仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第七章/ブレイド×ガンダム00の世界④

 

三十分後。刹那は今BOARDの社長室に呼ばれていた。理由は言わずもがな、先程の社員食堂での一件である。

 

 

リボンズ「君は7から最低ランクの2に降格。此処にブレイバックルを出すんだ」

 

 

刹那「ッ?!何故だ?!」

 

 

リボンズ「君に理由を話す必要はない。社長命令だ、早く出したまえ」

 

 

刹那「クッ…!」

 

 

平淡な口調のままブレイバックルを出すように告げるリボンズ。刹那は苦悶しながらもポケットからブレイバックルとラウズカードを出しデスクの上にゆっくりと置いていく。

 

 

リボンズ「本日限りで君はブレイドの資格を剥奪する。異論はないね?」

 

 

リボンズはそう言いながらブレイバックルとラウズカードに手を伸ばす。が、その手が届く前に刹那がブレイバックルとラウズカードを乱暴に掴み取った。

 

 

刹那「ッ…納得出来るか…こんなくだらない理由で、何故ブレイドの資格を剥奪されなければならない?!これは前社長が…!」

 

 

ブレイドの資格を剥奪されるのは流石に我慢ならないのか、刹那はAからの降格処分を受けた時よりも感情を露わにして叫ぶが、リボンズはそれにやれやれといった表情で溜め息を吐いた。

 

 

リボンズ「ふぅ…刹那・F・セイエイ…君のその行動が一体何を意味しているのか…分かっているかい?」

 

 

刹那「…何?」

 

 

リボンズの言葉に刹那は訝しげに眉を寄せ、リボンズはデスクから立ち上がると窓ガラスの向こうの景色を眺めながら口を開いた。

 

 

リボンズ「…君は幼少の頃、アンデッドに両親を殺され孤児となり、生きる気力を無くしていた…そんな君に手を差し延べアンデッドと戦う力であるブレイドの力を与えてくれた…BOARDの前社長であるティエリア・アーデ。僕はその前社長から後任を任されたんだ。僕の意志に背くということは、君の恩人である前社長の意志に背くということになるんじゃないかな?」

 

 

刹那「ッ!ふざけるな…俺は、俺は全てのアンデッドを封印すると前社長に誓った!ブレイバックルは渡さない…渡すものか!!」

 

 

刹那はそう言ってブレイバックルとラウズカードを懐に仕舞い、社長室から飛び出していった。リボンズは窓ガラスに映る鏡からそれを確かめると小さく笑みを浮かべる。

 

 

リボンズ「全く…しょうのない人間だ」

 

 

「人間とはそう言うものだ…自身の認めたくない事実から逃げ、現実から目を背けて苦しみ続ける弱い存在」

 

 

リボンズの物とは違う新たな声。リボンズがその声が聞こえてきた方に振り返ると、物陰から一人の男……龍騎の世界でアビスに変身し、零達の前に立ちはだかった鎌田がゆっくりと姿を現した。

 

 

鎌田「だが、その苦しみからも時機解き放たれるだろう。ライダーとアンデッドが手を組み、世界の統率者となるのだから……フフフッ…フハハハハハハハハハハッ!!!」

 

 

鎌田は不気味な笑みを浮かべながら社長室から出ていき、ブレイバックルを取り返す為に刹那の後を追い掛けていった。

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

一方その頃、なのはとフェイトは零達の様子見の為に道中談笑しながらBOARDへと向かっていた。

 

 

フェイト「零達、今頃どうしてるかな?」

 

 

なのは「うーん。多分、今頃コックさん達にああだこうだって言ってる頃じゃないかな?零君、料理とかする時人が変わっちゃうし�」

 

 

フェイト「そう言えばそうだね…前に零を手伝おうとしてキッチンに入ったら凄く怒られたし�」

 

 

なのは「…というか、何か私達がキッチンに入ること事態許してくれないような気がするんだけど…何でかな?」

 

 

フェイト「んん……なんでだろ?」

 

 

互いに首を傾げながらそんな疑問を考えるなのはとフェイト。とその時、なのはの視界の端に見覚えのある物体が映った。

 

 

なのは「あれ?あれは……キバーラ?」

 

 

フェイト「え?」

 

 

なのはの視界の端に映ったなにか…写真館に居るハズのキバーラが何処かへと向かって飛んでいく姿を見つけた。こんな所で一体何をしているのか?気になった二人はキバーラの後を追いかけ近くのビルの路地裏に足を踏み込む。其処には…

 

 

キバーラ「…ディケイドは社員食堂で足止めにあってるみたいよ」

 

 

「そうか……今度こそ、私の実験の邪魔はさせんぞ、ディケイド…」

 

 

廃棄ビルの路地裏。其処にはキバーラと零達を幾度となく邪魔してきた謎の男が何かを話している姿があったのだ。なのはとフェイトはその事に驚きながらも顔を見合わせて何かを決心したように頷き、男の目の前に飛び出した。

 

 

キバーラ「ッ!貴女達…」

 

 

なのは「貴方…貴方は一体何者ですか?!何故零君の邪魔を…?!」

 

 

「………………」

 

 

男に向けて身構えながら問い掛けるなのはだが、男はそれに何も答えず不気味な笑みを浮かべて自分の背後に歪みを発生させ、男はその歪みと共に消えていってしまった。

 

 

フェイト「……キバーラ、貴女は一体?」

 

 

キバーラ「私はただの謎の女……フフフフッ♪」

 

 

残されたキバーラもフェイトの問い掛けを受け流し、怪しく微笑みながら何処かへと飛んでいってしまった。そしてその場に残されたなのはとフェイトは不吉な予感を感じ取り、急いでBOARDへと走り出した。

 

 

 

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