ナザリックをナーベラルと出る時にいくつかの決め事をナーベラルに話した。
「ナーベラルよ。まずはこれから外に出る上で幾つか決め事を伝えておく。」
「畏まりました。」
「まずは俺とお前の偽名だ。俺はリク、ナーベラルガンマはナーベだ。」
「畏まりました。リク様。」
「様では無い。一応関係だがナーベは過去に家族を目の前で皆殺しにされてそこを運良く通りがかった俺がお前を助けた。それ以降ナーベは俺以外の人間が嫌いになった。いいか。」
「はい。リク様。」
「様を付けるな。今後・・・冒険者としている間はさんを付けろ。」
と言うとナーベから
「畏まりました。リクさ~ん。」
といかにも間抜けな返答に転けそうになるが何とか踏みとどまる。
「まぁいい。歩いて王国へ向かうからその間に慣れるようにしけ。」
「はい。」
「それとナザリックのナーベラルガンマとして戦う時の言葉は『ナザリックが威を示せ。』だ。場合によってはナーベラルガンマとフルネームで呼ぶ。聞き逃すなよ。」
と言うとナーベは自分の中で確認をしてから
「はい。」
と答える。
「そしてナーベとしての間のルールだが1つ目は第3以内の魔法のみ使用。2つ目は無為な争いの種を産まない。そして黒歌をアインズに付ける。黒歌は俺の妹のムイと言う名で活動しアインズは俺の弟子のモモンだ。ナーベはモモンの妹弟子で黒歌・・・ムイはナーベの姉弟子だ。いいか?」
と確認するとまた自分の中で確認作業に入り
「畏まりました。リクさ~ん。」
「そこは慣れような。」
そう言って俺はナーベに
「では向かうぞ。」
と言うと後ろからセバスとソリュシャンがやって来てた。
「サスケ様。ナーベラル。今からお出になるのでしょうか?」
とセバスが聞いてきた。
「そうだ。お前達は王都での調査だったな。スクロール等は問題無いな。」
と確認するとソリュシャンがカバンを取り出して
「こちらに御座います。」
と言って中身を見やすいようにしてきた。確認して
「問題無いな。まずはセバス。お前はたっち・みーさんの息子である事に誇りを持て。利益に繋がるのが一番だが人助けをしてお前自体の良い評判を広げておけ。」
「畏まりました。」
「ソリュシャンは王都にいる間は普段は上司のセバスを執事として持つ令嬢だ。令嬢らしく美しくそして知のある立派なセバスの主人になりきれ。」
「畏まりました。」
「それといずれは俺も王都へ向かう。その際は」
「王都の裏の情報を書面に纏めておきます。それと表はどのぐらい見ておきましょう?」
「貴族ならではの情報を重視して集めてくれ。」
「畏まりましたそのように致します。」
「それとセバスとソリュシャンは別々に俺とアインズに伝言を使うように。例え同じ事でも2人の考え方を聞きたい。よって2人の得た情報は常に共有しておけ。」
「「畏まりましたサスケ様。」」
「では行ってくる。」
そう言って俺はナーベと王国へ向けて歩き出した。少ない現地の金と情報を持って人間形態の状態で。