仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第四章/魔界城の世界26

 

 

ナンバーズ『はぁっ、はぁっ…や…やったね……パパ…』

 

 

Dキバ『…ッ…ああ……遂に……やったな……』

 

 

Dキバとナンバーズの必殺技を受けたアークは吹っ飛ばされ、その衝撃によりアークの変身も解けてスカリエッティに戻っていった。地面に倒れ込むスカリエッティは口から血を吐き全く起き上がろうとする気配は見せず、そのすぐ近くには半壊したアークキバットが落ちている。Dキバはそれを見るとディケイドに戻っていき、二人も変身を解除しようとするが途中で膝の力が抜けて倒れ掛けた。その時…

 

 

―…ガシッ―

 

 

ディケイド『……?…進?…ツカサ…?』

 

 

進「ったく…お前も意外と無茶な事する奴だな」

 

 

ツカサ「ホントだよ…こっちはスッゴいヒヤヒヤしたんだからね!あんまり心配掛けさせないでよ!」

 

 

倒れ掛けたディケイドの身体を、呆れたような表情を浮かべる進と若干怒った口調で話すツカサが支えてくれた。ディケイドはそれに一瞬キョトンとしながらもナンバーズの方を見ると、智大と昌平が同じ様にナンバーズの身体を支え幸助が回復魔法を使って治療をしている。ディケイドはそれを見てホッと一息吐くと二人の肩を借りて何とか一人で立ち、倒れたスカリエッティに近づこうとする。

そこへ…

 

 

なのは「零君!ヴィヴィオ!皆!」

 

 

ディケイド『ッ!なのは……皆も無事か……!』

 

 

後ろから聞こえて来た声に一同は振り返る。そこにはクワットロ達との戦いを終えたなのは達が駆け寄って来る姿があったのだ。それを見たディケイド達もその場から駆け出そうとした。しかし…

 

 

―ブオォォォォオンッ…―

 

 

『……ッ?!』

 

 

ディケイド『な、何だ?!』

 

 

突然ディケイド達とスカリエッティを囲むように辺りが歪み出し、それが晴れるとスカリエッティの近くに数人のライダー達が立っていた。姿は違っていたが、そのライダー達は皆共通して黒いカラーが特徴の姿をしていた。

 

 

ディケイド『…?アイツ等は…?』

 

 

ツカサ「オォォォォオッ!?あれってダークキバにダークカブト、オーガじゃん!?」

 

 

こなた「それにリュウガとアナザーアギトに、幽汽・ハイジャックフォーム!?何であのライダー達が此処に!?」

 

 

幸助「…アイツ等は…」

 

 

突然現れた黒いライダー達……ダークライダーにディケイド達は戸惑う。すると、ダークライダーの一人がゆっくりと倒れるスカリエッティに近づき…

 

 

―…ドゴオォッ!!―

 

 

ジェイル「ガアァッ!?ガ、ガハ……ッ!」

 

 

『なッ!?』

 

 

なんと、いきなりスカリエッティの腹を思いっきり踏みつけたのであった。スカリエッティは更に大量の血を吐き、目は完全に白目を剥いてしまっている。

 

 

『全く…貴様という男はつくづく使えん奴だな…』

 

 

『僕らの計画を完成させよう!と息巻いといて、結局このザマか……まぁ、そんなに期待もしてなかったけど……』

 

 

『貴様の為にこの世界も、アークの力も提供した……なのに勝手にレジェンドルガ達を多元世界に進行させて…一体どれだけ我々の手を煩わせば気が済むのだ、貴様はァッ!』

 

 

―ドゴオォッ!!ドゴオォッ!!ドゴオォッ!!―

 

 

ジェイル「ガアッ!ウッ!グッ!あ…あぁ……ッ!」

 

 

裕香「う…ッ」

 

 

ゆたか「ひ、酷い…」

 

 

ティアナ「くっ…!」

 

 

ダークライダーはまるでゴミを踏みつけるかのようにスカリエッティの腹を蹴り続け、スカリエッティは更に大量の血を吐きだした。その光景にディケイド達も直視出来ず目を背けてしまう。

 

 

『最初から期待はしてなかったとはいえ、貴様には失望したよ、ジェイル……その責はここで償ってもらうぞ……』

 

 

ダークライダーのリーダー各らしきライダーが片手を上げた瞬間、一人のライダーがスカリエッティに近づき、その手に持つ武器をスカリエッティに向けて振り下ろした。が……

 

 

 

―ガキィイイイイイイッ!!―

 

 

 

『……何ッ?』

 

 

ディケイド『クッ!グッ…!』

 

 

『零 (さん) (君)!?』

 

 

なんと、ダークライダーが振り下ろした武器をディケイドが受け止めたのだ。予想外の展開になのは達は驚愕し、ダークライダー達はそんなディケイドを冷たい瞳で睨みつけた。

 

 

『貴様…一体何の真似だ?』

 

 

ディケイド『何だはっ…こっちの台詞だ!いきなり出て来てワケのわかんねぇ事してんじゃねぇよ!』

 

 

『そうは言われてもね……彼には今回の失敗の責任を取ってもらわなきゃなんだよ。こっちの都合を大分引っ掻き回してくれた訳だしさ』

 

 

『それにその男は凶悪な犯罪者。本来なら敵であるハズの貴様が身を呈してまで守る価値があるのか?此処で始末してしまえば、後腐れもなく全てが片付くだろうよ』

 

 

ディケイド『だから!テメェ等のその物言いが気に入らねぇんだよ!犯罪者とはいえ、コイツだって一人の人間だ!意味があるとかないとかの理由で殺していい訳じゃねぇだろッ!』

 

 

ディケイドはそう言いながらダークライダーを突き放し、距離を取って倒れたスカリエッティを背にライドブッカーSモードをダークライダー達に向けて構え、対峙する。そしてなのは達もスカリエッティを守ろうとするディケイドとスカリエッティを抹殺しようとするダークライダー達を見て状況に理解が追い付かず戸惑ってしまうが、その時…

 

 

 

 

 

アース『ドクターは…やらせんッ!!』

 

 

アースキバット「ウェイクアップ!」

 

 

 

『ッ!?』

 

 

セッテ「なっ…トーレ姉様!?」

 

 

突如茂みの中からアースが飛び出し、右手にある紫色のエネルギーの球体を構え頭上からディケイドとダークライダー達に向かって迫って来たのだ。そして…

 

 

―ズドオォォォォォォオンッ!!―

 

 

『ウアァァァァアッ!?』

 

 

アースはエネルギー球をディケイドとダークライダー達ではなく、地面に向けて打ち込み巨大な爆風を発生させたのだ。なのは達や、一番近くにいたディケイドはそれにより視界を遮られてしまう。そして、爆煙が少しずつ治まって視界が戻っていくと、そこにはスカリエッティとアースの姿がなく、あのダークライダー達の姿もいつの間にか消えていた。

 

 

智大「ッ!?スカリエッティがいない!?」

 

 

進「ッ!あの黒いライダー達もいないぞ!」

 

 

ディケイド『くっ…逃げられたか……ッ!』

 

 

苦労して漸く倒したスカリエッティやダークライダー達に逃げられた事にディケイド達は悔しげな表情を浮かべて拳を強く握った。

厳しい戦いを勝ち抜いた先にあったのは新たな謎。ディケイド達は釈然としない気持ちになり、暫くの間、その場には沈黙が流れていったのだった……

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

―光写真館―

 

 

 

あれから数時間後、零達は一同を連れて光写真館に戻って来ていた。色々合ったものの今は取り敢えず休まなければと、零達はあの場から一番近かった此処に集まっていたのだ。

 

 

幸助「ほお…中々興味深いもんが沢山あるな」

 

 

ツカサ「おぉぉぉぉ!見てみて俊介!裕香!シズク!私達の写真館と殆ど一緒だよ~~!!」

 

 

裕香「ちょ、ツカサ!」

 

 

シズク「勝手に弄ったりしたら駄目だよ…!」

 

 

俊介「はぁ…すみません、栄次郎さん。うちのツカサがまたバカを…」

 

 

栄次郎「いやいや、別に大丈夫だよ。それにしても…ツカサちゃんと進君の撮った写真は凄くいいね~!これはプロも顔負けだよ!」

 

 

進「そうか?そんな大した事はないと思うが…なんならこっちも見てみるか?」

 

 

栄次郎「んん?おぉ!これも中々の……」

 

 

昌平「何か…意気投合してるな…」

 

 

ゆたか「あはは…そうですね…」

 

 

こなた「だね、なんか進の表情がイキイキしてるように見えるよ……ん?何?私の顔に何か付いてる?」

 

 

優矢「……えっ?あ、いやいや!何でもない!別に何も付いてないぞ!うん!(…別世界のこなた達…何だよな。にしても…あっちのこなたまでオタクとは…」

 

 

みなみ「…?」

 

 

写真館へとやって来た一同は一度身体を休める為にと部屋に集まりそれぞれ寛いでいた。部屋にいるのは留守番をしていた栄次郎と優矢を始め、幸助とシズク、ツカサと俊介と裕香と昌平、進とこなたとゆたかとみなみ達であり、零と智大となのは達は零の身体に巻き付いた包帯やボロボロになった服を変えたりする為に違う部屋にいる。ちなみにリンはアークが倒されたのを知ると何処かへと去ってしまったらしい。

 

 

昌平「……それにしても、あのライダー達は一体何だったんだ?いきなり現れたと思ったらスカリエッティを始末しようとしていたが…スカリエッティとアイツ等は一体どういう関係なんだ?」

 

 

珍しく真剣な表情を浮かべる昌平が先程の戦いで起きた出来事を話すと先程までの穏やかな空気が一変して一同の間に重苦しい空気が流れる。そんな中で、幸助が静かに口を開いた。

 

 

幸助「恐らくこの世界は元々アイツ等の所有する世界の一つなんだろ。そこにスカリエッティの奴がこの世界に現れ、あのライダー達に最強のライダーを作るという条件でこの世界とアークの力を手に入れた…といった所なんだろ」

 

 

進「世界を所有している…だと?どういう事だ?お前はあのライダー達の事を…何か知っているのか?」

 

 

何かを知っているように話す幸助に疑問を持った進がそう問いかける。それは他の一同も同じらしく、皆の視線が幸助に集まっていく。

 

 

幸助「…知っていると言えば知っている。だが、これはお前達の物語にも関係する事だ。此処で話せばお前達の物語に何か影響を起こす可能性がある。だからすまないが、詳しく話す事は出来ない」

 

 

進「……そうか…分かった。ならこれ以上は何も聞かない」

 

 

真剣な表情で話す幸助から何か悟ったのか、進はそれ以上の事は何も聞かず他の皆も納得したのか幸助から視線を外していく。

 

 

シズク「……あっ、幸助。そろそろ私達も出た方がいいかも」

 

 

幸助「ん?……そうだな、そろそろ別の世界に行くか」

 

 

俊介「…?何だ、もう行くのか?随分と忙しないな」

 

 

幸助「ああ、今はちょっとこっちの方でも面倒な事が起きててな。先を急いでるんだ…」

 

 

シズク「他の世界に現れたレジェンドルガは全部消えたみたいだけど、私達の方の問題はまだ残ってるからね」

 

 

ツカサ「問題って…確か、破滅の神って奴が復活したんだっけ?」

 

 

幸助「そうなんだよ…あのヘタレのせいでな…」

 

 

進「ヘタレ…?」

 

 

幸助が怒りながら口にするヘタレという言葉に首を傾げる進達。ツカサ達と昌平はそれが誰なのか分かっているのか顔を引き攣らせながら苦笑いを浮かべていた。

 

 

幸助「…はぁ…まあいいか。それより、零は今何処にいるんだ?一応別れの挨拶を済ませておきたいんだが…」

 

 

優矢「あ、今アイツはなのはさん達と一緒に別の部屋に…」

 

 

別れの挨拶をしたいと言う幸助に、優矢が零達のいる部屋を教えようとした。その時…

 

 

 

 

―ガシャンッ!!ガシャンッ!!ガシャンッ!!―

 

 

 

『やめろぉぉぉぉぉぉ!!よせぇぇぇぇぇぇ!!』

 

 

『いいからジッとしててってば!ヴィータちゃん!そっち側押さえて!』

 

 

『あ、ああ…分かった』

 

 

『や、やめろ!!離せ!!何故だ!?何故着替えるだけでそんな服を着なければならないんだ!?というかそんな服一体どこから取り出した!?』

 

 

『ふふっ…実はこの時の為にとずっと隠し持ってました!』

 

 

『大丈夫ですよ!零さんならきっと似合いますって♪』

 

 

『そんなものを着て似合うと言われても嬉しくなんてないわッ!!というか何なんだそのフリフリの付いた黒いワンピースは!?何なんだそのウィッグは!?明らかに準備が良すぎるだろう!?…まさかお前等…最初からこれを狙って此処に来たのか!?』

 

 

『フフンッ♪中学の文化祭の時以来、こういう機会が中々なかったからねぇ~。因みにこの服は零君がその時に着てた物を私達なりにアレンジしたもので~す♪』

 

 

『で~す♪じゃないだろ?!なんでお前は俺のトラウマを掘り返すような事をするんだ!?母さんの影響を受け過ぎてるだろ!!大体俺がそんなの着たらヴィヴィオが泣くぞ!!』

 

 

『ヴィヴィオ~?パパの可愛いワンピース姿、見たいよね~?』

 

 

『んー……うん、見たい!』

 

 

『ヴィヴィオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!?』

 

 

『はい、ヴィヴィオもこう言ってるワケだし。スバル、ティアナ、こんな機会は滅多にないからね♪ちゃちゃっと脱がしちゃって♪』

 

 

『了解です!』

 

 

『よ、よせっ…止めろ!!俺に娘の前で裸になれというのか!?ヴィ、ヴィータ!智大!セッテ!』

 

 

『あ~…ワリィな零。こうなっちまったら流石にアタシでも止められんねーわ…』

 

 

『右に同じく』

 

 

『……すみません』

 

 

『寝返るのか貴様等ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!というか何故写メを撮る準備をして……はッ?!や、止めろ…!誰かァ!!誰かコイツ等を止めてくれ!!う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

 

 

 

 

 

『………………』

 

 

 

 

 

離れの部屋から聞こえてきた絶叫。それを聞いた一同の間に沈黙が流れ、そして…

 

 

幸助「…いやいや…ちゃんと挨拶はしておかないといけないよな~♪」

 

 

昌平「そうだよな~♪というワケで俺も付いて行くぞ♪」

 

 

ツカサ「あ!だったら私も行くよ♪」

 

 

こなた「うんうん♪別れの挨拶は大事だからねぇ~♪」

 

 

進「はぁ…お前もどうせ別の目的だろ?…だがまあ、アイツの写真はまだ撮ってないからな。俺も行くか」

 

 

『(零(さん)……南無)』

 

 

零達のいる部屋に向かって行く幸助達の背中を見送りながら残った優矢達は心の中で合掌した。

 

 

 

ちなみに、幸助達が部屋に向かって暫くした後に巨大な爆発が起こったというのはまた別の話だ。

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

先程の騒ぎから数十分後。あれこれと色々な騒ぎがあったものの、零達は写真館の前に集まり別れの挨拶を交わしていた。

 

 

 

零「―――じゃあ、やっぱり城には誰もいなかったんだな…」

 

 

幸助「あぁ。俺達も色々と気になってもう一度城に行ってみたんだが…予想通りもぬけの殻だった」

 

 

智大「恐らく、違う世界に逃げたんだと思うよ。多分あのダークライダー達から逃げる為にね」

 

 

昌平「暫く身を隠して力を蓄えるつもりなんだろ…。だから気をつけろよ?多分また、お前達を狙って来る可能性が高いからな」

 

 

零「あぁ、ありがとう…色々と世話になったな。お前達とはまた旅の途中で会える気がするよ」

 

 

智大「かもね…だからサヨナラは言わないよ」

 

 

昌平「また会えるって信じてるからな。その時にまた俺のマジックを披露するさ!」

 

 

進「あぁ、楽しみしてるよ」

 

 

ツカサ「二人も頑張ってね!」

 

 

昌平「ああ、お前達もな。っとそうだ……零!これ、お前にやるよ」

 

 

零「…なんだ?この紙切れは?」

 

 

昌平「困った時はそこに来ればいいさ。きっとお前達の助けになると思うからな」

 

 

零「…分かった。ありがとな、昌平」

 

 

幸助「気をつけてな。旅先でもタイムオーガが出る可能性があるから」

 

 

智大「分かった…じゃあ、僕達はもう行くよ」

 

 

昌平「また皆と会えるのを楽しみにしてるぞ!」

 

 

 

その言葉を最後に、智大と昌平も自分達の帰りを待つ場所…伽藍の洞へと向かっていったのだった。

 

 

 

 

ツカサ「んじゃ、私達もそろそろ行くよ!」

 

 

零「あぁ…また会えるよな?」

 

 

俊介「当然だろ?俺達はまだ旅の途中なんだ。きっとまた何処かで巡り会えるさ」

 

 

スバル「じゃあ、その時にまた俊介さんの料理を食べさせてくださいね!」

 

 

ティアナ「アンタねぇ…」

 

 

シズク「アハハ…(私も同じ事言おうとしたのは黙っておこう…)」

 

 

裕香「その時が来るまで、お互いに頑張って旅を続けましょう!」

 

 

なのは「うん、そうだね!」

 

 

零「そうだな……じゃあなツカサ。次に会う時まで、元気でな」

 

 

進「お前達と一緒に戦えてよかったよ…身体には気をつけろよ?」

 

 

ツカサ「うん、零達もね!幸助、もし何かあったら私の事も呼んでね!」

 

 

幸助「すまんな、ツカサ。助かる」

 

 

ツカサ「うん、それじゃあ!またね~~!」

 

 

俊介「また会おう!皆!」

 

 

裕香「今度は是非、私達の写真館にも遊びに来てください!」

 

 

 

ツカサ達は零達に向けて手を振りながら、自分達の帰る場所である光写真館に向かってその場から歩き出したのだった。

 

 

 

 

幸助「さて、そろそろ俺達も行くかな」

 

 

零「そうか。本当に色々と助かったよ、ありがとうな幸助」

 

 

幸助「いや、気にするな。(コイツには黙っとけよシズク?」

 

 

シズク「なのはさんもこなたちゃんも元気でね(あのライダーの事でしょ?わかってるよ、ここからは…」

 

 

幸助「進も元気でな(零達の物語だ」

 

 

進「お前らもな」

 

 

こなた「また何時か、何処かで会おうね!」

 

 

スバル「バイバイ、別世界の私」

 

 

ティアナ「(やっぱり何度見ても思うけど…同一人物なのに性格が違いすぎよね…)」

 

 

幸助「んじゃ、ツカサたちも行ったみたいだし、俺らも転移するか」

 

 

シズク「うん」

 

 

幸助「また会おう、零、進」

 

 

零「またな幸助!シズク!」

 

 

進「また会おう!」

 

 

 

幾つか言葉を交わした後に、幸助とシズクはその場で転移魔法を使って別世界へと転移し、二人の姿も消えていったのだった。

 

 

 

 

進「…さて、後は俺達だけみたいだな」

 

 

零「…お前達にも、本当に色々と世話になったな。ありがとう…」

 

 

こなた「いいっていいって。そう面と向かって言われると何か恥ずかしいしさ♪」

 

 

なのは「ふふふっ、恥ずかしがる事はないよ。だって本当の事だし」

 

 

ゆたか「……きっとまた、会えますよね。私達…」

 

 

スバル「勿論!旅を続けていればきっと会えるよ」

 

 

ティアナ「だから、お互いに頑張っていきましょう。きっとまた会えると信じて…」

 

 

みなみ「……そうですね。また何処かで会える。そう信じていれば、また会えますよね」

 

 

進「そうだな…じゃあな、零。また何処かで」

 

 

零「あぁ…何処かで…必ずな」

 

 

 

 

進「じゃあな!いつかまた会おう!」

 

 

こなた「みんなと一緒にいて凄く楽しかったよ!」

 

 

ゆたか「今度は私達の家に遊びに来て下さいね!」

 

 

みなみ「いずれまた会いましょう!きっとまた会えると思いますから!」

 

 

 

最後に残った進達も、零達に手を振りながら自分達の家である泉家に向かってその場から歩き出していった。

 

 

零「……行っちまったな」

 

 

なのは「うん…でもやっぱり、ちょっと寂しいね…」

 

 

ティアナ「そうですね…」

 

 

去っていく進達の背中を見て、寂しげな表情を見せるなのは達。すると零は進達の背中を見送りながら懐から一枚の写真を取り出した。そこにはいつも通り歪に画が歪んでいるが、零達を始め、進達や幸助達、智大達とツカサ達の全員が集まって笑い合う姿が映っていた。

 

 

零「確かに別れは寂しいと思うが……これで最後ってワケじゃないだろ。さっきも言ったが、きっとまた会える。旅を続けている限り、きっとな」

 

 

なのは「…そうだね…また皆と会える日まで、私達もしっかり頑張らないと」

 

 

いつかまた会えると信じて…その思いを胸に秘め、零達は進達の背中が見えなくなったのを確認すると写真館の中へと戻っていった。

 

 

 

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