「サスケさん。あの子はどうですか?」
と聞かれて俺は渋い顔をしながら返す。
「しばらく白音とルプスレギナを付ける。」
とだけ伝えて白音とルプスレギナに同時に伝言を繋げる。
『白音、ルプスレギナ』
『はい。こちらルプスレギナです。どうしましたか?』
『こちら白音です。』
『白音とルプスレギナはしばらくエンリ、ネム姉妹の所に通い続けて欲しい。無理の無い程度で構わないからな。』
と伝えるとルプスレギナは疑問を口にする。
『かしこまりました。でも理由を聞いてもいいですか?』
と返ってくる。
『この村は俺達のギルドに最も近い村だ。これは俺の独断でまだ決定じゃ無いが友好的な関係を築いておきたい。』
と伝えるとルプスレギナが納得したように返事をする。
『わかりました。万が一戦闘になった際はどうしますか?』
『最優先の護衛はその2人だが基本はこの村の全てを守れ。』
と伝えるとルプスレギナと白音は2人揃って『畏まりました。』と返事が返ってくる。
伝言を終えると騎馬隊の隊長らしき男が目の前にやって来て。
「私はリ・エスティーゼ王国、王国戦士長ガゼフ・ストロノーフ。国王の命により村を襲撃してきた騎士達を倒している。」
と言うが馬の上から言うか!
「自己紹介ありがとう。でも自己紹介の前にまずは馬を降りたらどうだ?」
と伝えるとガゼフは物分りがよくて「済まない。」と言って馬を降りて
「先程は済まなかった。そして貴方方は?」
「そうだな。俺はサスケ。隣の女は黒歌だ。俺は忍びを黒歌は術士を極める為の旅をしているものでね。」
と言うと嫉妬マスク・・・アインズも
「私はアインズ・ウール・ゴウン。マジックキャスターで旅人だよ。」
と言った。そして俺がガゼフに経緯を話す。
「つい先程この村が襲われているのを見てね。俺と黒歌は助けに来たんだ。アインズさんも襲われているのを魔法で見て来たそうだけど既に俺と黒歌で終わらせていてね。」
と伝えるとガゼフは
「この村を救って頂き感謝の言葉もない。村を助けるのは本来王国戦士長たる私達の役目なのですが。」
「間に合わなかったから変わりにやっただけだ。」
と伝えるとガゼフの戦士隊の1人が周囲の状況を説明しに来た。その結果、均等にスレイン法国のマジックキャスター達が囲んでいる事がわかった。近づいている事はだいぶ前には気付いていたが場所を移し敵であろう人間に近い建物に入る。そこで少し情報をガゼフから得る。そんな時ガゼフからサスケに提案を持ちかける。
「サスケ殿。私に雇われないか。報酬は望まれる額を約束する。」
とガゼフは提案して来た。
「悪いが断らせてもらおう。ガゼフ。さっき自分でなんと言ったか思い出して欲しい。」
と伝えるとガゼフは目を見開いて頭を下げる。
「そうだった。ありがとうサスケ殿。自分の役目を忘れる所でした。」
「気にするな。ただ代わりにと言ってはなんだがこの村は俺が全力で守ろう。」
と伝えるとガゼフは自信に満ちた顔でこう告げる。
「ならば私達はあの中に全力で飛び込むとしよう。」
と言っていた。
「いい戦士の目だ。」
とつい言葉が出てしまうがガゼフには聞こえていなかったようで
「ならばこれを持って行ってくれ。」
と俺はエンリ渡したものと同じ刻印付きのクナイをガゼフに手渡す。
ただエンリに渡したものと違うのは回数が1回限定という事。
「サスケ殿からの頂きものだ。ありがたく頂戴しよう。」
そう言ってガゼフは刻印付きのクナイを後ろのポーチにしまいサスケとアインズに向き直る。
「サスケ殿。ゴウン殿。村の事を頼む。」
そう言って騎馬隊を纏めてマジックキャスターの集団に突っ込んで行く。