仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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番外編/期待の新星!魔法少女☆カレイドダイヤ!そのに☆

 

―Green Cafe―

 

 

そして、あの衝撃的な登場から一時間後……

 

 

 

 

黎愛(零)「…………………………………………………………………………」

 

 

 

 

祐輔「あー……えーと……れ、零さんっ?そんな気を落とさないで、ねっ?」

 

 

黎愛(零)「…………………………アァ…………………………ソウダナァ……………………コノカッコウ、ミンナニモキットワラッテモラエタダロウシナァ……………………」

 

 

祐輔「ちょっ、何か目の光が消えて凄い顔になってるしっ?!しっかりしてってば零さぁんっ!!!」

 

 

一時間前に派手で無駄に可愛らしい演出と共に、華麗な参上を果たしてさあ暴走タイムだ☆と盛り上がりを見せてそのまま街に繰り出そうとしたカレイドダイヤだったのだが、祐輔と智大がそれをさすまいと必死に二人掛かりで化け物染みたスペックのカレイドダイヤを押さえ込み、一時間を掛けて漸くカレイドダイヤとダイヤを引き離す事に成功した。

 

 

因みにカレイドダイヤ……黎愛(零)は洗脳が解け正気に戻った後、女体化した上に魔法少女になった自分の姿、そして先程の自殺モンのこっ恥ずかしい名乗りの全てを思い出し、この世の終わりのような顔で絶望し店内の片隅で体育座りしていた。……カレイドダイヤの姿のままで。

 

 

ダイヤ『いやー、参ったわねぇー。まさかこうも簡単に洗脳を解かされちゃうだなんて』

 

 

智大「誰がお前を作ったと思ってんだ、お前の洗脳の解き方は俺が一番良く分かってんだよ。無駄な手間を増やしがってっ」

 

 

ダイヤ『でもマスターだってそう言いつつも、アイツの魔法少女も以外と似合う思ったでしょ?』

 

 

智大「それは同意だ」

 

 

黎愛(零)「ふっざけんなぁっ!あんな人に見られたら自殺モンの格好と名乗りなんか似合いたくなんかないわっ!」

 

 

ギリギリッと、呑気に笑う諸悪の根源のヘッド部分の羽を両手で掴み強引に引き伸ばす智大と、智大に羽を伸ばされるダイヤの会話に黎愛(零)が泣きそうな顔で怒鳴るが、ダイヤは智大の手から上手く逃れ黎愛(零)に近づいた。

 

 

ダイヤ『とにかく誰が何と言おうと、契約が成立した以上、コイツが私の正式な下僕(マスター)である事に変わりはないわ。アンタも観念して受け入れなさい?』

 

 

黎愛(零)「ぜっっっったいにお断りだっ、誰がお前みたいな性悪詐欺師ステッキの下僕になんぞなるかっ。というかさっさと俺を元に戻せぇっ!」

 

 

ダイヤ『いーじゃなーい、私も似合ってると思うわよ?そのいい年こいて恥ずかしい格好?ブフッ!』

 

 

黎愛(零)「お前が着させてるんだろーがぁああああああああああっっ!!!」

 

 

祐輔「ちょっと待って?!落ち着いてぇっ?!お店の椅子を振り回さないでってばあぁっ!!」

 

 

笑いを堪えるようにぷくくと笑いを押し殺すダイヤに店内の椅子を持ち上げ殴り掛かろうと暴れる黎愛(零)を、祐輔が背後から羽交い締めにし必死に止めようと試みる。そんな時だった……

 

 

―カランカランッ―

 

 

奈美「こんにちは~♪お父さんいる―――?」

 

 

士輝「親父ィっ!事務所の仕事を人に押し付けたままいつまで―――」

 

 

翔「祐輔~、孤児院の畑で採れた野菜を届けに―――」

 

 

なごみ「祐輔さん、今日もいつもの奴を―――」

 

 

 

 

黎愛(零)&祐輔&智大『………………あ………………』

 

 

 

 

店の扉が不意に開き、其処から常連客である奈美達がよりにもよって揃って現れ、店内の光景を目の当たりにし固まってしまったのである。無論四人がそうなった原因は、祐輔に腰にしがみつかれたまま店内のテーブルに乗っかって店の椅子を大きく振りかざす、ド派手な魔法少女の格好をした変な女……。

 

 

奈美「――ああ……えーと……な、何か私達、お邪魔だったみたいでっ」

 

 

黎愛(零)「ぁ……ち、違っ……これはっ……(フルフルッ」

 

 

士輝「ふぅおおおおお?!魔法少女キタッー!ってかコスプレ?いやこの際どっちでもい―ゴキイィッ!―ぐえぇっ?!」

 

 

翔「あー……や、野菜っ、此処に置いとくからっ……そんじゃっ」

 

 

なごみ「……良い趣味してますね。どうぞお気になさらず、ごゆるりと」

 

 

―パタンッ……―

 

 

黎愛(零)「待ってくれえぇえええええええええええええええええっっっ?!!!違うっ、違うんだっ!!!これは俺の趣味なんかじゃ、違あぁああああああああああああああああああうっっっ!!!!」

 

 

黎愛(零)のその可哀相な格好から関わってはいけないとすぐさま察したのか、気まずげに扉の奥へと引っ込んでいく奈美達を引き止めようとする黎愛(零)だが、奈美達が消えた扉は虚しい音を立てて閉じてしまい、黎愛(零)は暫く手を伸ばした態勢のまま固まった後、ガクリと崩れ落ちるように四つん這いになった。

 

 

黎愛(零)「ぐぅおおおおおおおおおおおっ……見られたぁぁぁぁぁぁぁぁっ……しかも思いっきりドン引かれたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ……!!!」

 

 

ダイヤ『ぶふっ、くふっ、よ、良かったじゃないっ?気遣い上手な友達に恵まれててっ?ぶはぁっ!―ブオオォッ!!―うおっと!』

 

 

黎愛(零)「くたばれえぇっ!!死に曝せえぇっ!!そして地獄に堕ちろこのクソステッキがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっっ!!!」

 

 

祐輔「お、落ち着いてぇっ?!っていうか店のモノを投げないでえぇっ!!!」

 

 

羞恥心と怒りが限界を超えて泣きながらメニュー表や調味料などを手当たり次第にダイヤに投げ付ける黎愛(零)だが、ダイヤはそれらをひょいひょいとかわしておちょくるように逃げ回る。が、そんなダイヤを智大が背後からグワシッと掴んだ。

 

 

智大「まあなんにせよ、ダイヤはこうして捕まった事だし、零、取りあえずお前も着替えたらどうだ?」

 

 

黎愛(零)「ぜえっ、ぜえっ……そうするっ……祐輔っ、悪いんだがミナかウェンディ達の服を貸してくれないか……?出来ればズボンとか長袖とかそういうのを……コイツも俺を元に戻す気はないようだしっ」

 

 

祐輔「ああ、うん。本人達には後から事情を説明すればいいだろうし、別に構わないけど……」

 

 

ダイヤ『あら、土下座して頼むんなら叶えてあげるわよ?ビキニとかメイドとかチャイナとか?』

 

 

黎愛(零)「お前なんぞには死んでも頼まんわっ!!」

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

そして数十分後。黎愛(零)が祐輔から服を借りて着替えてる間にダイヤは智大によって連れ戻されたらしく、取りあえずジーンズに薄手の長袖のシャツ、その上にダウンベストという格好に着替えた黎愛(零)は、ダイヤに植え付けられた傷心を抱えたままGreen Cafeを後にした。のだが……

 

 

黎愛(零)「―――駄目だ……こんな姿じゃ写真館には戻れん……」

 

 

一先ず光写真館に帰ろうと街中を歩いていた黎愛(零)だったが、帰路を辿る途中でこんな姿のまま写真館に帰ればどうなってしまうか考えてしまい、どうするか迷い近くの公園のベンチに座り込んでうなだれてしまっていた。

 

 

黎愛(零)(このまま写真館に帰ったとしても、前にも似たような事があったから説明すればすぐに納得してもらえるだろうが……問題はその後だ……恐らく俺が元に戻るまでの間だからと着せ替え人形のような目に遭うのは目に見えているっ。かと言ってGreen Cafeに戻っても、事情を知らない奴らにこんな姿を見られる訳にはっ……というか何時になったら元に戻るのかも分からんっ……!)

 

 

写真館にもGreen Cafeにも戻れず、差し当たっては、何時元の姿に戻れるのかも分からず頭を抱えてしまう黎愛(零)。そんな時……

 

 

『―――思った通りねぇ、悩んでる悩んでる~』

 

 

黎愛(零)「ッ?!」

 

 

すぐ後ろから、わざとらしい不気味な笑い声が聞こえた。それを耳にし黎愛(零)が慌ててベンチから立って背後へと振り返ると、其此には智大に連れ戻された筈のダイヤが浮遊する姿があった。

 

 

黎愛(零)「お、お前っ……なんで此処にっ?!智大に連れ戻されたんじゃないのかっ?!」

 

 

ダイヤ『そんなの、マスターの隙を見て逃げ出したに決まってるじゃない?折角契約してあげたのに、このまま何もせずに帰ったら不完全燃焼もいいところだわ』

 

 

黎愛(零)「人にあんな一生忘れられないトラウマを植え付けておいて不完全燃焼と申すか貴様っ」

 

 

ダイヤ『あんなのまだまだ序ノ口よ。それにアンタ、このまま私が帰ったら元に戻れずずっとそのままよ?』

 

 

黎愛(零)「……な、に?」

 

 

自分がいなければ元の姿に戻れない。羽で指差しそう告げるダイヤに黎愛(零)も絶句し、ダイヤはクルクルと黎愛(零)の頭上を回りながら飄々とした口調で話を続けた。

 

 

ダイヤ『時間が経てば勝手に元に戻れると思ってるんなら甘い甘い。それは私が解除しない限り、アンタはずっと元の姿には戻れないんだから』

 

 

黎愛(零)「なん、だとっ……?!」

 

 

ダイヤ『あぁ、でもマスターや祐輔に頼めば何とかしてもらえるんじゃない?私を探しにマスターもGreen Cafeに戻ってきたみたいだし』

 

 

黎愛(零)「ッ!おぉ、そうかっ!アイツ等の力なら元の姿にきっとっ……そうと決まればっ!」

 

 

ダイヤ『ただ、今あの店には事情を知らない異世界組がお茶しに来てるみたいだけど?』

 

 

黎愛(零)「」

 

 

希望が見えたかと思い店に戻ろうと走り出し、たった四秒でその希望を打ち砕かれて崩れ落ちる黎愛(零)。そして、その一連の様子を愉悦げに眺めていたダイヤはそこでふとある事を思い付き、パタパタと黎愛(零)の頭上に移動した。

 

 

ダイヤ『ま、どーしてもっていうんなら、私の条件を呑んでくれれば元に戻してあげてもいいわよ?』

 

 

黎愛(零)「…………何をだよ…………」

 

 

ダイヤ『簡単よ、私と一緒にある事件を解決するの。マスターの下から此処まで逃げてくる途中で、ちょうどある事件を見掛けたし』

 

 

黎愛(零)「……?事件?」

 

 

不穏な物言いをするダイヤに黎愛(零)が険しげにそう聞き返すと、ダイヤは右側の羽である方向を指差しながら話を続けた。

 

 

ダイヤ『どうやらこの先にあるホテルで事件が起きたらしくてね、立て篭もりとか言ってたかしら?なんでも銀行に押し入った強盗の一団が大量のお金を奪って逃げる途中で事故って、焦った犯人達が近くのホテルに逃げ込んだのだとか』

 

 

黎愛(零)「立て篭もり……まさかお前っ、俺にお前と一緒にその事件を解決しろとっ?」

 

 

ダイヤ『そのとーり♪もちろんあの魔法少女の格好で――♪』

 

 

黎愛(零)「ふざけろっ!!あんなイカれた格好で人前にっ、それも大勢の前にだなんて出られるかっ!!」

 

 

元の姿に戻りたいのは確かに山々だが、だからと言って緊迫した事件現場にあの頭の可笑しい格好で乱入など出来る筈がない。ガーッ!!と全身を使って全力で拒否するそんな黎愛(零)に、ダイヤはめんどくさそうに軽く溜め息を吐くと……

 

 

ダイヤ『それならそれで別に構わないけど……それはそうと、アンタの後ろに見えるアレって、アンタの知り合いなんじゃないの?』

 

 

黎愛(零)「ッ!何っ?!」

 

 

まずい、こんな格好で知り合いに会う訳にはいかないと、遠方を指差すダイヤの羽の先を追うように、黎愛(零)が慌てて背後へと振り返る。しかし、振り返った先には人っ子一人の影すらなく、それを見て黎愛(零)が頭上に疑問符を浮かべた瞬間、ダイヤが素早く黎愛(零)の手の中に収まった。

 

 

黎愛(零)「っ?!なっ、しまったっ?!」

 

 

ダイヤ『ハッハッハァッ!まんまと騙されてくれちゃって、ほんっとにチョロイ奴ねぇッ!まだまだこっちは暴れ足りないんだから、暫くアンタの身体を貸してもらうわよッ!』

 

 

黎愛(零)「やっぱりそういう魂胆かこの性悪がっ?!ぐっ、このっ、離せぇっ!というか離れろおぉおおおおおおおっ……!!」

 

 

もう最初辺りの目的を忘れ、ただ暴れ回りたいみたいな発言をかますダイヤから離れようとするが、身体の自由を既に半分奪われてるせいで中々離れてくれない。それでも必死にダイヤを自分から引き離そうと抵抗する黎愛(零)だが……

 

 

ダイヤ『あー……そういえば言い忘れてたんだけど、その姿のまま4時間が経つと、解除が出来なくなって一生その姿のままになっちゃうのよねぇー』

 

 

黎愛(零)「!!な、なんっ……?!」

 

 

ダイヤ『なーんて、うっそよぉーん!』

 

 

―ギュイイイイイイイイイイイィィィィーーーーーーーーイィィッ!!!!―

 

 

ダイヤのその言葉を聞いて黎愛(零)が一瞬動揺し意志が揺らいだたその隙を見逃さず、ダイヤは黎愛(零)の身体の自由を完全に奪い、黎愛(零)の足元に魔法陳を出現させていった。

 

 

黎愛(零)「んなっ?!貴様、また謀ったなぁっ?!」

 

 

ダイヤ『ふふん、アンタも大概期待を裏切らないから楽で良いわー♪そんじゃ、本日二度目のプリズムメェーイク!!』

 

 

黎愛(零)「待て待て待て待て待てッ!!!分かったっ、分かったッ!!!協力はするッ!!!協力するからあの格好だけはっ、ぁっ、止めっ、ああああ畜生めえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーっっっ!!!!」

 

 

必死の懇願も通じず、足元の魔法陳から駆け登った膨大な魔力が黎愛(零)の身体を無慈悲にも飲み込んでしまった。そして……

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

―ホテル―

 

 

海鳴市内のとあるホテル。建物周辺は既にパトカーが数台と警官隊に包囲されており、現場から少し離れた場所にはマスコミと野次馬まで群がっている。そしてホテルの2階フロアでは、銀行強盗の一団がホテルの従業員と宿泊客を全員集め緊迫した空気が流れていた。

 

 

強盗A「畜生っ、逃走用の車をさっさと用意しろっつってんだよっ!!でなきゃ、従業員と宿泊客を一人ずつぶっ殺すぞぉっ!!」

 

 

―バアアァンッ!!―

 

 

『キャアアアッ?!』

 

 

2階フロアの窓から上半身だけを出し、外の警官達にそう叫びながら空に目掛け銃を発砲する犯人の一人。どうやら逃走の失敗や立て篭もりなど不測の事態が続いて起きたせいか興奮状態にあるらしく、端から見ても危険な状態なのは目に見えて分かるが、そんな犯人の一人を別の犯人が慌てて宥める。

 

 

強盗B「落ち着けってっ!こっちには人質が大勢いるんだっ、向こうだってそう簡単にゃ踏み込んじゃこれねえってっ!」

 

 

強盗A「うっせぇっ!それも時間の問題だろうがっ!大体テメェが運転ヘマして車をダメにしなきゃだなっ!」

 

 

強盗C「いい加減にしろっ!!仲間内で言い争ってる場合じゃねぇだろうがぁっ!!」

 

 

「ヒッ……ぅ……ぅええええええんっ……!」

 

 

大声を張り上げながら言い争いの仲間割れまでし始めた強盗の一団への恐怖が遂に極まってしまったのか、人質として捕われた宿泊客の中の小さい女の子が泣き出してしまい、それを耳にした興奮状態の強盗が近くの椅子を蹴り飛ばした。

 

 

強盗A「ウルセェんだよクソガキがッ!!ブッ殺されてぇのかぁッ!!」

 

 

「す、すみませんっ!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ……!」

 

 

「ひぐっ……うぅっ……!」

 

 

これ以上強盗達の苛立ちを刺激しては本当に殺され兼ねない。そうならない為に、母親は少しでも娘の泣き声を抑えようと恐怖で身体を震わせながら泣き止まない娘を強く抱き締めていき、他の従業員や宿泊客達も何時また強盗達が暴れないかとビクビクしながら必死に身を縮めていた。そんな時だった……

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――ひっさぁーつぅ、ダイヤモンドキイィイイイイイーーーーックッ!!」

 

 

―ガッシャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアァンッ!!!!―

 

 

強盗A「……へ……?―ドグシャアァッ!!―ぐぼぁあああああああああああああああっ?!!」

 

 

―バゴオォォォォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーオンッ!!!!―

 

 

怯える人質達に対し怒鳴り散らしていた強盗の背後の窓が、奇妙な掛け声と共に何者かによって蹴り破られてしまったのだ。そうして無数の硝子の破片が室内に降り注ぐ中、その何者かの右足はそのまま強盗の横顔を思いっきり蹴っ飛ばし、強盗は信じられない速度で吹っ飛んで壁の中へと減り込んでいったのだった。

 

 

強盗C「っ?!な、何だっ?!」

 

 

強盗B「だ、誰だ?!何者だ、お前?!」

 

 

「――誰だ、と?フフフッ……」

 

 

強盗の一人が壁に減り込む仲間を見て驚愕と困惑の顔を浮かべ、もう一人の強盗が混乱を隠せないながらも窓を蹴り破って室内に飛び込んできた人物の背中に震える手で拳銃を突き付けて叫ぶ。そしてそれに対して、いきなり窓から飛び込んできた人物……白銀のフリフリのドレスというアレな格好をした漆黒の髪の少女は不敵に笑い、ステッキを片手にクルリと振り返って……

 

 

黎愛(零)「宜しい!誰かと聞かれれば是非とも答えましょう!つーか聞かれなくても言いましょう!全国の良い子の味方!愛と正義の執行者!魔法少女・カレイドダイヤ!此処に、KOU☆RIN!」

 

 

……今までの緊迫した空気をものの見事に破壊し、黎愛(零)の意識がぶっ飛んだカレイドダイヤは、本当に無邪気な笑顔でそう答えたのであった……。

 

 

 

 

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