灰色提督と桃色の艦娘達   作:パッパ

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あきつ丸の絶望顔が一番こかn...心にきますね。
あきつ丸の画像もっと増えろください。



揚陸艦+蜻蛉=あきつ丸

皆様。自分は、陸軍の特種船丙型のあきつ丸であります。

強襲揚陸艦の先駆けのような自分でありますが、新兵器のオートジャイロなども運用して、対潜戦でも奮闘したいのであります。

何卒お願いするのであります。

そしてルート固定丸だとか器用貧乏丸だとかア◯ルキツキツ丸だとか思ったそこのお前は後で沈めるので覚悟しろであります。全く、誰がキツキツでありますか。提督の所為でもうガバガバ...おっと、なんでもないであります!

 

そんな自分はたった今

 

カリカリカリカリカリカリカリ

 

提督不在の鎮守府で、提督代理をしているのであります!

 

「むふふ...」

 

いやぁ〜、マヌケでありますな海軍は。倒さねばならない敵が侵入しているというのに気付かないなんて...本当にマヌケでありますなぁ!

 

「あーっはっはっはっはごっ!ぐぼっ!ごほっ!ごほっ!」

 

うう...慣れない高笑いは止めるべきでありますなぁ...。

 

ん?秘書艦はどうしたのか、でありますか?それでしたらそちらのソファーで...

 

「すぅ...すぅ...」

 

自分の秘書艦のモグ...まるゆが寝ているであります。

正直なところ全然使えないでありますが、仲が一番よく、万が一自分の事がばれても簡単に丸め込めるのであります!

まるゆは自分の事を同じ陸軍出身だと思っていて好意的に接してくれているのでありますから、少しだけ心が痛むのであります...まぁ、提督のナデナデかまるゆかと聞かれたら少し迷って提督のナデナデを選ぶ程度の情ではありますが。

 

 

にしても提督殿は毎日この様な仕事をこなしているのでありますか?終わる気配が無いであります。これならたまにある出撃の方が断然楽でありますなぁ。しかし出撃は出撃で日焼けが「邪魔するわよ」ん?誰でありましょうか

 

執務室にお邪魔したのはツンデレ四天王の一角である綾波型 8番艦の曙。つまりみんな大好きぼのたんである。

 

「おお、ぼのたん殿「ぼのたん言うな!」...何用でありますか?」

 

「あきつ丸がきちんと提督が出来てるか見にきただけよ...な、なによニヤニヤして」

 

「いえ〜?なんでもないでありますよぉ〜?別にぃ〜?」ニンマリ

 

「な、なによ...」

 

「分かっているでありますよ」

 

「!?な、何がよ」

 

「曙殿は提督のお役に少しでも立ちたくて仕事を貰いに来たのでありましょう?そして提督がお帰りになった際には褒めて貰おうとか思っているのでありましょう?曙殿も隙がありませんなぁ?」

 

そのまま口が上へ飛んでいくかのように高く口角を上げるあきつ丸に図星を指された曙は慌ててどうにかすっとぼけようとした。

 

「ななななななっ、ななっ、なんのことっととかしら?」

 

駄目だ慌てすぎて全然すっとぼけられてない。

 

「曙殿は本当に分かりやすいでありますね。仕事なら秘書艦の仕事がまだあるであります。まるゆが寝てしまったので丁度人手が欲しかったのであります。さて、どうするでありますか?」ニヤァ

 

「こ、こ、こんのクソ蜻蛉!...だれが秘書艦の仕事なんて...で、でも人手が足りないならしょうがないわ!そう、これはしょうがない。しょうがないから私が手伝ってあげるの。べ、別に帰ってきた提督に褒められたいなんて思って無いんだから!」

 

なんやかんや言いながらもやってくれるラブリーマイエンジェルぼのたん!ぼのたん天使!マジ天使!

 

「素直じゃないでありますなぁ...さ、この書類をお願いするのであります」

 

「いいわよ」

 

曙はあきつ丸から紙を受け取り、秘書艦用の執務机で作業を始めた。

 

執務室はまたペンを走らせる音のみになる。

 

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカ「ねぇあきつ丸」

 

沈黙に耐えかねたのか話しかける曙。

 

「?なんでありますか?」

 

「すぅ...ふぅ...ごめんね」

 

深呼吸をした後、キリッと真剣な表情になりあきつ丸に謝る曙。

 

「???????」ずずっ

 

あきつ丸は何故謝られているのか分からなかった。さっきからかったのは自分の方であるはずなのに...。考えてもわからないあきつ丸はとりあえず落ち着こうとお茶を飲む。

 

「あの...実はね...私、最初あきつ丸の事を深海棲艦だと思ってたの」

 

「ごぶぉぶぁぼっ!!」

 

あきつ丸は盛大にお茶を噴き出した。しかし書類は一切濡れていない。流石あきつ丸、噴き出す寸前に自分の顔を下に向け床とひざにお茶をぶちまけたのだ。

 

「うわお茶が!拭くもの拭くもの!」

 

あきつ丸は椅子から立ち上がり洗面所に向かおうとする曙に問いかける。

 

「な、何故自分が深海棲艦だと?」

 

動きがぴたりと止まりこちらを見る曙は申し訳なさそうにもじもじとしながら理由を話してくれた。

 

「いや、その......肌が真っ白で...片言を喋っていたから...知性を持った深海棲艦にしか見えなくて...あの時は配属されたばかりで疑心暗鬼になってて...今まで本当にごめんなさい」

 

「は、肌は白粉で、片言だったのは緊張していたからでありますよ!」

 

「わかってるわよ!でも、初めはそう見えてキツイ態度をとっちゃって...その...ごめん」

 

「想像力豊かでありますな...あ、なるほど!だから当たりがキツかったのでありますな。自分はてっきり提督と仲がいい自分に嫉妬しているのだとばかり」

 

「そ、そんなわけないわよ!」

 

実はその理由もちょっぴりあった。

 

「...ところで曙殿。できればタオルか雑巾をお願いしたいであります」

 

「あ!ごめん!持ってくるわ!」

 

そう言って執務室の扉を開けダッシュで洗面所までタオルを取りに行く曙を見届けてホッとするあきつ丸。

 

「ふぅ.....」

 

 

 

 

「あっっっっっっぶねぇのでありますぅ!」

 

椅子から立ち上がり胸を押さえるあきつ丸。

 

「曙殿は想像力豊か過ぎるでありましょう!?しかも正解とはタチが悪い!」

 

天に向かって叫んだあきつ丸はがくりと脱力して机に突っ伏した。

 

「はぁ...はぁ...よかった...ボロを出さなくて本当に良かったであります...背後からズドン!とか洒落にならないであります」

 

ニヤリ

 

「まぁでも?曙殿も結局は騙し切ったのでありますし?やはり海軍はクソザコでありますなぁ!あーっはっはっはっはお"!?ごべぇぁ!ごぼっ!かはぁ!」

 

うう...高笑いの練習をするべきでありますな。

 

「タオル持って来たわよ!」

 

「おお、ありがとうなのであります!」

 

さて、拭いたら曙殿と一緒に頑張るでありますか!

 

 

 

「あ、そこ間違っているであります」

 

「えっ?...わ、わかってるわよ!」

 

 

 

「あわわわわ!すいませんあきつ丸さん!曙さん!」

 

「大丈夫でありますよ」

 

「はい、まるゆちゃんの仕事」

 

 

 

「遠征から帰投したよ。不死鳥の名は伊達じゃない」

 

「お帰りであります。書類はそちらに...」

 

 

 

「あんのクソ提督!こんな本を隠してるなんて!こ、こんなエッチな...」

 

「それ、深雪殿から没収したものであります」

 

(絶句)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、まるゆを送るわ。仕事は程々にね?おやすみあきつ丸」

 

「おやすみであります。あと少しで終わるので心配ご無用であります」

 

「あきつ丸さん、おやすみなさい」

 

バタン

 

「ふぅ...今日は大変でありましたな。明日もあると思うと嫌になるのでありますよ...」

 

うだうだといいながら帽子を取る。帽子で隠れていたその頭には先端が赤く染まった二つの小さな角が生えていた。

 

「さて、提督に今日の戦果やらを連絡するとするでありますか」

 

懐から携帯を取り出し提督に電話をかける。

 

おや?出ないでありますなぁ...まさか提督の身に何か良からぬ事が!...あるわけないでありますな。雷...レ級殿が一緒にいらっしゃるので大丈夫でありましょう...。明日改めて連絡するであります。しかし、念の為。

 

執務室の扉を開け

 

「さぁ、カ号のみんな、出番であります」

 

そう言ってカ号観測機を送り出した。

 

 

しかし提督のお声が聞こえないとなりますと今日のオカズが...はっ!ここ執務室では提督が!毎日!作業を!はぁはぁ...今日のオカズが決まったでありますな...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ"ーーーーーーーーー♀」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お尻に執務机の脚...イケルでありますな!」

 

 




「不死鳥の名は伊達じゃない」

「伊達ではなく小田でありますな」

「?」

「?」
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