ナレーション
ここはナザリック地下大墳墓のとある一角にある至高の41人とNPC達の憩いの場…その名はbarナザリック
今宵もNPCや至高の御方々の悩みや弱音、等々をbarのマスターは何も聞いてない様に振る舞うが相談に乗っていた。
さて今夜もそろそろ開店のお時間となりました。さて…今夜はどんなお客様がいらっしゃるのでしょうか…それでは開店です。
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カランカラン〜
「やぁマスター今夜は世話になるぞ」
「こんばんはでありんす。マスター」
「これはサスケ様、シャルティア様。ようこそbarナザリックへ」
「ありがとう。最高の酒を期待しているよ。」
「ご期待に添えるように努力致します。」
sideマスター
本日はサスケ様とシャルティア様が私のbarへと来て下さいました。
お二人はどうやら以前のサスケ様とシャルティア様の戦闘のあとの話をする為にお越しくださったようです。
「本日の最初の1杯はどうされますかサスケ様、シャルティア様。」
「そうだな。まずは心を落ち着けたい。マスターのオススメで頼むよ。」
「畏まりました。シャルティア様はどうされますか?」
「サスケ様と同じものでお願いするでありんす。」
「畏まりました。少々お待ち下さい。」
そう答えて私はお二人の1杯の用意を始めました。
シャカシャカシャカ…シャカシャカシャカ
アルコールはあまり強く無くそれでいて香りを楽しめる1杯を私は作りお二人の前に出すとお二人は乾杯をして飲み始めました。
「流石はbarナザリックのマスターだ。最高に美味い。」
「ありがとうございます。サスケ様。」
サスケ様からお褒めの言葉を頂きシャルティア様はサスケ様の様子を見ながらチビチビと呑んでおられました。するとそれを見たサスケ様は
「シャルティア。あまりあの事は気にしなくてもいい。あの戦いは俺が望んでした事だ。」
サスケ様がシャルティア様に向けて仰りました。するとシャルティア様がサスケ様に
「あの時・・・私は洗脳されていたとはいえ私にとっては許せない行為をしたでありんす。その事でサスケ様が許して下さいますが私が私を許せないでありんす。」
シャルティア様が下を向いたまま答えております。その気持ちはわかります。私には戦う力はほぼ皆無ですがもし力があって洗脳とはいえサスケ様やアインズ様との戦闘になったのならば自分を許せないと思います。
考えながらお二人のお話を聞いているとサスケ様とシャルティア様が呑み終えておりました。
ここは私から1つ提案をしましょう。
「サスケ様。シャルティア様。こんな時はアルコールが強いお酒はいかがでしょうか?」
「そうだな。それを俺とシャルティアに頼むよ。」
それを聞いて私はスピリタスとウイスキーを混ぜた『ウーロン茶』をお二人の目の前に出しました。するとサスケ様がそれを一気に飲み干します。そしてそれを見たシャルティア様も一気に飲み干し…
サスケ様が顔を真っ赤にしてシャルティア様を撫で回しています。
そしてシャルティア様が泣きながら
「サスケサマー!サスケサマー!」
言いながら抱き着いていました。
「わたじ・・・わたじは・・・グズん、あいずべぎあるじであるサスケサマをころぞうどじでじまいまじだー・・・だがら・・・だがら・・・なにがわたじにばづをぐだざいー」
シャルティア様が必死に訴えています。それに対してサスケ様がシャルティア様を撫で回しながら
「気にする必要は無いんだよ。ヒック・・・子供の失態を、ヒック許すのも、ヒック・・・親の仕事、ヒック・・・でもバツが欲しいなら、ヒック・・・何かをあげるぞー!ヒック!」
お二人の酔ったお姿を見れるのは珍しいのですが流石に私はお客様用にと開発したアルコールを抜く為の回復薬をお二人のグラスに注ぎお二人の前に再び出すと直ぐにお二人は一気に飲み干し酔いが回復して恥ずかしそうにしながらサスケ様が
「悪いなマスター。恥ずかしい所を見せた。」
「いえ。これがお酒という物です。私も強すぎる物を出してしまいました。心の中にしまわせて頂きます。」
「そうか。感謝する。まぁシャルティア。直ぐにバツを用意する事は出来ないからな。決まり次第俺から伝言を直接入れよう。」
「はっ!はい!でありんす。」
「いい返事だ」
サスケ様が仰るとシャルティア様の頭を撫でてからバーを出て行きました。それを見ていたシャルティア様が
「マスター。」
「なんで御座いましょう。」
「やっぱり私はあの方に・・・あの方の下で永遠に生き・・・死にたいと思うでありんすえ。」
と言いながらバーの扉を開けながら少し振り向き
「マスター。今日はありがとうでありんす。」
そう言って出て行きました。
これにて「ナザリックの六道鬼」の一章?一期?は終わりとなります
二期?二章?の更新は6月からとなります
楽しみにしてくれてる読者の皆さんには申し訳ないのですが一旦ストック補充の為に更新を休ませて頂きます