「私の全てを貴方にあげる。」
と言い出した。都合がいいな。
「なら戦える広い場所に連れて行け。絶死絶命、お前を試してやる。」
と言うと絶死絶命は後ろを向きながらサスケに向けて
「わかった。着いてきて。」
と言って歩き出した。
しばらく歩くと闘技場のような広い場所に辿り着く。
「ここでやるのか?」
「そう。」
「判定はどうする。」
「貴方に任せる。」
「なら、気絶したら負けだな。」
そう言って俺は少し距離を開ける。
「お前は俺を殺しに来てもいいぞ。」
と言うも内心は「何を言ってるんだ!負ける気はしないけど殺しにくる相手と戦うのは初めてだぞ!でもこの感覚は種族に引っ張られているのかワクワクする。」と思っている。
俺は腰に帯刀している刀を抜刀する。絶死絶命はさっきよりも強そうな十字形の槍を取り出す。神器級の槍をもう1本。さっきよりも能力は高いけど関係無いな。
「絶死絶命。お前のペースで始めろ。」
「わかった。」
と言った瞬間に先程ガゼフの使っていた武技?を複数使って強化してから俺に突進してくる。10m程あった距離は強化された絶死絶命にとってはないも同然。それは俺にも言える事だが突っ込んでくる。とりあえず『神威』を使うと絶死絶命は俺をすり抜ける。当たったと思っているのか絶死絶命は驚いていた。
「当たったはず。でも感触がない。何をしたの。」
と聞いてきた。
「まだ俺の所有物じゃないんだ。教える訳が無いだろ。」
と伝えると絶死絶命はシュンとする。(見た目同様中身はまだ子供だな。)と思っていると更に複数の武技を重ねがけするとさっきよりも更に早く鋭い突きをして来る。それを俺は刀の先端を槍の先端に当てて絶死絶命の攻撃を止める。絶死絶命は驚いた顔をしているがお構い無しに俺から接近する。絶死絶命は慌てたように離れようとする。
「させると思うか?」
と言って近づくと槍を俺目掛けて突き刺そうとする。しかし…
「そんな腰の入っていない突きは俺に届かない。」
と言って柄の部分を掴み絶死絶命が手を離すように引き抜く。絶死絶命は慌てて槍を取り戻そうとするも足が動かない為拳で攻撃しようとする。でも俺はそれを交わして少ししゃがみこんで視線を絶死絶命に合わせる。そして2本の指を絶死絶命の額に軽く小突くと絶死絶命は気絶して倒れそうになったので倒れる前に俺は所謂お姫様抱っこで絶死絶命をだき抱える。
少しして目を覚ました絶死絶命はサスケに問いかける。
「私は負けたの?」
「そうだ。お前の負けだ。そして今この時より絶死絶命は俺の所有物だ。」
と伝えると何を思ったのか
「私より強い人。私と子作りしよう!」
と言い出した。アホなのか此奴は?と思っていると顔に出ていたのか絶死絶命は不貞腐れた顔になり
「今、私の事を馬鹿にした。」
と言い出してまるで子供のように暴れ出した。
「馬鹿にはしていない。」
俺はそう言って絶死絶命を降ろす。俺は忍術で絶死絶命のコピーを作りこの施設の壊れた場所と関わった人間の記憶から俺の存在を消す。
土の巫女はスレイン法国の情報を横流しにする為に条件付きで俺の忠実な下僕になるようにしておく。その準備を終えて黒歌がナザリックに戻ったのを確認してから絶死絶命に俺は
「着いてこい」
と言ってからゲートを開いてカルネ村に行く。
飛んだのはカルネ村の目の前の森の中。そこで絶死絶命は
「私、初めて外に出た。」
と言い出した。
「そうか。でも今からはお前はこの村の一員だ。勝手は許されない。きちんとこの村の仕事を果たせ。簡単に役割を言うなら畑仕事と防衛だ。」
と言ってカルネ村の中に2人で入って行くのだった。