鉄道俊作集 新庄雄太郎短編企画集   作:新庄雄太郎

9 / 11
今日は、富山県の高岡を舞台に書いてみました

今回は、スーパー雷鳥が登場します、平成元年のダイヤ改正で、スーパー雷鳥が運転開始された 内1往復は神戸まで運転されている 中でも展望グリーン車が人気である、他にもラウンジカーが付いていて気軽に北陸の旅が楽しめます


雨晴海岸 倖せの鳥殺人事件

ある日、警視庁から公安特捜班に指定暴力団・極道会の組員が駅内に逃走していると一方が入った。

 

「みんな着てくれ、招集だ、今警視庁から暴力団・極道会の組員が逃走していると入電が入った、なお逃走中の組員は拳銃を持っている、発見次第に職務質問を行い、逮捕するように。」

 

「了解。」

 

眠らない街新宿歌舞伎町で、強盗、傷害、殺人、密売と言った様々な犯罪が行われている、主犯格である6人の内1人が鉄道公安隊に手配写真が送られた。

 

「我々が追うのは、この男だ。」

 

「えっ。」

 

指名手配犯の名前は松岡圭介38歳、松岡は麹町署管内で強盗致傷犯と恐喝で手配中の男だった、高山と桜井は

松岡を追跡する事になった。

 

「よしっ、早速その松岡を確保に向かえ。」

 

「了解。」

 

特捜班たちは拳銃の弾を装填し、ホルスターにしまい、松岡の逮捕に向かった。

 

「桜井、奴は拳銃を持っているから気を付けろよ。」

 

「わかってるわよ、高山。」

 

桜井と高山は、新宿駅のプラットホームに犯人の追跡に当たっていた、そこへ一本の無線が入った。

 

「こちら風間、手配中の暴力団・松岡圭介を発見、ホーム内に逃走している模様、至急応援願います。」

 

「了解、我々もそっちへ向かいます。」

 

高山と桜井は新宿駅のプラットホームに松岡らしき男を発見した。

 

「待てッ、松岡。」

 

と、高山は言う。

 

「犯人は長野へ逃げるつもりなのよ。」

 

「何だって。」

 

松岡はコルト・ガバメントを片手で一発撃っていた。

 

バーン!。

 

と、一発撃った。

 

「キャッ。」

 

桜井もショルダーホルスターからコルト・ローマン4inを取り出した。

 

「桜井!。」

 

松岡はガバメントに予備のマガジンを装填し、高山と桜井に向けた。

 

「野郎!!。」

 

松岡が撃つガバメントは4発撃った。

 

「観念しろーッ。」

 

バキューン

 

と、桜井は1発撃った。

 

「ウガががああああっ!。」

 

桜井が打ったコルトで松岡の肩を命中した。

 

「確保!。」

 

そこへ南主任と共に松岡を確保した。

 

「松岡圭介、お前を逮捕する。」

 

と、菅原は松岡に手錠をかけた。

 

「くそーっ!。」

 

特捜班では、松岡が持っていたトランクの中身を調べた。

 

「今回、松岡がトランクに入っていたもので押収はトカレフTT-337.62ミリ弾3丁、S&W M1038口径4丁、他2丁はすべて売ったと。」

 

「前回起きた、東海道新幹線で使われた拳銃はコルトオートマチック25口径です。」

 

「なるほど、新幹線「ひかり223号」で起きた殺人に使われたと。」

 

「ええ、松岡は速水にコルト25オートを売ったって訳か。」

 

「もう一丁は、9ミリ口径の自動拳銃です。」

 

そこへ、岩泉がやって来た。

 

「もう一丁の拳銃か特定できました。」

 

「どんな拳銃だ。」

 

「これです、スミス&ウェッソンの9ミリ、モデル59です、弾はフル装填、拳銃に15発入ってます。」

 

「恐らく犯人は、何処かへ逃げた可能性も。」

 

「これは、考えられますね。」

 

「ええ。」

 

富山県高岡市

 

1人の男は、SWオートマチックの拳銃を持っていた。

 

「おお、これは本物だ。」

 

弾を15発をマガジンに詰め込んだ。

 

「これで奴らを地獄へ送ってやる。」

 

そして、明日には高岡で何を計画しているのか。

 

白昼の高岡市、1件のビルを男が入って行った。

 

ジャコッ!

 

男は、SW9ミリオートのスライドを開き、構えた。

 

「あっ、誰だお前は。」

 

「殺してやるーっ、死ねーっ。」

 

バーン、バーン、バキューン。

 

「ぎゃあっ。」

 

「うううううあーっ。」

 

2人は拳銃で撃たれた、うち1人は心肺停止の状態だった、男はその場で走り去って逃げて行った。

 

「おいっ、谷村、しっかりしろ谷村。」

 

数時間後、高岡署のパトカーが到着した。

 

被害者の谷村は搬送先の病院で2時間後に死亡した、うち1人は一命をとりとめた。

 

「高岡中央署の市川です、早速ですが犯人の特徴は。」

 

「ええ、サングラスとマスクしていたので年齢はわかりません。」

 

「なるほど。」

 

次の日、南と水野と高山と小海は、高杉公安班長の命令で、翌日、午前6時00分発の博多行「ひかり21号」に乗って京都へ向かった。

 

2人は朝食をとらないままに、飛び乗ったので、名古屋近くで食堂車へ行き、おそい朝食をとることにした。

 

 

 

食堂車へ小型の時刻表を持ってきた松本は、食事の後のコーヒーを飲みながら、

 

 

 

「今、気が付いたんですが、高岡というのは京都に近いんですね」

 

 

 

といい、時刻表にのっている日本地図を、テーブルの上に広げた。

 

 

 

小海も覗き込んだ。

 

 

「なるほどね。北陸本線で、京都から高岡まで行けばいいんだな。」

 

 

「大阪発の富山行か金沢行のL特急「雷鳥」に乗れば、京都から富山まで、3時間40分しかかかりません。」

 

 

新幹線「ひかり21号」京都着は9時53分である、南と水野と高山と小海は京都で下車。

 

 

「次の北陸本線特急「スーパー雷鳥3号」は9時39分か。」

 

 

「それに乗れば高岡へ行く事は可能ですね。」

 

 

まもなく、京都発富山行の特急「スーパー雷鳥3号」がホームに入線して来ました。

 

 

「乗るぞ。」

 

 

「ええ。」

 

 

南と水野と高山と小海が乗った特急「スーパー雷鳥3号」は京都駅を発車した。

 

 

「私、一度乗って見たかったのよ。」

 

 

「うん、スーパー雷鳥にはねラウンジカーが連結されているんだよ。」

 

 

「そうなの。」

 

 

南と水野と高山と小海が乗ったスーパー雷鳥3号は、9時39分に京都を発車し、福井、金沢、終着の富山には12時30分に着く。 

 

「わーっ、見て琵琶湖だよ。」

 

「ホント、ロマンチックだわ。」

 

スーパー雷鳥は、平成元年のダイヤ改正で、スーパー雷鳥が運転開始された 内1往復は神戸まで運転されている

 

中でも展望グリーン車が人気である、他にもラウンジカーが付いていて気軽に北陸の旅が楽しめます

 

南と高山達が乗った「スーパー雷鳥3号」は12時ごろに高岡へ到着した。

 

「高岡へ来ました、どうしますか南主任。」

 

「とりあえず、富山県警に行って仁義通しておこう。」

 

南と水野たちは、捜査本部に設けている高岡中央警察署へ行く事にした。

 

「どうもご苦労様です、富山県警の竹中です。」

 

「高岡中央署の市川です。」

 

「早速ですが、事件の状況を説明してください。」

 

「犯人はサングラスとマスクの男が侵入、2人に発砲して逃走、凶器は拳銃、弾丸からSWモデル59てことが判明しています。」

 

「やはり、極道会から売った拳銃ですね。」

 

「ええ、恐らく。」

 

高岡駅の氷見線のホームで1人の少女が列車に乗った、彼女の名前は稲垣琴乃、高校2年生である。

 

「これが氷見行ね。」

 

プァーン

 

と、警笛を鳴らし高岡駅を発車した。

 

氷見線は、北陸本線から分岐するローカル線のひとつであり、富山湾岸を走る。高岡駅 - 能町駅間では万葉線高岡軌道線と並行し、伏木駅付近は工業地帯となっている。

 

「雨晴には、幸せの鳥が飛んでるのかな。」

 

琴乃は、氷見線に乗って幸せの鳥を捜しに行く事になった。

 

次の日、南と水野は高岡事務所射殺事件の捜査をしていると第2の事件が起きた。

 

庄川の河川敷で車の転落事故が発生し、南と水野は現場へ向かった。

 

「あっ、主任。」

 

「どこだ。」

 

「ここです。」

 

車は陰に落ちた後に横転したのだ。

 

「被害者は。」

 

「運転していたのは、早川優作さん46歳です、早川さんは2時間後に死亡が確認されました。」

 

「やはり、車にプレー井オイルが抜いていたのか。」

 

「ええ恐らく、犯人は射殺事件の同一人物じゃないでしょうか。」

 

「可能性もあるな。」

 

早速、南と水野と高山と小海はその線で事件を追う事にした。

 

氷見線の雨晴に到着した琴乃は、雨晴海岸にやって来た。

 

「ここだわ、本当に飛んでいたんだわ、本当に幸せの鳥はいたのよ。」

 

雨晴海岸は、富山県高岡市北部の海岸。能登半島国定公園に含まれ、日本の渚百選に選ばれている。

 

晴れた日には富山湾越しに立山連峰の3,000 m級の山々を望むことができ、景勝地として人気がある。日本海の蒸気「けあらし」(20世紀には使わなかった言葉で北海道から逆輸入されたともされる)を待って冬には多くのカメラマンが集まる。特に元旦には、初日の出を見るために多くの人が集まる。2014年(平成26年)に「世界で最も美しい湾クラブ」に日本で松島の次に選ばれる。

 

高岡市と氷見市を繋ぐJR氷見線の越中国分 - 雨晴間はほぼ海岸線のすぐ横を通るため、車窓からの眺めも良く、また海岸線のすぐ横を通る列車の撮影ポイントとして鉄道ファンにも人気があり、青春18きっぷの販促ポスターに採用されたこともある。

 

雨晴駅の近くには「雨を晴らした」という地名の由来となった義経伝説が残る義経岩がある。

 

富山県指定の「氷見海岸鳥獣保護区」の一部として鳥獣保護区にもなっている。

 

「おじいちゃん、明日は雨晴へ行こうと思うけど、お願いできるかな。」

 

「ええ、いいよ、何で。」

 

「昔、倖せの鳥が飛んでいたって。」

 

「そうじゃな、早速明日行っていよう。」

 

次の日、琴乃は祖父の雄三と一緒に氷見線に乗って雨晴へ向かった。

 

「見えてきたわ。」

 

「本当じゃのう。」

 

琴乃と雄三は氷見線の車窓を見ながら楽しんだ、しばらくして雨晴へ到着した。

 

「この辺りだよ、お爺ちゃん。」

 

「ほう、ここか。」

 

「本当だよ、鳥が飛んでいるのよ。」

 

「本当じゃったのか、幸せの鳥が飛んでいるのは。」

 

「うん。」

 

そこへ、1人の男はSWオートを片手に握っていた。

 

「惜しさ里ぶりです、稲垣さん。」

 

「どちらでお会いしたんですか。」

 

「10年前、劇団の企画会社の人ですよ。」

 

「10年前劇団、まさかお前!。」

 

と、男は雄三を人質を取った。

 

「おじいちゃん!。」

 

「やっと思い出したか。」

 

「た、助けてくれーッ!。」

 

そこへ、高岡中央署から一本の電話が入った。

 

「はい、高岡中央署、えっ、射殺事件の犯人を見つけた、場所は、うん、雨晴海岸ですね、わかりました。」

 

「犯人らしきの男が雨晴海岸に現れたそうです。」

 

「そうか、雨晴海岸へ向かうぞ。」

 

南達はパトカーに乗り、雨晴海岸へ向かった。

 

「そこまでだ、野口。」

 

南は拳銃を構えて、犯人の確保へ向かった。

 

「やろーっ。」

 

高山が1発発砲した。

 

「くはっ。」

 

水野は野口に手錠をかけた。

 

「大丈夫ですか。」

 

「ああ、わしは大丈夫だ。」

 

「おじいちゃん。」

 

「琴乃。」

 

射殺事件の犯人は、野口秀行、劇団の企画会社の社員で自分の会社が統合による恨みの犯行だった。

 

「これがSWモデル59ね。」

 

「ああ。」

 

射殺事件に使ったSWモデル59は押収し、余罪を調べることにした。

 

「これが、雨晴海岸か。」

 

「ええ。」

 

「確か、青春18きっぷの舞台になっていたところですよね。」

 

「ああ。」

 

こうして、事件は解決した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ご意見・ご感想をお待ちしています

劇中の特急・スーパー雷鳥の時刻は平成元年のダイヤを使用しています

なお、コルト25オートの殺人事件については、公安特捜班俊作集 ひかり最終便の女
の東海道新幹線・琵琶湖周航殺人事件をご覧ください
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。