灰色提督と桃色の艦娘達   作:パッパ

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お久しぶりです。
また期間が...でもがんばりゅ。

誤字報告ありがとう...ありがとう...


写真+レコーダー=修羅

深海棲艦には二つの勢力があった。

 

一つは提督率いる穏健派。

人類との共存を望んでおり、過激派と日々戦っている。争いを好まない者、人間が好きな者、提督の意思に従うという者。主にこの三種類の深海棲艦が所属している。

艦娘と出会えば蹴散らすか見て見ぬ振りをする。

提督の命令は絶対。

みんな提督が大好きで護りたいと思っている。

 

そして二つ目が駆逐古鬼率いる過激派。

自らを過激派と名乗り、提督にもそう呼ばせている。

提督にこの地球を支配してもらう事を望んでおり、艦娘と戦うのは殆どこいつら。戦いが好きな者、人間が嫌いな者、提督を困らせたりしたいという者、元艦娘の者。主にこの四種類の深海棲艦が所属している。

艦娘と出会えば基本即戦闘である。

提督を困らせている事は理解しているが、提督の為なので致し方なし。

みんな提督が大好きでこの地球を捧げたいと思っている。

 

流石我らが提督!愛されてるな!(白目)

 

 

そして、過激派筆頭の駆逐古鬼は今...

 

 

「ダカラサ......ソンナノ作ッタッテサ......何ニナルノサァ!」

 

「何よ?カレー作ってるだけじゃない」

 

レ級と一緒にカレーを作っていた。

何故この様な事になってしまったのか。それは提督が深海棲艦に押し潰される少し前まで遡る。

 

 

 

 

「おお、そんな引っ張るなよ...レ級、行くぞー!」

 

「私はここを掃除してから行くわ!司令官は早く行ってあげて?みんな司令官が来るのを楽しみにしていたのよ?」

 

そう言って真っ赤な水を尻尾の口から吸い込み始めたレ級。全て吸い込み終わり、外へ出す為に先程入って来た扉を少し開け赤い水を排出した。すると

 

「ウワァ!目ガァァァ!目ガァァァァァァァ!」

 

手を目元に当てとある映画の大佐の様な事を言いながら転げ回っていた。

 

「ん?あら?駆逐古鬼じゃない!今日はどうしたの?そしてそれただの血よ」

 

「目ガァァァ...ナンダ、タダノ血カ...ア!ソウダ!今日ハ我ラガ主ガ帰ッテ来テイルンダロ?」

 

「ええ、そうだけど...」

 

「一目!一目デイイカラ見セテクレ!」

 

「貴女...地球を手に入れるまで司令官禁するんじゃなかったの?どうせ司令官禁とか言いながら夜な夜な司令官で自慰でもしてるんでしょ?」

 

「ナ!ナ、何故ソレヲ!」

 

「えっ!?本当に!?」

 

「アッ......兎ニ角頼ム!」

 

「うーん」

 

レ級は少しばかり腕を組み考え。

 

「条件があるわ」

 

「オ願イダ!何デモスル!モウ耐エラレ無イ!」

 

「ん?今なんでもって言ったかしら?じゃああの扉の奥にエプロンあるからそれ着けて待っててちょうだい」

 

「エ?エプロン?」

 

「じゃ、司令官待たせてるから!」

 

「チョ、チョット!...行ッテシマッタ...」

 

一人取り残された駆逐古鬼は戸惑いながらもレ級が指した扉の奥へ向かうのだった。

そこは厨房であった。

戻ってきたレ級が取りに行っていた花柄のエプロンを駆逐古鬼に着せて何か準備をし始めた。因みにレ級はハート柄であった。

 

そして二人はカレーを作り始めた。

 

 

「ヤメダ!ヤメ!面倒クサイ!」

 

「あら?いいのかしら?」

 

「ア?何ガ「司令官が食べるのよ?」...」スッ

 

すると寸胴に自分の足をかけて入ろうとする駆逐古鬼。

 

「ちょ、ちょっとなんで鍋に入ろうとするのよ!」

 

「一生ノオ願イダ...主二私ヲ食ベサセタイ。イヤ、食ベラレタイ。性的ニモ、物理的ニモ」

 

「こら!キチンと司令官に言ってからにしなさい!いきなりだと司令官がびっくりしちゃうでしょ?」

 

「ソ、ソンナ事無理二決マッテイルダロ!主ト顔ヲ合ワセルトカ...ハ、恥ズカシイ...死ンデシマウ...ア!」

 

何か閃いたのか、顎に手を当て考え始めた。

 

「ん?どうしたの?」

 

「ソウダ...コウスレバ...艦娘ヲ...ヤレル....」ブツブツ

 

「おーい、おーい?」

 

「ソウト決マレバ...」ブツブツ

 

「おーい!おーい!聞こえてるー?」

 

「ヨシ!ジャアナ!」シュバッ

 

「あ、ちょっと...行っちゃった。一体なんだったのかしら?...あ!カレーカレー!ふぅ...あ、そういえば港湾棲姫が握りつぶしたこの魚どうしましょう...味噌煮でいいわね!司令官お味噌好きだし」

 

 

 

 

レ級達がカレーを作った次の日の早朝。とある鎮守府の駆逐艦寮に一つのボイスレコーダーが投げ込まれた。写真付きで。

 

その内容は

 

 

『ヤァヤァ、艦娘諸君。オ前ラノ提督ハイタダイタ。ドウスルノカッテ?ソレハコレカラ私ガ...エット...ソノ...エ、エッチナ事ヲシ、シチャウゾ!ソレガ嫌ナラヒトサンマルマルニ...ドコダッケ?...ア!北太平洋マデ来ナサイ!詳シクハ近クニ来テカラ教エル』

 

 

というもので写真にはベッドで眠る提督と満面の笑みを浮かべて自撮りをしている駆逐古鬼のツーショット写真だった。駆逐古鬼の顔が真っ赤であったのは言うまでもない。

 

 

 

その日、艦娘は修羅と化した。

 

 

 

 

「写真ナラナントカ顔ヲ見ラレルシ艦娘モ釣レル!流石私!天才ダ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んっ!...大丈夫っ...まだっ、航行可能ですっ...だから提督...もっと!もっと!もっと虐めて下さいっ!」

 

艦娘達が修羅と化す少し前。

提督不在の鎮守府では駆逐艦寮陽炎型室のベッドで浜風が日課の自慰をしていた。

提督が居なくなる前は本人がどうにか我慢して1日3回までに留めていたが、提督が居なくなってからは寂しさと解放感で猿の様に盛り、1日15回という恐ろしい数字を叩き出していた。

参考までに言うがあの空母加賀でも1日14回である。

い加賀わしい...。

 

 

浜風が自慰に浸っているとガシャーンと急に窓が割れ、何かが飛び込んできた。

 

浜風は自慰行為の途中だったにもかかわらず、窓が割れた途端に艤装を展開し、飛び込んできた何かに砲身を向けた。

 

「敵しゅ...う?」

 

そして、こんな姿を同僚に見られたら色々と終わるというのに真っ先に危機を知らせようとしたのは流石艦娘と言った所だろうか。

 

「これは...なに?」

 

飛び込んできたのは黒く四角い箱だった。なんの変哲もないただの箱である。強いて特徴を挙げるとするならば妙につやつやしている事だろう。

浜風が主砲をその箱に向けながらどうしたものかと考えていると。

 

「なんだ今の音は!大丈夫か!」バキィ!

 

割烹着姿の磯風が扉を蹴破り飛び込んできた。

するとそこには顔が赤く太ももから液体を垂れ流して艤装を展開している浜風の姿が...。

 

 

「「あっ」」

 

そして、この蹴りを喰らった扉は後にこう語った。

 

『ありがとうございます!』

 

 

 

 

 

 

 

「浜風は、喜んでくれるだろうか」

 

今日、非番である磯風は先程まで厨房で秋刀魚を焼いていた。

出来上がった焼き秋刀魚を同じく非番の浜風に味を見てもらおうと陽炎型の部屋を目指して歩いていると

 

 

ガシャーン

 

 

「!?なんだ今の音は!」

 

磯風はすぐさま艤装を展開し、音のした方へと向かった。この時焼き秋刀魚は磯風の手から離れ、窓を飛び出し、偶々偶然そこを歩いていた扶桑姉妹の姉の口へと向かった。

 

「ああ...提督、空はどうしてあんなにも青いのでしょう...。私の心も、提督にむぐっ......うおぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

「えっ!?ね、姉さまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?」

 

「な、なに...この口の中に広がるのは...うっ...やっぱり私、沈むのね...山城が無事なら良かったわ...」

 

「そんな...扶桑姉さま...あちらの世界でも...ご一緒に......」

 

「山城...」

 

「姉さま...」

 

 

そんな事があったとは全く知らない磯風は音がした部屋へと向かう。

 

 

(ここは陽炎型の...今日は浜風しか居ない...一体何が!)

 

磯風は助走をつけ扉を蹴破り、すぐさま主砲を構えた。

すると何とそこにはえちえちな感じの浜風が、えちえちな格好でさもえちえちをしていたであろう証拠が目一杯の状態で、窓硝子が割れ、艤装を展開した状態でこちらを見ていた。

磯風はすぐに察した。

 

 

(きっと絶頂し過ぎて艤装を展開し窓を撃ち抜いてしまったのだ)

 

磯風は回れ右をしてその場から離れようとしたが

 

「違う!違うの!誤解だから!」

 

...どうやら誤解らしい。正直何処を誤解すればいいのか分からないが、取り敢えず浜風の話を聞いてみる事にした。

 

 

 

 

 

取り敢えず双方艤装をしまい、浜風は必死に誤解を解いた。

 

「ふむ、なるほどな」

 

「分かってくれたのね...」

 

誤解が解け、ホッと胸を撫で下ろす。

 

「にしても急に箱が...開けてみないか?」

 

実は浜風が必死に誤解を解こうとしている最中もずっと黒い箱が気になって仕方がなく全然話を聞いてなかった。今もどうやって開けるか弄っている。

 

「全然話聞いてない.......いや、何か危険なものかも「なんだこれは?」もう開けてるじゃない!」

 

箱の中に入っていたのはボイスレコーダー。磯風はそれを取り出し、好奇心でついスイッチを入れてしまった。

 

浜風はすくざま艤装を展開し、割れた窓から飛び出した。磯風が必死に待てと叫ぶが浜風には届かない。磯風は取り敢えず浜風を放っておき、このボイスレコーダーを持って執務室へと向かい、放送で流した。すると全艦娘が執務室に一瞬で集まった。皆、怒りで震えていた。

 

あきつ丸は恐怖と困惑と胃痛で震えていた。

 

 

「もう...どうにでもなれ...であります」

 

 




一体何が始まるんだ...。
大惨事大戦だ。
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