ナザリックの六道鬼   作:沖田玉藻

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第1話

俺の憩いの場。「ユグドラシル」。12年もの長い時間。俺はずっとプレイし続けた。

 

そして俺は今。サービス終了前の最後の時をアインズ・ウール・ゴウンのマイルームで俺の創り出した3人のNPCと過ごしている。

膝の上には真っ白の子猫、名前は白音。いつも部屋にいる癒し。

更にもう1匹の真っ黒な猫、名前は黒歌。

普段は第6階層の森の中にいるが部屋に呼んで白音同様に膝の上には乗せている。そして最後に我らがギルドの戦闘メイドプレアデスの次女

「ルプスレギナ・ベータ」を隣に座らせている。

 

今思い出すと・・・100年くらい昔の小説が家にあった事がこの3人を作る事に繋がったんだよな。

 

黒歌と白音は唯一無二の姉妹で半妖半魔の猫又、そしてルプスレギナ・ベータは狼人である。

 

そして俺は、忍びの最上位である六道の姿は人に酷似しているが眼が違う。紫色の眼球に波紋模様がある。忍びと吸血鬼を極めて更に専用のイベントをクリアした者のみがなれる種族。

この2つを極めて六道をイベントで手に入れると種族クラスが六道だけになる。後は種族のレベルを上げるために、課金!、課金!、課金!課金あるのみ。

 

さすがにリアルで会社を複数経営しているとはいえ(半分以上は各種おもちゃやゲームの会社)全力を出しすぎた。毎年・・・何百万と課金してやっと六道を極めた。六道も昔のやっていたというアニメで出てきた能力だから何としてでも欲しかった。と思っているとコンソールにメッセージが届いた。開いてみると

 

モモンガ

最後は玉座の間で終わりませんか?

先に行きますのでよければ。

 

と来た。

 

「行くか。」

 

そう思って俺は3人に指示を出して最下層の玉座の間に向かう。

 

本来であれば指輪の「リングオブアインズ・ウール・ゴウン」を使って転移すればいいのだが最後くらいはこのナザリック地下大墳墓を歩きたい。そう思って歩いて向かう。

 

玉座の間の大きな扉を開いて中を進む。全体的に豪華な装飾。皆で凝って作ったな。茶釜さんとはこれがきっかけでリアルで仲良くなったんだよな。まさか声優と歌手のデュエットをやるとは思わなかったよ。ペロは変態。よく茶釜に愚弟って呼ばれてたな。と考えながら歩いていると玉座に着く。

 

「悪いなモモンガ。ずっと部屋にいて。」

 

「いいですよサスケさん。やっぱり自分で作ったNPCは特別ですからね。」

 

「ならモモンガも会いに行けばいいだろ?」

 

「パンドラズアクターは黒歴史なので。」

 

と話していると終了まで後は1分

 

「モモンガ。楽しかったな。」

 

「サスケさん。・・・そうですね。」

 

「またどこかで会おうか。その時はまた一緒にギルドを組もう。」

 

「そうですね。またアインズ・ウール・ゴウンを作りましょう。」

 

と言っている間に

3・2・1

とリミットが迫る。そして2人で握手を交わす。強制ログアウトと思うも……ログアウトしていない。

白音が足をスリスリしている。黒歌も白音と反対の足をスリスリしている。可愛いな・・・おかしいぞ?

 

「モモンガ」

 

「はい。さっきGMコールを試そうとしたんですけどコンソールが無くて。」

 

「そうか。GMコールがないどころかコンソールも無いか。」

 

「申し訳ありませんモモンガ様、サスケ様。私はGMコールなるものを存じていません。」

 

と横から声をかけられ驚いて顔を向ける。

 

「アルベドなのか?」

 

と俺が聞くと当たり前の様にアルベドは返事を返す。

 

「はい。」

 

と答えている。それを見てなのかモモンガが『伝言(メッセージ)』で話しかけてきた。

 

『サスケさん。これって!』

 

『おそらく悪い方だな。』

 

と簡単に会話。そして俺は指示を出す。セバスはメイド・執事達のリーダー。実力も階層守護者並だ。

 

「セバス。」

 

「なんでございましょうサスケ様。」

 

「1度ナザリック地下大墳墓を出て外を確認。アルベドは各階層守護者達を1時間後に第6階層に集まる様に伝えろ。俺はここでギルドマスターのモモンガと少し話がある。セバスはプレアデスに黒歌と白音を引き連れて外を半径1キロを基準に確認して回れ。そしてセバスに情報を集約して纏めて後で俺たちの前で説明しろ。それでいいなモモンガ。」

 

と俺はモモンガに確認を取るとフリーズしていたモモンガが復活して

 

「はい。それでお願いします。」

 

とギルドマスターの確認が取れたから

 

「それではセバス、アルベド。頼むぞ。」

 

俺はそう指示を出してマイルームにもどる。そして俺はマイルームの奥にある意味1番課金してこだわった部屋がある。俺の・・・俺だけの武器の部屋。スキルで『王の財宝』というチートを手に入れてから様々な武器を集める為に旅をした。ユグドラシルというゲームの中を。

1人でいくつかのギルドを殲滅してギルド武器を奪ったり、ワールドアイテムを奪ったり他の武器を根こそぎ奪ったりした。『王の財宝』に容量という概念が無かったから半端な数じゃないぞ。それにこの輪廻眼の能力を使って設定を変えたNPC達も入っている。ここは恐らく現実になっている。顔を見る為にたまに入っていたがこいつらの仕事が出来そうだ。そう思って俺は扉を開けて中に入る。するとそこには武器の掃除や整理をしているNPC達がいる。

 

「1度作業を止めてくれ!」

 

俺は中に入ってすぐに大声でそう叫んだ。すると俺がこの『王の財宝』の中でのリーダーにしているNPCのジャンヌ・ダルクがやって来るとともにその後ろに連なるように大勢のNPC達が並びサスケの前で跪坐きジャンヌ・ダルクがサスケに声をかける。

 

「サスケ様。なんの御用でしょうか。」

 

と言って聞いてくる。それに俺はこう伝える。

 

「これよりお前達をナザリック地下大墳墓・・・アインズ・ウール・ゴウンのメンバーとする。今までこの空間の管理ご苦労だった!」

 

と言うとジャンヌ・ダルクは立ち上がりサスケに反論した。

 

「御苦労などと私達はサスケ様にあのような地獄から救って頂き感謝しかありません。私達がサスケ様の手足となり働くのは当然の事で御座います。」

 

と言われた。それに対して俺はいくつかの違和感を感じる。

 

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