ナザリックの六道鬼   作:沖田玉藻

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第10話

村に着くと3人の鎧を着た兵士が俺の影分身に拘束されている。俺が村の入口と思われる場所から村に入ると影分身の1人が俺に近付いてる。

 

「この村の村長に頼んでここに置いている。2人の親は亡くなっていた。」

 

と影分身から報告を受ける。

 

「ありがとな。それともう1つ。2人の元に白音を置いてきた。案内を頼む。」

 

とサスケが言うと影分身は思った事を口にした。

 

「ここまでの道程をあの二人は知っている筈だから2人に案内を頼んで」

 

と言い出した。正論だ。なんか負けた気分。でも取り敢えずはここの兵士3人だな。俺は目を万華鏡写輪眼にして2人に月詠をかける。抵抗無くあっさりとかかる。そして1人ずつ頭に手を当てて記憶を読み取る。

 

「スレイン法国がここにちょっかいを出す理由はガゼフ・ストロノーフを殺す為に村を潰して回るか。」

 

と思っていると嫉妬マスクを被ったモモンガがやって来たとほぼ同時に白音とエンリにネムの3人も到着。ここでモモンガはサスケに声を掛ける。

 

「サスケさん。ありがとうございます」

 

「何がだモモンガ?」

 

「決心がつきました。俺はアインズ・ウール・ゴウンを名乗ります。もしかしたらこの世界に他のメンバーも来ているかもしれませら。」

 

と言い出した。

 

「ギルド長はモモンガだ。好きに名乗ればいい。ただし支配者にはなるなよ。なりきるなら問題無いがな。」

 

と俺はアインズ(モモンガ)と小声で話した後、エンリとネムには伝える事にした。

 

「エンリ。少しいいか。」

 

と声を掛けるとエンリは「はい。」と返事をして白音の方を向き

 

「ネムをお願いします。」

 

と伝えてからエンリ達家族が過ごしていた家に向かった。

 

家に入りまずは椅子に座る。王の財宝から2つのコップと紅茶を取り出し椅子に座る。

 

「白音はちゃんと2人のことを守ってくれたか?」

 

と聞くとエンリは困惑しながら返す。

 

「はい。たしか結界なんとかっていう魔法で私達を守ってくれて不安を無くすために話し相手になってくれました。」

 

と答えた。

 

「そうか。それじゃあまずは心の準備をして欲しい。」

 

と真面目に伝えるとエンリは覚悟を決めた顔になる。

 

「今の家の状況と俺の前に来た分身の報告を合わせると2人の両親は亡くなっていた。」

 

と伝えるとエンリは下を向き黙っている。

 

「でも遺体は見つかったからちゃんと葬儀は行える。比較的綺麗な状態で亡くなったようだ。間に合わなくて悪かった。」

 

と俺はエンリに伝えるとエンリは涙に濡れた顔を上げて返す。

 

「サ・・サス・サスケさんは・・・悪く・・・ないです。」

 

と答えた。この顔は・・・手助けをしたくなるな。そう思って俺はエンリに提案をする。

 

「エンリよ。もし良ければだが」

 

と言いかけた所でアインズから伝言が入る。

 

『サスケさん。悪いですが1度出て来てくれないですか。』

 

『何があった?』

 

『遠くからこのカルネ村に近づいてくる騎兵があります。』

 

『わかった。』

 

と伝言をきり俺は立ち上がる。

 

「エンリよ。悪いが話は後だ。また時間を作ってくれ。」

 

と伝えた後に俺はエンリに刻印付きの特殊クナイを渡す。

 

「もしこの先、エンリが本当に俺の助けが必要になったらこれを使って俺に助けを求めろ。エンリの願いが本物なら俺はエンリ達を助けに来よう。ただし命の危険があった時のみだ。」

 

そう伝えて俺は玄関を出てアインズの元へ向かう。

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