仮面ライダーディケイド&リリカルなのは 九つの世界を歩む破壊神 Re:EDIT   作:風人Ⅱ

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第七章/ブレイド×ガンダム00の世界⑥

 

 

ディケイドVSカリス、キャンセラー&移鬼VSパラドキサアンデッド。二つの戦いは段々と激戦化し、戦いの場である荒れ地も二つの戦いにより更に荒れ始めていた。

 

 

カリス『フッ!ハァッ!』

 

 

ディケイド『チィ!ハッ!』

 

 

カリスの繰り出す拳をかわして反撃していくディケイド。ギャレンとレンゲルはその戦いを呆然と見つめていると背後からキャンセラーと移鬼と戦っていたパラドキサアンデッドが不意打ちを仕掛け二人を吹き飛ばした。すると、それを見たカリスはディケイドから距離を離し腰にあるホルダーから一枚のラウズカードを取り出すとカリスアローにラウズした。

 

 

『BIO!』

 

 

電子音声が響くとカリスアローから触手が現れ、カリスはギャレンとレンゲルに向けてそれを放った。

 

 

ギャレン『ッ?!アレルヤ!下がれッ!』

 

 

レンゲル『?!ロックオッ…うわぁッ?!』

 

 

ギャレンはカリスの放った触手からレンゲルを庇って捕らえられ、カリスはそのままギャレンを引き寄せるとギャレンのバックルを掴み無理矢理奪い取った。

 

 

ロックオン「グアァッ!」

 

 

刹那「?!ロックオンッ?!」

 

 

レンゲル『クッ!ウオォォォォォオッ!!』

 

 

―ガキィンッ!ガキィンッ!ガキィンッ!―

 

 

カリス『ッ…フッ!』

 

 

バックルを奪われギャレンは変身が解けてロックオンに戻ってしまい、レンゲルはレンゲルラウザーを使ってカリスをロックオンから引き離すが、カリスはそれをカリスアローで弾いて反撃し、レンゲルを吹き飛ばして追撃しようとする。とその時…

 

 

 

 

 

 

「う、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!?」

 

 

「助けてくれえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!?」

 

 

「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!?」

 

 

 

『ッ?!』

 

 

突如上空から謎の悲鳴が聞こえ、ディケイド達が上を見上げると、なんとそこには遥か上空から三人の青年達がこちらに向かって落ちて―――

 

 

 

 

『うぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!』

 

 

―ズドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオンッ!!!!―

 

 

 

キャンセラー『うわあぁッ?!』

 

 

ディケイド『?!なッ?!』

 

 

移鬼『な、何これ?!』

 

 

…落ちた。もの凄い勢いで戦場のど真ん中に落ちた。しかも勢いが良すぎたのか彼等が落ちた場所から衝撃破が発生し、ディケイド達は危うく吹き飛ばされそうになるが何とか堪えきり吹き飛ばずに済んだ。衝撃が止んで砂粒が辺りに舞う中、青年達が落ちた場所には巨大なクレーターが出来ており、ディケイド達やカリス達は突然の事に戸惑い、青年達が落ちた場所を呆然と見つめている。すると…

 

 

「…ぅ…ぐぅ…か、身体が…身体がぁぁ…」

 

 

「こ…幸助師匠ぇ…幾らなんでも…あんな場所に…転移させることはぁ……」

 

 

「フ…フフフ…師匠のことだから…どうせこんなことになるって予想してたよ……アハ…アハハ…」

 

 

…何かクレーターの中から必死に這い上がってくる三つの影が見えてきた。身体は所々がボロボロで全体の九割ぐらいが焦げてしまっている青年達。その三人を見て今まで呆然としていたディケイド達が驚愕の表情を浮かべた。何故なら…

 

 

ディケイド『ツ、ツトム?!』

 

 

キャンセラー『稟君?!それにクレフさん?!』

 

 

稟「へ?……って零さん?!祐輔さんも?!」

 

 

クレフ「よ、良かったぁ…運良く合流出来たね…�」

 

 

ツトム「…怪我の功名ってこういうことをいうのかな…?�」

 

 

そう、上空から落ちてきた青年達の正体は零と祐輔の知り合い……二人や滝と同じ『苦労人同盟』の一員である"土見 稟"、"クレフ・アンダーソン"、"ツトム・レオンハート"の三人だったのだ。

 

 

ディケイド『な、何でお前等が此処にいるんだ?!てかなんで空から?!』

 

 

ツトム「あ~えーと…その…何て言えばいいのかな…�」

 

 

何故三人がこんな所に…しかもよりによってあんな上空から落ちてきたのか。それが理解出来ないディケイドはいきなり乱入してきた三人に問い掛けるが、三人も突然の事に思考が付いていけないのか若干しどろもどろになっていた。そんな時…

 

 

刹那「ぐっ……な、なんだ…今のは…?」

 

 

レンゲル『痛っ…な、何が起きたんだ…?』

 

 

ロックオン「クソッ…一体何がどうなってんだ…!」

 

 

ディケイド達と稟達が会話をしていた中、先程の衝撃で吹っ飛ばされた刹那達が上半身を起こしながら先程の出来事を思い出していき、その刹那達の近くにいた稟はその声を辿って刹那達の方へと振り返った。

 

 

稟「…ッ?!ニ、ニールさん?!ど、どうして貴方が此処に?!」

 

 

ロックオン「…ッ?!な、なんだお前…何でお前がその名を?!」

 

 

稟は近くに倒れていたロックオンを見て驚愕し、ロックオンは初対面の人間からいきなり自分の本名を呼ばれて戸惑っていた。だが、そんな稟達の下にパラドキサアンデッドがゆっくりと近づいていき、稟達はそれに気づくと咄嗟に身構えていく。

 

 

ツトム「ッ!よくわかんないけど、どうやら戦闘中にお邪魔しちゃったみたいだね…!」

 

 

クレフ「みたいだな…まあいきなりで驚いたけど、取りあえず二人の手伝いをしておくか!」

 

 

稟「そこのライダー!ニールさん達を連れて早く此処から離れて下さい!」

 

 

レンゲル『え?…わ、分かった!』

 

 

レンゲルは稟の言葉に戸惑いながらも、言われた通り刹那とロックオンを抱えてその場から離れ、三人はそれを確認するとツトムは腰にベルトを出現させ、クレフはガンブレードのような武器と一枚のカード、稟は青と白銀のコウモリと小さな金色の龍を呼び出した。

 

 

クレフ「それじゃあ、行くぞ二人共!」

 

 

ツトム「はい!」

 

 

稟「行くぞ、エクト!グレイ!」

 

 

エクト「はい、マスター!かぷ!」

 

 

グレイ「行くッスよ兄貴~!変っ身!」

 

 

『変身ッ!』

 

 

『Rider Change Touga!』

 

 

『KAMENRIDE:SIVA!』

 

 

三人はそれぞれの変身動作を行うとツトムは白と赤いボディに赤い角、肩には赤い狼の顔、後頭部からおさげを下ろしているライダー『闘牙』に、クレフはナイトとfirstの世界で滝の前に現れたライダーを足して二で割ったような姿をしたライダー『シヴァ』に、稟は白銀と金色の鎧に背中に蒼いマント、右手に一つの剣……ライトブリンガーを握ったライダー『エクス・リリィフォーム』へと変身していった

 

 

『?!こいつ等もライダー?!』

 

 

カリス『ほう…中々興味深いね』

 

 

エクス『二人共!行くぞ!』

 

 

闘牙『うん!』

 

 

シヴァ『幸助師匠の特訓の成果を見せてやる。零!祐輔!事情は後で説明するから、君達はそのライダーを頼んだ!』

 

 

ディケイド『は?あ、あぁ、分かった…!』

 

 

ディケイドが戸惑いながら頷くとエクス達は自分達の武器を構えてパラドキサアンデッドに向かって走り出し戦闘を開始していく。パラドキサアンデッドもライダーに変身した三人に驚きながらも応戦するが、流石に三対一となると苦戦しているらしく、三人の攻撃を受け流すことで精一杯になっていた。

 

 

移鬼『あ…あの人達…凄い!』

 

 

キャンセラー『よくわかんないけど…取りあえずあのアンデッドは稟君達に任せても大丈夫そうだね』

 

 

ディケイド『ああ…とにかくアイツ等の話は後で聞くとして、俺達は奴を締め上げて色々と聞き出さないとな…!』

 

 

移鬼はパラドキサアンデッドと奮闘するエクス達を見て感心し、ディケイドはライドブッカーSモードを、キャンセラーは刀を構えてカリスを見据え、カリスもディケイド達へと視線を移しカリスアローを構える。そして、カリスが動き出したと共にディケイドも駆け出そうとした、その時…

 

 

 

―ブオォォォンッ…バシュウゥッ!―

 

 

 

『ッ?!』

 

 

突然ディケイド達とカリスの間をなにかが過ぎ去り、その何かはディケイド達からすこし離れた場所で姿を現した。それの正体は鬼ような姿をした緑色のライダーであり、肩には槍のような武器を担いでディケイド達を見据えていた。

 

 

ディケイド『?あれは…』

 

 

移鬼『え?私と…同じ姿のライダー?』

 

 

キャンセラー『(あれは…轟鬼?…ということは!)』

 

 

突如現れた鬼のような姿のライダー…『轟鬼』を見てディケイド達は首を傾げ、戦闘を行っていたエクス達とパラドキサアンデッドも轟鬼を見て戦闘を止め、キャンセラーは何かを探すように辺りを見渡し始めた。その間に、轟鬼はバックルを槍のような武器にセットすると槍はギターのような形態となってそれを構えた。すると…

 

 

轟鬼『…音撃斬・雷電激震!ハアァッ!』

 

 

轟鬼はそう叫んで突然その場でギターを演奏し始めたのだ。それを見た刹那達やカリスやパラドキサアンデッドは轟鬼の不可解な行動に呆然とし、ディケイド達とエクス達はそれを見て轟鬼が次に取る行動を瞬時に理解し慌ててその場から離れた。そして…

 

 

轟鬼『フン…ヌウオォォォォォォォッ!!』

 

 

―ドンッ!ドゴオォォォォォォォォォォォォォオンッ!!!―

 

 

『グ、ウアァァァァァァァァァアーーーーッ!!?』

 

 

演奏を終えた轟鬼はギターを振り回して地面に思い切り突き刺した。それと同時に荒れ地の中央で巨大な爆発が巻き起こり、カリス達や近くにいた刹那達は爆発に巻き込まれて吹き飛び、ディケイド達は何とかそれに耐え切り吹っ飛ばずに済んだ。そしてディケイド達が目の前に視線を戻すと、そこには既に轟鬼の姿はなく、カリスとパラドキサアンデッドの姿もいつの間にか消えてしまっていた。

 

 

ディケイド『ッ…なんだったんだ…今のは…?それにアイツ等…どさくさに紛れて逃げたやがったかッ…』

 

 

キャンセラー『みたいだね…(…轟鬼が出たのなら、あのライダーが近くにいると思ったんだけど…もう逃げたのかな…)』

 

 

移鬼『二人共!とにかく今は刹那さん達を運ばないと!』

 

 

エクス『ッ!そうだ…ニールさん!』

 

 

闘牙『ちょ、稟君?!』

 

 

シヴァ『ま、待ってくれ二人共!』

 

 

移鬼は辺りを見回しているディケイドとキャンセンラーに呼び掛けると、変身を解除してスバルに戻り、エクスも変身を解除して稟に戻り、二人は刹那達の下に駆け寄っていった。それを見た闘牙とシヴァも変身を解除して慌てて二人の後を追い、ディケイドとキャンセラーも何度か辺りを見回した後に変身を解除し、スバルの後を追い掛けていった。そしてその陰では……

 

 

 

 

「…へぇ…あの少年、俺の事を探してたみたいだねぇ…firstといい、あの少年達といい…君の周りには面白い人間が集まるな…零」

 

 

林の陰で身を潜める一人の青年。零達の戦いを陰で見ていた青年は笑みを浮かべながらそう呟き、そのまま何処かへと向かって歩き出しその場を去っていった。

 

 

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