仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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番外編/期待の新星!魔法少女☆カレイドダイヤ!そのいち☆

 

 

―とあるライダーの世界―

 

 

零達が現在滞在するとあるライダーの世界の遥か上空。

 

 

雲一つないその晴天の空をプカプカと浮遊する、ある一本の『ステッキ』の姿があった。

 

 

 

 

ダイヤ『―――はぁーあ、折角祐輔に新しいトラウマを植え付けようと楽しんでたのにぃ。マスターったらちょっとは空気を読んで欲しいわよねぇー』

 

 

 

 

ぶーぶーと不満を垂らしながら空を浮遊するその如何にも怪しいステッキの名は、愛と正義のラブリーステッキ、『マジカルダイヤ』。別称、トラウマ無限製造機。

 

 

零の異世界の友人の一人である早瀬智大が、彼の世界の『魔導元帥』から位を譲り受けた後の最初の制作品として作り上げたカレイドステッキ達の末妹である。

 

 

ダイヤ『ふー……にしても、最近洗脳ばっかりで段々とマンネリ化しつつあるわねえ……何か刺激が欲しいわー、刺激が。危篤状態の半死半生の人間が出血多量で、その辺にでも転がってないかしら?』

 

 

……そしてこの発言から察する通り、中身もカレイドステッキの長女さん以上に危険な思考の持ち主である。

 

 

刃向かう輩はぶっ潰します、破壊しますと、その思考回路が何処ぞのミスブルーを彷彿とさせるのは恐らく気のせいではない。

 

 

ダイヤ『……ん?血と言えば……そういえば私、まだ他のステッキ達みたく誰かと契約を交わしてなかったわよね?』

 

 

漸く思い出したかのように、自分……というかカレイドステッキの本来の用途を思い出したダイヤ。だが、何故だか嫌な予感しかしない。

 

 

ダイヤ『……うん、そう、そうよ!今まで私のマスターは一人だけ、他はイラネとか思ってたけど、よくよく考えると、ソレって私の従順な手足である下僕を作れるってコトじゃないの!』

 

 

※本来は違います。"本来"は。

 

 

ダイヤ『今店に戻った所で、マスターに捕まっておしおきされてしまうのは目に見えているわ……だったらその理不尽な運命を破壊してくれる、私に従順(という名の洗脳)な下僕(マスター)を見つけて、(本人の意志とは関係無しに)私を救ってもらえばいいじゃない!』

 

 

言っている本人がなんとも理不尽な横暴を口にし盛り上がっているが、ダイヤは其処でグニャリと、まるで人間が首を傾げるような感じで柄の部分を曲げた。

 

 

ダイヤ『だけど肝心なのはその下僕(マスター)候補ねー……この私と契約させてあげるのだもの。普通の小娘とか論外。っていうか、魔法少女を女にやらせるとか普通過ぎて面白くないから却下ね。あんまトラウマになってくれなさそうだし』

 

 

その横暴っぷりは止まるところ知らず。面白くない、トラウマになってくれなそうという理由で、何と魔法少女の大前提である『変身者が女の子』という条件を切り捨ててしまうダイヤ。と、そんな時……

 

 

―……ビビビビッ!―

 

 

ダイヤ『ん?この反応……あはっ、いいカモを見付けたわ☆』

 

 

先端にアンテナを生やして何かを受信し、顔があればものすごく良い笑顔をしてそうな声でバビューンッ!と何処かに飛んでいってしまった。……嫌な予感しかしない。

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

―光写真館・浴場―

 

 

―ゴシゴシゴシゴシゴシッ……―

 

 

零「………………」

 

 

―ゴシゴシゴシゴシゴシッ……―

 

 

零「………ぐっ………」

 

 

―ゴシゴシゴシゴシゴシッ……―

 

 

零「ぬぁああああ!落ちん!全く落ちんぞ!何なんだこのしつっこい粘りはっ!」

 

 

パシンッ!!と、浴槽の中を必死に、丹念にタワシで浴槽を磨き続けていた黒月零が声を荒げて立ち上がりながらタワシを浴槽の床に叩き付けてしまい、一緒に彼と風呂場の掃除をしてたスバルとエリオが苦笑し、なのはが呆れた表情で零に目を向けた。

 

 

なのは「もうっ、叫んでる暇があったら手を動かしてよっ。このままじゃホントに終わらないでしょっ」

 

 

零「叫びたくも泣きたくもなるわ!見ろ!この浴槽中に固まってヘドロのごとくへばり付いてる『チョコ』!擦っても擦っても全く落ちん!もう半日以上経ってるのに一向に終わる気配がせんぞ!」

 

 

休む事もなく浴槽をタワシで擦り続けたせいで震える右手で零が指差したのは、洗剤の泡塗れになった浴槽中に塊となってへばり付くチョコであり、よく見れば風呂場全体にも同じような塊や後が染み付いている。

 

 

エリオ「まあ、アズサさんが以前巨大イモの怪獣の件でお世話になったっていう、知り合いの方に頼んで取り寄せた特別なチョコらしいですからねっ。多分普通のチョコとは色々違うんだと思いますけど……」

 

 

零「……そのチョコを風呂一杯に入れて、チョコ風呂なんかにするとは思いもしなかったがな……しかも前例があるから、やはりまともな物じゃなかったし……」

 

 

スバル「アハハハハッ……アレはホントに驚きましたよねえっ。まさか、チョコが怪獣になるなんてっ」

 

 

どうして浴場がこんなにもチョコ塗れになってしまっているのか。

 

 

その経緯を一から説明すると、事の発端は数日前アズサがヴィヴィオに絵本を読み聞かせていた際に、その絵本に出てきた『お菓子のお風呂』にヴィヴィオが興味を持ち、一度で良いから実際に見てみたいと言ったのだ。

 

 

そんなヴィヴィオの些細な願いを叶えようと、アズサが知り合いに頼んで取り寄せたチョコを風呂場一杯に入れてチョコ風呂を完成させた……のはまだ良いのだが、完成させた直後にそのチョコが突然変異し、宇宙怪獣と化してしまったのである。

 

 

その後はもうしっちゃかめっちゃかであり、宇宙怪獣と化したチョコは風呂場を拠点に更に巨大化しようとし、騒ぎを聞き付けた零達が駆け付けてどうにか撃退したものの、風呂場は撃退した宇宙怪獣の残骸が飛び散りチョコ塗れになってしまった。

 

 

で、朝からこうして風呂場の掃除を続けているのだが、半日以上経っても汚れは落ちず作業は滞ってしまっているのだ。

 

 

零「ああクソっ……ところで、アズサの奴はまだ戻って来ないのかっ?」

 

 

なのは「え?あ、うーんと……確かこのチョコを取り寄せた知り合いの人の所に、こういう落ちにくい汚れとか何でも落とせる洗剤があるって言って出ていったけど……まだ戻って来ないね……」

 

 

スバル「あ、だったら一回アズサに連絡してみますか?全員疲れてますし、休憩を挟むっていうのも兼ねて!」

 

 

零「っ……そうするか……なのは、一度アズサに連絡してくれるか?後、スバルとエリオもリビングで休んでていいぞ」

 

 

エリオ「え?零さんは?」

 

 

零「俺はちょっと此処で窓の風に当たってから行く……あぁ、ついでに飲み物を用意しててくれると助かる」

 

 

スバル「分かりました!」

 

 

なのは「じゃ、先に行ってるね?」

 

 

ビシッ!と零に敬礼するとスバルとエリオはタオルで足を拭いてからリビングに向かい、なのはもアズサに連絡を入れる為にその後を追い掛けて浴場を後にしていった。そして零はそれを見送ると、浴槽の縁に腰を下ろして全開された窓の向こうの空を眺めた。

 

 

零「アッツっ……はぁ……にしても随分晴れ晴れとした青空な事で……こんな日は写真が見栄えよく撮れるんだが……」

 

 

そんな隙もないかぁと肩を落として溜め息を吐き、首に掛けたタオルで汗を拭っていた。その時……

 

 

 

 

―……キラーンッ……―

 

 

零「……あ?何だ?」

 

 

 

 

窓の向こうの空で、何かが光った。それに気付いた零が訝しげな顔で僅かに身を乗り出し、目を細めると……

 

 

―キィィィィィィィィィイィィィィィィッ……!―

 

 

零「……?何だアレ?鳥……じゃないか」

 

 

―ィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイッ……!!―

 

 

零「というか……何か……」

 

 

―イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ……!!!―

 

 

零「こっちへ……近づいて来て―――」

 

 

 

 

……まるで流れ星の如く、一本の『ステッキ』が猛スピードでこちらへ飛来して来るのが見え―――

 

 

『ハァーーーイッ!ダイナミックおっじゃまぁぁぁぁーーーーっ!!!!』

 

 

零「って危ねぇええええええええええええええっっっ!!!!?」

 

 

―ブザアアアアアアアアアアアアアッ!!!!―

 

 

飛来してくるステッキが自分の顔面目掛けて飛んで来ている事に気付き、咄嗟に絶叫と共に全力で顔を逸らすが、完全にはかわし切れずステッキのヘッド部分の羽が零の頬を引き裂いた。思いっきり、肉ごとザックリと。

 

 

―ブシャアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァッ!!!!―

 

 

零「グアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!?イッタァアアアアアアアアアアアッ!!!?血がっ、血がアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ?!!!!」

 

 

『あららら、手っ取り早く済ませようとしてザックリ行き過ぎたわね。噴水みたいよ、スッテキ~☆』

 

 

浴槽から滑り落ちて後頭部を強打しただけではなく、ステッキの羽で肉ごとザックリやられた頬から血の噴水を噴き出しのた打ち回る零。

 

 

そしてステッキ……ダイヤが無駄にびっしょりとグロテスクに自分の羽に付いた血を見て採血(認証)の完了を確認すると、零はビチャビチャッと頬から滴り落ちる血を押さえながら四つん這いになり、ダイヤを強く睨みつけた。

 

 

零「ァ……て、てめえぇっ……人様の家の窓からいきなり闇討ちとかっ……一体何者だぁっ……」

 

 

ダイヤ『闇討ち?失礼ねぇ。私、別にそんな事の為に此処へ来た訳じゃないのよ?』

 

 

零「あぁっ……?」

 

 

困惑と敵意を込めて睨みつけて来る零にそう言うと、ダイヤはクルリと回転して宙に浮き、パパパンッ!と背後で花火を鳴らしながら自己紹介した。

 

 

ダイヤ『私の名前を聞きたいなら、教えてあげる。私の名前は愛と正義のマジカルステッキ、マジカルダイヤ!貴方の願いを叶えに来てあげたのよ!さぁ、私を手に取りなさい!そうすれば(私に都合のいいだけの)望みを叶えてあげる!』

 

 

零「………………」

 

 

急な展開に頭が付いていかない。あまりに突然の出来事だったが、一つだけ、自分の直感が告げていた――。

 

 

零(こいつ……果てしなくうさんくせぇっ……)

 

 

ダイヤ『ああん?今うさんくさいとか思ったでしょ?なに?私の言う事が嘘だと思ってんの?ふざけてる?脳みそカチ割る?』

 

 

零「ほらぁ!コイツなんかもうナチュラルに人の心読んでる上に黒いの隠し切れてないしっ!何でお前が切れてんだっ!」

 

 

ダイヤ『おっと、つい素が……』

 

 

もう初っ端から物騒な口調に変わり始めたダイヤから危険な臭いを嗅ぎ取り警戒心を強める零だが、ダイヤはコホンと背後で咳ばらいし零と向き直った。

 

 

ダイヤ『まあでも、どんな望みも叶えてあげるってのはホントよ?何か困ってるみたいだしぃ、コレは愛と正義のカレイドステッキとしては見逃せないかなぁ~って』

 

 

零「愛と正義のステッキが血を流すような事してどうするんだよ……それに、別にいきなり現れたお前なんぞに叶えてもらいたい願いなんか――」

 

 

ダイヤ『ホント~にぃ?別にどんな些細な願いだっていいのよ?この質素な浴場をピカッピカッにするとかは勿論、鈍感を治したい!とか』

 

 

零「ぬ……」

 

 

ダイヤ『女心を分かるようになりたい!とか、誰にも出来ない筈の願いを叶えてあげられるんだけどぉ~』

 

 

零「…………」

 

 

ぷらーんぷらーんと、まるで零を誘惑するかのように自分の身体を揺らしてそう囁き掛けるダイヤ。そして零はそんなダイヤが告げた願いの内容を頭の中で何度もリピートさせながらジッとダイヤを睨むが、すぐにハッと我に返りダイヤから顔を逸らした。

 

 

零「そ……そんな願いには騙されんぞ?そんな上手い話がある訳ないんだからな。お前なんかの話にまんまと乗って、痛い目を見るのは御免だ」

 

 

ダイヤ『……ふーん、そう……じゃあアンタは諦めてあげるわ。その代わり、奥にいる女の子達の願いでも叶えて来ようかしらねぇー』

 

 

零「………はっ?な、んでそうなるっ?!」

 

 

ダイヤ『だって、このまま何もせずに帰るだなんて癪に障るじゃないの?だったらアンタの代わりに、奥にいる子達の願いを叶えてから気分よく帰った方がマシよ。それじゃ~』

 

 

零「ちょっ、待てっ!!ふざけろっ!お前みたいなうさんくさい奴をアイツ等に会わせられるか!!」

 

 

こんなあからさまに危険そうな奴をなのは達、特に、他の奴らより純粋な子供組に会わせたら、写真館史上最悪の事件が起こるのは目に見えている。そんな奴をみすみす行かせる訳にはいかないと、浴場から出ていこうとするダイヤを慌てて背後から掴んで引き留める零。しかし……

 

 

ダイヤ『―――ふっ、想定以上にちょろかったわね……』

 

 

零「……は……?」

 

 

―ガクンッ……―

 

 

ダイヤが不穏な呟きを漏らしたと同時に、零の身体が突然硬直してしまった。まるで、身体の自由を"何か"に奪われたような。

 

 

零「なっ……ぐっ……お、まえ……俺に……何を……?!」

 

 

ダイヤ『ふふふふふふっ、血液によるマスター認証と接触による使用の契約……すべて滞りなく頂いたわ!これで晴れて、貴方は今日から私の手足となる従順な下僕(マスター)よ!』

 

 

零「ハアァッ?!な、にを勝手な……?!」

 

 

―ドバアァァッッッッッ!!!!!!―

 

 

とんでもない事を高らかに叫ぶダイヤに反論しようとしたその直後、零の足元に巨大な魔法陣が展開され、魔法陣から放たれた膨大な魔力が零を飲み込んだ。

 

 

零「こ、今度はなん……っ?!」

 

 

ダイヤ『ハーハッハッハッハッ!このままの勢いで、一気に多元転身(プリズムメイク)と洗脳と女体化に逝くわよッ!コンパクト・フルオープン!境界回廊、最大展開!』

 

 

零「ちょ、ちょっと待ってぇええええええええっっ!!!?今聞き捨てならないワードが幾つかっ!あっ、やめっ、止めろっ!!本当に止めろおぉっ!!!!?止せぇえええええええええええええええええええええええっっ!!!!!!」

 

 

今ある全身全霊で、全力でダイヤの目論見から逃れようとする零だが、悲しいか相手はあの黒い魔法使いが作ったトンデモ礼装。たかだか人間風情が抗える筈もなく、零はトンデモない量の魔力と共に何処かへ消滅してしまったのだった。

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

―Green Cafe―

 

 

智大「――畜生……ダイヤの奴、何処に行った?」

 

 

そして同じ頃、キャンセラーの世界のGreen Cafeでは、祐輔と智大の二人が探しものをして店内を見回っていた。因みにその探しものとは無論、あのダイヤの事である。

 

 

祐輔「いませんね……もしかしたらもうこの店を抜け出して逃げたとか……」

 

 

智大「ったくアイツ、段々と俺の手をかい潜るのが上手くなってきたな……。こりゃその内にでも自立し出すかね?」

 

 

祐輔「止めて下さいよぉっ?!あんなステッキが自由に蔓延り出したら手に負えないじゃないですかぁっ!」

 

 

智大「冗談だよ、冗談……でもアイツ、ホント何処に行ったんだ……?おーい、いい加減出てこいダイヤー」

 

 

ダイヤに植え付けられたらトラウマを思い出して顔を真っ青に染める祐輔に苦笑でそう返しつつ、ダイヤにそう呼び掛けながら探索を続ける智大。と、そんな時……

 

 

 

 

 

『―――ハーハッハッハッ!!私なら此処よ、マスターッ!!』

 

 

―ドバアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!―

 

 

祐輔&智大『……っ!!?』

 

 

 

 

 

わざとらしい高笑いと共に、店内に突如膨大かつ馬鹿げた量の魔力の光の柱が出現し、祐輔と智大は突然の眩い光に顔を覆った。

 

 

祐輔「な、何コレ?!っていうか今の声って?!」

 

 

智大「お前かダイヤっ!!つか、一体何だこれは?!」

 

 

ダイヤ『マスターと祐輔にも紹介しようと連れて来てあげたのよ♪私の新しい、下僕(マスター)をね!』

 

 

智大「……はあ?何だいきなり?」

 

 

祐輔「……っ?!と、智大さん、彼処っ!」

 

 

突然の展開に困惑していた祐輔が何かを見付けたように、光の柱を指差す。それを追うように智大が視線を向けると、何処からかエコーの掛かった声が響き渡る。

 

 

 

 

 

 

ステキな魔法の世界はな♪

 

 

 

あるのさお前の庭の傍♪

 

 

 

たった一つの希望を捨てて♪

 

 

 

生まれ変わった不思議な体♪

 

 

 

心の扉を開いちゃ閉める♪

 

 

 

祐輔「こ、この声は……」

 

 

智大「……あ、嫌な予感がする……」

 

 

 

 

 

 

何処となく聞き覚えがあるその声に、祐輔は顔を引き攣らせ、ある程度の予想が付いた智大が頭を抑えて唸る。そして、光の柱から姿を現したのは……

 

 

腰まで伸びた漆黒のロングヘアーと真赤い瞳に、控え目にぷるんっと揺れる胸。

 

 

シャララランッと、白銀の魔法少女の姿となった少女は、ドレスを揺らしながら可愛らしく、そして華麗に回りながらポーズを決め、叫ぶ。

 

 

 

 

 

 

黎愛(零)「お☆ま☆た☆せ!期待の新星、魔法少女☆カレイドダイヤッ!!推参(おしてまいる)のだわ☆」

 

 

 

 

 

 

―――高らかにそう名乗り、魔法少女カレイドダイヤ……というか、女体化して黎愛となった零は愛らしく祐輔と智大に、ハート付きのウィンクをかましたのであった……。

 

 

 

 

 

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