浮かべ、なのは達の間にも流れる空気も更に重くなる。

 

 

優矢「……じゃあさ。あの二人が連れていった女の子は?零はあの子の事知ってるみたいだったけど…」

 

 

優矢の問いに零は一度なのはの方に視線を向けると、それに気づいたなのはは頷く。すると零は優矢に視線を戻し、

 

 

 

零「……あの子の名前は"ヴィヴィオ"…俺となのはの"娘"だ……」

 

 

優矢「へえ……………………は?」

 

 

 

言葉の意味が理解出来ない…といった表情を浮かべて聞き返した優矢。零はそれを見て溜め息を吐き、優矢に向けてもう一度言う。

 

 

零「だから、あの子はヴィヴィオ。俺となのはの"娘"だ」

 

 

優矢「……ああ、娘……むすめ…………………………娘ぇぇえええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーッ!!!!!????」

 

 

 

再び長い間が開いた後、光写真館の中を優矢の大絶叫が響き渡ったのだった……。

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

一方その頃……。

 

 

光写真館から離れた場所にある森林。その中を二人の男女が歩いていた。一人は首にカメラを掛けている青年。そしてその青年の後ろを歩く小柄な少女…。二人は共通する奇怪な服装……トレジャーハンターの様な格好をして森の中を歩いていた。だが、青年の後ろを歩いていた少女が突然その場にしゃがみ込み、それに気づいた青年は少女に歩み寄る。

 

 

「はぁ…、おい"こなた"。こんな所で休んでる場合じゃないだろ?」

 

 

こなた「うぅ~~…だって仕方ないじゃん!何処まで行っても森ばっかで何にもないし!いい加減疲れたよ~」

 

 

こなたと呼ばれた少女は目の前にいる青年に向かって叫ぶが青年はそんなこなたを見てため息を吐きながら言う。

 

 

「…お前さぁ、前に体力には自信があるとか言ってなかったか?だったらこれくらいお前なら何ともないだろ?」

 

 

こなた「それでもさっきから四時間くらいは歩いてんじゃん!何で"進"は息切れ一つしてないの!?」

 

 

進「これが俺の普通なんだから仕方ないだろ?ほら、さっさとこの世界を調べて家に戻るぞ」

 

 

進と呼ばれた青年はそういうとこなたをその場に置いて再び歩き出した。

 

 

こなた「ちょっ!!?待ってよ進!」

 

 

それを見たこなたは慌てて立ち上がると進の後を追って駆け出した。その時…

 

 

―ドゴォォンッ!ドゴォォンッ!―

 

 

『ッ?!』

 

 

突然二人のいた場所に砲撃が放たれ、二人は驚きながら辺りを見回した。すると突如周りの茂みから数体のレジェンドルガ達が現れて進とこなたを包囲していく。

 

 

進「な、なんだよコイツ等!?おいこなた!コイツ等一体なんだ?!」

 

 

こなた「えっと、確かコイツ等は…レジェンドルガ!キバの映画に出て来た怪人だよ!」

 

 

進「キバの…?まさか俺達…キバの世界に戻って来たのか!?」

 

 

こなた「わかんないけど…でも気をつけて!コイツ等はファンガイアと違って目茶苦茶強いから…!」

 

 

進とこなたは背中合わせにレジェンドルガ達を警戒する。一方でレジェンドルガ達は二人を見て何かを話していた。

 

 

『こいつがディケイドか?』

 

 

『いや、確か奴が連れていたのは男だと聞いていたが…』

 

 

そう、実はこのレジェンドルガ達はクアットロが零と優矢に向けて放った追っ手だったのだが、進とこなたは運悪く、二人を探していたそのレジェンドルガ達に見つかってしまったのだ。突然の事に戸惑う二人を他所に、レジェンドルガ達はゆっくりと二人に近づいて来る。

 

 

進「チッ、仕方ねぇな…。行くぜ!こなた!」

 

 

こなた「うん!」

 

 

二人は互いに呼び掛け合い、カメラの様な形をした変身ツール…零と同じディケイドライバーとセカンドドライバーを腰に装着すると、左腰に現れたライドブッカーからカードを取り出して変身のポーズを構えた。

 

 

 

進「変身ッ!」

 

 

『KAMENRIDE:DECADE!』

 

 

 

こなた「変身!」

 

 

『KAMENRIDE:SECOND!』

 

 

 

バックルにカードを装填すると電子音声が響き、二人の周りにそれぞれ別のシルエットが現れる。それらが二人に重なると、こなたはディケイドに酷似した灰色のライダー『セカンド』に変身し進は『ディケイド』に変身してその姿を変えた。

 

 

そう、彼は……元道進は零とは違う別の並行世界に存在するディケイド。零達の世界と同じ様に滅びの現象によって滅びようとしている自分達の世界を救う為にライダー達の世界を旅する仮面ライダーだったのだ。

 

 

『ッ?!やはりコイツがディケイドだったか!!』

 

 

ディケイド(進)『何だ…?コイツ等俺を知ってるのか?』

 

 

二人に身構えるレジェンドルガ達を見て疑問府を浮かべるディケイド(進)。

 

 

『だが報告ではディケイドと一緒にいたのは男だったのだろう?!まさか…あの女は男かッ?!』

 

 

セカンド『んなッ?!わ、私はれっきとした女だぁぁぁぁぁぁぁーーッ!!!』

 

 

ディケイド(進)『何か話が噛み合わねぇが…とにかくコイツ等を倒すか!行くぞこなた!』

 

 

ディケイド(進)とセカンドはライドブッカーをソードモードに変え、レジェンドルガ達に突っ込んで戦闘を開始した。

 

 

 

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