仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第四章/魔界城の世界④

 

―魔界城・廊下―

 

 

アースキバットに案内され、彼等の本拠地『魔界城』へとやって来た零となのははアースキバットの後ろをついて異様に長い廊下を歩いていた。

 

 

零「はあー……結構立派な城なんだな……」

 

 

城の内部の豪華な作りに率直な感想を口にする零。

 

 

アースキバット「そうであろう?この城は数千年もの歴史ある城でな。我々にとってもこの城は貴重な宝の一つなのだ」

 

 

零「なるほど……」

 

 

やけに得意げなアースキバットに適当に相打ちを打ちつつ、零はなのはに視線を向けると、なのはもこちらへと視線を向けて互いに小声で会話する。

 

 

零(なのは、あの二人は?)

 

 

なのは(大丈夫、ちゃんとお城に入ってそのままヴィヴィオを探しにいったみたいだよ)

 

 

零(そうか…よかった…)

 

 

零は心中で安心すると目の前のアースキバットに視線を向けた。取りあえず今はあの二人がヴィヴィオを助け出す事を信じよう。そう考えているとなのはが再び話し掛けて来た。

 

 

なのは(ねぇ零君?私……あのコウモリさんが言ってた主って人の事で、少し気になってる事があるんだけど…)

 

 

零(……何か気づいたのか?)

 

 

なのは(うん……何となくではあるけど……零君も、もしかして気付いてる……?)

 

 

零(……俺もなんとなくだけどな………捕まったはずのナンバーズがこの世界にいるなら、"奴"がいても可笑しくない…)

 

 

二人は会話の中で、ある男の姿を頭の中に思い浮かべた。自分の望みを叶える為に生体改造や戦闘機人など人の道を踏み外した研究を続けヴィヴィオやナンバーズ達を利用して管理局に反乱を起こした科学者。

 

 

その科学者の反乱は零達の世界で『JS事件』としてその名を残しその事件後、第9無人世界の「グリューエン」に存在する軌道拘置所に投獄されていたはずだが、もしその男がこの世界にいるのだとしたらクアットロ達がヴィヴィオを狙った理由も頷ける。そんな時……

 

 

アースキバット「──さぁ、着いたぞ。この扉の先が主達のいる……王座の間だ」

 

 

アースキバットの声で会話を切り上げ、二人はそこで一旦思考を中断し目の前に目を向ける。そこにあったのは石造りで出来た巨大な扉。アースキバットは二人を扉の前まで案内すると何処かへと飛び去っていった。それを見送った零は巨大な扉に歩み寄って扉に手を掛ける。

 

 

零「……よし、行くぞ」

 

 

なのは「…うん」

 

 

二人は警戒心を強め、巨大な扉をゆっくりと開けると、王座の間へと足を踏み入れた。

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

 

──一方その頃、魔界城に侵入したスバルとティアナはヴィヴィオを探して魔界城の中を駆けずり回っていた。

 

 

スバル「ねぇティア!忍び込んだのはいいけど、これからどうするの?!」

 

 

ティアナ「取りあえず部屋を一つ一つ探すしかないでしょ!出来るだけ早くヴィヴィオを見つけて零さんとなのはさんの所に戻らないと!」

 

 

二人は目に映る部屋を全て調べていくが、見る部屋見る部屋が空部屋ばかり……。

 

 

スバル「え~ん!ヴィヴィオ~!どこにいるの~!?」

 

 

ティアナ「いいからさっさと探しなさいよ!ほら、次はあっちの部屋!」

 

 

やはり城という事もあり、広い上に部屋の数も多すぎる。そんな中で一人の少女を探すのは困難だ。それでも二人は片っ端からそれらしい部屋を調べてヴィヴィオを探していく。そんな時……

 

 

スバル「えっと……あれ?ねぇティア、あれ何だろ?」

 

 

ティアナ「え?」

 

 

スバルが廊下の曲がり角を曲がると何かに気づき、その方を指で示す。其処にあったのは…

 

 

ティアナ「階段…?」

 

 

其処にあったのは、地下へと続く薄暗い階段だった。二人はそれに近寄ると階段の奥を覗いた。奥は不気味な程暗くて何も見えず何処か怪しく感じる。だが、この奥から微かに声の様なものが聞こえて来る。

 

 

スバル「ティア…もしかして!」

 

 

ティアナ「えぇ、もしかしたらヴィヴィオはこの奥に……行くわよスバル!」

 

 

スバル「うん!」

 

 

もしかしたらヴィヴィオはこの奥に捕まってるのではと予想し、二人は地下へと続く薄暗い階段を駆け降りて奥へと進んでいった。

 

 

 

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