ナザリックに飛んですぐに俺はデミウルゴスに俺の自室に来るように伝える様に伝えるようにと黒歌に頼んで10分後。部屋のドアにノック音か3回響く。
「サスケ様。デミウルゴスでございます。」
「入れ。」
と言うとデミウルゴスは部屋に入り俺の前に膝まづいた。
「第七階層階層守護者デミウルゴス。御身の前に。」
と忠義を持ってやって来た。
「よい。デミウルゴスよ。今はお前と対等な立場として話したい。この椅子に座ってくれ。」
と伝えて俺の座っている椅子とセットになっているテーブルの同じ椅子にデミウルゴスも座る。
「それでサスケ様。対等な立場としての話とはなんでございましょう。」
「アルベドの事でな。」
と言うとデミウルゴスは不思議そうに
「アルベドですか。」
と返してきた。
sideデミウルゴス
黒歌からサスケ様が部屋に来る様に連絡が入ったとあり私はサスケ様の部屋に向かい忠義尽くしてからサスケ様の前へ行くとサスケ様は対等な立場として話をしたいと仰いました。いったいなんのようなのでしょう。
「それでサスケ様。対等な立場としての話とはいったいなんのようなのでしょう。」
と聞くとサスケ様は
「アルベドの事でな。」
と答えて下さいました。
「アルベドですか。」
アルベドが何か粗相をしたのでしょうか?
「ああ。アルベドの忠義は俺も理解しているしデミウルゴス達階層守護者も同様だと思っている。だがアルベドの忠義の形が少し異様でな。少し探って貰いたい。俺は少なくともアインズに依存し過ぎていると思っていてな。今の時点での階層守護者1の頭脳を持つデミウルゴスに意見を聞いてみたくてな。」
と仰いました。アルベドの忠義は確かに私達と同様にありますがサスケ様の仰っている異様というのもわかる気がします。
「まだハッキリとしていないのですがよろしいでしょうかサスケ様。」
と1度確認を取るとサスケ様は頷きながら返してくる。
「ああ。俺もハッキリとしていないからな。思い当たる所があるなら言って欲しい。」
と仰るので答えました。
「私が考えます所、アルベドは至高の御方のサスケ様とアインズ様以外の方達に少し殺気を持っているように感じます。」
と伝えるとサスケ様は
「それは何故だ。」
と聞いて下さいました。
「アルベドは玉座の間に常におり1番御方と共に居たと私は思います。よって様々な会話等を聞き私達以上に見棄てられたと思っていると愚考します。」
「そうか。デミウルゴス。お前に俺達の事を話しておく。これを広めるかはデミウルゴスが判断しろ。」
これから語られるのはサスケ様の知る他の見捨てて消えてしまった至高の御方の話。どのような事があるのでしょうか。
「畏まりました。」
心の準備を終えて聞く体制に入るとサスケ様から驚きの言葉が発せられました。
「まず俺達は元々ユグドラシルという世界とリアルという世界の2つに体を持っていた。」
至高の御方達は2つの世界を行き来していたと言うのです。それはとんでもない力が働いているのがわかります。
「リアルという世界とユグドラシルは私達が元々いた世界の事ですか?」
「そうだ。そして今でこそ関係は断ち切られているが元々の思考はリアルに引っ張られるものだった。」
リアルという世界に思考が引っ張られる。という事は元は至高の御方達は別の種族なのでしょうか。
「という事は今とユグドラシルの時とでは思考の形が変化していると言う事でしょうか?」
「そういう事だ。そして俺達のユグドラシルに来るために必要な力が弱まると簡単に言うと興味だな。ユグドラシルにいることに対する価値や興味を失ってしまう現象が起こっていたんだ。」
今の話を聞いて私は心のどこかでその世界の壁という物を恨みそうになりました。
「そこは何故影響を受けた方と受けなかったお二人と分かれたのでしょうか?」
「そこまではわからない。たがハッキリと言うと我々はお前達の事を我が子のように愛している。それだけは変わらない事実だ。それは今も昔も変わらない。」
サスケ様は私にここまで色々と話して頂いた上に私達の事を愛して下さると仰るのです。
「それはありがたき幸せでございます。」
「だが今までこれは俺達がお前達に教えなかった故にアルベドが他の39人を恨んでいるというのが事実であれば俺はアルベドを1度試す必要がある。アインズを使ってな。」
しかしアインズ様を使いどのようにアルベドを試すのでしょうか。
「それは承知しております。」
「その時にデミウルゴス。お前には協力して欲しい。」
「協力でございますか?」
私に協力出来ることがあるとサスケ様は仰います。それはいったいどのような事なのか非常に気になりますね。
「そうだ。アルベドに悟られないように本心を探ってもらいたい。」
確かにアルベドの本心は読みにくいところがこのナザリックの支配者という立場だとあるのでしょう。
「本心を探る。でございますか?」
「そうだ。頼めるか。」
仲間を疑うというのは少し心苦しいですが先程のサスケ様の話を聞くと探るしか無いというのはわかりますね。
「畏まりました。私にお任せ下さい。本心がわかり次第報告と言う形でよろしいでしょうか?」
「そうだな。頼むぞ。」
「畏まりました。それと私から1つ質問をよろしいでしょうか?」
と私からどうしても気になっている事を聞きたいとサスケ様に質問をさせて頂きました。
「いいぞ。なんだ。」
「なぜ先日救った程度の村をサスケ様の庇護下に置くのでしょうか?サスケ様個人では無く命令さえされれば私達もそう出で庇護下の村としてお守り致しますが。」
そう。ここだけは理解する事が出来ませんでした。なぜサスケ様個人でカルネ村という村を庇護下に置くのか。
「この世界の人の知恵と仲間意識その他諸々を見る為に必要だった。だが俺はあくまでナザリックの戦闘全般に関しては俺がトップになりアインズが2番目に着くが普段はアインズがトップとしてナザリックに君臨している。だから俺の決定をナザリックに押し付ける訳にはいかないのと人間と友好関係を作る事で後の俺の計画が進みやすくなるからだ。」
と仰いました。計画とはなんでしょう。以前仰っていた世界征服と善と悪に関係があるのでしょうか?
「以前と言うと世界征服と善と悪に関係のある事ですか?」
「そうだ。デミウルゴス。この世の善とはなんだ。」
「この世の善。」
それはいったいなんなのでしょう。おそらくは
「おそらくは平和でしょうか?」
と確認の意味も込めて聞くとサスケ様は
「その通りだ。平和こそが善だ。俺はあの村を中心に俺達の作る平和を大陸全土に広めたいと思ってる。」
とサスケ様が仰ると私の頭の中では案を考えるとある点で繋がる。
「なるほどそういう事ですか。という事になりますとあの村は私の思っていた以上に必要な村となりますね。」
「デミウルゴスがどの程度の位置に置いていたかは分からないが俺としては今は守り抜きたい村の一つだ。俺達は出来るだけ大きくその村を変化させずその村でも変化を見守る。その役目を主に俺の作り上げた3人に任せている。だが3人とて常にあの村にいられる訳では無い。よって俺はあのカルネ村を防衛した後にスレイン法国という国へ黒歌と飛んで1人の強気戦士確か漆黒聖典の番外席次二つ名は絶死絶命で今は新しい名であるカレンと名付けた。この者は今は非公式ではあるが一応俺の直属の部下である事を認識しておいてくれ。」
なるほど。スレイン法国という国から1人この世界の規模で強い戦士を連れて来てカルネ村の防衛に。
「サスケ様はその者の代わりにその絶死絶命のコピーを置いて来たという所でしょうか?」
「その通りだ。そしてスレイン法国陽光聖典との戦いの際に監視魔法の使い手が我々を監視していた為俺の輪廻眼で条件付きで俺の忠実な下僕になるようにしてある。確か土の巫女だったか。まぁこの条件をデミウルゴスに伝えておこう。」
「はっ!」
「俺とデミウルゴス。2人の内どちらかの伝言の魔法だ。それと潜入した際に1人記憶を抜いておいた。その情報を書面に纏めたからデミウルゴスが上手く使うといい。」
そうサスケ様は仰って私にその書面を下さいました。
「必ずやこの情報と土の巫女の活用をしてみせましょう。」
「それともう1つ。」
「はい。」
「王国のラナーという王女は使えそうだ。頭が良すぎるという問題点はあるがデミウルゴスならば問題は無いと俺は思っている。だがあくまでもスレイン法国の情報だ。信憑性は怪しいがな。」
「畏まりました。では後に探ってから利用するかを検討したいと思います。」
「そうしてくれ。ではアルベドの件は頼んだぞ。」
「畏まりました。」
こうして私とサスケ様の話し合いが終わり私はサスケ様の御部屋を出て私の守護する階層に向かいながら考えました。アルベドのサスケ様に異常に見えるアインズ様に対する依存。サスケ様の仰っていた二つの世界の話と関係があるのか。二つの世界の事を他の守護者達に伝えて良いものか。判断を任せて頂いた以上いずれは伝えた方が良いと思いますが・・・暫くは伏せた方がいいでしょう。やはりまずはアルベドの件を探るとしましょう。