仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT 作:風人Ⅱ
―郊外の森―
―ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッッッッッッ……!!!!!!―
深夜の暗闇に包まれる森の木々を薙ぎ倒して、巨大な黄金の像はまるで蜘蛛のように桜ノ町を目指して突き進んでいく。どんな手段を使ったのかは知らないが、リアから神権を奪った黄金魔神像は行く手を阻む障害を全て破壊しながら夜の森を駆け抜け、その遥か後方からはディケイド・アマテラスフォームが風を切って追って来る姿があった。
ディケイドA『クッ……間近で見るとほんっとにデカイな、あの像っ……!』
咲夜『全長300m以上な上、先程幻魔神から奪った神氣で全身がコーティングされて強度も増しているっ……真っ向から相手にするのはどう考えても無理だぞっ!』
それにサイズ差があり過ぎる以上、あの像を足止めしながら戦うのも不可能だ。このままではどうあっても黄金魔神像の町への侵入を許してしまう事になるが、ディケイドは今のスピードを緩めずに桜神剣を双剣に切り替えた。
ディケイドA『それならそれで戦い様はあるっ……先ずは場所を変えるぞっ!』
『SOL!MAXIMUM DRIVE!』
―ブザアアアアアアアアアアアアアァァァァァーーーーーーッッッ!!!!!―
ソルメモリがセットされた右手の桜神剣のトリガーを引いてマキシマムドライブを発動させ、刀身に纏った炎を斬撃波にし黄金魔神像に目掛けて勢いよく飛ばすディケイド。
しかし黄金魔神像もそれに反応したのか、桜ノ町を目指して動かしていた四足をピタリと止めて上半身のみを振り向かせると、人型の異形の目から巨大な閃光を放って炎の斬撃波を打ち消し、そのままディケイドにも閃光が襲い掛かるが……
―ブオォンッ!!―
閃光がディケイドを貫いた瞬間、なんと閃光はディケイドの身体をすり抜けてしまったのだ。そしてディケイド……否、ディケイドが生み出した残像は幻のように徐々に消えていき、黄金魔神像もそれがディケイド本体ではないと気付きディケイドの姿を探して周囲を見渡していた。その時……
―シュウゥゥゥッ……シュパアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアッ!!!!―
黄金魔神像の頭上から突如、桜色の極光が発生したのであった。それに気付いた黄金魔神像が頭上を見上げてその光の正体を確かめようとするが、光は既に周囲に広がって黄金魔神像をも包み込んでいき、次の瞬間、黄金魔神像は極光と共に何処かへと消えてしまったのだった。
◇◆◇
―海上―
―ブオォォンッ……ドッバアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーアァンッッッッ!!!!!!―
そして、桜ノ町から離れた場所に位置する海域の上に突然桜色の極光が出現し、其処から黄金魔神像が飛び出して海に叩き付けられていった。更に、黄金魔神像から離れた位置にも桜色の極光が現れ、其処から黄金魔神像をこの場に強制転移させた張本人のディケイドが姿を現した。
ディケイドA『此処なら、周りの被害を気にする必要もない……!』
咲夜『残り時間1分っ……!急げ零っ!こっちももう時間がないっ!』
ディケイドA『分かってるっ!』
焦る咲夜にそう言いながら両手の桜神剣を連結させて一つにし、黄金魔神像に向かって全速力で突っ込んでいくディケイド。態勢を崩していた黄金魔神像も身を起こしながらディケイドに目掛けて再び瞳から閃光を撃ち放つが、ディケイドはそれをかわすように上空へ飛び上がり、黄金魔神像の頭上を飛び越えながら桜神剣から砲撃を乱射していく。
―バシュウゥゥッ!!!バシュウゥッバシュウゥッバシュウゥゥッ!!!―
『ゥッ……オオオオオオオオオオッ……!!!』
―ドガアアアアァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーアァァンッ!!!!―
無数の砲撃が黄金魔神像の上半身に次々と降り注いで大爆発を巻き起こし、黄金魔神像の上半身の頭が爆煙に覆われていく。そして、黄金魔神像が動きを止めた隙にディケイドは桜神剣を再び双剣に切り替え、グレイシアメモリが装填された左手の剣を逆手に持ち海に突き刺して引き金を引いた。
『GLACIER!MAXIMUM DRIVE!』
―パキッ、パキパキパキパキパキパキパキパキパキッ……!!!!!―
咲夜(ッ!海が凍り付いていく……?)
桜神剣からの電子音声と共に剣の刃から神氣の冷気が放たれ、ディケイドが剣を突き刺す地点を中心に黄金魔神像の下まで海が一瞬で凍り付いていくが、咲夜はディケイドの行動が読めず怪訝な反応を浮かべ、黄金魔神像はその間にも態勢を立て直しディケイドに再び攻撃しようとする。が……
―……ツルッ!―
『……?!!』
―ズドオオオオォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーオォォンッッッ!!!!!―
黄金魔神像が一歩前へ踏み出した瞬間、氷の上で足を滑らせて再び態勢を崩したのであった。
咲夜『そうか、この氷の上でなら……!』
ディケイドA『足場の自由を奪えば、あの巨体を支え切る事は出来ない筈だ……此処で決めるぞっ!!』
これで黄金魔神像は簡単に立ち上がる事は出来ない。海に突き刺した剣を抜いて再び桜神剣を連結させると、ディケイドはトリガーを引いてマキシマムドライブを発動させた。
『SOL!MAXIMUM DRIVE!』
『GLACIER!MAXIMUM DRIVE!』
『……!!!』
―ギュイィィッ……バシュウゥッ!!!バシュウゥッ!!!バシュウゥッ!!!バシュウゥッ!!!―
桜神剣から立て続けに響く電子音声と共にディケイドが桜神剣を構えて勢いよく飛び出し、それに気付いた黄金魔神像が態勢を立て直せないまま下半身の異形の口からエネルギー弾を連続で撃ち出し、ディケイドを接近させまいと乱射していく。しかし……
―ドガアァァンッッ!!!ドガアァンッドガアァンッドガアァンッドガアァァァァァアンッッ!!!!―
ディケイドA『ハアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!』
ディケイドは黄金魔神像の下半身の異形の口から次々と放たれるエネルギー弾の雨をかい潜り、凍りついた海面にエネルギー弾が着弾して巻き上がる大量の氷の破片を回避して突き進む。そして、臆する事なく突っ込んで来るディケイドを見て黄金魔神像も効果的な別の攻撃に移ろうとするが、それよりも速くディケイドが黄金魔神像の上半身へと肉薄し桜神剣の切っ先を額に突き刺していった。
―ズシャアアァッ!!!―
『グッ……?!!ゥウオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!!!!!』
ディケイドA『グウッ!!クソッ!!大人しくしろッ!!』
咲夜『残り33秒だ!!急げ零ッ!!』
額に剣を突き刺されもがき苦しむように黄金魔神像が上半身を激しく振り回していくが、ディケイドは必死に離れまいと更に深く黄金魔神像の額に桜神剣を突き刺し、左腰のライドブッカーをガンモードに展開して黄金魔神像の目の中に銃口を滑り込ませた。
―ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガアァンッ!!!!―
『ッッッ!!!?』
咲夜『あと24秒ッ!!』
目の中を直接攻撃されたのが思ったより効いたのか、黄金魔神像はよりいっそうもがき苦しみディケイドを力付くで払い退けてしまうが、宙に投げ出されたディケイドは咄嗟に立て直してライドブッカーを左腰に戻しカードを取り出した。
ディケイドA(やはり内側が外側を攻撃されるよりも効果的か……なら……!)
『FINALATTACKRIDE:DE・DE・DE・DECADE!』
バックルにカードをセットしスライドさせると、電子音と共にディケイドと黄金魔神像の間にディメンジョンフィールドが形成されていく。そしてディケイドは桜神剣を構え直して九枚のディメンジョンフィールドへ飛び込み、目を攻撃され怯む黄金魔神像の頭部……先程桜神剣を突き刺した時に付けられた巨大な傷に目掛けて突っ込んだ。
咲夜『残り16秒ッ!!』
ディケイドA(同じ場所に全力の一撃を叩き込んでっ、すかさず其処へトドメを刺すっ!!!)
狙うは一点集中。今の状態ではこれだけの図体の敵を完全に破壊する事は不可能だが、機能を停止させ海に沈めるぐらいなら出来る筈。そう思案しながら最後のディメンジョンフィールドを潜り抜け、気合いの雄叫びと共に掲げたディケイドの剣が黄金魔神像の額の傷に目掛けて振り下ろされた。が……
『―――それは困るな……この像にはまだ利用価値がある。破壊されるのは勘弁願いたい』
―ギュイィィィィィッ……バチイイイイイイイイイイイイイイィィィィィィィィィィーーーーーーーーーーーーーーイィッッッッ!!!!―
ディケイドA『……ッ?!何っ?!―ガシイィッ!!―ウグアアァッ?!』
咲夜『?!零?!』
最後のフィールドを抜けて黄金魔神像に必殺技を叩き込もうとしたその時、突如ディケイドの頭上から稲妻状の光線が降り注ぎ、ディケイドを拘束してしまったのだった。突然の事にディケイドも咄嗟に反応出来ず動きを封じられてしまい、困惑を隠せぬままその光線が放たれてくる方に視線を向けると、其処には……
『―――それが神と一つになって手に入れた姿か……どうやら、私の知らない所でそれなりの修羅場を潜り抜けてきたようだな』
ディケイドA『?!おまえ、はっ……?!』
黄金魔神像の頭の上に悠然と佇む銀色……廃ビルでの戦いでギルデンスタンを追い詰めた際に突如現れ、リアが復活した際には何処かに姿を消したはずの銀色の魔人の姿があり、その左手からはディケイドを拘束する光線が放たれていたのであった。
咲夜『こ、こいつ、いつの間に黄金魔神像の上に?!』
ディケイドA『グッ!クッ……お前っ、幻魔神にギルデンスタンが殺されてっ、姿を消した筈じゃっ……?!』
『そのまま尻尾を巻いて逃げ去ったとでも思ったか?そんな筈がないだろう……お前達が復活した幻魔神と戦っている間、私は密かに準備を進めていただけだ』
咲夜『準備?……ッ!ま、まさか……?!』
銀色の魔人のその言葉から何かに気付いたのか、咲夜がハッと息を拒み、銀色の魔人は黄金魔神像を見下ろしながら淡々と言葉を続けた。
『黄金魔神像は幻魔神から神権を奪い、それを動力源として起動するが、その為の引き金は誰かが引かねば意味はない……だから私が頃合いを見てそれを引いた。幻魔神がお前達を倒しても良し、お前達が勝とうと、コレが残ってさえいれば幻魔神など不要なのだからな』
ディケイドA『ッ!要するにコイツが動き出したのはっ、お前が一枚噛んでたって事かっ―シュウゥゥッ……―……ッ?!』
黄金魔神像の起動を促した犯人であると自ら暴露する銀色の魔人を睨み付け拘束から逃れようと必死にもがくディケイドだが、そのとき、ディケイドの身体から無数の淡い光の粒子が立ち上り始めた。
咲夜『まずいっ……!離脱するんだ零っ!!このままでは変身がっ!!』
ディケイドA『クッ!!』
その現象が意味するのは、アマテラスフォームを維持出来る時間がもう残されていないということ。余裕のない焦りに満ちた声で咲夜がディケイドに離脱を促し、ディケイドも慌てて転移を使い拘束から逃れて離脱しようとするが……
『……逃がすと思っているのか?』
―ドバアアァッッ!!!―
ディケイドA『ッ?!何っ……?!』
そうはさすまいと、銀色の魔人が左手を掲げたと共に黄金魔神像の両肩の装飾に飾られた男面と女面が独りでに浮き上がった。そして男面と女面は無数の数へと分裂してディケイドを包囲するように散開し、様々な方向から一斉にディケイドに襲い掛かった。
『ヒヒヒヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!!!』
『アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!!!』
―ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガアァッッッ!!!ズガアアァァァァァァァァァァアアッッッ!!!―
ディケイドA『グッ!!?グゥアァァッ!!!』
咲夜『零ッ?!!』
不気味な笑い声と共に容赦なく降り注いでくる男面と女面に全身を殴り飛ばされ、防ぐ事も逃げる事も叶わず一方的に痛め付けられる事しか出来ないディケイド。そして男面と女面は一斉にディケイドへと密集して動きを完全に封じていき、その隙に黄金魔神像は口の中に膨大な神氣を収束させてディケイドに狙いを定め、そして……
『トドメだ……』
咲夜『?!れ――ッ!!!』
ディケイドA『……?!!』
―ギュイィッ……バシュウウウウウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッッッッ!!!!!!!―
ディケイドA『グッ……グアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ?!!!!!』
―ドッガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーアァァァァンッッッッッッ!!!!!!!!!!―
……黄金魔神像の口に収束された膨大な神氣が巨大な閃光と化して一気に放出され、その光は無数の男面と女面に捕まるディケイドを一瞬で呑み込んでしまった。そうして、ディケイドを呑み込んだ閃光は海を真っ二つに切り割りながら数キロほど離れた先に存在する無人島へと着弾し、直後にドーム状の爆発が島の大半にまで一気に広がっていったのであった。
『……神を付き従えようとも所詮この程度か……思ったより期待外れだったな』
閃光の中に消えディケイドが吹っ飛ばされた遥か彼方の無人島を見据えながら、落胆した様子で肩を落とす銀色の魔人。そして残った男面と女面を元の位置へと収める黄金魔神像を一度見下ろした後、桜ノ町がある島へと目を向けた。
(まあいい……此処からは予定通り、あの町の人間全てを洗脳してこの像の性能を確かめる。大ショッカーに取り込むに値する兵器かは、その後で決めれば――)
「―――デモンズ、スラッシュッ!!!」
『エクス――カリバァアアアアアアアアアアアアアッ!!!』
―ドグオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオォンッッッ!!!!―
『――ッ?!』
―ドガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアンッ!!!!―
黄金魔神像の進路を島に向かわせようとしたその時、背後から突如二つの攻撃が放たれて黄金魔神像に襲い掛かってきたのだ。銀色の魔人はそれに気付いたが、黄金魔神像の巨体でそれをかわし切る事は出来ず背中に直撃を受けて僅かに動きを止めた。
そして銀色の魔人も思わずバランスを崩しそうになるも何とか耐えて今の攻撃が放たれてきた方に振り返ると、其処には、黄金の剣と右足を振るった態勢のまま上空に浮遊する二人組……ドールが変身したルーノと飛行ユニットを身に付けたアシェン、そしてその背後には背中から蒼の翼と紅の翼を生やした鬼王と龍王の姿があったのだった。
ルーノ『かぁーっ!やっぱチョーかてぇあの像さん!エクスカリバー喰らってもまだピンピンしてやがりますぜ!』
『……人形共にこの世界のライダー共か……懲りずにまた来るとは』
アシェン「……?あの銀色は……」
龍王『あの盗っ人が言っていたギルデンスタンの協力者か……!』
黄金魔神像の頭の上に立つ銀色の魔人を目にし、咄嗟に武器の切っ先を突き付け構える龍王。因みに彼女が言う盗っ人とは大輝の事であり、ノエルと折夏を助け出した彼女達は此処に辿り着く前になごみと共に回収した大輝から一通りの話を聞いていたのだが、鬼王は其処である事に気が付いて辺りを見渡していく。
鬼王『……?零と桜ノ神がいない……あの二人を何処にやったの?!』
先行して黄金魔神像を止めに向かった筈のディケイドの姿がなく、しかも周囲は悲惨な光景と化している。そんな不穏な状況から嫌な予感を感じた鬼王が銀色の魔人に向けて叫ぶと、銀色の魔人は遥か遠方の爆煙が立ち上る無人島を顎で指し……
『奴らを助けに来たのならば手遅れだ……あの二人は既に冥府へ墜ちた。守り神と世界の破壊者というのも、名ばかりだったな』
龍王『っ?!なん、だとっ……貴様ぁっ!!』
ルーノ『落ち着いて下さい紗耶香さん。あのお二人はそう簡単に死ぬようなタマじゃありませんし、きっと無事ですよ』
アシェン「そうですね……姫様の不死と零様のG並のしぶとさを信じて、此処はノエル様に連絡してお二人の回収を要請しましょう。私達はこの巨像が桜ノ町へ向かわぬよう、此処で食い止める事に専念すべきかと」
鬼王『……それが出来るのは、今私達だけだから、か……そうね。前回だってあの二人に良い所を持っていかれっぱなしだったし……今回は休憩しててもらおうかしらっ!』
心配と不安がないかと問われれば勿論あるが、それを拭うように叫び黄金魔神像と銀色の魔人に向かって刀を構える鬼王。
それに続くようにアシェンと龍王もそれぞれ拳と刀を構え、ルーノも後方で待機してるノエルの大型ヘリに通信を繋ぐ中、銀色の魔人もそんなルーノ達を見回して軽く鼻を鳴らすと、背後から出現した歪みの壁に入って黄金魔神像の内部……室内全体が全て金が出来たコックピットへと転移し、黄金魔神像を操る舵を手にしていく。
『良かろう。どの道貴様達も始末するつもりだったのだからな……今度は私自らの手で、貴様等を消滅させてやろう……!』
『オォォォォオオオオォォォォオオオオォオォォォォオォォォオオオオォッッッ…………!!!!!!』
高らかにそう宣告しながら銀色の魔人が勢いよく舵を回したと共に、黄金魔神像がまるで怨霊の嘆きのような叫び声を上げてルーノ達へと襲い掛かり、ルーノ達も咄嗟に散開して四方から黄金魔神像に攻撃を仕掛けていくのであった。