犯人のアリバイを追いかけます 犯人はどうやって大阪行きの特急に乗ったのか
更に、お嬢様特急からもゲストで出演させていただきます
上野駅
「金沢行か、これに乗ればいいのか。」
彼女の名前は秋槻 さとみ、今話題の推理小説のベストセラー作家である。
「久しぶりだね、輪島へ行くのは。」
そこへ、さとみの夫秋槻 浩太が見送りに来てくれた。
「あ、間に合ったな、はい、忘れ物。」
「ありがとう、2泊3日の予定だから。」
ジリリリリリリリリリーッ!
と、発車ベルが鳴った。
ピィーッ!
22時44分、金沢行の寝台特急「北陸」は上野を発車した。
寝台特急「北陸」は、上野を夜に出発して翌朝に金沢に着く、上越線を経由して北陸本線に入り、全長469.5キロ8時間49分で走る、ヘッドマークのイラストはオレンジ色と富山県と新潟県境の親不知が描かれている。
また北陸にはダイヤ改正で個室A寝台「シングルデラックス」や個室B寝台「ソロ」とシャワー室が連結され、大変人気である。
一方、特捜班の南と水野は、上野から上越新幹線に乗り、金沢へ向かった。
「おっ、早く乗ろう。」
「おう。」
南と水野は、上野発7時20分発の上越新幹線「あさひ1号」に乗った。
「能登か。」
「うん、能登と言えば輪島ですよ。」
「へへ。」
南と水野は、ある事件の捜査へ行くため、能登へ行く事になった。
「本当に川本は輪島と金沢へ行っていたのですかね。」
「うーむ、とにかく足取りを追うぞ。」
「ええ。」
南と水野が乗った「あさひ1号」は長岡に8時40分に到着した。
「次の北陸線経由のかがやき2号は8時48分ですね。」
「うん。」
8時48分、金沢行の特急「スーパーかがやき2号」が入線してきた。
「おっ、かがやきが来たぞ。」
「俺は、一度乗って見たかったんだよな。」
「主任、金沢へ到着は11時頃ですから、そこから七尾線に乗れば輪島へ着く。」
「上越新幹線で行く場合はかがやきに乗り金沢で七尾線に乗り換えて輪島へ行く事は可能ですね。」
プァーン!
達仁と穂乃果とことりと花陽が、乗るとすぐ、金沢行のスーパー特急「かがやき2号」は、発車した。
スーパー特急「かがやき」は、1988年に金沢駅 - 長岡駅間で運転を開始し、「北越」の速達列車として位置付けられ、停車駅は直江津駅・魚津駅(一部のみ)・富山駅・高岡駅のみに限られていた。車両は485系が使用され、普通車のみであるが全車座席指定席で、自由席は連結されていなかった。長岡駅では上越新幹線「あさひ」に接続するように考慮されたダイヤで、金沢駅 - 上野駅間は4時間10分に大きく短縮された。列車名は公募によって決定された。ヘッドマークにも、「スーパー」の文字が誇らしげに書かれている。
スーパー特急「かがやき2号」は4両編成で、全て普通車だが、自由席はなく、全車指定席である。
南と水野が乗った「かがやき2号」は長岡を8時48分に発車し、直江津、富山、高岡、終着の金沢は11時31分に停車する、約4時間10分の旅である。
「かがやきで行くと金沢までは4時間か。」
「うん。」
金沢 11時31分。
「やっと金沢か。」
「そこから、七尾線に乗って輪島へ行くんだな。」
「次の七尾線経由の急行「能登路」に乗れば輪島に行けれますね。」
「ああ。」
南と水野は、急行能登路に乗り輪島へ向った。
「よし、とりあえず輪島へ一泊して、明日に輪島へまわって見るか。」
「ええ。」
次の日、南と水野は輪島へ見物する事になった。
輪島市
朝市の活気がみえる。
「うわっ、海の臭いがするね。」
「ホントだ。」
「こうてくだーっ!」
と威勢のいい声がしました、ここは輪島の商店街、輪島といえば輪島朝市。
「あっ、ねぇ魚屋さんがあるぞ。」
「おう、美味そうだな。」
「酒に会いそうだな。」
「すみません。」
「あの、あなたは。」
「私は作家の秋槻 さとみです。」
「あっ、確か殺人事件の小説を書いてる作家ですね。」
「ええ、今日は能登へ取材に来たんです。」
「なるほど。」
南と水野は、さとみと別れた後、朝市を見物した。
「さぁ、らっしゃい、能登の魚はとれたてだよ。」
「おいしそうだな。」
「この干物、酒と会いそうだよ。」
朝市を見物した後、事件が起きるとは予想もしなかった。
キャーッ!
と、1人の女性が海岸で悲鳴を上げた。
「あっ、この人は。」
この1人の女性は、南と水野が事件の重要参考人だった。
数分後、石川県警が到着し、捜査は開始されていた。
「被害者は清川 亜沙美さん27歳です。」
「うん、しかし随分早く身元が割れたな。」
「それが、東京の鉄道公安の人だと言ってます。」
「東京公安室・公安特捜班の南です。」
「同じく水野です。」
小沢警部は、事件の説明をした。
「何、殺人事件の捜査で輪島へ。」
「はい、犯人川本のアリバイの調べていたんです。」
「ええ。」
次の日、南と水野は金沢駅に来た。
「犯人は本当に大阪行の特急に乗ったんですかね。」
「うーむ、乗るとしたら雷鳥か白鳥のどちらかだ。」
南は案内板で、犯人はどの大阪行の特急に乗ったのか調べて見ると。
「ねぇ、犯人は特急「白鳥」に乗ったんじゃないでしょうか。」
「そうか、白鳥に乗ると15時48分に乗れば京都には17時ごろか。」
「ああ、犯行は可能だ。」
こうして、川本のアリバイは崩れたのだ。
3日後、清川 亜沙美殺害容疑で川本 淳朗を逮捕した、離婚によるトラブルの犯行だった。
ご意見・ご感想をお待ちしています
劇中の寝台特急「北陸」と新幹線「あさひ」と特急「スーパーかがやき」と特急「白鳥」は平成元年と昭和63年のダイヤを使用しています
ゲスト
秋槻 浩太
秋槻 さとみ(旧制千歳)