背中に尖った部分が多いポケモンは高確率で一番最強になるし殿堂入りもする   作:黄雨

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3.ライバルがどんなヤツかはまあ分かってた(予知夢)

決意新たにそばやくバッチを集めるべく

俺は昼前には地元を出てニビシティに急いだ

ところが勝手知ったるトキワの森に

見慣れないガキが調子に乗っていた。

 

ツレの虫取り少年が泣いてたんだが

俺が近くまで寄ると「あっ、アイアンくん」と言うので

手を挙げて答えると背中向けてたそいつも振り向いた。

 

この手の調子に乗ったバカが良くかぶる伝説の最年少チャンピオンの証レッドキャップ

それはもうオキマリのありきたりだからどうでもいいんだが

それに追加してなんでだか口元に黒いマスクしてた。

額宛っぽいのを斜めにして片目わざわざ隠してる。

これってゲッコウガその他忍者っぽいポケモンとリアルニンジャが登場するフィクション漫画『虎の印ぐるぐる』の師匠系キャラクターかかしのコスプレだべ?

年齢は多分だが俺と同じくらい

 

「お前絶対コスプレ忍者だろ……」

「んだテメェ?」

 

なんだ急に喧嘩売ってきた>>チャンピヨンと忍者のダブルのコスプレしたやつ

おれはモンスターボール片手に「そいつ俺のツレなんだわ……慰謝料払ってもらおうか」というと「へっ。つまり雑魚か」ときた。格下に見られてムカついたので「俺はトキワの森のポケモン番町なんだがおまえ、ニドキックでぼこるは・・」と言うと「オレは未来のニンジャマスター! ニドキックだが何だかしらねーが、眠ってしまえば動けまい!」という返事。

 

ちょっと僅かにガン光を交差せる睨み合い。

俺達は同時にモンスターボールを投げた

 

「行け! リアオス! 不意だまニドキックだ!」

「なにっ!」

 

モンスターボールから吹き出るフラシュも収まらぬうちにリアオスはそばやく着地しカカッっと前ダッシュするとジャンプして後ろ足のキックをダブルでいれた。

 

「テメェ卑怯だぞ!」

「何か問題でもあるのか? オレは学校の先生から「出来もしないことを言うな」と言われたことはあるが反則だともヒキョウだとも言われたことはない」

 

一流のリアルモンクタイプのポケモントレーナーは独自のアタッチメント装備でモンスターボールから出現直後のポケモンの動きを補助するという逸話は噂に名高いだろ。

 

「だ、大丈夫だ、半減で受けれる!」

 

はたして忍者ごっこクンがくりだしてたのはマダツボミの塔で有名なマダツボミ。

どうやら突然のニドキックに動揺してるらしく目がバッテンになってた畳かけるなら今だべ

 

「つついてダウンさせろ!」「かわせマダツボミ!」

 

どうやら雑魚なのは忍者ごっこクンだったようだなビックリしてるときに急に命令されても動けるわけがないここは落ち着くまでじっとガードさせるべきだった。

動揺してるマダツボミはどっちにどうかわせばいいかひょろひょろするばかりで俺のリアオスのつっつき攻撃には全く対応できてなくてアワレだった

すると顔面にクッティカル(三倍攻撃)が入ったのかマダツボミは鳴き声をあげてダウンした。

 

「くっそー! 後でポケモンセンターに行かなきゃなんねーじゃねーか! 頼むぞコンパン!」

 

マダツボミ引っ込めて次に忍者ごっこクンがくりだしたのは全く見たことも無いポケモン

目元がキャタピーに似てるから多分むしぽけもん。

全体的にまるくてよく転がりそうなんだが額のアンテナっぽいのがぴくぴく動いてた。

 

するとリアオスは後ろから見ても分かるくらい露骨にやる気でないポーズになったので俺はタイムアウトの選手交代のスキを窺っていると汚い忍者は「ちょうおんぱの術!」とか言って耳障りな音をリアオスに与えた

露骨に嫌そうな表情に近くなったので俺はリアオスを引っ込めるとリアメスを繰り出した。

不意だまニドキックはタイマンの最初のバトルのあたまが最も有効なので二回も三回も使わない。

 

「あーっ! まただよ反則!」

「は? ちょっと待てよ。何も反則してないが言いがかりばかりつけるのはズルい。生意気なんだべ」

「オレがわざの指示出した後にポケモン入れ替えた! ポケモン入れ替えはターンの最初にやんなきゃいけないんだからなーっ!」

「お前プロのトレーナー? 俺とスタジアム会場で公式戦でもしてるつもりかよ?」

 

いるんだよなー厳密に対戦ルール守らせようとして場を白けさせるヤツ

俺の学校のグループではそういう空気読めないヤツは完全にシャッタアウトされていた

まあそういうルール厨にはタイマンで分からせれば良いだけ

ちらっとリアメスを見るとコンパンとか呼ばれたやつ見て闘争心をみなぎらせ、倒す気満満になってた

だが勝手に飛び出したりせず俺の指示を待ってるのは素直に好印象しつけが行き届いてる証拠

 

「よし、しっぽふりふり作戦で行くぞ!」

 

おれの命令を聞いたリアメスはコンパンに背を向けてしっぽふりふりしだした。

顔をくるんとコンパンとか忍者とか見てたが次の合図に備えてるのが見て取れるだった。

 

「っは! 対戦バトルでしっぽをふるなんて雑魚い技を使うとはな!

 コンパン! ねんりきで黙らせろ!」

 

やっぱりこいつ油断したな

しっぽを左右にかわいくふるというわざには相手の油断を誘う隠し効果がある。

ケモナー特効だとオヤジは言ってたがケモナーというのは意味が分からない。

おれはリアメスに「いけっ!」とだけ指示すると首向けてるほうにダッっとかけだし何か空気がもじもじしてる塊を回避した「なんだとっ!?」と忍者が驚くヒマあらばリアメスはぴょんぴょん頑張って回り込み、接近したコンパンにどくばり>にどげり>ひっかくと流れるような連続技たったきこんだ。

 

「あーっ! 指示出してないのに何回も攻撃してる! ずるいぞ!」

「見事なコンビネーションだと関心はするがどこもおかしくはない。

お前は頭が悪すぎるな、俺が行けといったのはここまでの連続攻撃しろという意味」

 

コンパンは足元ふらふらでいつ倒れてもおかしくなかったが最後は「どくばり」と指示出してトドメ。

後にはプライドズタズタにされたコスプレ忍者の雑魚がいた。

俺はツレに「いくら取られた?」と聞いてその同額を差し出すように忍者にいうと

金だけだして「これで勝ったと思うなよ!」と泣きながら去っていった。

 

「コンパン持ってるんだ。いいなあ」

 

すると虫取り少年は憧憬の眼差しで去っていった忍者の背中見てたおれは

「おまえのトランセルのニックネーム、キャッピーだっけ? そろそろ羽化すっぞ。

うらやむ時間があるならちゃんとバタフリー用のエサ用意しといたほうが良い。

羨望の理由で自分のパートナーをないがしろにするな」と言って

さっき回収した金を渡すと俺もニビシティに急いだ。

 

さいわい忍者がダッシュしたのはトキワ・シティのほうだったので

ポケモンセンターで鉢合わせることはなかった

かるくパワー・ポイントを回復してもらってから

俺は待合室のいっかくの座れるとこで二匹をボールからだすと

朝から良く頑張ったご褒美のおやつを食べさせ

なでなでしてやる「よく頑張ったなー」と声をかけると

もっと褒めても良いぞと言わんばかりにきゅいきゅい鳴いた。

 

俺も腹減ってきたので回復待ちなのか近くで暇そうなおっさんに「どっか飯くうとこある?」と聞くと「このへんのことなら外に案内好きのやつがいるぞ」と言って自分では動きたくなさそうだったな・・まあいいが

 

暫く二匹を好きにさせてからボールに戻すとポケモンセンターから出てしぐのとこにいる大人に「どっか飯くうとこある?」と聞くと案内してくれた。

行き先は一目さんお断りっぽい店構えの建物『ニビラーメン』なるB級グルメが出てきたが岩塩がガンガンに効いたそれは今まで食ってきた塩ラーメンとは一線を画する味わいではふはふしながら食べてるとパワーが沸いてくるみたいだった。

いっぱい750円なり。

…………

昨日親に旅立つ宣言して良かったな。

そのときおこづかい貰ってなかったら足りてなかったぞ。

 

おれは飯代はらうと今度からポケセンの中にある旅のこどもトレーナーだったらタダで食える飯のヤツですごそうと思った(リアル事情)

 

 

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