学園都市
東京の大部分を利用した、人口230万人が集う、科学と学生の都市。
外界とは科学技術が30年ほど進んでおり、外界から見れば未来都市と言える場所だ。
そしてこの学園都市の最大の特徴、それは“能力開発”があることだ。
人口230万人の8割が学生であり、その全学生が能力開発の授業(カリキュラム)を受けている。
つまり、科学的に超能力者をつくりだしている。
能力開発で身に付けた能力には強さがあり、それを学園都市では段階分けをしている。
レベル0は無能力者で、測定できないほど小さな力しか出せない。
名前の通り、能力が無い人がそう呼ばれる。
レベル5は単独で軍隊と戦える程の力を持つ。
レベル5は230万人のなかに7人しか存在しない、学園都市の頂点にいる人物たちだ。
レベル0とレベル5には、同じ人間とは思えない絶対の差が存在し、それは学生達の心のありようさえも成形していた。
だが、その絶対の差にも例外があった。その例外を持つ男が
学園都市の中を歩き、やる気なさそうに辺りを見回しながら歩いていた。
「あ~あ・・なんで親バカに私が付き合わないといけないのでしょうかね」
そんな学園都市に、ある一人の男がいた。
気だるそうに周りを見回しながら歩く男。
学園都市の検査ではレベル0を叩きだした男。
とある道具を使えばレベル5の力を出す男。
その道具こそ、男の足にはある機械。
『インラインスケート』
『ローラースケート』
『ローラーブレード』
誰もが目にした事がある、靴に車輪のついたソレ。
ところがどんなところクレイジーな奴はいる。
ただ走るだけじゃ物足りない奴らが創った“トリック”シューズ
奴らはそれを使って手すりを壁を鉄柵を疾走し滑り回転し跳ぶ。
愛する“馬鹿野郎”(クレイジー)達はやりやがった。
コンピュータ制御で4kWの出力が出せる超小型モーターを搭載した
クッションシステムを内蔵し、使い方次第では自在に「飛ぶ(エアと呼ぶ)」こと
を可能にするソレ。
「より疾く」
「より高く」
それを使えば、街の空間が全て道になったと気付いた。
人は、飛べるのだと・・・・・
数十年前に一大ブームを巻き起こしたが、今では知る人が少ないある機械。
それは、“自由への道具”(エア・ギア)とも呼ばれた機械。
正式名
Active Industrial Revolution Technology Repair Earth Carbon Knock-off
略称 AIR TRECK
A・T(エア・トレック)