仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT 作:風人Ⅱ
ガイア『ハアァァァァァァアッ!!』
クウガ(裕香)『ヤアァァァァァァアッ!!』
―ガシャアンッ!ズガガガガガガガガガガガガガッ!ズドオォォォォォオンッ!―
聖王『ふっ!ハアッ!』
アース『ちぃ!セアッ!』
幽汽(俊介)『ハアッ!セイッ!』
ディケイド達とアーク達が激突するその頃、ガイア達は背後から攻めてきたアースと数百を越えるレジェンドルガの大群と奮闘を繰り広げ、周囲を囲むレジェンドルガ達をガイアとクウガが、アースとの戦闘は聖王と幽汽が受け持っていた。
―ズバアァァアッ!!―
アース『ウアァァッ!グッ…!』
聖王『……いい加減諦めたらどうですか?どんなに数で攻めてきても貴方達は私達に勝てません』
幽汽(俊介)『確かにな…こっちにはディケイドが三人いて、しかも幸助やシズク、智大達までいるんだ。この戦いはお前達にとって負け戦も同然だろう?』
剣の切っ先をアースに向けながら、これ以上の戦闘は止せと呼び掛ける聖王と幽汽(俊介)。だが……
アース『…フッ…もう勝ったつもりでいる気か?こちらにはまだ切り札が残されているぞ!』
仮面の下で不敵な笑みを浮かべながら、アースは左腰にある三つの笛の中から深紫色の笛を取り出しベルトの止まり木に止まっているアースキバットに吹かせた。
アースキバット「ライド・インパルスブレード!」
アースキバットの掛け声と共に鳴る風を切り裂くようなメロディーが響き、アースの両腕と両足に巻き付いていた鎖が放たれ、その下には濃紫の刃が飛び出した紫色の装甲が装着された。
幽汽(俊介)『何?!』
アース『貴様等に見せてやろう…私の本当の力を!』
アースキバット「ライド・インパルス!」
聖王『…ッ!フェアリス!アタックを50!ディフェンスを全て削ってスピードに!』
フェアリス「了承」
アースの行動を先読みした聖王は直ぐさま自身のステータスを変更させて高速で動き出し、アースも同じように信じられないスピードで動き出して双方激しく衝突していく。だが、アースの方はスピードだけではなくパワーも敏感性も向上しており、パワーとディフェンスを削った今の聖王にはアースのスピードに付いていくだけで精一杯であり、相手の一撃を受ける度に押されていた。そして……
―ズババアアアアッ!!スバアァンッ!!―
聖王『ウアァッ!!』
幽汽(俊介)『みなみ!!』
アースの素早い連撃を受け、聖王は堪らずに幽汽の下へと吹っ飛ばされてしまった。そして、アースはそんな二人にゆっくりと近づいていきながら右腕を構えていく。
アース『終わりだ。まずは貴様等から先に……死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!』
アースキバット「ライド・インパルス!」
幽汽(俊介)『クッ!!』
ガイア『ッ?!みなみちゃん!!』
クウガ(裕香)「俊介君!!」
再び猛スピードで動き出したアースは二人に向かって突撃し右腕の刃を勢いよく振り下ろした。が、その時…
『ATTACKRIDE:BLAST!』
―ズガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!―
アース『なっ?!ウアァッ?!』
『グガアァッ!!』
『?!』
突如、頭上から雨のように降って来た複数の弾丸が、アースとジェネシック達の周りを囲んでいたレジェンドルガに直撃し吹っ飛ばしていったのだ。それを間近で見ていたライダー達は突然の事に驚き、何が起きたのか分からず唖然としていた。その時…
『──まったく…この私がこんな事をするはめになるとは思いもしませんでしたわ』
『えっ?』
アース『くっ…!誰だ?!』
爆煙の向こう側から聞こえて来た謎のお嬢様口調の声に、ライダー達やアースが振り返る。すると爆煙の向こうから水色の髪に黒と青を基調としたバトルドレスを身を包み、バーコードのような髪飾りを着けたライダー少女が姿を現した。
聖王『あれは…?』
幽汽(俊介)『リ、"リン"?!』
クウガ(裕香)『な、何でこんな所にいるんですか?!』
ディエンド(リン)『ごきげんよう、俊介、裕香。でも残念ながら、貴方達に構ってる暇なんてありませんのよ』
突如現れたライダー少女、『ディエンド』の登場に幽汽とクウガが驚愕するが、当の本人であるディエンドは二人に簡単な挨拶をしてすぐにアースへと視線を向ける。
アース『貴様、何者だ!ディケイド達の仲間か?!』
ディエンド(リン)『仲間?それは心外ですわね…それは私の一番嫌いな言葉です!』
そう言いながらディエンド(リン)は腰にあるホルダーから二枚のカードを取り出し、右手にある銃のような形をしたドライバーに装填しスライドさせた。
『KAMENRIDE:OーGA! KAMENRIDE:G3!』
電子音声と共にディエンド(リン)が引き金を引くと辺りにビジョンが走り、それらが重なるとディエンド(リン)の前に昔の中国の皇帝のようなバトルドレスを着たライダー少女『オーガ』と、機械的なベストのバトルドレスを着用したライダー少女『G3』が姿を現した。
ディエンド(リン)『貴女は周囲の雑魚を、貴女はあのライダーもどきですよ……行きなさい!』
ディエンド(リン)が指で二人の相手を指示すると、オーガは周囲のレジェンドルガ達を、G3はアースと格闘戦に入り、ディエンド(リン)の下にライダー達も駆け寄っていく。
幽汽(俊介)『リン!お前も助けに来てくれたんだな!』
ディエンド(リン)『助け?勘違いしないで下さい。私が此処に来たのはそんな事の為ではありませんわよ。私はただ、"彼"の道案内役としてこの世界に来ただけですからね』
聖王『…彼?』
ディエンド(リン)の"彼"という言葉が気になって首を傾げる聖王だが、幽汽(俊介)は彼女に軽く頭を下げ、
幽汽(俊介)『だけど、お前のおかげで助かったよ…ありがとな』
ディエンド(リン)『…っ…フンッ、別に貴方の為なんかじゃ……ありませんわ……』
クウガ(裕香)『むっ…』
聖王(……何でしょう……この辺りの空気が少々ピリピリしているような……)
ガイア(まぁ、うん……触らぬ神になんとやら、だよっ)
微笑みながら礼を言う幽汽にディエンド(リン)は頬を赤らめながらそっぽを向き、そんな二人のやり取りに面白くなさそうに口を尖らせるクウガを見て、何だか色々と察したらガイアと聖王は苦笑いを浮かべる。その時…
アース『チィ!雑魚共が!貴様等になど用はない!』
アースキバット「ウェイクアップ!」
オーガとG3の相手をするのに痺れを切らしたアースはウェイクアップフエッスルを取り出し、ベルトの止まり木に止まっているアースキバットに吹かせた。するとアースの両腕と両足から飛び出している刃が輝き出し、それと同時にアースの姿が消えた。
―ズバアァァンッ!ズバアァァンッ!―
『『?!ウアァァァァァァァアッ!!』』
アースの姿が消えたと共にオーガとG3の間を紫色の閃光が過ぎ去り、それと同時に二人は断末魔を上げながら爆散していった。
ディエンド(リン)『あらあら…中々やりますわね、貴方』
アース『フンッ、その余裕が何処までも続くと思うな!行くぞ!!』
『ウオオオオオオオオオオオオオオォッ!!!』
ガイア『来るよ皆!気をつけて!!』
聖王『はい!』
レジェンドルガの大群と共に突っ込んで来るアースにライダー達は武器を構え同じように突撃しようと駆け出した。その時…
『FINALATTACKRIDE:T・T・T・TRANS!』
『FINALATTACKRIDE:E・E・E・ERIO!』
『ヤアァァァァァァァアッ!!!』
―ズガアァァァァァァァアンッ!!―
『グギャアァッ!!?』
アース『ぐっ?!』
『?!』
突如ライダー達の背後から飛び出した二つの影が放ったダブルキックがアースとレジェンドルガ達に直撃して吹っ飛ばし、二つの影はライダー達の前に着地した。その影の正体は…
ガイア『なのはさん?!』
聖王『泉先輩?!』
トランス『皆、ゴメンね!ちょっと遅れちゃった!』
Cエリオ『でもアイツ等をぶっ飛ばしたし!遅刻はこれでちゃらにして!ね?』
そう、影の正体はトランスと、赤い髪に中立的な顔立ちをした少年……零達の仲間であるエリオに変身したセカンドだったのだ。二人のいきなりの登場にライダー達は一瞬唖然とするもすぐにまた笑いながら二人に駆け寄る。すると、ライダー達の後ろから更に四人、トランス達を追い掛けて来たスバル達が追い付いてきた。
ゆたか「はぁ…はぁ…ま、待ってよ~!お姉ちゃん!なのはさ~ん!」
クウガ(裕香)『え?…ゆたかちゃん?!』
幽汽(俊介)『スバルとティアナ…セッテまで!?何やってんだよこんな所で?!』
ティアナ「そ、それは、そのっ…」
スバル「ちょ、ちょっと、待って下さい、走りすぎて…息がっ…」
此処まで全力疾走で走って来たスバルとティアナとゆたかは、肩で息をしながら何とか説明しようとする。その時…
アース『ちっ!またライダーが増えたのか…面倒な事に…!』
吹っ飛ばされていたアースが再び起き上がり、新たな援軍のトランス達を睨みつけると、セッテがアースの姿を見てライダー達の前に身を乗り出した。
セッテ「トーレ姉様…?トーレ姉様!」
アース『…ッ?!お前、セッテ?!』
漸く叶った再会。セッテは喜びの表情を浮かべて自分の姉の名を叫び、アースは目の前に現れたセッテを見て驚愕していた。
アース『何故だ…何故お前がそいつ等と一緒にいる?!一体どういう…?!』
何故セッテがライダー達と共にいるのか理解出来ず、アースは困惑をしていた。セッテはそんなアースの様子に気付かずに再会を喜んでいたが、すぐに思い詰めたような表情を浮かべてアースに向かって問い掛けた。
セッテ「トーレ姉様…教えて下さい!姉様は…姉様も本当に…私を処分する事に同意したのですか?!」
アース『…?処分…だと?』
セッテ「レジェンドルガ達から聞きました!…姉様達が…任務に失敗した私を…重大な情報を守る為に私の抹殺を命じたと…それは本当なのですか?!」
アース『ッ?!』
セッテから話された事実にアースは驚愕し、再び困惑した表情を浮かべて何かを考えるように顔を俯かせていく。
アース(私がセッテに抹殺命令を出した…?馬鹿な…そんな命令を出した覚えなど…それにセッテが任務に失敗した事すら聞いていないぞ…?!)
セッテから聞かされた話のそのどれもがアースにはまったく覚えなどなく、頭の中が混乱しきって思考が思い通りに進まなかった。そして、アースは取り敢えず一度戦闘を中断しセッテからその話を詳しく聞こうと考えた。その時…
―ズドドドドドドドォッ!!―
『ッ?!』
クアットロ「は~い!お疲れ様でした、トーレ姉様♪」
突如ライダー達とアースの間を遮るように複数のエネルギー弾が放たれ、それが放たれてきた方からクアットロと零と、なのはが倒した人造レジェンドルガと似たレジェンドルガ達がゆっくりと近づいて来た。
トランス『?!貴方は?!』
クアットロ「……あらぁ?誰かと思えばいつぞやの悪魔様ではありませんか~♪ゆりかご事件の時は本当にお世話になりましたね。何せ、あんな身を削るような真似をして私を捕まえてくれたんですからね~」
トランス『クッ!』
セカンド『ちょっ?!なのはさん落ち着いて!』
幽汽(俊介)『相手のペースに呑まれるな!冷静になれって!』
挑発的な言い方をするクアットロにトランスが思わず飛び出そうとするが、セカンドと幽汽がそれを抑え何とか冷静にさせる。
アース『クアットロ!これは一体どういう事だ?!セッテの処分についてなど私は聞かされていないぞ!』
クアットロ「ん?…あ~、その件ですか。別に伝える必要なんてないと判断したから伝えなかっただけですよ♪任務も真っ当に遂行出来ない役立たずなんて、私達には必要ないでしょう?」
セッテ「な……」
クウガ(裕香)『…まさか…セッテさんを抹殺するように命じたのって…あのクアットロって人?!』
ガイア『うん…あの口ぶりからして…多分そんな所だろうね』
セッテの抹殺命令がクアットロの独断だと知った一同は険しい表情でクアットロを睨みつける。そしてアースはそんなクアットロに早足で駆け寄り、クアットロの胸倉を乱暴に掴んで引き寄せた。
アース『貴様ァ…!一体何のつもりだ!?』
クアットロ「…私の独断がそんなに気に入りませんか?だけど、間違えないで下さいトーレ姉様。ゆりかごの時のような失敗を二度と繰り返さない為にも、任務が遂行出来ないものは即棄てる…そうしなければまた私達の夢は潰える事になるんですよ?…分かって頂けますよね?」
アース『ッ!…ッ…』
眼鏡の中央をクイッと押し上げながら真剣な口調でそう継げるクアットロの言い分には間違いがなく、アースは何も言い返せずにゆっくりと胸倉から手を離していく。
クアットロ「…それじゃあ、トーレ姉様は一度戦線から離脱しドクターが戦っている戦場近くで待機しててもらえます?もしもの時にドクターを助けて頂く人が必要ですから♪」
アース『……了解した』
セッテ「ッ?!待って下さい!トーレ姉様!」
何処かへと向かおうとするアースをセッテは呼び止めようとするが、アースはそれを聞かずに高速移動をしてその場から去っていってしまった。
セッテ「トーレ…姉様…」
クアットロ「あらら、セッテちゃんたらそんな見捨てられた子犬みたいな顔して~…そういうのって鬱陶しいからさっさと消えてくれる?」
―パチッ!ズドドドドドドドドッ!!!―
クアットロが指の音を鳴らしたと共に、クアットロの後ろに控えていたレジェンドルガ達が無気力で地面に座り込むセッテに向けて一斉にエネルギー弾を放った。だが…
―ガキィィィィィンッ!―
クアットロ「…あら?」
聖王『…………』
ガイア『………』
クアットロは目の前で起きた出来事に思わず一声漏らした。何故なら、セッテにエネルギー弾が直撃しようとした瞬間、聖王とガイアがセッテの目の前に飛び出しエネルギー弾を全て叩き落としたからだ。更に他のライダー達もセッテを守るように立ち構え、スバルとティアナとゆたかはセッテの傍に駆け寄りセッテを抱き寄せる。
ゆたか「…なんでですか?なんでこんな酷い事が出来るんですか?!」
セカンド『セッテは…セッテはお前の妹でしょ?!それなのに棄てるなんて!殺すなんて事が何でそんな簡単に出来るワケ?!』
怒りの込めた口調でクアットロに向けて強く言い放つセカンドとゆたか。二人の言い分に共感しているのか、ライダー達やスバル達もクアットロを強く睨みつけている。
クアットロ「フフッ、なにを言い出すかと思えばそんな事……そんなくだらないこと、一々気にしていたら私達の夢は到底叶わないのよ。二度と失敗が起こらない様に、使えないものは全て処分する…それが、例え妹だとしてもね!」
セッテ「…ッ!」
クアットロの言葉が最後の引き金となったのか、セッテの瞳から止めどなく涙が溢れ出し、声を殺しながら泣き出すそんなセッテをゆたかはより一層強く抱きしめた。
トランス『…そう…貴方にとって…姉妹の絆なんて、その程度の価値でしかないんだね…』
クアットロ「はい?姉妹の絆?……あっははははっ!バカバカしい!私にとって姉妹と思えるのは、ドクターの為に身も心も捧げた姉様達だけ!それに比べて…チンク達はホントにダメダメでしたね~…くだらない事に気を取られて結局は簡単に負けちゃったんだから。あんな使いものにならない役立たずなんて、私は姉妹なんて思えないし、寧ろ役に立たない妹達なんていない方が良かったのかもしれないわねぇ…貴方達にだって、そう思う時ぐらいあるでしょぉ?」
トランスの言葉に手を叩いてバカにするどころか、嘲笑うかのようにチンク達の悪口まで口にするクアットロ。その言葉を聞いたライダー達は遂に我慢の限界となり、クアットロに向かって叫び出した。
聖王『使えものにならないから…?役に立たない妹達なんていらない…?ふざけないで下さいッ!!』
セカンド『妹っていう存在に役に立つとか立たないとか、そんなの関係ない!それに私は、ゆーちゃんがいない方が良いなんて思った事はいッッち度もないよ!!』
ゆたか「…お姉ちゃん…」
セカンドの言葉に心を打たれ、ゆたかの瞳に涙を溜まる。
ジェネシック『いつも助けられて…いつも傍にいてくれる…私達はそんな家族がいてくれる事を、いつも幸せな事だって思ってたんだから!』
スバル「そりゃあ…ずっと一緒にいたら喧嘩だって何度もする事だってあるけど…でもそれでも!いない方が良かったなんて思う訳ないよ!」
ティアナ「寧ろ、自分の中ではとても大きな存在で、失ってしまえば胸にポッカリと穴が開いたような感じになる…それだけ大切なもので!とても大きなものを無くしたんだって悲しく思うんだから!」
クアットロ「…ふう。ひっきりなしにごちゃごちゃと、馬鹿馬鹿しい…そんなくだらない事が…」
一同の言葉にクアットロは馬鹿にするように鼻で笑うが、ディエンド(リン)が一同の言葉に続いて語り出した。
ディエンド(リン)『貴女には一生掛かっても分からないでしょうね…姉妹という存在がどれだけ大事で…どれだけ自分の中で大きな存在なのかを…』
幽汽(俊介)『…リン』
クウガ(裕香)『リンさん…』
ディエンド(リン)が一瞬だけ見せた寂しげな表情に気づいた幽汽とクウガは切なげな顔を浮かべ、トランスもゆたかに抱かれて涙を流すセッテを一瞥し、鋭い眼光でクアットロを睨む。
トランス『セッテは一生懸命…必死になって、姉である貴方達の役に立とうと頑張って来た!なのに、いらないと思えば簡単に捨てて…あわよくばなんの戸惑いも無くセッテを殺そうとした!!そんな貴方なんかに…姉妹なんて言葉を口にする資格なんてない!!』
クアットロ「……ッ?!」
怒りを込めた言葉を強く言い放ったトランスから気迫を感じ取り、クアットロは思わず後退った。と、その時、突然トランスのライドブッカーが開いて其処から三枚のカードが飛び出し、トランスがそれらをキャッチするとシルエットだけだったカードがガイアの絵柄が入ったカードとファイナルアタックライド、ファイナルフォームライドのカードとなって浮かび上がっていったのだ。
クアットロ「…ッ…フッ!どんなに強がろうと、貴方達だけでこの軍勢に勝てるワケないでしょう!!行きなさいッ!!!」
『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォーーーッ!!』
クアットロの号令が響くと同時に、視界を埋め尽くす程の数のレジェンドルガ達の大群がまるで雪崩の如くライダー達に向かって突撃していく。そんな軍勢を前に、トランスは自分達の背後にいるセッテに視線を移し、
トランス『セッテ…よく聞いて?…まだ諦めたら駄目だよ』
セッテ「……え……?」
トランス『私達が絶対に、貴方とあのお姉さんが話せるように導く……だから、絶対に諦めたりしないで。ね?』
セッテ「……っ……は、い……」
涙で声を詰まらせながらも頷き返したセッテを見て、トランスは笑顔で頷き、再び前方から向かって来るレジェンドルガの大群に視線を移した。
トランス『よし…みんな、全力全開!手加減無しで行くよ!!』
『(おう) (はい) (うん) (ええ)!!!!』