背中に尖った部分が多いポケモンは高確率で一番最強になるし殿堂入りもする 作:黄雨
「いけ! かげぶんしんの術!」
いまだに名前も知らない忍者ごっこクンとのタイマン戦
忍者はヒキョウにもボールからポケモンくり出すと同時にかげぶんしんさせるという
汚い反則技を使ってきた(不意だま行動させるのは良いが攻撃しないのはヒキョウ)
俺は正正堂堂とリアメスを繰り出すとまずは誰が出てきたかみやぶった
そいつゴルバットっていう、ポケモン漫画でよくワル者の手持ちにやられ役で倒されたあくっぽいタイプのやつ。
たぶんだが間違いなく俺の身長よりデカくてそのうえ空中をパタパタ忙しく飛んでいるのが分身わざのせいでブレブレに見えた。
「ほう。ニドリーナに進化してるじゃねーか。月の石でも拾いにきたのか?
だが関係ねーなァ! かげぶんしんの術!」
同じ技ばかり使って雑魚丸出しだな、まあいいが
リアメスは残像が見えるほどのゴルバットの動きについていけないみたいで必死にきょろきょろしてた。逆に俺はどっしり構えて汚い戦法に対抗する作戦タイム中
しかしポケモンバトルはいつだってリアルタイム。こっちが動かないと見るや忍者は更にぶんしんさせてていた。
常にぱたぱた飛んでるポケモンをちじょうポケモンが物理的に捕らえるのは難しい
空中圏は完全に支配されてしまい基本的に圧倒的不利
しかしパタパタするのにエネルギーのパワーつかって飛び続ける持久力ないのでそのうちスタミナつかれて羽根休めに降りてきたところをマウントとって押さえ込みボコボコにすればよいというのがちじょうポケモンがひこうポケモンの主な攻略法。
しかしヒキョウにも分身してるとなるとスキだらけなのにスキだらけじゃない普通にこうげきやっててもまず当たらないと言っていいでしょう
のんびり考えてる場合か? 考える時間があったら攻撃!
とあわててけしかけるのはむしろ思うツボツボで
スタミナ失われる上にいくら攻撃しても当たらないフラストレーションに
ポケモンの怒りのボンテージあがって、いつもなら当てれる状態でも当てられなくなっちぇしまう……という逆効果の悪循環に陥ることになるやせいのバタフリーに痛い目にあったから間違いない。
仕方ないので取っておきの切り札を出す
これ見たらこいつもブロンテ家の一子相伝の奥義に土下座で謝罪することになる(勝利)
「戻れリアメス! 行けリアオス! ガンガン行こうぜ!」
おれはリアメスをモンスターボールに戻さず手招きすると寄ってきた代わりにリアオスを繰り出し自主性に任せるとぴょんぴょん頑張ってた。
とことこ戻ってきたリアメス撫でながら俺は「おまえ電気びりびり覚えてるか?」とタイマン中にあるまじき声かけにリアメスはきゅ? と首をかしげてる
「ハッ! 勝負を捨てたか! まだまだかげぶんしんのじゅつ!」
ちらっと見るとリアオスはイライラしながらジャンプ攻撃してたぜんえzん角攻撃当たらないのがムカついてるのは確定的に明らか。だがチャンスはぶんしんばっかりやってる今しかないおれのリアメスへの声かけは続く「かーちゃんのセイブクインが使ってたべ? 溜め池のニョロモやっつけてたべ?」と言うと悩ましげに体ゆすったりぐずるがあんまり覚えてなさそう
ちなみにセイブクインというのはかーちゃん手持ちのニドクインのネームだべ。
俺はリアメスの腹のほうに手ぇ伸ばすと内臓刺激してやった。
「もっとかげぶんしんのじゅつだ!」
お前一生かげぶんしんだけやってろ
しばらく刺激してるとリアメスからビリっとくるのですぐ離れるパリパリッっと目に見えるくらいの電気びりびりが全身に纏いだしはじめた
ニドラン族は普段は使わないが内臓のいろんなとこに特殊器官もってる
これは野生に生きてるとき環境にてきおうして一部だけ目覚める系のパワーなんだが
一生使わないワケじゃなく普段は別のことに使ってるらしい
これを技マシンとかで刺激すると目標の技しぐさま覚えられるワケ
おれはオヤジからニドラン族の特殊器官活かしたわざ教え訓練を受けてる
これはブロンテ家に代々受け継がれる秘伝技の門外不出だから詳細はひみつ。
カントーで博士といったらオーキド博士だけどニドラン族に関してなら絶対ブロンテ家の方が専門家で詳しい
「はははははは! もーっとかげぶんしんのじゅつだ!」気分良くリアオス見て笑ってるムカつく奴がいたがもうこれ以上調子に乗らせないここから勢い根こそぎひっくり返す「良くやったリアオス戻れ! 行くぞリアメス! でんげきハァ!」「はあ?」
リアメスのまと絞らない全方位電気タイプのビリビリ攻撃がゴルバットに当たった。
ぶんしんは範囲攻撃に弱いというのは忍者漫画では稀にだがよく書かれる「どれが本体か分からないならすべて攻撃すればいい」とかそんな台詞を言ったのはだれだったかな・・・・とりあえず俺の勝ちは決定した。
「ウソだろおい! ご、ゴルバット! き、きゅうけつしろきゅうけつ!」
「ついげきのでんげきハァ!」
攻撃なんか当たるわけナイト思ってたんだろうな、ゴルバットはまともに飛んでられないくらい動揺してるところに更なる電気ビリビリがきて、今にもノックアウトしそうになっていた。
それでもおやの言うこと聞いてリアメスにちゅーちゅーしようとしたせいしんりょくは認めるが時既に時間切れ。前半のムダを取り戻すことは出来なかった「でんげきハァ!」ゴルバットは飛べなくなって倒れた。
「テメェ汚ぇぞ! インチキだ!」
「ポケモンバトルは遊びじゃねーとか言った口が何をほざくやらアワレで仕方がない。
もう一回勝負したら今度は絶対に俺が勝つ(苦笑)」
「ちっ。遊びは終わりだ。行けヤドラン」
堪忍袋の尾が切れたのか逆に口数が減った忍者はヤドンの井戸で有名なヤドン族っぽいけどヤドンじゃない別の何かを繰り出した「サイコキネシス」忍者はマジ切れした声で言った俺は雷属性の衝撃波を再び撃たせたが
ヤドランとか呼ばれたやつの顔色一つ変えることはできなかった直後ニドリーナは空間がぐにょぐにょしてるワケワカランなんかに捕らわれて苦しそうに倒れた。
リアルでサイコキネシス始めて見たこれが最強のエスパー技ってやつか・・
「出せよニドリーノ。さっさと終わらせるぜ」
という忍者は容赦とか全くしそうになかった俺はリアメス引っ込めてリアオスだすと再びサイコキネシスのパワーがくる「かわせリアオス!」多分当たったら即ひん死っぽいので空間ぐにょぐにょ避けさせるがヤドランは顔色一つかえずサイコパワー操作してリアオスを捕らえる。
リアオスは必死にあばれて超パワーからのがれようとするがついには力尽きて倒れた。
「これがオレとお前の本当の実力差だ」
「………………」
おれはたっぷり沈黙してから「おれのシマじゃ、今のノーカンだから」と言ってやった。
成長差押し付けてパワープレイとかトレーナーの実力差じゃないからノーダメージだから
ただ一言いうと多分同レベル体だった最初の対戦ではおれが勝ちってるってことだな
「負け惜しみ言いやがって。とにかく、オレの勝ちだ!」
「おまえがそれでいいならそれでいいけど?
それで勝ったことになるんならな」
おれは大人しく賞金くれてやってすぐそこのポケセン行こうとすると忍者は立ちはだかった。
「なんだよジャマすんなよ俺は今からコイツラ回復させるだよ」
「お前、名前は?」
「アイアンだけど人に名前を聞く前に自分の名前って学校で教わらなかったか?」
「オレはセキチクのシヘイだ。
テメー、さっさとバッチ集めやがれ。
お互い八個集めたら決着つけんぞ」
シヘイって名乗ったヤツは言いたいことだけ言うとお月見山洞窟に入っていった。
「……やれやれ。こうも敵視されてしまってはのんびり旅もできにくい(呆れ)」
俺はポケセンに入って2匹をヒールマッシンに預けるとレポートにさっきのタイマンの反省点ガリガリと書き込んだ。